『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こんなに澄んだ青空
見ているだけでは
もったいないね
そうね、
あなたと私なら
最高のラブストーリー
ここに映し出せるんじゃない?
うん、そうだね
この澄んだ青のページに
僕のハートを
ダウンロードするよ
君の美しいペン先を走らせて
空を見上げる
すべての瞳に
伝えようよ、
麗しの万年筆さん!
十度目の秋だ。君に触れて触れられてきた。足りないと思うことも満ちていると思うこともできないままに。
「秋なんて、もう来ない気がする」
「今年あちーもんな」
今年の夏は暑かった。そして長かった。いや長い。現在進行形。
君はうんざりとした顔で夜の空の下、ベランダから空を眺めた。
んなにあちーならエアコンの効いた室内にいればいいものを、この恋人は暑いのはそんなに嫌いではないことを俺は知っている。
「汗がね、嫌いなんよ」
「知ってる」
「暑いのはね、好き。こうやって外でぼんやりするのも」
「俺も」
互いにニヤッと笑って手を繋ぐ。ベランダはセメント作りだから外からは見えない。まぁここは高層マンションだから柵だとしても見えないけどな。
「あっちーよ」
君はニヤニヤと笑う。でも手を離す気配はなくて、俺の手をにぎにぎ。
「秋がーいつか来るまでさー、こうしてよっか」
「秋になったらやめんのか」
「やめるわけねーじゃん。その次は冬まで、その次は春までこのまんまよ。そしたら次は、もう、夏!」
なるほどね。
「あー早く秋が来ねぇかなぁー!」
君はそう言って、ケラケラ笑う。
どの季節も、きっと俺は君に恋をする。
▼秋恋
「秋は恋の季節なんだって」
そう笑うあなたを「ふざけんな」と睨み付ける。
こちとら春夏秋冬、年がら年中恋の季節じゃボケ。
秋恋
秋に恋…
なんて可愛い名前なの
なんて可愛い季節なの
私はあなたに恋をする
秋が空に恋するように
あなたに寄り添い
恋をする
冬になるまで
あなたに恋をする
秋恋…
秋は食欲の秋やから
君といーっぱい食べたいな!
なんなら君も食べたいぐらい…
かぷっ♡
このまま君をハムハムする。
あぁ…
僕も君に食べられたい♡
なんて夢を見る。
秋恋 調べてみたら...
秋の恋は長続きする傾向にあるんだって
理由はいくつかあるけど
秋以降はイベントがたくさんあったり
人肌恋しくなる季節になる
秋の夜長にじっくりと
ゆっくり語り合えるのも効果抜群なんだそう
#37
秋恋、
恋人ではない間柄で
はぐれないように手を繋ぐことは
それを許すことは
やめたほうがいいのでしょうか
何度問い掛けても答えが出ないのです
しかし同時に
誰に向かって
何を問い掛けているんだろうかとも思うのです
そのときに身を委ねてみようと思うのです
秋がかった涼しげな曇り空の下
そこにきっと答えはあるでしょう
秋恋。
秋恋みたいに
ゆうと
できるかな?
秋恋なのか?
恋してるのは
一年中。
秋恋
私の去年の夏頃から始まって、恋が実った冬恋も、ついに二人で過ごす秋恋へと、姿を変えた…秋と言えば、紅葉や、美味しい秋の味覚…沢山あるね💕︎貴方と出会うまで、毎日パッとしない人生で、誰と付き合っても、目の前が真っ暗な様な気がしてた私に、神様がようやく私に出会わせてくれた運命の人…今まで沢山間違った道選んで来てしまったけれど、今、貴方と歩む道は、決して間違ってないとハッキリと言い切れるよ。貴方と出会い、付き合って、毎日の何気ない日々に、真っ暗だった人生に、貴方は、明るい色で、私の行く道を照らしてくれた。そして、明るい色を塗ってくれたんだ。貴方と付き合って初めての秋。秋も沢山の思い出作ろうね💕︎二人の恋が、秋恋に姿を変えても、ずっと貴方だけが大好きです♥️いつも同じ言葉や、同じ愛情表現しか出来なくてごめんね💦でも、それくらい、貴方を愛してる証拠なんだ…私の愛は、少し重いかもしれない。けど、これからも受け取って欲しいんだ…貴方と付き合って、こんなにも変われたし、貴方と付き合って、少しずつ、大人に近付けてる気がしてる。今日よりも明日、明日よりも明後日、明後日よりも、一生、毎日、好きが溢れ、貴方を愛すよ♡
「秋恋」
あなたは私を抱きながら
「愛している」と呟く
私は快楽に溺れながら
あなたから
嘘の匂いを嗅ぎとる
この男とはこれが最後だと思いながら
ただ快楽だけを貪る
もう男の声など何も聞こえない
嘘の匂いは臭い
秋恋。。。。?
初めて聞く見る言葉。知識がまだまだなので
意味を調べたら秋から始まる恋は長続きするらしい。
イベントがたくさんありすぐ冬になる楽しめる、気持ちを共有しやすいので吊り橋効果があるそうです。
また一つ言葉を知れた。意味を知るのは面白い
私も出来たらしてみたい周り見て行動してみようかな
まずお話から!
それよりも食の方が楽しみなのは間違いない。
方向転換しそうな予感。
いまひとたびの
センチメンタルな秋の仮初の恋だと周りから言われた。
都会の名門大学に通う、お嬢様の旅先のアバンチュールだと。
こんな田舎住まいの男なんか本気にするわけがない。それでも、交わしたLINEに、一抹の希望を乗せて、来月のイブのイルミネーションイベントのペア入場券を送る。
ピロン……。
返事が返る。
『嬉しい! また会えるのを楽しみにしてるわ』
本気ですか? ……と躊躇いつつも問う僕に可愛いスタンプと共に、また返事が返る。
『本気よ。だって秋は実りの季節だもの』
お題「秋恋」
【55,お題:秋恋】
それは突然のことだった
親が神主の私は、よく神社の掃除を手伝わされていた
銀杏と紅葉の木が並ぶ、参道の周りの掃き掃除
いつものことながら、毎日やっていたらさすがに飽きる
しかも今日は風が強い、軽い落ち葉は私を弄ぶようにあっちへこっちへと舞い踊った
早く終わらないかな~とか、今日の夕ご飯なんだろうな~とか
雑念まみれで、ひたすら手を動かす
...チリン
「鈴の音?」
...チリン
なんだろうと、首を回らしていると
ぶわっと一際強い風が吹いた
後ろに気配を感じて振り返る、寺育ち舐めんな
「えっ...と、どちら様ですか?」
踊り舞う木の葉の中で、優雅に着物を着こなした背の高い男性
青い短髪に、秋を閉じ込めたような赤と黄色の混ざった瞳
手首につけた数珠の鈴がチリンと鳴って、その人と目があった
「あ、どうも...」
うわ、まつげ長...めっちゃ顔綺麗だなこの人
「君は...俺が見えるんだね」
そう言ってふにゃんと細められた目元
秋だというのに、彼の周りだけが春のようだった
9/21「秋恋」
「秋の恋は本物になりやすいんだって」
そんな話を女子がしていたから、アイツの動向が気にかかる。
男女問わず人気でいつも人に囲まれているアイツに、もし好きな人ができたとか、告白されたとか、そんな話を聞かされたら平静でいられる自信はない。
いっそ俺から告白するか? いやいやいや。アイツとは普通に幼なじみだし、アイツが俺に気があるわけがない。
「将太」
俺に気づいたアイツが近寄ってくる。
「ちょっと屋上付き合えよ」
「お、おう?」
腕を引かれて階段を登る。屋上に出て、手すりにもたれて、アイツは言った。
「オレさ、ずっとお前のこと好きだから」
にっこりと笑う顔に邪気はない。―――いや待って、今何て言った?
「秋の恋とか全然関係なく、ずっと前から年中お前のこと好きだから。それだけ言っときたかった」
言い残して、アイツは悠々と校舎に戻って行った。
アイツに人の心を読む力があることを告白されるのは、それから10年後だ。
(所要時間:9分)
『秋恋」の読み方も意味も知らなくて調べた。
【意味:秋という季節における恋】
【“ひと時の思い出で終わってしまう”という意味の「ひと夏の恋」とはよく聞きますが、「秋から始まる恋」は逆に長続きしやすい】そうな。
どんな時期に恋をしてヒトを好きになったとしても、
自分の中の相手に対する理想と相手の現実を擦り合わせて幻滅しないことが一番長続きするんじゃないかな。
「愁う」という言葉があるように、秋は物悲しい気持ちになりやすい季節だ。生命力に溢れた夏の景色から徐々に落ち着いた色彩に変わり、肌寒さを感じ始める時期。だんだんと色づいていく木々のように、また冬に備えて食料を蓄える野生動物のように、人間も「恋」の実を育みやすい季節なのかもしれない。
「秋恋」というお題から徒然なるままに「秋の恋」について書いてみたけれど、わたしは「秋が恋しい」と読みたいな。今年はまだまだ残暑が居座っているけど、道端のドングリや夜の虫の声に、確かに季節が歩を進めているのを感じる。冬が訪れる前に、もっと「秋、来い」と思う。
【秋恋】
「これ、シュウレンって読むんだよ」
秋恋。
そう書かれた文字をなぞり、彼女は笑った。
栗色に染めた長い髪はふんわりと巻いていて、暖色のカーディガンと薄化粧も彼女にはよく似合っている。
高校で見るのとは違う姿に、僕は視線を彷徨わせた。同級生のはずなのに、彼女のが大人っぽくて、艶っぽい。
「そうなんだ。知らなかったよ」
僕は嘘をついた。
本当は知っているよ。秋の恋は長く続くなんて話も。
ただ。言葉を途切れさせたくなかっただけ。
君の声を、聞きたかったから。
「そっかー! 和哉くんにも知らないことってあるんだね」
「あるよ。何でもは知らないと言うか」
「ふふふ、ちょっとホッとしちゃった」
得意げに彼女が笑う。
好きと語る小説を開いて、彼女はまた紙の上に指を滑らせた。何度も読み込まれた跡のある本を彼女が愛おしそうに見つめる。
おい、本、ちょっと僕と位置を変われよ。何て口が裂けても言えないが……少しうらやましくはあった。
「この小説はね、同い年の男女が恋に落ちてく話なの。でも秘密もあり、謎解きもありで面白いんだ」
「恋愛小説なんだね」
「和哉くんも何か秘密あるよね? 当ててあげようか」
ーー好きな人、いるでしょ?
彼女の口元が強気に口角を上げるのを見て、僕はドキッとした。
知っているのだろうか?
もしかして、バレていたとか?
嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちと、怖いものを見るような思いが一瞬で心の中で混ざり合う。絵の具を全て混ぜた時の、あの混沌みたいな感じ。
「当ててあげようか?」
「うん。……あ、やっぱり、まって」
咄嗟に僕は手を広げてストップをかけた。
赤い顔は見せられない。その勇気はなくて。
それに。今は。
まだ、恋を夢見ていたいんだ。
#秋恋
鮮やかに
燃え尽くすほどの思いは
肌をかすめる涼やかな風も
花を濡らすそぼ降る雨も
美しく記憶の中に焼きつける
恋に焦がれた
それだけの恋だったとしても
あの優しさに包まれた季節の
温もりは消えはしない
秋。
まだ夏の香りが残ってる。
どんどんどんどん葉っぱが色付いて。
少し涼しくなってきて。
落ち葉が地面を覆ったら。
「ベッドみたい」「気持ちいい」と
寝そべる君がいるだろう。