笑恋

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《秋風》
結局思いつくのは君のことになってしまうのか
私の心にまだ君がいるからなのか
それとも数分前に君から連絡がきたからなのか
どっちなのかはわからないけれど
今年の秋を共にすごしたのは君だから______。

君にとって私は良き女友達
私にとっても君は良き男友達
だったら良かったのかもしれない

いつの日からか私は君に恋心を抱いていた。
隠さなければならない想いだ
そんなことは自分が1番よくわかってた。
頑張って隠した。
君と会えなくなるのがいちばん辛いから。

結果だけ言えばその後結局会えなくなったんだけれど。

君と遊ぶのはいつも外だったから
たまにカラオケだったけど
いつも秋風を感じていた
寒がりの私にとっては肌寒い風だったけど
それでも君が手を握って温めてくれたから幸せだったな。

受験の帰りも君が迎えに来てくれて
10月の半ばだったから日差しもあって
涼しい風が吹いてて心地よくて

君は好きなアーティストの路上ライブに連れて行ってくれた。
私にとっては君のうたを聴いていた方が幸せだけど
君と同じものを共有したくて
君の好きが少しでも私の好きになるように
私はその人の歌を聴くようになった
とっても美人なその人に嫉妬をしたりもしたけれど
君の好きが私の好きになって
君と会わなくなった今でも君と私を繋ぐのはその人しかいなくて

また路上ライブに行ったら君に会えるかな
君はきっと、あの人の1番のファンだから行くんだろうな
また他の女の子を連れて。

君に会いたい気持ちと、君に会いたくない気持ちと
合わさって混ざってぐちゃぐちゃで

でも、また聴きたいな
君が好きだと言ったその人の歌声

11/14/2022, 1:57:12 PM