『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 空が泣く
1人の少女が友達の言葉に傷ついた。その場では笑って乗り切った。涙が滲んでいないか、少しの不安を残して。
家に帰り、階段を駆け上がる。ベッドにうつ伏せに倒れ込む。視界が湿っていく。
私の名前は空。今日、わたしは泣いた。
快晴を喜べない僕は、雨降りを恨むこともない。そうは言ってもやっぱり降らない方がいいのだと思う。だって今日の主役は僕じゃないから。姉は気の強い人だった。昔から僕と喧嘩ばかりして。誰にも頼らないくせして何にもできやしないの。そんな姉の披露宴だもんな。時間が人を変えたのだとしたら、それはそれは結構なことだと思う。何より彼女が幸せなら。信号が赤に変わって、シートベルトが僕を締め付けた。油絵のような曇り空を車窓から眺めていると、考え事がしたくなるのは何故だろうか。それも多少ばかりブルーなやつ。きっとそうは見えないと思うけど、僕だって、結婚願望ゼロってわけじゃない。所帯をもって人の温かみに触れて、穏やかに生活できたら何よりいいと願っている。でも相手がいないのでは仕方がない。本当は今、このときだって助手席で愛を振り撒いてただ僕のシニシズムを軽蔑してくれる女の子が欲しい。でも上手くいかない。こんな性格だから好かれないのか、好かれないのからこんな性格なのかは分からないけど。いや、多分前者なんだろうな。ああ、雨の一つでも降ればいいのに、なんて言葉が浮かんでしまった僕を誰か殺してくれ。そんなとき聞こえてきたのは馴染みのない誰かの歌声だった。
みんなが泣いているときに
上手く泣けなくてもいいのさ
みんなが笑っているときに
上手く笑えなくてもいいのさ
AMラジオからシンガーソングライターが、僕ではない誰かを慰めるために。信号がやっと青になって、僕は空から前方に視線を戻した。前の車はみな先を急いていく。フロントガラスにはたった今、大きな雨粒が落ちてきた。僕も鼻から息を一つ吸って口から吐き出し、ゆっくりとアクセルを踏んで加速を始める。
空が泣く Momの音楽よ永遠であれ
空が泣く
空が泣くと
私の心の中に雨が降る
モヤモヤとした雲を
くぐり抜けて
体が重くなる
そして
何もしたく無くなる
これが死にたいって事なのかな
空が泣いているね
って小さい子に言ったら
何言ってるのって顔されていた
私は、友達の隣でずっと笑っていました
今の子すげなあー現実的なやつだなって思いながら
まあ、友達はそのあともう
空が泣いてるねではなく
雨が降ってるねに変わりました
空が泣く
「ねぇねぇ!パパ!
明日のうんどうかいはママが晴れにしてくれるよね?
おそらにいるママがきっと雨をふらないようにしてくれるよね?」
明日の幼稚園の運動会のためのお弁当の下ごしらえをしにキッチンに立っている俺に息子は聞いてきた。
1年前、息子がまだ3歳の時
妻は病気で息を引き取った。
妻の香織が亡くなった時は人生で1番悲しかった。
けど、妻は最期まで笑顔で「光信(こうしん)をよろしく。ずっと見守ってるから。2人を愛してる。」と言っていた。
だから光信を立派に妻の分も愛情をたくさん込めて育てていきたいと思っている。
妻が亡くなった時息子には
「ママはお空にいるんだよ。
パパと光信を見守っているんだ。」
とそう言った。
だからママが晴れにしてくれると言う言葉が出たようだ。
「うん。そうだな。ママがきっと晴れにしてくれる。
でもな、光信。ちゃんと部屋を片付けないとママ怒って泣いて、明日晴れにしてくれないかもだぞ?」
「え〜、いやだ!こうしんおかたづけしてくる!」
そう言って部屋に戻っていった。
なあ、香織。光信は立派に育ってるよ。
だから見守っててな。
明日の運動会も晴れになるよな。
光信の頑張りを応援してて?
俺、もっと頑張るから。
心の中でそう言った時
ずっと見守ってるからね。
光信をよろしくね。パパ。
そんな声が聞こえた気がして、弁当をもっと豪華にして光信を喜ばれせてやろうと気合いをいれた。
えんど
【空が泣く】#1
「あぁ、今日は土砂降りか。」
突然だが、私は、空と会話することができる。
「空さん、今日は土砂降りみたいね、どうしたの?」
私が空に問いかける。
『もう辛いの、』
「どうして?昨日まで元気だったじゃない。」
『なんか、私、もう、みんなに嫌われてる感じがして』
「なんで?空さんは人気者でしょ?」
『前までは、地上に耳を澄ましたら、人の笑い声が沢山聞こえてきた。でも、今は違う、みんな、私の悪口を言っているの、』
「、、なんて、聞こえてきたの、?」
『ある晴れの日、[晴れの日は暑すぎて過ごしずらい]って言われた、ある曇りの日、[曇りはテンション下がるから嫌い]って言われた、ある雨の日、[雨って、めんどくさくて嫌い]って言われた。』
『私はどの天気でも嫌われてしまう。』
「そんなことがあったのね。大丈夫、無理はしなくていいわよ、私空さんのどの天気も好きだわ。」
そう空に伝え、私は学校に行った。
《お、__おはよー、》
「おはよー」
《いやー、土砂降りだねぇ?》
「だねー、」
《ほんっと、雨って髪もぐちゃぐちゃになっちゃうし、気分もどんよりしてテンション下がっちゃうから嫌いだわー、》
「、、」
私はいっつも、友達に合わせてばっかだった。
嫌われたくない、
そういう思いで、みんなと違うことを思ってても、必ず「そうだね」と言うようにしていた。
でも、今日の空の言葉を聞いて、頷いてはいられなかった、
《__?》
「空、、、にも、色々事情が、あると思うし、、」
「簡単に嫌い、って言っちゃだめ、、だと、思うな、」
「私は、どんな天気も、、好きだよ、?」
《、、え、w》
《どーした?w何?w遂に頭おかしくなったの?w》
「空、って、雨が降ってる時は必ず泣いてるんだよ、!」
《は?笑 __そんなことまだ信じてんの?wうけるんだけどw》
信じていた友達。
でも、あの子は私のことを信じてくれなかったみたい。
案の定、みんなからばかにされた。
でも、私はいつもみんなの意見に同意してばっかだったから、よかったかもしれない。
こういう人たちの言葉で、
" 空 が 泣 く 。"
/作者
自分でも意味わかんなくなっちゃってるんですが暖かい目で見ていただけると幸いです。
「止まない雨はない」と聞いたことはあるけれど、
こんなにも降り続くと、空が泣いているみたいだ。
空も、悲しかったりするのかな。
「空が泣く」
カレンダー
「だってそういうものじゃん。それが正しいじゃん」
「伝統より実用性を考えろよ。隣に並んでた方が諸々書きやすいだろ」
「別にまたぐような予定ないですぅ個別に書きますーう」
「ああ独り身には泊まりがけの予定なんかないよなぁ?」
「お前だって彼女いないだろ!」
「別に彼女いなくても泊まりの予定はあるし!」
「男だらけでむさ苦しいわ!」
「なにあれ」
「カレンダーのスタートは日曜か月曜か論争」
「後半関係なくないか?」
喪失感
「ない……?」
いやそんなはずない。いやいや絶対ある。あるって。あれよ。
ガチャガチャ引き出しを漁って、しまいにはひっくり返して、それでも見つからない。お気に入りの、先週も使ったはずの、髪留め。
「なんでないの〜!?」
絶対ここにしまったのに! うがががが!! 今日使いたかったのに!!
「やっば、もう出かけなきゃ!」
「ってことがあってさぁ」
「そういうの、私は妖精にあげたって思うことにしてる」
「ファンタジー」
世界に一つだけ
ずっと真っ暗だった。無味乾燥。色のない世界。ひとりぼっちの冷たさ。
それが変わったのは、たぶんあの瞬間から。
君の笑顔。柔らかい声。温かい日差し。
みんなとふざけあう放課後。一緒に食べたお菓子。くだらないことで笑って怒って泣いて。
難しいことにもつらいことにも、みんなとなら向き合うことができた。
支えて、支えられて。過ごす日常。
君はいつだって光り輝いて、道を照らしてくれた。
欲しいものは、この世界に一つだけ。
胸の鼓動
「あの、すみません! 私のこと知ってますか?」
「えっ……いえ、あの、知らないです」
じっと見つめると、彼は気まずそうに目を逸らした。
顔も声も身長も仕草も全部私の好みからは外れてる。四球だ。
なのに。
胸を押さえると、ドキドキと大きく鳴っている。
「あの、病院に戻った方が」
「何で病人って知ってるんですか?」
うっと詰まる。やっぱり。
私は記憶喪失ではない。乖離性同一性障害だ。
この人はたぶん、「わたし」の好きな人。
踊るように
「さあ、はじめましょう」
ジャラ、と大鎌に繋がれた鎖が鳴る。
痛む肩の傷を押さえながら必死に顔を上げると、腐った顔を崩しながら3体の食屍鬼が向かってくるところだった。
「ひっ」
1体が伸ばした腕の先、鎌が遮るように床に刺さる。柄を支点にブーツの踵が円を描き、その食屍鬼の首が脆くも飛んでいった。スカートとツインテールが追うようになびき、着地と同時に今度は鎌が残り2体の胴をまとめて真ん中から切断する。
静寂。
空が泣く
しとしとと。天の涙。
大粒の涙を流すこともあれば、少し、ほんの少しだけ、陰で泣いていることもある。
今日は泣いている。
大粒の涙は、ざぁざぁ音を立てて流れている。
今日は何故泣いているのですか?
嬉しいと言う訳ではないでしょう?
悔しいのですか?
はたまた、悲しいのですか?
そんなこと、私には分かりません。
天の涙。
少しおさまったかしら。
そう思うと、また、ざぁざぁ、降ってくる。
何を泣いているのですか?
大変ですね。
えぇ。えぇ。
私も大変ですよ。
なんて言ったって、お洗濯ができませんからね。
ぴかぴかと晴れたら、またお洗濯いたします。
今は思う存分、泣いてくださいな。
けれどもね。
洪水等の災害が起こるほど泣いてはいけませんよ。
私たちも困ってしまう。
けれど、たまには良いですよ。
そうでもしないと、“リズム”が乱れてしまう。
乱れてしまうと、予想が出来ないんですもの。
困ってしまうわ。
あらまぁ。もうよろしいの?
空がぴかぴか晴れました。
綺麗に光る青い空。
のんびり流れる白い雲。
風は少し暖かいかしら?
ふふっ
さぁさぁ、お洗濯でもしてこようかしらね。
お陰でよく乾きそうだわ。
いつもありがとうね。
〜初ストーリー/完〜
ーお題 空が泣くー
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朝霧 日葵
あさぎり ひまり
空が泣く
空が笑う
空が怒る
空が…
空が…!
何をしても、運で成り立つこの世界。
いくら勉強ができても、運が無ければ意味はない。
、、、だから、才能なんて、生まれつきなんだ。
ねぇ、日葵ちゃん!
凄いね!日葵ちゃん!
ねぇねぇ!
日葵ちゃん!
やだ泣
、、、朝霧!
なんでこんなことも出来ない⁉︎
やめてッ、泣
私は頑張ってるッ、ねぇ、求めないで、ねぇ、褒めて、?褒めて、褒めてッ、
私、わたし、ワタシ、
ねぇ、泣
ーーつづく
窓ガラスに、パチパチと雫がぶつかる音がし始めた。
蠟燭のテーブルランプだけが灯る薄暗い部屋。日焼けして紙の端が茶色く色褪せている本のページを捲る音が、雫の音に時折相槌を打つ。温かい紅茶が入ったカップをソーサーに置く音が、時折アクセントを付ける。
早く帰ってこないかな。
……そんなに激しく泣かないでよ。私も寂しくて、泣きたくなってくるじゃん。でも、いつものことか。スピナーズ・エンドは、いつも雨。
お題#1:空が泣く
雨が降る様に泣いてるという表現がしっくりこない
私の中であれは恵み
鬱々とした空気を洗い流す、植物に潤いをもたらす
柔らかく
激しく
全てを等しく包む恵み
ただ部屋の中や車窓越しに眺める雨はなぜか酷くもの悲しい
窓を流れるたくさんの水滴
ひとつひとつの憂いに目を奪われる
小さな粒が他の粒とくっつき、だんだんと大きくなる
自らの重さに震えながら横に斜めに下に流れていく
まるで頬をつたう涙のように
その瞬間だけ
あぁ今泣いてるのだな、と錯覚する
「どうして雨がふるの?」
それはねえ、うーん、お空が泣いているからかもね。
「かなしいの? いたいの?」
そうだなあ、どっちかなあ。いたいのかなあ?
「お空さん、いたいのいたいの飛んでいけー」
握った手のひらはいつも湿っている。
大人よりずっと高い体温、早い呼吸、丸まった背中の小さいこと。
抱きしめれば両腕の中にすっぽりと収まってしまうのに、しがみつく力は驚くほど強い。
笑い声は甲高く、小さな口をいっぱいに開いて、小さく丸めたおにぎりを一生懸命にほお張る。桃色の頬っぺたは、ぷくぷくと柔らかい。
まだ器用に動かせない指先で玩具をいじり、壊し、怒り、泣いて、叱られ、どうにか納得し、次は壊さぬようにいじり、少しずつ大きくなっていく。
子どもの純粋さは見ていて悲しくなるほど。悲しいほど非力で、脆くて、時に残酷で、実は賢くて、一途だ。
後ろをヨチヨチついてまわって、キャアキャアはしゃいでかわいいね、とってもかわいい。
真っ白い純真な心に、どうか無償の愛を。
「また雨ふってるよ。また泣いてるの?」
そうだねえ、また、お空が泣いているんだねえ。
「そっかあ。じゃあぼくが良い子良い子してあげる」
涙が出そうになる。
▼空が泣く
一昨日だったか
ヒドイ大雨とヒドイ雷だった
久方ぶり
何を号泣してたの
何を怒鳴り散らしてたの
一個も分かってあげられないけど
ずっと我慢してたなんて
偉かったね
泣き止んでくれて
ありがとね
「空が泣く」
地上の人々の怒り 悲しみ 恐れ 喜び
すべての感情が大気を震わせ合わさる時
空が鳴く
9/16「空が泣く」
血とともに体温が体から流れ去っていく。頭が冷たくなってきた。小竜の首を撫でながら、苦しい息を絞り出す。
「ごめん、ね。私は、もう…」
キュウン、と小竜が鳴く。
「でも、どうか…。人間を、恨まないで」
私たちを追う複数の声が飛交っている。岩陰から見える空はどんよりと曇り、自分が最期に見るにふさわしい空に思えた。
「…元気で、ね」
目を閉じる。手が落ちる。最期に感じたものは、頬にぽたりと落ちた雫だった。
(所要時間:7分)
雨が降る
突然の雨
傘を持っていない人は走った
諦めて歩く人もいる
折畳み傘を出してなんとかする人もいた
そんな中僕は本屋に入る
なんてことない日常だ
空は誰かと喧嘩して
泣いたようだ
# 125
空が泣くのは悲しいからですか?
うれしいからですか?
怒っているのですか?
哀しみに暮れる誰かを見て
辛いのですか?
いつも一緒に泣いてますね
太古からずっと
あなたはそうしてきた
・空が泣く
初めて、恋をした。
コロコロ変わる君の表情が、愛しくて。
お日様を集めたみたいな、君の金色の毛が、大好きだった。君のふさふさのしっぽを見ていると、心が洗われる気がした。
君が嬉しいと、僕も嬉しくて、空はどこまでも高く青くなった。
君が悲しいと、僕も悲しくて、空は曇って世界は暗くなった。
堪えきれなくなって君が泣くと、僕も泣いた。雨が降った。
君が、結婚するらしい。僕は嬉しかった。空は晴れた。それはもう、澄み渡るくらい、青く、美しく。
僕は不思議だった。幸せそうな君が、雨に濡れていることが。
昨日、枠取ってないような気がする。
お題のメモもしてなかったんだが……。
また書けたら編集する。溜めすぎ……。
『空が泣く』
ヘンデル作曲の、
『私を泣かせてください』のメロディーを思い出した。
本棚から楽譜を探して、開いてみたら、
・生まれるときに泣く
死ぬ時ではないのだ
・涙は想いの結晶
と、自分のメモ書きを見つけた。
どこかで聞いた言葉か忘れてしまったけど。
空が泣いたら、
深い想いを持って生まれ変わる、
合図かもしれない。