秋恋』の作文集

Open App

秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/21/2023, 8:35:07 PM

「秋は恋の季節だねぇ」

 友達がそんなことを言い出した。

「読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋……とかは聞いたことあるけど、恋の秋?」

 綺麗に色付いた紅葉の樹の下。
 さっきまでお菓子片手に本を読んでいた私は、ちょっと身体を動かそうとストレッチしていた。そんなところに、友達が突拍子もないことを言い出した。

「全て制覇する勢いの君に! 恋の秋もいかがですか?」
「制覇するなら次は芸術の秋とかやりたいけどねぇ」

 全く興味が湧かず、再び本へと手を伸ばす。

「オススメの物件がありまして」
「いやぁ……私は今やってる秋で十分だよ」

 それでも尚諦めようとしない友達に、私はやんわりとお断りの言葉を伝える。

「じゃあ、花は? 園芸の秋!」

 突然の方向転換。
 必死な友達に、思わず怪訝な顔をしてしまう。

「何? 私にいろんな秋をやらせたいの? 園芸の秋って、何の花を育てるの?」

 友達はこっちを真っ直ぐ見つめると、真剣な顔で言った。

「私と一緒に百合の花を育てよう!」
「百合……って」

 紅葉に負けないくらい、顔を真っ赤にして伝えてくる。
 百合は通年で出回るが、旬は今じゃない。初夏だ。
 恋を勧めてきた友達が、いきなり今度は園芸? しかも百合?

 恋、そして、百合……?

 そして、全てを理解した私も、紅葉のように真っ赤になってしまい、さてどう返したものかと、本を閉じて考えるのだった。


『秋恋』

9/21/2023, 7:56:31 PM

秋恋

春も夏も秋も冬も恋の季節なのに、わたしまだあなたを諦められない

9/21/2023, 7:35:10 PM

「秋恋」

私たち夫婦は1〜2か月に1回程度、平日に休みを合わせてランチに行くことにしている。

仕事が休みでも、日中は保育園が子供達を預かってくれるので、とても大切な息抜きになっている。

店は大抵、妻が「ここに行きたい」と提案してくれる。
今日は、神楽坂の蕎麦屋に行く予定だ。

一人暮らしの時、いつもレトルトのカレーやパスタばかりを食べていた私からすると、妻は大層な美食家である。

付き合いを始めてから、妻のおかげで食の世界が広がりとても感謝している。
 
結婚して数年経ち、二人の関係も大分変化してきてはいるが、こうした機会に恋人時代のようなデートを楽しめるのは嬉しい。

今後も誘ってもらえるよう、「美味しい店を探してくれてありがとう」と言葉にするのを忘れないようにしておこう。

9/21/2023, 7:24:21 PM

田園風景が美しく、木々の葉が色づき始めた秋、彼は彼女と一緒に散歩をすることにした。二人は、手をつなぎながら、美しい景色を満喫していた。
「あの木の葉の色、綺麗だね」と彼女が言った。
「うん、本当に美しい。君と一緒にいると、どんな景色も美しく感じるよ」と彼は優しく言った。
二人は、並んで歩きながら、自然の美しさに圧倒されていた。彼らは、秋の風を感じながら、穏やかな時間を過ごした。
しばらく歩いた後、彼女は彼の手を離した。
「あのね、もう一つ散歩したい場所があるんだ」と彼女が言った。
「どこだい?」と主人公が尋ねると、彼女はにっこり笑って答えた。
「秘密だよ。それに、もうすぐ着くから待っててね」と彼女は言った。
二人は、彼女の案内に従い、進んでいく。すると、小さな池が見えてきた。
「ここが、僕が知らなかった場所なのか?」と彼は尋ねた。
「そうだよ。ここは、私がよく来る場所で、とても気持ちがいいんだ。君と一緒に来るのが楽しみだったんだ」と彼女はにっこり笑った。

彼と彼女は、池のほとりに座りながら、穏やかな時間を過ごした。彼らは、秋の美しさに包まれながら、心地よい時間を過ごしたのであった。

9/21/2023, 7:21:11 PM

冷たい風が頬を撫でた時
       心がチリリと泣いたんだ
       イチョウが木を揺らして
       道路を黄色に染めたんだ
       バスから手を振ったキミ
       また明日と優しく笑った
       心がトクンとなったんだ
       ボクはまだ気付いてない
       キミはもう気付いたんだ
      
      

              『秋恋』

9/21/2023, 7:17:56 PM

私自身には、もう何の価値もないと思う。
そんな私にも平等に色付きを魅せてくれる秋には、心焦がしてしまうかも、な。

9/21/2023, 7:16:13 PM

秋恋

この季節の恋は切ない
そう言われても
ドキドキする鼓動は
止められないから
あの人を見つめる
この視線がバレないように
気づいてもらえますように

9/21/2023, 6:36:10 PM

ゆびさきが髪を梳ってくれるとき出汁のにおいのするような恋

9/21/2023, 6:03:36 PM

秋恋

この季節

昔から秋が季節で1番好き
私の誕生日があるし 夏より空が高くなるような…
そして秋には独特な香りがあるような気がする

昭和世代の私 秋は秋晴れという言葉があるように澄んだ真っ青な空が多かった
今は秋をしっかり味わう事なく いつの間にか季節が変わってしまうように…

夏のピカピカしたイメージから 秋へ
なんだか 人恋しくちょっぴり哀愁ある季節
それがまた秋の魅力

9/21/2023, 5:32:07 PM

それは恋ではなく、恨みでも友情でもない。

誰かがそれを愛だといった。

ならば、ワタシは...



「本日付で護衛に就任しました!
フリンクです!よろしくお願い__ったぁ!?」

「すみませんね。コイツうるさくて。」

「構わないよ。よろしくフリンク」

これが、俺と俺の主君との出会いだった。

隣国との戦争はようやく終結を見せ、主君も護衛の俺と一緒ならば比較的自由に外出できるようになった。

主君は絶世の美人で、道ゆくだれもが振り返ってあの方を噂した。

主君は性格も良く、他に無いものを沢山持っていた。

そして、俺がそんな主君に淡い恋心を抱くのも時間の問題だった。

気持ちを自覚してからの俺は舞い上がっていた。

いつのまにか同僚が失踪と補充を繰り返しても、何も思わないほどには頭が働いていなかった。

だからだろうか?

俺は主君の全てを知っていると愚かにも思い上がっていた。本質は何もわかっていなかったのに。

「フリンク。オマエはいいやつだったね。
ワタシを怪しまず、私を守った。
でも、私の情が移りそうなんだ。そうなったら、ワタシはどうなる?私の陰にいるのも難しくなってくる。」

「だから、死んでくれ」

目の前にいるのは紛れもなく敬愛し、密かに想いを寄せる主君の姿だ。

ああ、でも俺はコイツを知らない。

いや、知っている。

コイツは、主君の影に棲みついていた...!!


昔のことだ。護衛になる前に、昔主君に仕えていたという男が俺の元へやってきた。

男は言った。

お前が仕えるお方の影は絶対に見るな。
どんなに気配を感じても、詮索してはならず、
その存在をお聞きしてもいけない

何故なら...

あの方の影には奴が棲みついている!

奴はあの方の全てを手に入れないと気が済まない。

寂しさを埋めるのも、自分の役割にしたがる。

だから、その役目が揺らぎそうになった時、奴は
あの方に乗り移り、全ての邪魔を薙ぎ払う。

僕は運が良かった。奴から逃れられた。
いいか、あの方にはなるべく関わるなよ。


その翌日、その男は死体で発見された。


恐怖で体が震える。それでも主君はうつくしかった。

奴は言う。

みのがしてあげようか?

オマエは自らここを去る。

うまくできたら、見逃してやるよ


俺は生きたかった。だから、心の奥底の声を無視することしか出来なかった。
選択肢は一つしかなかった。



窓の外ではほんのり色づき始めたイチョウがゆるく存在感を放っている。あの護衛はもう行っただろうか?
人が怖くてワタシに守られてばかりだった私。
たとえ今お前が苦しんでいたとしても、これがワタシの愛なのだ。

全力で、ワタシなりにお前を守るから、
今はどうかこのままで、側にいさせて


これはひとりの叶わぬ恋をした男と
  愛を知らず享受する娘と
一心に愛を捧げる娘の別人格の
       恋物語


【秋恋】

9/21/2023, 5:28:23 PM

昨日も今日も明日も日曜日。
そんな夢のような日々、夏休み。
永遠に続くような万能感がいつの間にか霧散して、とうとう月曜日がやってきた。

どうもこうもしようがないので、仕方なしにうんざり気分のまま学校へ向かい歩き始めた。
久しぶりに教室に入ると、普段つるまない友達との再会は懐かしさがこみ上げて来て思いの外テンションが上がる。

クラスのみんなが再会ムードで賑やかにそていると、カラカラと教室のドアが開く音がした。
ヤバい、先生が来た。
ミュートボタン押したかのように一瞬で静まり返り、上目遣いの犬のように先生の動向を伺う。
先生と一緒に見知らぬ女の子がいた。
教室がすぐにまたザワつき始める。

転校生だ。
しかもメチャかわ。
楽しい二学期が始まる予感にワクワクが止まらない!



秋恋

9/21/2023, 5:08:26 PM

【秋恋】

 ほぼ定時で退勤したというのに、外に広がる夕日は既に沈もうとしていた。
 最近、日が沈むのが早くなってはいないだろうか。私の気のせいなのだろうか。
 この『気のせい』を繰り返していると、いつの間にか冬を迎え、さらに繰り返すと秋になる。人間の時間の進み方は、気にしていなければいつの間にか人生が終わっているんじゃないかと思えるほどに早かった。実際、私は気づけば還暦を迎えようとしていた。
 私は帰宅ラッシュの電車に揺られて自宅を目指す。吊革に掴まり自分のスペースを確保するが、周囲の人々ともみくちゃになって息苦しい。じめっとした空気が電車内に漂っているのも不快だ。
 何故行き帰りの電車でこんな苦行をしなければならないのだ、と辟易した。これは老体に堪える。
 帰宅すると、疲れた体を一旦ソファに沈める。長年連れ添った革張りのソファは、ぎしぃと音を立てて私を包み込んだ。
 そのままの体勢でオープンキッチンの方を振り向くと、

『ご飯、できてるよ』

 と声が聞こえたような気がした。
 これは気のせいだ。彼女はもういない。
 二人の子どもは数年前に自立して家を出て行った。
 家には私ただ一人。
 この『気のせい』ももう何度目かわからない。四季折々の食材を用いて彼女が話しかけてくれるので、そこから「ああ、あの日のことか」と過去を思い返せるのは幸せだった。
 リビングの隅に置いた仏間に目をやる。
 
 『気のせい』を感じる季節になると、いつも君のことが恋しくなるよ。

 私は心の中で、彼女にそう話しかけた。

9/21/2023, 4:43:42 PM

『木星の嘘』
シャワーの後に消えてなくなることばかり想像してる
夏の終わりも恋のはじまりも銀河の端くれ 人知れず輝いている 小惑星たちが忽ち嘆くその理由は木星の嘘 その優しさに気づかないまま 熱をもち腫れていく そして破裂する その粒子は再生し 南下する

9/21/2023, 4:33:40 PM

秋恋

秋の恋と言えば
メモリーズオフかなーっとね
かなりの回数を周回したと思う
シリーズは6までやって
ゆびきりからは知らない
お気に入りは2かも
kid時代の作品は当たりのオンパレード
移植作品も含めてハズレはなし
プレイした中ではね

一ヶ月に最大4作品くらいクリアしてた
ハズレ作品が多いと好きな作品に帰る
ハズレでもクリアはしてたりもする
集中的にしてたのは2年いかないくらい
もちろんその後もやってはいた

最後に集中的にやってたのは
ましろ色シンフォニー
あかね色に染まる坂
スズノネセブン

その後もやってはいた
アプリで買ったのがほとんどだね
あとはYoutubeで見たりなど

いまのところ最後に買ったのは
ワガママハイスペックなはず

秋とか冬とか春とか夏とか
季節に関係あるのかな
季節の恋なんてのは
いつ始まってたか程度じゃないかと思う

秋恋ねー
たんなる恋でいいと思うよ

難しく考え過ぎてるんじゃなくて
こんな風に混ぜて
それを一緒にしちゃってるだけでは

恋は恋だよ
どうにかするものでもない
なにもしなくても恋で
ただそれだけでいいんじゃないかな?

9/21/2023, 3:43:23 PM

『秋恋』

夕焼けを見ると
人恋しくなる

休日には
一人で映画を見て、
一人でカフェランチして、
一人でショッピングして、

「あー今日も楽しかった」
で終わる

いつもは一人で平気なのに

今日オレンジ色の空を見上げて
真っ赤な夕焼けを見つけた瞬間

急に一人が虚しくなった
何とも言えない感じ

秋の空は
こうやって私を惑わす

「あー…そろそろ
恋したいなぁ」

…って、今年も去年と同じ事言ってる!
来年の夕焼けは誰かと見たりするのかなぁ

そんな事を思いながら
夕焼けに向かって歩いていく

9/21/2023, 3:33:13 PM

◉今日の気づき

はなすことから、目を背けないでいようと思った
泣くのは簡単だ
泣いてわかってもらおうと思っていたけれど。
それは対話の放棄

これはもう恋じゃない
ひとりの人間をちゃんと好きで愛おしいと思いつづける
ための修行に等しい

心が暴れ出しそうになるとき
深く深呼吸をする
ちがうことに意識を飛ばす
そうして冷静な心と頭で向かい合う

ただそれだけだ

#秋恋

9/21/2023, 3:31:16 PM

9月20日、信じられないことが起こった。

私と彼と友達と放課後に

勉強を先生に教わりに行く予定だった。

でも友達が家の用事で帰った。

彼と2人で職員室に入って

ソファーに座った。

隣に彼がいる。一緒に座ってる。

爆発しそうだった。

先生に教わる時、正直彼しか頭になかった。

「〇〇(彼)って、〇〇さん(私)とは普通に話せるんやね」

先生が言う。

『え?どう言う意味ですか?』

私はすかさず聞く。

「いや、〇〇(彼)、女子が苦手やけんね」

…まじかよ。

彼の女友達の中でも、私って結構良い方なのか??

変に気持ちが昂った。


ー秋恋ー

9/21/2023, 3:21:14 PM

部活終わりの暗い帰り道、ひゅーと一吹きの風が吹いた。
先日までの暑さを全く感じさせない爽やかな風は、季節が移り変わろうとしているのを告げているように思えた。
「もうすっかり秋だね」
何の気なしに隣の幼馴染みに言った。
「そうだね。日が落ちるのも早くなったしね。もう月が見える」


『I love youを生徒に訳させた夏目漱石は、我君を愛すなどと答えた生徒に日本人はそんな直球に愛を伝えたりはしない、と言ったという有名な逸話がありますね。では問題です。夏目漱石はなんと訳すよう生徒に教えたでしょうか』


ふと、古典の先生の雑談とも呼べる言葉が脳を過ぎった。

目の前には中秋の名月とでも云うべき大きな満月が暗い空に浮かんでいる。日が落ちるのが早くなったせいか、いつもは少なからず人通りがあるこの道に私たち以外の人影はない。
出来すぎた環境の整いぶりに、背中を押されているような気がした。
私は覚悟を決め、足を止めて立ち止まった。
不思議そうに振り返った幼馴染みに精一杯の笑顔を向けた。



「ねえ、月が綺麗ですね」

9/21/2023, 2:55:41 PM

去年の秋きみに恋して2ヶ月後の冬に告白して

あと少しで1年記念日。

秋は恋が始まりやすいっていうけど

ほんとだったんだね。

9/21/2023, 2:48:01 PM

突然に変わった、冷たくて
この心にはちょっと痛い
秋の風

ぽっかり穴が空いてスーって抜けてくの

ああ、去年はこの冷たささえ、幸せだったのに。
今年は気を緩めたら泣いてしまいそう

去年よりちょっと苦い


秋の恋

Next