『空を見上げて心に浮かんだこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「やはー!いい天気ですね!!」
澄んだ晴天に、茜の声が吸い込まれる。
「そうね」
葉月も茜に同調し空を見上げた。昨日までの雨が嘘のように、快晴。茜がこう叫びたくなる気持ちも分かる。
いつもならジリジリと鬱陶しい蝉の声は、夏の始まりを告げているようでどこか心地よい。
「帰りにアイスでも買って帰りましょ!!」
「またおごらせないでよ?」
「分かってます! 今日はいちご味のやつがいいです!!」
おごられる気まんまんじゃないか。
思わずクスリと笑う。
「こら!いつまで喋ってるんだ!もう一周走らせるぞ!」
体育教師の低い声が校庭に響く。
いけないいけないと2人で駆け出した。
爽やかな風を背に、びゅんびゅんと速度を上げていく。茜も負けじと横に並ぶ。
葉月はふと空を見上げた。
青いキャンバスに描かれた、白い一本の飛行機雲。
あぁ、夏が来る。
空を見上げてふと心に浮かんだことがあるんだ
「大切な人には少しでも長生きしてほしい」
私には、もう生きていられる時間が無いからそんなことを思ってしまうことがあるんだよ
だから、だからね……
"長く生きられない私の代わりにたくさん悩んだり、泣いたり…笑ったりして少しでも長生きしてほしい"
『空を見上げて心に浮かんだこと』
流れ星ならいいけれど
よその国から
ミサイルが落ちてきたら
イヤだな
自由に生きて、いつも笑っていたあなた。
地元を離れた私は、貴方が亡くなった事を7年も経ってから知りました。
喧嘩して。打ちどころが悪かったなんて。
まさにヤンチャな貴方らしい。
……あの時、もう会えないと知っていたなら。
あの日、お互い気付いていながら知らないフリをしていたあの時に。
一番可愛い顔をして、挨拶すればよかったね。
私の青春、私の初恋の人。
この空の向こうで、今も憎めない笑顔で居ますか?
私は、もう随分……貴方より大人になりました。
少年は19歳まで都会の西の市に住んでいた。 19歳12月からは都会の隣の県に引っ越しした。最初は嫌だった。あれから30年空を見上げると都市も県も同じ空なんだな。って思う。
空を見上げて心に浮かんだこと
社会人5年目。暑いビル街を急ぎ足で歩く。 昨日、手配した荷物の中身が違っていると、相手はかなり苛立っていた。
何度も確認した。どこで間違ったのだろう。
電車を乗り継いで2時間。長閑な田園風景。 そこからタクシーで1時間。やっと着いた工場の事務所で工場長を呼んでもらう。
工場長は
「おまえたちはバカにしているのか! こんな図面で何ができる!
この型も違う!
クーラーの部屋でタラタラ仕事してるからダメなんだ!」
僕はひたすら頭を下げる。
1時間怒られて、やっと解放された。
工場を出て、ふーっと息を吐きながら空を見上げる。僕は空高く飛ぶ、白球を思い出す。
学生時代は野球選手に憧れていた。
グラウンドを何周も走り、バットを何百回も振った。 一年中休みなく、朝も夜も白球を追いかけた。
毎日、毎日つらい練習をして甲子園を目指したけれど、願いは叶わなかった。
でも、後悔はしていない。仲間と共に打ち込んだ日々は、生きていくために何が大切かを教えてくれた。
青空が果てしなく続いてる。急に野球の事なんて思い出してどうしたんだろう。1時間のお説教は効いたな笑。
さー会社に帰って報告書を書こう。僕は何があったって負けない。白球が消えたこの空に誓って、、、。
『空を見上げて浮かんだこと』
ほわほわぁ。
パラパラ。
パァッ。
キラキラ。
目を閉じる。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
この文章を書き始めるのは、いつも夜で、大抵、寝る前には書き終わる。場合によっては、翌日推敲して丸一日費すこともある。いま、日曜日の夜九時過ぎで、クラッシック番組のハイドンの交響曲が流れている。
空を見上げてみた。月のない夜で、強い街の灯りで、薄暗い青い空に雲が浮かんでいた。星は見えない。この街の夜空は子どもの頃のものとは違う。美しく星が瞬く空は、この地球と繋がる宇宙の広がりが感じられるが、いまは何かが大切なものを覆い隠しているみたいだ。蒸し暑い大気が満ちていて、今夜も寝苦しい夜がやって来る。
この空はにせものに違いない。本物の空を探しに行かなければいけない。空と大地とが呼応して、ひとつに繋がっている場所を求めて行こう。そうした場所に立ち、この宇宙から生まれた星の子だと伝えよう。そして魂を彼方へと飛ばすのだ。
無限とは、私の心の中に、誰かの心の中にしかない。想像のなかでしか存在できないものだ。無限と一体となれる空の下で、私は何を見つけるのだろう。
今何をしたいんだろうか?
最初は苦しくて、どうしたらいいか
慣れてくると、どうやろうか??
どうしたらもっと良くなるか?
もう少し進むと
自分はどうあるべきか??
何のためにいるのか?
自分以外でもいいんじゃないのか?
更に進むと
どうしてここにいるのか?
この先どうしたいのか?
このままでいいのか?
?????
先に進めているようで進めていない
でも、答えは出ない
何が正しいのか分からないなら
とにかく進むしかない
惨めでも、哀れでも、何でも
新しい物を手に入れに行く
お題
『空を見上げて心に浮かんだこと』
ドサッ
通学カバンを下ろして河川敷の草の上に仰向けになる。
てんとうむしが私の上を横切り川の方へと飛んでゆく。ふと、上を見あげる。
青く澄んだ空が広がっている。所々白いもやがあって神秘的だ。
私が画家であれば今すぐ画材を出して描いているだろうか。私が写真家であればこのままカメラを取り出して撮るだろうか。
でも、絵でも写真でも伝わらない風景だってある。
今のこの、当たり前の日々にこの空は暮らしている。
今日もこの世界の風景に疑問を抱く
創作)2話
流麗が果てしなく続く空を見上げて、
「やっぱり生きた方がいいよね」
と涙ぐんで言ってきた。それに対して私は、
「それは…やっぱり生きた方がいいよ?
でも、無理しては駄目だよ?」
と、言ったら流麗が
「私が死のうとしても、親は…親は
ちっとも心配しなかったんだよ?
だから、怪我を直そうとしてくれた医者には
申し訳ないけど…」
そう、言ってきた。
だから私は必死で止めようとした。
私が喋ろうとしたとき、流麗が
「でも、まだやっぱり、死ねないわ。
私に心から生きて欲しいって言う人が隣に居るし?
まぁ、居て欲しいしね、」
って言ってきたから、私は
「私も一緒に居たいし、居て欲しいよ!」
と、笑顔で返した。
空を見上げて心に浮かんだこと
綺麗な青い空が目の前に広がった。雲一つない青い空。
太陽の光が眩しくて、目を細める。
こんなにも美しい空があるのに、現実は残酷なことが多い。
辛いことは誰にだってある。だからこそ、思い出してほしい。
この青い空を見上げることを。君のそばにずっと美しい世界があることを。
空を見上げると、茜色に染まっていた。もう今日が終わるんだな。1日って長いようで短い。夕焼けを見ると、楽しかった1日が終わるんだなって感じる。切なくなる。
空を見上げて心に浮かんだこと
空を見上げるのは、満月のとき。
心に浮かんだのは、あそこに帰りたいな‥って。
わたし、月から来たのかな?
空見て思う
あぁ、今日が始まる
今日も無事朝をむかえられた
と。
あの日は
雲っていて雨が降りそうな空だった
次の日もその次の日も
普通に朝をむかえ、夜が来る筈だった
普通に朝をむかえる事が出来る幸せ
生きていないと気がつかない事だった
お題
空を見上げて心に思ったこと
自己中だなーと思う。気まぐれで飽きっぽくて他人に厳しい、無意識に自分の過ちを他人のせいだと考えようとする、まじの糞野郎だ。今日もなにかと理由つけて逃れようとしてたな。自分の願望を言葉にしないで押し付けようとしてたな。
どうしてかな。友達と思えば気が楽だけど好意を持たれてるなって察知したとたん、あなたのこと「こいつ」扱いで、粗探しが始まる。自分は何も持っていないのに何もかも手放そうとし始める。
でもね、私にも言いたいことがあるんだ。少なくともあなたを好きになれないのは私のせいではない。たまに好きになる努力をするって人がいるけど、それは私にはできない。努力しないといけないってことは好きを押し付けられてるってことだと思うから。それなら私も誰かに好きを押し付けてる方がきっと幸せになれる気がする。寄り添うって難しいんだね。あなたが私に違うベクトルから寄り添おうとするから気付けたよ。自分のために自分のことが好きになれることをした方が相手のためになる。多分これを私はあなたに押し付けたいんだ。空を見てたらたくさん考えることがあるね。
#空を見上げて心に浮かんだこと
この間までの大雨が嘘みたいだ。
ていうか暑いな。なんで今日こんなに暑いんだ。なんでだよ。
あ〜あ、せっかく頑張ってこんなにおしゃれしてきたのに、汗で台無しになるじゃん。まあ別にいいけどさ、恋人待ちとかではないし。
それはそうと、こんな日にはキンキンに冷えたアイスが食べたいなあ〜。
……あ、あそこコンビニだ。買うか。
ん〜っ!おいしいっ!
甘くて冷たくて、風鈴の音色が聴きたくなる。
あ、
そら、あおくてきれいだな。
_2023.7.16「空を見上げて心に浮かんだこと」
心に浮かんだことは別に詳しく言わなくてもいいと思う。単純でいいんです。俺はそう思う。
雲の上に雲がある。
薄い雲の上に何層もの雲がある。
ゆるい風にのって移動していく雲と、
勢いのある雲にのってどんどん遠くへ行く雲たち。
上の上には上がいる。
なんだか変な感じ。
飛行機に乗った。
人生二度目。記憶がある限りでは、一度目。
いつも米粒ほどの大きさの飛行機に俺は乗っているのだ、と思うと変な感じがする。
地上から見るとあんなに小さく見えても、飛行機から地上をみてもあまり小さいとは、感じない。
周りにはふわふわとした雲が広がっている。
その雲の隙間にはもっと下に雲がある。
いつもとは、逆。下の下には下がいた。
ふと、人間社会もこんなもんかと気づいた。
自分の立つ位置で、見えるものが違う。
まだまだ未熟なときは、手に届くことのない立場に目を向ける。その場に立とうと努力をする。
登り詰めた暁には、下にいる人を気にする。
上に立ってみれば案外ちかい場所に目指すものがあったり、頑張る方向性が間違ってたりすることがある。
下の立場にいる時は、上を気にして、
上の立場にいる時は、下を気にして、
お互いの状況をなんとなく把握していて、
それが大事なものだと俺は思ってる。
テーマ:空を見上げて心に浮かんだこと #245
「空を見上げて心に浮かんだことをテーマに今日はえをかいてください」
センセイが言った。
ミンナおもいおもいに白い画用紙にクレヨンやえの具で
イロをつけていく。
「アンナちゃん。お空のえをかくのよ」
ワタシにセンセイが言った。
「うん。センセイわかるよ」
ワタシもミンナみたいにクレヨンを使って
イロをつけていく。
「できた!」
ワタシのえをみてミンナ笑った。
「アンナちゃんのえなんか、ヘンだよ」
「お空にオサカナいないもん」
ヘン?
ミンナ、ワタシのことをそういうの。
ワタシってヘンなのかな。
その時、センセイがワタシのかたに手をおいて
ミンナに言った。
「アンナちゃんのセカイではこう見えているんだよ」
って。
センセイはワタシにいつもそう言うの。
アンナちゃんのセカイは、って。
ワタシのセカイとミンナのセカイはチガウの?
全身が細胞単位で解けて分解される。粒子が泡のように空へ吸われていき、青を映す水蒸気と一体化する。存在は実体を忘れ概念になる。自我はない。感情もないから恐れもない。気がつけば現実から消えている。誰の記憶からも、痕跡残らず消えている。私はエラーだった。初めから修繕される筋書きだった。未練ごと上書きして消してしまおう。