『秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「今日夏みたいに暑いな」
「せやねぇ。昨日はあんなに涼しかったのになぁ」
話を持ち出した彼女は少し俯きながら、悲しい表情をした。
「…そうだね、こんなにガラッと、変わることなんだなぁ」
彼女は誰にも知られずに、ツー、と涙を零した。
「…ねえ、あなた、本当は」
「…ごめん、また明日ね」
_2023.10.18「秋晴れ」
どうやら「涙を零した」「彼女」は、涼しいと話していた「昨日」のことを知らないようです。
…無限ループ者、でしょうか?
話していた方は、それに何となく気づいていますね。
金木犀の香りが
爽やかな風に運ばれていく
ぬけるように青い空では
天高く雲が流れていく
心晴れ渡る
見事な秋晴れ
夏が好きで、「まだ夏だ」と自分に言い聞かせていたけれど、こんなにも寒くなると、夏だと思い込むのは大変かもしれません。
五月蝿いほどの蝉の声と、涼しい風鈴の音は、もう、暫く、聞けないのでしょうか。お祭りも、行くべきだったでしょうか。明るい色の花も、夜の空に光る花も、観たかったなぁ。
なんて思いながら散歩をしていると、赤く染まった落ち葉を見かけました。枯れているはずなのに、吸い込まれそうな程、美しいのでありました。私は、しゃがんでそれを拾い上げました。近くで見れば見るほど、それは、美しい色をしていました。そのまま真上を見ると、紅葉の木で、空が赤くなったような気がするのでした。
紅葉の木の森を抜けると、いつもより青い空が待っていました。ずっと紅色を見ていたからでしょうか?いいえ、きっと、いつもより、空は青く、晴れていたのです。まあ、秋も悪くありませんね。
『秋晴れ』
今日はいい天気だった。
明日は、もっと気温が上がるらしい。
晴れ間は、だんだん貴重になっていくなぁ。
これから寒くなっていくし、雨や雪も降るようになるし、せめて今だけは、この晴れ間を噛み締めて過ごそうかな。
「秋晴れ」
【秋晴れ】
何年か前に
いじめが起きた。 いじめられた。
病んだ。 不登校になった。
親の喧嘩がエスカレート。 親が離婚した。
親が病んだ。 母子共に自殺を考えた。
中学校に入学した。 疑心暗鬼だった。
人間不信。 頑張った。
私も、親も、二人で、
頑張った。 頑張った。 頑張った。
頑張った。 頑張った。 頑張った。
中学三年生。 父親の事は割り切った。
凄く楽しい毎日。 幸せが続く。
けれどある日の興味本位でそれは崩れた。
それは、好奇心と私の勘違いから始まった。
脳の片隅にある記憶から、父親の勤務先を思い出す。
父親の勤務先を検索。 父親の名前を検索。
電話番号があった。 法律を調べた。
違法じゃない。 電話はできる。
四日後に、決行した。 怖かった。
『はい、◾︎◾︎◾︎ 株式会社 ◾︎◾︎ です 。』
『 ◾︎◾︎◾︎ です、 覚えてますか? 』
『 ◾︎◾︎◾︎ …… か , 久 し ぶ り 。 』
私の嫌な予感が、的中。
やはり小学校五年生の時から、
父親の時間は止まっていた。
中学三年生の私に対する態度はそこにはなく、
少しの動揺の後、
幼子を猫撫で声であやす様な声が、聞こえた。
ゾッとした。 恐怖した。 トラウマが蘇る。
喉の奥が詰まった。 電話を切りたい。
話す度に背筋が固まる。
けれど、電話をかけたのは私。
『また電話するね。』
『成人したら、会おう。』
約十二分の電話を切る前の私の言葉は、
その瞬間から嘘になった。
嘘にしなければ、私が壊れそうだった。
もう平気だと思っていたものに対峙して分かった。
私は何も克服してない。割り切っていない。
忘れようとしても、それが脳裏を過ぎり続ける。
頭を振っても、怖い思いは変わらない。
大誤算だった。
ただ、恐怖を忘れていただけ。
秋晴れの今日、それに気付いてしまった。
兄弟の居ない私。母にも友達にも言えない悩み。
それが今日、出来てしまった。
清々しい秋晴れが、黒い気持ちで覆われた。
この恐怖が掠れてくれる日を、ただひたすらに待つ。
秋晴れ。
秋晴れは
晴れてるのに
寒いね。
二人で
金木犀の香りに
癒されながら
おててをつなぎたい。
夏が終わるのが遅い土地で暮らしてる。10月でも11月でもどこかジワジワと空気を焼くような気配に飼われている土地である。あなたを焼く今日も確かにそうなのに。喪服は日を吸収して鈍く茹っている。見上げると空だけが高くて、うろこ雲が整然と並んでいて、あの辺りはどれほどつめたい空気なんだろう。空の温度と、地上の温度と、私の体温と、焼かれたあなたの体がちぐはぐに、それでもあのうろこ雲のように整然と行進してゆく。
夏の暑さとも少し距離ができ、冷たい空気を抱える冬がこちらを覗く時期。
そう、今は所謂「秋」という季節である。
真夏の青空を仰ぐと、非常に気持ちが良いものだ。
ジリジリと熱を放つ太陽と、絵の具をこぼしたかのような真っ青な空。
それに勝るものはないと思っていたのだが。
今朝、目にしたあの空がどうも心から離れてくれない。
夏と比べ控えめに熱を贈る太陽と、それに合わせるかのようにささやかに染まる青。
秋特有の柔い風が頬を撫でた。
まるで「秋へようこそ」と告げるかのように。
こんなもの、好きになるしかないではないか。
「お邪魔します」と秋に告げ、僕は自転車を漕ぐのであった。
〝秋晴れ〟
澄み切った青い空
秋の穏やかな空
この青空のように
私の心も
晴れますように…
【秋晴れ】#23
たまには、外で読書しようぜ。という話になった。
公園のベンチに並んで座り、哲学書を読む。おまえは、いつも通りに推理小説を広げている。
爽やかな風と静寂が、ふたりを包む。
どこからか、金木犀の香りがしてきて。不意に、オレは去年のことを思い出してしまった。
去年の秋は、ひとりでこうしていたんだ。
今年は、おまえが隣にいる。
来年も、その先も、おまえがいる。
秋の夕日は綺麗ですね。
今は、暑さで言えば秋と冬だけになっています。
あの心地よい暖かさはどこにいったのでしょうか?
ですが、今見える空を覗いて下さい。
虹のような朧の夕暮れ空。
では、次は真上を見て下さい。
部屋の照明よりも燦々と煌めく月。
月の周りには微かに光がまとっています、なんだか強そうですね。
星は中々無いけども別に良いですよね。
空を彩るのは少ないにこしたことはございません。
秋晴れ
見上げた空に飛行機雲
キンモクセイの香りがあればカンペキ
秋晴れ
いつも見る空が秋晴れしていた
いつもは普通に眺めているけど
秋晴れしている空を見ると
なんだかずっと見てしまうほどに
美しかった
今日は秋晴れ。
こんな日は君と一緒に紅葉を見に行こうか。
照れた頬を赤らめながら。
連日の嵐が嘘のように晴れた。
散歩中の園児はどんぐりを拾い、買い物帰りの奥様は会話に熱中している。
燦々と輝く太陽に街は華やかな賑わいを取り戻していた。
秋晴れは雲が綺麗だよね。
そう思い雲を眺めていた。
ズキッ
ん?なんだ?
あっ...頭が痛い...上を向きすぎた...
見すぎるのも良くないのかな
程々に見えるのがやっぱり1番いいよね
【秋晴れ】16 kogi
私は秋晴れの日に10キロも走った。そうしたら、痩せて気持ちよくなった。
澄んだ空を見ると君の音を思い出す。
河川敷で鳴らしたホルン。
夕暮れに赤く染ったのは空だけじゃなくて。
隣に座って、掴めるけど掴まなかった手。
不安定な距離がちょうど良いと思ってたんだよ。
秋晴れ
今日のテーマを想像していると
ふと、出てきたのがヒルバレー
あのヒルバレー、アメリカの。
そう僕の頭の中にはバックトゥーザフューチャーが出てきた!
「1.25ジゴワットッ‼︎」
チャーチャチャーチャチャーチャーチャララー♪
中学生3年生くらいだったたか、レンタルビデオ屋に並んだ記憶がある。人氣のビデオは大量にあるが直ぐに貸し出し中になってしまう。
移動手段が限られている学生はレンタル屋さんに行くためにチャリで約1時間、車なら直ぐなのにね。
開店前に並べれば確実だが、遅れたらほぼ借りれない。とんぼ返りである。
ちなみに僕のお小遣いは月額制。小6に始まり中学3年で終わった。ちょうど消費税が始まった頃だと記憶にある。お小遣いの金額は小学6年だから600円、中学1年で700円、だから中3で900円だった。
新作レンタルはとても贅沢なものだった。何回も借りて、見返した。映画の音楽と雰囲気とアイテムがとても好きだった。
今は子供たちがYouTubeで何回もトムとジェリーを見ていると。…また見るのぉ??…と感じてしまうが、子供の気持ち忘れているね。好奇心というか、楽しみを大切に、今を生きてる感じ。
「oh-キャップ我が船長!」
バックトゥーザフューチャーではないが、過去や未来を振り返ったり、不安になりすぎないように、
今を楽しみ
旬を満喫して
自分の道を行こうと誓った。
そんな秋晴れの日のお話し。
どんなだょ!
『秋晴れ』
夏の暑さに浮き足立っていた心と体を、
包み込むように なだめるように
時に、急き立てるように、
冬支度へと、心と体を誘う 今日この頃
久々に、突き抜けるような秋晴れの青空に 出逢えた
空を見上げながら 秋の空気を思いっきり吸うと
肺の内側から 清浄な大気に満たされて
身体中が澄んだように とても心地がいい
吐く息も なんだか さわやかのような気がする
街を歩けば、人々の服装は
春夏秋冬ごちゃまぜの様相を呈している
はる と なつ と あき と ふゆ
すべてが ひとつに とけあっている季節なんだなぁ
と、微笑んでしまう
日中は暑くて、じんわりするくらいなのに
夜は冷え込んで、ぶるぶるしてしまう
忙しい、春夏秋冬合わせ盛りの1日
そんな秋晴れを楽しみながら
季節はゆっくりと 時に忙しなく 移り変わってゆく
今日と同じ空は もう二度と見れないとゆう
切なさが なぜだか 強まる秋晴れ
今日も素敵な秋晴れだった
また逢えるかな