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空を見上げると雲一つない青空だった。
それを見ると、ため息をついてしまう。恋心を抱いているあの人を思い浮かべながら。
もう何年想い続けているのだろう。近づきたいけれど、
拒否されるのが怖くていつもあと一歩が踏み出せない。 
ああ、私の心はいつだって曇り空なのにこの空はいつ
見上げても晴天で情けない私を嘲笑っているように感じてならない。
いつか、私のこの心もこんな風に晴れるのだろうか。
そんなことを考えながら、私は歩き出した。

『空を見上げて心に浮かんだこと』

7/17/2023, 7:13:40 AM