『秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
抜けるような秋の空
空気もさわやかだ
山ではそろそろ紅葉も始まる頃だろう
たまにはハイキングなんていうのもいいな
登山が無理なら、公園の芝生にシートを広げて座って、お弁当を食べるのはどう?
腹ごなしにバドミントンなんかしたりして
ああ、ええと、今度の週末あたり、よかったら僕と一緒に行きませんか?
今年も
猛暑日が多かった。
熱中症にならない様に
体調管理も
緊張感があった
少しずつ、
気温が下がる中、
街で見る
服装も、
半袖だったり、
長袖だったり、
ちょっと、
面白く眺めてしまいますね。
この季節、
モンブランケーキが
食べたくなる。
春に比べて、
世の中の景色は
ブラウンの濃淡がメインになる。
もう少し後には、
山々も
綺麗に色づく。
秋晴れの空の下
爽やかな気持ちになった。
心も体も、
夏の暑さと闘ってくれた。
感謝だなぁ。
今日は
アロマで
心体を休めてあげよう。
#12『秋晴れ』
今日みたいな空を見上げると
一見どこまでも高く続くようだけれど
自分を中心とした
プラネタリウムの中にいるみたい。
その半球に閉じ込められて
上から誰かに見られているみたいで
なんだかちょっと窮屈。
でも2人で自転車を押して歩く帰り道
「ちょっと寄り道して帰ろうか」
と提案されてワクワクしてしまう
そんな単純な私。
君といると退屈しないから
今年の秋も楽しめそうだな。
彼の言葉に気持ち晴れて
今 彼は社会人ラグビーの下部リーグで
あれから栄養士を取り
選手の体のケアを担当していて
奥様とは別れていて子供さんと
月に2回 お嬢様と会っていて
お好み焼きを焼く事を楽しみにしていると
本橋さん…公務員辞めたんですね!
主人が役所勤めしていたので
私は親近感を感じてましたよ!
今のスラッとした感じも素敵ですけど!(笑)
ゆえ子さんも素敵ですよ……!
ほんとに素敵です!
ほんとに…(笑)
もうすっかりおばあさんですよ…(笑)
嘘でも冗談でもねぇ…嬉しいですよ…(笑)
おばあさんにそんな事を言ってくれて…♪
ほんとに素敵です!素敵なんです!
(笑)ありがとう…♪
実は少し前に…
ゆえ子さん見かけてたんです…
残暑厳しい夕立の黄昏時…
ゆえ子さんが星河銀行の隣の喫茶店で…
…すみません
聞きていいかわからないけど…
いや…あの時に
話しかけられなくて…
ゆえ子さんが若い人と泣いていて…
俺は…
あなたの心が、澄んで見えるのは乾燥しはじたからですか?
潔白である必要なんてない。
今日は嘘だらけの青だけで埋めればいい。
空気は胸のしこりにぶつかって苦しいのに。
呼吸はしやすいんだ。
清々しい気持ちでいられるのに、なぜか懐かしい気持ちになって苦しくなるのはあなたのせいだよ。
数少なくなった 小学生の記憶
約40年前の記憶
”秋晴れ”の運動会
両手に竹を持ち 裸足で踊った
こーぎりこーのー
おーどーりーはー♪
この踊りは 今日で終わりなんだ。。。
残念に思いながら 一生懸命踊った
こんなにも青く澄み渡った空をあなたと二人で眺められたなら、私はどんなに幸せだろうか。
#秋晴れ
秋晴れ
夏の気配が まだ残る
涼風吹いて 君おもう
立て掛けた サーフボードが
壊された 湘南の 海の家にも
青春のおもかげが 過ぎ去ってく
夏の間だけ 君と
遠く眺めた 海は輝き
秋晴れに 鳥たちは 飛び立って
浜辺で歌った あの歌が
そっと 心をよぎる
君の瞳を 見つめては
焚き火に灯す 綺麗な顔に
何度も口づけをして
いつかは都会で 暮らすときを
夢みたいに話してた
夏が過ぎると
いまにも君が
あの海に 待ってる気がして
またあの海へ 歌いにいくよ
君が待ってるあの海へ
秋晴れ
しっとり儚く優しい
秋晴れ
大人の雰囲気を
醸し出している…
落ち着きます
視界いっぱいに広がる空
青く 青く
透き通って
少し冷たい空気のなかで
時は止まり
音も消える
空の向こうに宇宙
透き通った青の中に吸い込まれていくと
遠くに
わたしの背中が小さく見える
「秋晴れ」
#229
「今日夏みたいに暑いな」
「せやねぇ。昨日はあんなに涼しかったのになぁ」
話を持ち出した彼女は少し俯きながら、悲しい表情をした。
「…そうだね、こんなにガラッと、変わることなんだなぁ」
彼女は誰にも知られずに、ツー、と涙を零した。
「…ねえ、あなた、本当は」
「…ごめん、また明日ね」
_2023.10.18「秋晴れ」
どうやら「涙を零した」「彼女」は、涼しいと話していた「昨日」のことを知らないようです。
…無限ループ者、でしょうか?
話していた方は、それに何となく気づいていますね。
金木犀の香りが
爽やかな風に運ばれていく
ぬけるように青い空では
天高く雲が流れていく
心晴れ渡る
見事な秋晴れ
夏が好きで、「まだ夏だ」と自分に言い聞かせていたけれど、こんなにも寒くなると、夏だと思い込むのは大変かもしれません。
五月蝿いほどの蝉の声と、涼しい風鈴の音は、もう、暫く、聞けないのでしょうか。お祭りも、行くべきだったでしょうか。明るい色の花も、夜の空に光る花も、観たかったなぁ。
なんて思いながら散歩をしていると、赤く染まった落ち葉を見かけました。枯れているはずなのに、吸い込まれそうな程、美しいのでありました。私は、しゃがんでそれを拾い上げました。近くで見れば見るほど、それは、美しい色をしていました。そのまま真上を見ると、紅葉の木で、空が赤くなったような気がするのでした。
紅葉の木の森を抜けると、いつもより青い空が待っていました。ずっと紅色を見ていたからでしょうか?いいえ、きっと、いつもより、空は青く、晴れていたのです。まあ、秋も悪くありませんね。
『秋晴れ』
今日はいい天気だった。
明日は、もっと気温が上がるらしい。
晴れ間は、だんだん貴重になっていくなぁ。
これから寒くなっていくし、雨や雪も降るようになるし、せめて今だけは、この晴れ間を噛み締めて過ごそうかな。
「秋晴れ」
【秋晴れ】
何年か前に
いじめが起きた。 いじめられた。
病んだ。 不登校になった。
親の喧嘩がエスカレート。 親が離婚した。
親が病んだ。 母子共に自殺を考えた。
中学校に入学した。 疑心暗鬼だった。
人間不信。 頑張った。
私も、親も、二人で、
頑張った。 頑張った。 頑張った。
頑張った。 頑張った。 頑張った。
中学三年生。 父親の事は割り切った。
凄く楽しい毎日。 幸せが続く。
けれどある日の興味本位でそれは崩れた。
それは、好奇心と私の勘違いから始まった。
脳の片隅にある記憶から、父親の勤務先を思い出す。
父親の勤務先を検索。 父親の名前を検索。
電話番号があった。 法律を調べた。
違法じゃない。 電話はできる。
四日後に、決行した。 怖かった。
『はい、◾︎◾︎◾︎ 株式会社 ◾︎◾︎ です 。』
『 ◾︎◾︎◾︎ です、 覚えてますか? 』
『 ◾︎◾︎◾︎ …… か , 久 し ぶ り 。 』
私の嫌な予感が、的中。
やはり小学校五年生の時から、
父親の時間は止まっていた。
中学三年生の私に対する態度はそこにはなく、
少しの動揺の後、
幼子を猫撫で声であやす様な声が、聞こえた。
ゾッとした。 恐怖した。 トラウマが蘇る。
喉の奥が詰まった。 電話を切りたい。
話す度に背筋が固まる。
けれど、電話をかけたのは私。
『また電話するね。』
『成人したら、会おう。』
約十二分の電話を切る前の私の言葉は、
その瞬間から嘘になった。
嘘にしなければ、私が壊れそうだった。
もう平気だと思っていたものに対峙して分かった。
私は何も克服してない。割り切っていない。
忘れようとしても、それが脳裏を過ぎり続ける。
頭を振っても、怖い思いは変わらない。
大誤算だった。
ただ、恐怖を忘れていただけ。
秋晴れの今日、それに気付いてしまった。
兄弟の居ない私。母にも友達にも言えない悩み。
それが今日、出来てしまった。
清々しい秋晴れが、黒い気持ちで覆われた。
この恐怖が掠れてくれる日を、ただひたすらに待つ。
秋晴れ。
秋晴れは
晴れてるのに
寒いね。
二人で
金木犀の香りに
癒されながら
おててをつなぎたい。
夏が終わるのが遅い土地で暮らしてる。10月でも11月でもどこかジワジワと空気を焼くような気配に飼われている土地である。あなたを焼く今日も確かにそうなのに。喪服は日を吸収して鈍く茹っている。見上げると空だけが高くて、うろこ雲が整然と並んでいて、あの辺りはどれほどつめたい空気なんだろう。空の温度と、地上の温度と、私の体温と、焼かれたあなたの体がちぐはぐに、それでもあのうろこ雲のように整然と行進してゆく。
夏の暑さとも少し距離ができ、冷たい空気を抱える冬がこちらを覗く時期。
そう、今は所謂「秋」という季節である。
真夏の青空を仰ぐと、非常に気持ちが良いものだ。
ジリジリと熱を放つ太陽と、絵の具をこぼしたかのような真っ青な空。
それに勝るものはないと思っていたのだが。
今朝、目にしたあの空がどうも心から離れてくれない。
夏と比べ控えめに熱を贈る太陽と、それに合わせるかのようにささやかに染まる青。
秋特有の柔い風が頬を撫でた。
まるで「秋へようこそ」と告げるかのように。
こんなもの、好きになるしかないではないか。
「お邪魔します」と秋に告げ、僕は自転車を漕ぐのであった。
〝秋晴れ〟
澄み切った青い空
秋の穏やかな空
この青空のように
私の心も
晴れますように…
【秋晴れ】#23
たまには、外で読書しようぜ。という話になった。
公園のベンチに並んで座り、哲学書を読む。おまえは、いつも通りに推理小説を広げている。
爽やかな風と静寂が、ふたりを包む。
どこからか、金木犀の香りがしてきて。不意に、オレは去年のことを思い出してしまった。
去年の秋は、ひとりでこうしていたんだ。
今年は、おまえが隣にいる。
来年も、その先も、おまえがいる。