『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はよく、下を向いて歩く…
誰にも目を合わせないように、
もう、悲しいのはヤダから…
私は双子で二卵性、妹はなーんでもできる。それに比べたら私は空気になるくらいしか出来やしない…
もういいから、ほっといてよ……妹が大事ならそれでいいから、こっちに来ないで…
頭の中は色んな感情で溢れていた。
だから、私は空を見上げることなんてできない…
知りたくないから…そんな綺麗なものを
空を見上げると雲一つない青空だった。
それを見ると、ため息をついてしまう。恋心を抱いているあの人を思い浮かべながら。
もう何年想い続けているのだろう。近づきたいけれど、
拒否されるのが怖くていつもあと一歩が踏み出せない。
ああ、私の心はいつだって曇り空なのにこの空はいつ
見上げても晴天で情けない私を嘲笑っているように感じてならない。
いつか、私のこの心もこんな風に晴れるのだろうか。
そんなことを考えながら、私は歩き出した。
『空を見上げて心に浮かんだこと』
『同じ空の下』
見上げた空は青かった。わずかな雲の輪郭が滲んでぼやける。憎らしいくらいの快晴だった。
「これでよかった。これでよかったんだ。」
呟いた声は情けないくらいに震えていて、視線を落とせば両の拳は無意識にシーツを握りしめていた。ゆっくりと目を閉じれば、骨張った右の手の甲に、生温い水滴が一滴落ちる。彼女は行ってしまった。きっともう戻っては来ないだろう。それでいい。それが彼女のためだと思った。このまま先の見えない闘病生活に付き合わせるよりは……一時彼女を傷付けてでも、僕から解放してあげたほうがいい。
去り際の、彼女の表情を思い出す。震える指先を振り払った、その時の傷ついた表情を、僕は一生忘れることができないだろう。
「……幸せになれよ。」
彼女が去っていった病室のドアを見つめながら、未練がましく呟いた。かわいくて優しくて、気遣いのできる彼女は、僕には勿体無いひとだった。もう君を縛る重荷は何もない。どうか僕のいない場所で、自由に生きて、幸せになってほしい。それさえ叶えば、僕はもう何もいらないから。
君から貰ったたくさんの優しさ、想い出、笑顔。胸の奥に大事にしまって、時折そっと取り出して、思い出しては頑張るよ。
病室の窓から見上げる、同じ空の下、それでも僕のいない場所で、君は生きている。君にはもう、返せないほどたくさんのものを貰ったから。同じ空を共有している、そんないちばん薄い繋がりでさえ、僕には十分すぎるくらいだ。
ありがとう、僕のいちばん大切なひと。どうか君が、世界で一番幸せになりますように。
誰の目にもとまることなく死んだ君が許せない
君の目の色を知っている人はいないし、君の心の豊かさを知る人も誰もいない。君が本当に存在したのかすら誰も分からない。
でも僕は君が生きていたという証拠をずっと探し続けている。ただ花を眺めて、人を見下して、自分自身はなんの醜態も晒さず死ぬなんて僕は許せない。
どうか君が死人でありますように。僕より醜くありますように。
『空を見上げて心に浮かんだこと』
無心で空を見上げてても
ふと思い出すのは貴方の姿。
雲ひとつ無い
真っ青な空
薄暗い部屋の中から
ぼんやりと眺める
太陽に照りつけられ
地面から陽炎が立つ
幾分か涼しい部屋の中で
うつらうつら
聞こえてくるのは
蝉の声だけ
微睡み
耳だけが研ぎ澄まされる
俄に
鶯の谷渡りが辺りに響き渡る
目をやるとそこには
雲ひとつ無い
真っ青な空
#13【空を見上げて心に浮かんだこと】
こういうのはよ
しっとり真夜中、星瞬くころ
物憂げな視線を、ゆっくりあげて
ようやく浮かぶもんなんだろな
真昼の中天、快晴、雲無し!!
あち、あち、熱い!!
#29 お題:空を見上げて心に浮かんだこと
今日は良い天気だなぁ。そしてこんな日はずっと空だけを見ていたくなる。だって空は綺麗で同じものはなくてとても楽しい。見ていて飽きることは無い。それに空を見ていると気分が落ち着く。
嫌なことがあった日は曇りか雨がいい。曇りなら寄り添って慰めてくれる気がするし、雨なら私の分まで泣いてくれる気がする。楽しかったり嬉しかったりした日は晴れがいい。一緒に喜んで楽しんでくれる気がするから。お祭りの日は空も賑やかでお葬式では空も落ち込んでいる。それは天気とかじゃなくそう見えるってだけだけど、それでも良いよね。だって十人十色人それぞれ見え方や感じ方は違うんだから。私にはそうってだけのこと。別に共感してもらおうとかそういうんじゃないけど、同じような人がいたら一緒に空が見たい。そう思いながら空を見上げ続けた。
#空を見上げて心に浮かんだこと
空を見上げて心に浮かんだこと
海の中が未知の世界なら
空の向こうだって分からないよなぁ。
『 空を見上げて心に浮かんだこと 』
“雨が降ると憂鬱だ”
何故、って言われるとよく分からないけれど、私もやっぱりそう思ってた。
「そういうものだって刷り込まれてるから、そう感じる」
そんなこと言うキャラクターを、どこかで見た気がするけれど。
自分以外の誰かが言った価値観だって、私がそう感じるなら私の想いだもの。
だから“雨が降ると憂鬱だ”って思ってた……けれど。
―――彼は、雨男だ。
毎日会える距離じゃない。
1年に一度会えるかどうかの、遠い憧れの存在だけれど。
彼を知ってから、雨降りの日は憂鬱じゃなくなった。
朝から降りだした雨空を見上げて、私は微笑む。
「ああ、彼は今日、絶好調に違いない」と。
宇宙空間には何も無い
ただ無が漂っている
喜びも哀しみもない
ただ無が漂っている
その喜びも哀しみもないことが
喜びといえる
そらを見上げて、ただそう思った
夕焼け、黄昏時、赤く写し出される町並みもつかの間。
太陽を追い落とすように、青褐色が迫り、あっという間に星が出る。
いや、元よりそこにあったんだが。
見えないもの。
見えにくいもの。
ふと思い出したしたのは、暑く、まだ太陽の高かった昼下がり。
「みて! くましゃん!!!!」
大きく声をあげ、嬉しそうに天を指した子供の指先。
「ほんとうだ! 大きくてふわふわだねえ」
と破顔する母親をみて、同じように空を見てみたがただの大きな雲にしか見えなかった。
あの子がこの空を見れば、きっと新しい星座を結ぶのだろう。
私はきっと気づけない。
お題:空を見上げて心に浮かんだこと
雲ひとつない
青空。
綺麗だな♪
でも…
アチ〜
異常な暑さだよ
でも、ウチの花壇に咲いている
お花は暑い中でも
空を見上げていて
逞しいのです
その強さ
欲しいね。
梅茶々
外に出て空を見上げた
ふと思い浮かんだのは
あの子の顔だった
あの子の笑顔は
誰よりも綺麗に見えた
向日葵みたいに明るい
でも
少し悲しげな笑顔だった
夏になると毎回思い出す
あの笑顔が
もう一度君の笑顔がみたい
いつになったら戻ってくるのかな
いつでも待ってるから
あの日のことを思い出す。
遠い昔、そう思えるけどつい最近のことなんだ。
5年、たった5年で僕の価値観はずいぶん変わった。
あの日夢見た愛は、必要がないと結論が出て。
あの日夢見た力は、必要だからと血反吐を吐いてる。
ああ、あの日の僕は気高かった。
今の自分は、紐を縊られているような気分だ。
ずっと、自分の力で漕いだ自転車と仰ぎ見た空を覚えてる。
灰色だった、だけどこの人生の中で三本の指に入る程に美しいと感じたのだ。
『■■■になったら■■■■』
ずっと頭の中を反芻していた、あの言葉を思い出す度。さあっと秋風が吹き抜ける、頭の温度を下げていく。あの日の僕が、どうして泣きそうな眼で笑ってたのか。今でも鮮明に思い出せる。僕は愛を捨てたかもしれないが、確かに同時に何かを確かに得た。あの光は、今も僕の手の届かない場所で眩しく輝いている。
今も、昔も、同じ場所で。ちかちかと、ときにブランコのように揺れながら。光っているんだ、それに手を伸ばす僕の手は醜い。
だけど、それでも良いと思うんだ、どうせ……
あは、絵空事はやめようか。
#58「空を見上げて心に浮かんだこと」
空を見上げたら青空が拡がっていて
白い雲が僕らを見下ろしている
なにもなくただ平和な時が流れていて
その平和な時はいつも一瞬で
ふと空を見上げた時いつも思うんだ
空は無限に広がっていて
僕らの未来も無限大に広がっていて
一つ一つの選択が
ほかのとはまた違う選択肢を広げていく
僕の行きたい道はどれなんだろう
そこに行くための選択肢、選べているのかな
『空を見上げて心に浮かんだこと』
晴れ渡る青い空を見上げて心に浮かんだのは、「この昼間の空にも星は輝いているのだな。太陽の光は、星の小さな輝きを隠してしまうのだな。そして、人間は見えない物は認識しづらくて、無い物にしちゃうんだな…。」
なんて、夏の暑い日差しを浴びながら思うのでした。
日が昇る前。そんな時に起きても、彼女は先に起きていた。なんなら着替えまで済ませている。
「おはよ。ね、私の服貸してあげるから着て。一緒に家出しよ?」
まるでピクニックに行こうとでも言うほど軽々しく、にこやかに笑って彼女は言う。
私は思わず否定した。
「な、なんでそんなこと急に……」
「あれ、覚えてない?前に話したでしょう、パラレルワールドって」
その単語が脳内の記憶を引き戻す。いつかの日に、私は彼女に全てを終わりにすると言って……あれ、どうして帰ってきているのだろう。
「私思ったの、場所が悪いんじゃないかって。ここから離れればいいんじゃないかって」
彼女は私の服を無理矢理脱がして、彼女の服を着せていく。されるがままの私に彼女は語る。
「それで、一旦貴女の家に行くけど、貴女は家の外で待ってて」
「え…どうして」
「どうしても、ね。よろしく」
かれこれしてる間に私の支度も整っていた。彼女は私の腕を引っ掴んで朝ご飯も食べずに外に出る。まだ空は薄暗い。
教えた記憶もないのに彼女は私の家に最短で辿り着いた。運動神経に自信はある方だけど、彼女の家からここはそれなりに遠い。それなのに、息急き切っている私と違って、彼女はため息一つつかずに私の家に入る。いつの間に鍵を持っているのだろう。私が寝ている間に盗んだのだろうか。私は仕方なく家の脇の歩道で座って待つことにした。
空を見上げると、折角昇った太陽を隠すように雲が流れてきていた。
【空を見上げて心に浮かんだこと】
お題が更新されるごとに進む物語No.8
空を見上げて心に浮かんだこと
彼は一人の女性を好きになり
妻として迎え
子供も生まれたが
やはり自分の生き方を貫こうと離婚
しかし
元妻も子供も「全力で愛す」
ここが伝わらなかったか
メディアが伝えようとしなかったか
私たちが受け取らなかったか
彼は赤の他人だ
私の人生に
これからも今までも関わることはない
けれど
空を見上げて思う
この胸の痛みは何だ
この悲しみは何だ と
『空を見上げて心に浮かんだこと』
じっとりと背中に張り付くTシャツをバタバタさせて
耳の中を溢れてしまいそうなくらいに蝉の鳴き声で満たして
胸いっぱいに、もわりと暑く薫る空気を吸い込み
まぶしく輝く入道雲がむくむく広がる空を見て思うこと
近くにコンビニ無いかなぁ
アイスクリームが食べたいよ