『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#10 『空模様』
〜お気に入り〜
この服は私のお気に入り。
空模様で綺麗なの!
これは私のお気に入り。
誰にも文句は言わせない。
だって私のお気に入りだから。
向日葵色のウマ
昨日の空模様
今日の空模様
明日の空模様
一つもおんなじものは無い
毎日が、新しい空模様
何気ない日常も、変化してる
「え……台風来んの!?」
昨夜発生した台風は
初デートの日に直撃コース
途端に気になる、空模様or恋模様
#空模様
#29 空模様
[一切皆空]
青々とした天空に、
ふわふわ雲が
プクプク浮いている。
純白の眩い光が差し込む。
今日もお日様は神々しい。
首を垂れて一礼する。
そうだ。
私もお日様みたいに光になろう。
そうすれば、誰かの暗闇にも光は届く。
光に満たされた暗闇は、
いつのまにか闇を忘れてしまうことだろう。
天はいつでもあたたかい光で抱擁する。
そして、天は自ら助くる者を助く。
今日も自らの手で、天に光を灯そう。
さすれば天も光を与えよう。
空模様
私の住んでいる地域には、こんな言い伝えがある。
「弁当を忘れても傘を忘れるな」
この地域は天気が変わりやすいので、いつも空を見上げ、空模様を確認する習慣がある。
この言い伝えは、そんな地域特有の知恵であり、とても素敵な言葉だと思う。
傘は必需品だが、かさばるのが悩みの種。
だから、私は常にコンパクトな折りたたみ傘をカバンに忍ばせている。
そして、私の会社にも言い伝えがある。
「商談を忘れても会議を忘れるな」
私の会社は会議が大好きなところだ。
たとえ重要な商談が重なっても、会議への出席が最優先される。
「会議をすれば売上が上がる」と本気で信じている部長がいる。
そして、私たちはそんな部長の機嫌を伺い、彼の「空模様」を気にしてばかりいる。
この言い伝えは正直、クソだ。
部長の急な「雨」に備えて、心の傘も必需品だが脆いのが悩みの種。
かさばっても良いから、嵐にも負けない強くてデカイ傘、どっかに売ってないかなー
【空模様】
心模様となぞらえる事が多いせいか
晴れを良しとするイメージが強い
その場合
晴れ以外は曇りでもマイナスイメージだ
実際のところ
自分も晴れの方が好きだ
海も山も綺麗に見えて気分も良い
予定が天気に左右される事も多い
だけど晴れた日にも
日差しを避けて日陰に入ったり
室内に涼みに行ったりもする
日照りが続けば雨も欲する
いい事ばっかりじゃないっぽい
太陽から見れば
地球は自身の雲に右往左往してるだけじゃなかろうか
曇りの日でも雨の日でも
太陽は変わらずそこにある
心模様も少し軽くなる
空模様
ステージに立つ者として、どこまで気を配るべきか。ここに正解はない。ただ言えるのは、最高の時間にできるなら出来る限り気を配るべきであるということ。
コンクールの最終日、スタッフに冷房の温度まで訊いている男がいた。黒髪マッシュの青年は初めて見る顔だ。新人くんだろうか?
「冷房止めたりは……はい。そうですね。難しいですよね。ごめんなさい。ありがとうございました」
肩を落とす新人。
彼は冷房を止めて演奏したかったが、断られたから落胆。まあ当然の結果だろう。ここは彼のコンサートではなく、コンクールなのだから。
とはいえ彼は新人。コンクールのシルバーコレクターとして声をかけ、後悔ない演奏をして貰うのが努めるべきではないか。
絶対王者、村田ひなを倒す仲間として。
「あまり気落ちしないようにな」
「ええ……ありがとうご——え? 高尾、さん?」
「ん? ああ、高尾圭だ。よろしく」
「え、ええええええ! 俺あなたに憧れてヴァイオリン始めたんですよ!!」
僕を壁に押しやる勢いで迫る彼。
というか、対して年齢も変わらない彼が僕に憧れて?
どれだけ小さい頃の話なのだ。
「あなたのヴァイオリンといえば、繊細でありながら——」
「わかったから。ありがとう。それより今のコンクールだろう? どうして冷房を止めたかったんだ?」
彼は深呼吸してから語った。
「音が変わるからです」
「どんなふうに?」
「音の速さは気温によって変わるじゃないですか。実際感覚としてこの変化を捉える人が多いので調整したかったんです」
なるほど。どうやら彼の耳はとても良いらしい。
音の速さなど感覚でも捉えるのは難しい。実際そこまで気にしないプロも数多いるだろう。
ただ、そこまで耳が良くなくてもわかってしまう状況というのもある。たとえばオーケストラでコンサートマスターが座る席から、1番遠い席に座るヴァイオリニストは音のラグを感じる。
コンクールが基本的にヴァイオリンのみの演奏ではなく、ピアノと合わせる状況だからこそ気配りが必要だ。
もっとも僕はそこまで気にしないが。
だからこそ思う。
「君はすごいヴァイオリニストだ」
音を届ける以上、聴く誰かがいる。
その誰かにどこまで気を配れるか、それは奏者の技量に依存する。出来るから気を配るのだ。彼はそれが出来る。だから彼はすごいヴァイオリニストなのである。
しかし、ここはコンクール会場なのだ。
「高尾さんは気にならないのですか?」
「気にならないわけじゃないけど、気にしないんだ。だってみんな等しく与えられた状況で差を測るのがコンクールだろう? あまり空模様ばかり気にしていても仕方がない」
「……変えようがないから、ですね」
「うん。この猛暑日で観客に聴くに堪えない状況を強いたら元も子もないと僕は思う」
彼は小刻みに頷きながら、言葉を咀嚼する。
「俺たちの仕事は与えられた環境下で音を最大限伝えること……ということですね」
とても聡い子だ。
納得した彼はお辞儀をすると駆け足で控え室に向かっていく。
「あ、名前」
名前を聞くのを忘れていた。
しかし、僕は後に知る。
金賞として読み上げられる名前。
——山内慎吾
天才、村田ひなを超えたヴァイオリニストである。
『空模様』
うだるような暑さ
セミの鳴き声
揺れる向日葵
木漏れ日の中で、あなたとアイスをかじりながら
はしゃぎあったのは、いつのことだっけ。
今年も夏がやってきた。
私はあの日と同じ道を一人で歩く。
「__ここ、置いとくね」
掠れる声でつぶやいて、
遮断機の下りる踏切に花束を置いた。
真っ青な空模様の下、涙を手で拭い走った。
__ばいばい、来年の夏にまた来るから。
空模様
──まぁいいか、別にもう
馬鹿になろう
手を鳴らして
絡まる哀愁を飛ばして
思い出が私の周りできらめく
自然と笑みがこぼれる
こんな雨も悪くない
“空模様”とはとっても素敵なものでございましてね、
皆様がどこにいても、見上げればいつもそこで私たちを待っていてくれる存在なのです。生まれた時からあるものですから、その素敵さに気付きにくいのですけれども、今日このお題のおかげで改めて愛すことができました。
私がここで“空模様”として「身近なものの素敵さに気付きにくい」と提示させて頂きましたが、他にも「家族」であったり「大好きな彼」「明日もある毎日」「いつも寝転ぶソファ」など、たくさん世の中にはございます。世の中の全てが儚く美しいものだと、いつか深く深く、痛感するのでしょう。
今日は彼の丁寧な言葉遣いを真似してみました、
おぼつかない言葉で、伝わりにくかったでしょうか、恋人でも友人でもない、ただの生徒と教師という関係でしかないのに、彼の真似っこをしたくなってしまうくらいには、彼のことが大好きでだいすきで、たまらないのです。
今日こちらは曇り空です
じゃがいもがごろごろと
キッチンで騒いでいます
私が帰る日にお父さんが
長靴に履き替えて畑へと
大きな黒い手で土を掘り
丁寧に取り出した光景を
思い出していました私は
子供のようでしたあの日
とても暑くて山が近くて
深い緑色がこんなに側に
迫ってきてる見上げたら
忘れていた夏の空でした
じゃがいもがごろごろと
洗われるのを待ってます
夏の暑さが続いています
『空模様』
それは1900年代初頭のこと。世界は白黒で彩られていた。空は薄いグレー、海は濃いグレー、大地はその中間の色で満ちていた。人々はそれが普通だと思って生きていた。何も疑問を持たずに、毎日の生活を続けていたのだ。
ある日、異変が起こった。最初にそれを感じ取ったのは、田舎の小さな村の老木だった。何世代にもわたり、同じ色で立ち続けていたその木の葉が、ある朝突然、奇妙な色に変わり始めたのだ。葉の一部が、何とも言えない青みがかった色を帯びていた。村人たちは驚き、恐怖におののいた。何が起こっているのか理解できなかったのだ。
その異変は瞬く間に広がり、次第に他の場所にも影響を及ぼした。都市でも、建物の壁が奇妙な色に変わり始め、空はグレーから何とも不気味な青と黄色が入り混じった色へと変化していった。人々は恐慌状態に陥り、街はパニックに包まれた。科学者たちも、この現象の原因を解明しようと必死に研究を進めたが、答えは見つからなかった。
そのうち、人々は気づき始めた。この新しい色の世界は、単に色が増えたというだけではなく、彼らの精神にも影響を与えていた。色とりどりの景色は、初めて見るものだったにもかかわらず、なぜか不快で、落ち着かない感覚を引き起こしたのだ。青空の下でさえ、心は落ち着かず、緑の草原を見ても、どこか不気味さを感じる。人々の心は混乱し、次第に精神を病む者が増えていった。
この異変の原因は、誰も知らない。神の悪戯か、地球そのものが何らかの変化を迎えたのか。あるいは、見えない力が世界を支配しようとしているのか。しかし、はっきりしているのは、この世界が元には戻らないということだった。
物語の中心にいたのは、一人の若い画家だった。彼は白黒の世界で生まれ育ち、絵を描くことに喜びを見出していた。しかし、この新しい色の世界において、彼の描く絵は不気味なほど鮮やかになり、見る者に恐怖を与えるものとなってしまった。彼自身も、その色に蝕まれていくような感覚に苦しむようになった。絵を描くたびに、心は乱れ、次第に筆を取ることができなくなっていった。
彼はある日、決意した。再び白黒の世界を取り戻すために、この色の狂気を止める方法を見つけなければならないと。しかし、どれだけ調べても、方法は見つからなかった。最終的に彼は、画家としての自分の力を捨て、この色の世界に順応するしかないと悟った。彼はすべての色を受け入れ、その色彩に溺れることを選んだ。彼の心は、再び静かになることはなかったが、それでも絵を描続けた。彼の絵は、いつしか世界中に広まり、その不気味さと美しさが同時に称賛されるようになった。
そして、白黒の時代を知る者は次第に姿を消し、色の世界が新たな常識となっていった。人々は、かつての白黒の世界を思い出すことなく、この新しい現実を受け入れて生きていくようになったのだった。
虹が丸くなっている
【空模様】
✂ーーーーー⚠ーーーー✂
逃げた。
ひたすら家族から逃げた。
階段から飛び降りたりもした
でも最終的に捕まって
壁に顔を向けてすがり泣いていた
次の日学校に行った。
大好きだった友達に冷たい目で
「もういい?」って言われた
急いで廊下に並んでた椅子を数人で片した
事務室に入りイベント会議が行われた
推しに挟まれて椅子に座っていた。
でも、、
推しはすごく嫌いな人に似て作られてしまってた
結局もう1人の推しと沢山話して終わった
【夢の話】
暑さに項垂れながら
せみが転がってないか
あの子から連絡もないケータイをとりだしライトを照らしながら歩く
アスファルトだけの夏
˗ˏˋ 空模様 ˎˊ˗
2024年も8月20日になっちゃったね〜
今日のお題は…空模様?
空模様と言えば、やっぱり夏の雲だよね
みやびさ〜、入道雲が好きなんだ!
大きくて…みんなによく見える入道雲。
みやびもあんな風になりたいなー!
あ、時間だ
また、8月21日に会いましょう!
今日の空模様は幸運。
だってみんなと一緒に演奏できるから。
今日も私たちは音楽を奏でる。
ギター、メインボーカル、ベース、シンセサイザー
バンド活動を通して嫌だなと思ったことなんて沢山ある。
「周りの人にはちゃんと仕事を探しなさい」
「しっかり自立をしなさい」
そんな言葉ばかり浴びさせられた。
でも、今は話題の新生バンドだ。
それなのに何がいけないんだろう。
私は今もこれからも自由なまま生きていく。
みんなとバンド活動を続けていきたい。
今日の空模様はみんなそのものの太陽が照り付ける日だった
「空模様」
あなたのような人には
きっと私は似合いませんでしたわ。
【#79】
空模様
白い薄い雲が刷毛で、塗った様にたなびく
カンカン照りの光が青い空で主張している
暗く澱んだ空から、灰色の雲が厚く
どんどんと積み重なって行く
ドンピカリと稲光が光り空が裂く
厚い雲から、何かが爆発したように
大粒な雨が際限なく後から後から
降ってくる。
まるで悲しみを訴える様に
紫と赤色のグラデーションが重なって
夕方と夜の境目が出来る。
街が眠りに付くため瞼を閉じる。
星々が煌めく闇色の黒が映える
街灯の明かりの光が目立ち
相反する闇と光がお互いの存在を
支え合い主張し合い静かな夜空を
優しく色どっている。
見る時間 見る場所で空模様は、
次々と形や色を変える。
空の喜怒哀楽が映し出され感情を
露わにして、私達人間に怒ったり
一緒に笑ったり寄り添う様に悲しん
だりしているみたいだ。
さて 今日の空模様は、
何色だろう?
私は、そう思いながら今日の
空を見上げた。
空模様
昨日は月が綺麗だったらしい。
この前流星群が見えたらしい。
知っていたけど、特に見たいとも思わなかった。
この暑く眩しい夏は尚更、空を見上げる機会がなくて。
でも、昼でも夜でも、夏空は綺麗だろうな。
明日は外に用事があるから、空に目を向けてみたい。
空模様#73
透明少女は今日も空を見上げて悔しそうな顔をして、曇った空に向かって目を腫らしていた。
夏のせいにしてきたこの気持ちを空模様で表したようなそんな夕の空だった。
涙を噛みしめて必死の笑顔でニッと笑っていた。
僕は隣には立てなそうだなと内心で悔やんで、冬だったなら僕の方を選んでくれたのかなとそんなことを場違いに考えた。
恋の実は苦くて美味しくないことを知った夏の終わり。