『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#秋恋
秋にだけ会えるあなたに恋をした
あなたは秋の主役
秋が来るのをじっと待っている
秋にだけ赤色の洋服を身にまとうあなたが
好き
あなたを見るために色々な人が来る
私はあなたをモデルのようにしてカメラを撮る
秋が終わればお別れ
また一年後
またね紅葉
私は紅に染まった葉のように、頬が真っ赤に彩られていた。
君の新しい部分も知れて、毎日が楽しくなった。
今も君と少しずつ話せるようになって、とても嬉しい。
君は今、私のことを見てるかな、、なんて。
君は君の恋を大事にしてね。
秋風が流れる名月の中、君に届けと願った。
秋恋 𓈒𓏸𓐍 𓇢
もくもくもくもく。
「ん〜オイシイです〜!」
今日は俺が夕食当番だから、彼女の好きな食べ物を作った。
それを満面の笑みで頬張る恋人。ひと口の量を大きくするもんだから、頬を大きくもしゃもしゃしている姿はハムスターにも見えて可愛い。
「食べないんですか?」
「あ、うん食べるよ」
そう答えているけれど……食欲の秋と言ったものか。ひとつひとつ丁寧に食べていく彼女の姿が、とても愛らしくて食べるより彼女を見ていたくて手が止まっていた。
俺は自然と頬が緩んだ。
「?」
「うーん、いっぱい食べる君が好き」
おわり
一二八、秋恋
一人は怖い
でも、大切なものを失う方が怖いから
一人でいいって自分を諦めて
一人がいいって自分を騙した
そんな自分に気づいてほしくて
そんな自分がいいって、誰かに言ってほしかった
秋恋
日本における四季。春夏秋冬。その中でも秋が一番好き。抜けるような青空、暑くもなく寒くもなく。お洒落も楽しめる。
そんな大好きな季節が失われつつある。いつまでも続く猛暑にうんざり。私の好きな季節を追いやりよって、けしからん。
あぁ秋が恋しい。
姿を変えた勇者
とある物語を終えた主人公は、次の物語では
「勇者」
として姿を変えた。
前の物語、
-前世-での可愛らしいリボンが特徴の主人公は、
今では誰にも持てない大きな剣を持つ、様々な人の憧れの姿となった。
「皆ハッピーエンドになれば、私は幸せです。」
勇者「………それは貴方も一緒だよ。"主人公"。」
生と死の間で、勇者は何者かにそう言った。
左手には、見覚えのあるリボンを握りしめながら。
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#姿を変えてもまた会いに来るよ。
食欲の秋、
スポーツの秋、
読書の秋…。
全て理解できるし体験もできる。
でもさ、
恋の秋、なんて知らないよ。
だってまだ恋を知らない私だから。
-秋恋-
「秋に入ったってのに暑い…」
「昔はどんなに涼しかったことか…」
夏の暑さが続き秋の温かさが待ち遠しい
始業式の放課後に駄菓子に寄ってラムネを買った
「よーしっじゃあ乾杯しますかー!」
『乾杯ー!』
ラムネを開けごくごくと喉を潤す
まだ僕達の青春は"まだ"終わらない
題名「秋恋」
秋恋
さみしいきもち…
ひとりさみしく、枯れ葉を
眺めながら…あの頃出会った
あなたを思い出す…
ときめいた…
あなたもわたしに
ときめいて告白して
くれたね
もう…
あの頃に戻ることもない
いまは1人秋を迎える
人恋しい季節
「 秋恋 」
紅葉が見える学校の図書館
今日は委員会の仕事で図書館に残る日
扉を開けると今日もまた彼がいる
2人きりの空間
いつもは黙々と勉強している
しかし今日は、机に伏せて眠っている
腕の隙間から見える
睫毛の長い整った顔
少し乱れている髪
初めて会った時は
何も思わなかったのに
彼を見つめる
頬はきっと紅葉の赤色
″ 筑波嶺の 峯より落つる 男女の川
恋ぞ積もりて 淵となりぬる ″
こんな和歌が似合う今日
「秋恋」
ここから見る君はいつも違う格好をしていて、
綺麗で好きだった。
「もうすぐ秋だなぁ」
私は天井を見ながら言った。
「ピー!ピー!ピー!ピー!」
「𓏸𓏸さん!しっかりしてください!!」
「ヒラっ」
こんな時でも思う葉がない君も美しい。
・4と5『大事にしたい/秋恋』
ジグソーパズルのピースを握りしめ眠っていたようだ。
夜景の方は完成までに一ヶ月はかかるとみた。
ゆっくりやっていこう。自分の精神にも少なからず良い影響があることを祈って。
まだ死ぬつもりならないのだから。
手入れをしていない庭の片隅にコスモスが咲いている。
先に完成させたコスモス絵と同じピンクと濃いピンク色だった。
【終わり】
秋恋
秋風が吹く頃になると、無性に人恋しくなる。
20年前、パリのモンマルトル。
紅葉したプラタナスの小路。
薄手のコートの襟を立てながら、あなたのアパートメントまでの道のりを急ぐ。
途中、パン屋で焼きたてのクロワッサンとバゲットを買った。
たっぷりのカフェオレを入れて二人で食べよう。
早くあなたに会いたい。
ボルドー色のハイヒールが痛くて泣きそうになった記憶までが一緒くたになって蘇る。
え?20年前?パリ?モンマルトル?紅葉したプラタナス?
いったい何の話だ!?
最近の研究によると、秋に人恋しくなるのは夏の疲れによる自律神経の乱れが原因だと言われている。
俗に言うところの、秋うつ病らしい。
私の場合、そこに極度の妄想癖が加わって、どうやら脳内で壮大な秋恋ドラマを再現してしまったらしい。
今年の夏は特別暑く長かったから、きっと疲れているんだな。
今夜はゆっくり湯船に浸かって早めに眠るとしよう。
お題
秋恋
異常番号 7784, 【秋恋の林檎】
危険度レベル 3
□オブジェクトの情報
・この異常的存在は林檎の見た目をしており、■■■色に近い、男性の拳程の大きさ
□オブジェクトの詳細データ
・秋恋の林檎は栃木県■■■■市の公園で発見され発見された日は11月■■日
・このオブジェクトを内部分析した結果、内部は空洞だと発覚し、中には高温のガスらしきものが溜まっていると確認できた。
・■■日に研究した結果、男性である生物に対し異常な効果を確認 「異常番号7784,に■■m以上接近するとその男性に対し38.5度以上の発熱を起こし、過剰な水
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『秋恋』
秋恋とは、秋という季節に置ける恋らしい。
なんとなくお洒落な言葉で気に入ったから、調べてみた。
今は9月。
秋というには少し早いかもしれないけれど、寒がりな同居人はもう長袖を着ている。
私が彼女をじっと見つめていると、何?と煩わしそうな視線を向けられた。
黒いパーカーの袖から覗く、白く細い指先。
陽の光を受けて柔らかく光る長い髪。
どうしても見てしまう。
だって彼女がすごく綺麗だから。
好きと伝えたら、彼女はどんな顔をするのだろうか。
怒られるかな。それか、馬鹿にされるかも。
でも、もしかしたら
なんて。
私の気持ちを伝えるのはまだ先。
面倒なことは、先送りにすればいい。
いつか雪が溶けて、春になったら。
好きの代わりに、彼女の肩に顔をうずめた。
ほのかに香る、柑橘系の香水。
あったかくて、心地いい。
私の恋は、まだまだ続く。
木の葉が散って、秋が終わっても。
秋恋
秋がなくなってるね。
寂しいなぁ。
【晩夏】
茹だるような暑さが抜け始めた秋の日。
私は好きな人と2人で土手沿いの道を歩いている。
まだポロシャツと片手に握ったアイスが似合う季節。
太陽の眩しさを鬱陶しがっても許される季節。
2人であれこれ話しながら帰る道はとても楽しい。
今日あった出来事を話していると、
不意にセミの鳴き声が止んだ。
ああ、夏が終わるな。
直感的に感じた。
ひと夏の恋はもうすぐ終わり、やがて色を濃くして秋恋が始まる。
けれど、やっぱり寂しい。
分かれ道。
「じゃあね」と手を振って、私達は別れた。
名残惜しくて彼の背中を見た。
ああ、夏よ終わるな。
-秋恋-
ただ、愛が欲しかっただけだったの。私は貴方が大好きだった。共通の趣味、共通のファッションセンス、色々繋がっていたね。
だけど、心は繋がっていなかったみたい。私たちは自分の欲望のままに相手を傷つけた。だから私が振った。
この関係を断ち切るために。
どうか嫌わないで欲しい。互いのためなんだ…。 私は最近、本当の愛を手に入れた。相手を思いやれる心も、相手の全てを受け入れる寛容な心。この数年で人ってこんなに変わるんだね。だから貴方も変わってください。本当に人に愛されたいなら。
貴方を振った秋、とても苦いの恋だった。
教室から見える紅葉が色づいてとてもきれいだ。
「レンちゃん、もう秋だね。そろそろ僕と付き合ってよー」
「やだ、あたしより体重軽い子とは付き合わないもん。いつも言ってるでしょ」
もぐもぐ。メロンパンを頬張りながらレンはけんもほろろ。
シュウは机に突っ伏した。
「何でだよー、俺、体質的に太れないんだよ、頑張っていくら食べてもダメなんだよう」
めそめそ。
「泣いてもダメ。涙のぶん、痩せちゃうよ、泣かない方がいいよ」
ぺろりとパンを平らげ、指を舐め取りながらレンは言った。
「レンちゃんのいじわる!嫌いだっ」
「嫌いで結構〜。あたしはマッチョでガッチリした彼氏捕まえるもーん」
「うわあああん」
「……ねえあれ、なんのコント?教室のど真ん中で」
ヒソヒソ。女子の噂話。
「あーあれ、年中行事だよ。幼なじみなんだ、アイツら。昔っからシュウがレンにベタ惚れで半ストーカー状態」
「ええええっ。シュウくんてうちの高校の1年のイケメンNo. 1だよ? 3年生まで狙ってるという噂もある」
そのNo. 1が、レンを?
信じられないと目を見開く。
「まぁ気持ちも分からんでもない」
レンはそのう、どう見てもイケメンと釣り合う容姿はしておらず、なんというか、とてもぽっちゃりとおおらかな体格を持て余すような女の子だ。
「アンタマジでうざい。いったいどうしたらあたしのこと諦めてくれんのよ」
ほとほと呆れた顔で、レンが言った。
シュウは眉間に皺を寄せてむうと考えた。考え抜いた末こう言った。
「レンちゃんが痩せたら、俺、諦めるよ。二言はない」
「それって本当? うそじゃないわね」
キラんとレンの目が光る。
生真面目にシュウは頷いた。もちろん、と。
「その代わり俺がレンちゃんより太ったら、俺と付き合ってよ。約束だよ?」
二言はないよねと聞かれて
「もちろん。よーし、見てなさい。アタシ痩せてやるから。シュウが太るより先に、ぜったい」
鼻息荒く言い切った。
「そうはさせるか。俺も今日からガチで食べて、ぜったいレンちやんよりでかい男になってやる、見てろ!」
2人の間で火花が散った。バチバチ。
ガチだーーガチだわ。周りで見ていたギャラリーは息を呑んだ。すごい気迫だ、2人とも。
ーーん?
なんか、おかしく、ないか……?今のやりとり。
シュウ(秋)とレン(恋)のドタバタの恋の行方は、またの機会に。
#秋恋
コスモスの花を贈った
可愛らしい花言葉を
君が存外気に入ったから
秋になり花弁が開く度
一輪添えて招待した
桃に白に赤に触れ
君は何度も微笑んだ
秋になる度思い出す
花弁開く度思い出す
茶色の花を一輪摘んで
星の輝く空を見る
‹秋恋›
幸せなのが好きでした
大切な人が幸せなのが好きでした
親が兄弟がお世話になった親族が
最期まで幸せであれば良いと思い
出来ればそれを看取らずに
誰一人も見送らずに
私が一番に消えたなら
多分それ以上は無いのだと
‹大事にしたい›