『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《秋風》
結局思いつくのは君のことになってしまうのか
私の心にまだ君がいるからなのか
それとも数分前に君から連絡がきたからなのか
どっちなのかはわからないけれど
今年の秋を共にすごしたのは君だから______。
君にとって私は良き女友達
私にとっても君は良き男友達
だったら良かったのかもしれない
いつの日からか私は君に恋心を抱いていた。
隠さなければならない想いだ
そんなことは自分が1番よくわかってた。
頑張って隠した。
君と会えなくなるのがいちばん辛いから。
結果だけ言えばその後結局会えなくなったんだけれど。
君と遊ぶのはいつも外だったから
たまにカラオケだったけど
いつも秋風を感じていた
寒がりの私にとっては肌寒い風だったけど
それでも君が手を握って温めてくれたから幸せだったな。
受験の帰りも君が迎えに来てくれて
10月の半ばだったから日差しもあって
涼しい風が吹いてて心地よくて
君は好きなアーティストの路上ライブに連れて行ってくれた。
私にとっては君のうたを聴いていた方が幸せだけど
君と同じものを共有したくて
君の好きが少しでも私の好きになるように
私はその人の歌を聴くようになった
とっても美人なその人に嫉妬をしたりもしたけれど
君の好きが私の好きになって
君と会わなくなった今でも君と私を繋ぐのはその人しかいなくて
また路上ライブに行ったら君に会えるかな
君はきっと、あの人の1番のファンだから行くんだろうな
また他の女の子を連れて。
君に会いたい気持ちと、君に会いたくない気持ちと
合わさって混ざってぐちゃぐちゃで
でも、また聴きたいな
君が好きだと言ったその人の歌声
秋風に吹かれ
さわさわと揺れる草や木々
見渡す限り黄金色の
大草原の中にぽつんといる
いや
誰かが一人
傍にいた気もする
そんな
記憶には無い
なのに
とてつもなく懐かしい
意味の分からないシーンが
締め付けられるような
物悲しさを帯びた切なさと共に
胸に浮かぶのは何故だろう
あれは何時の
誰との
何の記憶なんだろう
「秋風」
|裸足|
わたしは裸足が好きだ
冬でも冷え性なのに裸足でいる
靴下という布で覆われ
肌で直接感じれない感覚に違和感がある
靴下が嫌いなわけではない
違和感があって苦手なのだ
裸足で感じる床の温度
砂浜のざらざら感
お風呂場の水の感触
絨毯の質感
それぞれがとても気持ちがいい
足の裏で感じたものが足から体まで伝わってくる
昔の人は、靴がないため裸足で土の上を歩いていただろう
今でもどこかの国では裸足で地面を歩いている
さすがに日本では見かけないし、
自分も流石に痛いのでできない
でも足の裏で感じるとい事は、
昔からの名残なのかもしれない
これからもわたしは裸足で過ごす
秋風
朝焼けの中海を見つめる
思いにふけりながら
私の頬に風が伝う
始まりか終わりか分からないような風が
秋風なびく
湖のほとりで
イチョウをひろって
楽しそうに笑う妻。
そのお茶目な顔は
時が経っても変わらぬようで。
安心するような、
自分だけ老いていく事に
抵抗を感じるような思いがする。
そんな思いも全て
妻の笑顔と
冷たい秋風が
吹き飛ばす。
そんな何でもない様な朝の出来事。
「秋風」
#秋風
秋風が吹いて
恋が終わった…
恋を失くした心は
枯れ葉より軽く
風に舞い
行く宛もなく
彷徨い続ける…
やがて
ボロボロに千切れ
空に消えていった…
さよなら さよなら さよなら…
もう何も見えない…
🌈黒猫のつぶやき🌈
秋はなんだか寂しくて…
物思いに更けるには丁度いい
秋風
秋といえばさつまいも。
美味しい。
あの人がもうすぐ遠くへ行く
家族と一緒に海を渡る
秋風が吹く前に
たくさん会えた
9月~昨日までで会社の誰よりも多く会えた
2年前の異動で西と東に分かれるだけで
すごい泣いたけど
今回は海を超える
今はまだ実感がない
海超えても電話するって言ってくれたけど
最後の電話か最初の電話で涙出るかも
あんなに「電話嫌いやねん」って言ってたのに
1年半で4~5回かけてきたし
なんかやっぱり寂しいし悲しいけど
あの人の前向きさを見てると
ただ待ってるだけじゃダメだなって
私も4年でもっと前見て成長しないとなって
これからもしつこく「大好き」って言い続ける
だって大好きだから
それしか表現出来ないから
「待たない!私も前に進む!大好きだから!!」
陽射しが暑くて、
影へと走る。
思ったよりも、
上手く走れない。
大きく呼吸して、
ようやく気が付く。
「秋風」が、
身体を通り過ぎた。
通り過ぎて、
もう冬が来る。
題材 秋風
秋に吹く風は他の季節に比べて少し冷たく感じる
春の風は心地よく
夏の風は、、、クソ暑い
秋の風は寒いというよりも冷たい
冬の風は凍る
他の風よりもなんか少し寂しい風が吹いてる感じがするのは
私だけなのだろうか?
降る秋の風は湿った土の匂いがした。
11月の昼下りは、肌触りに冬を混じらせた。
ブーツに纏わりつく落葉は夏に置き去った後悔か、
足取りを少し躊躇わす。
遠くへ行こう。いま決めたのだ。
秋の日は心もとなく、影は薄ぼやけ。
落葉を蹴散らす、秋風は味方ではなく。
だが、それが心地よかった。
#秋風
【 秋風 】
マクドナルド 公園通り VANSのスニーカー
駅前ロータリー 新色のリップ 落ちてるイヤホン
センターパート ラッピングバス 迷彩柄のサコッシュ
ペデストリアンデッキ ひつじ雲 ランパンの香り
秋風が吹き抜けて行く
秋風
「もうすっかり秋だね」
久々に会った友人はそう言った。
「まあ、たしかに寒くなってきたもんね」
「そうだけど、そうじゃなーい」
不思議そうにしていれば、それを感じ取ったのかまるで先生のように教えてくれた。
「たとえばさ、風が運んできてくれる虫の声とか、銀杏の匂いとか。揺れ落ちる葉っぱが少しだけ触れてくるとか、紅葉をなぞって小さな手のひらに触れてみるとかさ。そういうのだよ」
「そういうのなの?」
「ふふ、うん。そういうのなんだよ。与えられたこの体で、与えられた感覚を精一杯使って味わうんだよ、季節を」
「栗とかおいもとかを食べてみたりとかでもいいの?」
「うん、もちろんいいよ」
「……なんかさ、今まで季節を味わうなんてしてきたことなかったんだよね。季節は過ぎ去っていくものだし、毎日は慌ただしいし。……でも、そっか。そうやって見る世界はたしかに綺麗だね」
「うん、綺麗だよ」
そう微笑む友人の瞳には綺麗な紅葉が映っていたが、彼女はそれを知らない。
目が合うようにこちらを向いた彼女には私が見えてはいない。
彼女の盲した瞳はそれでもなお、世界を映し続けていた。
秋の風、寂しくもあり、懐かしくもある。
子供の頃、子供のこと、思い出してしまう。
秋風
空が高くなる秋に、吹く風は気持ちがいいと思う。
でも、この秋は、「秋風」を堪能する前に、急速に、冬になってしまった感が否めない。
もう風を冷たく感じて、私は目を閉じてしまう。一度閉じてしまった心は、なかなか開くことができないんだ。
さぁーっとひんやりとした風が吹いた。
「寒っ」
私は思わず身震いした。
もう、秋か・・・・・・
ふと、悲しくなった。
なぜだろう、秋になると何かが終わってしまったような、失くなってような喪失感に駆られる。
ただ単に、夏が終わって熱さが恋しいのだろうか。
──違う。
確かに、それも、ない・・・・わけじゃない。
でも、何か違う。
納得のいく理由が見つからない。
それが、なんだか、もどかしい・・・・・・。
「おはよう。」
「おはようって、もう、夕方でしょ。」
えっ・・・・・・、
私は誰と話しているの?
この人、誰?
「僕らにとっての夕方は、どっかの国の朝なんだから、いいんだよ。」
「本当、好きだよね。その【どっかの国では】って理屈。」
く、口が勝手にしゃべるぅ・・・・
どういう事?!
「ミカのツッコミも衰えることを知らないよね。」
・・・・・・ミカ?
私は、ミカじゃない・・・・。
ミカって、私だよね・・・・?
ミカ、ミカ、ミ・・・カ?
次の日
「珍しいなぁ、ユウキが集合時間に遅れるなんて。」
とりあえず、家行くか・・・・・・。
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「え・・・・・・家がない!?」
・・・・・・あぁ、これは
「ユウキ? ユウキ?? ユウキ???」
「ユウキ!!!!!!!!」
ユウキ・・・ユウキ・・・ュウキ・・・ゥキ・・・キ・・・
エコーだけが寂しく響いた。
秋風が、音もなく私の横を通り過ぎた。
・・・・・・あぁ、この記憶は
「はぁっ!」
あの記憶は
たぶん、
──私の前世の記憶だ。
私が秋が来ると寂しくなるのは、
昔の私の大好きだった人が
私の前を去った季節だからだ。
言葉にしないと秋風のように、音もなく私の横を通り過ぎてしまうんだ。
私は、秋風には、なりたくない。
#秋風
秋風。その風の感じ方は日によって違う。
嬉しい日には清々しく
悲しい日には冷たく私に当たってくる。
最近はどうだろう?
冷たく当たってくる日が多いと思うよ。
そんなつもりはないんだよ。
そう思えない。
君が下ばかり向いているから、上を向いてほしい。
だから風を強く当てるんだ。見てほしい。
この秋の空を、秋の木を、秋のすべてを。
こういう風に?
上を向くといつもより、澄んだ空があり
いつもより色とりどりの木々がある。
あぁ。気づいてなかった。気づかせてくれたんだね。
ありがとう。
今年ももう少しだからさ。下を向いてほしくないんだ。前をしっかり向いてほしい。前を向いて歩いて行ってほしい。
また教えてよ。私が下を向いているときに。
「こっちを向いて」って。
私の頬に優しい風がふいた。
秋風
秋風が吹くと冬が近ずいてきてる。
風が吹くと、寒さを感じ、季節を感じる。
季節を感じる事、大事。
一日一日ありがとう。
「口は災いの元」
「雉も鳴かずば撃たれまい」
「雄弁は銀、沈黙は金」
など、日本には昔からあまり話さないことを美徳とする習慣がある気がする。そういえば、あるビールメーカーの歴史に残る有名キャッチコピーは
「男は黙ってサッポロビール」だった。
関西出身で子供の頃から、アンタは口から生まれてきたんやで、と親に言われ、妻にも、アナタは常に何か喋ってて静かな時間がない、と言われるサントリー派の私には全く響かない言葉だ。おまけにへそ曲がりの私は、
「もの言えば 唇寒し 秋の風」という芭蕉の句、今の日本では上記同様に、喋りすぎないことが美徳だとされる言い回しも、全く私には響かない。
アホ、寒くなったら身体動かして暖をとるように、秋口になったら普段よりもっと喋って口まわりの筋肉を動かさんでどないすんねん!と滔々と説いていたら、また妻に言われた。
ホントにウルサイ!と。
外に出てからずっと清くも冷たい秋風に追いかけ回されている。ミルクティー色のコートをめくり上げ、適当にまとめた髪に思いっきりぶつかりながらも空に飛び上がった彼は、自転車で走る俺を追いつつ、未だ落ちることなく枝々にぽつりぽつりと残っていた銀杏の葉をむりやり散らしていく。
寒い。自然と吐き出される上がりきった息はまだ白くはならないが、冬に近づいているのが実感できる。
視界の端に、黄色の扇達が舞い踊るのが映る。どうやら彼はすぐ後ろまで迫ってきているようだ。
それにしても、家までついてくるつもりだろうか。このしつこい秋風は。
秋風