『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〈私の当たり前〉
本は高さを揃えて、色で分けれるものはきちんと分ける、とかそういうのは当たり前だった。前までは…
「𓏸𓏸きっちりすぎて無理」「わかる。ちょっとズレてたぐらいですぐ直すよね。」「見てて疲れる笑」など言われてて、他の人からしたら疲れるのかと思い、やめようと思う。コレが〈世の普通〉で〈私の当たり前〉では無い。
ここにいるなら〈世の普通〉に合わせる必要が有るらしい
【私の当たり前】
朝起きてご飯食べて学校行って帰って寝て。
まるでループしているかのような日常。
それが、私の当たり前。
非日常なことが起きたら、
死んじゃうかもね。
私の家族は、周りの家族に比べるとかなりフレンドリーだ。
私が友達を家に連れてくると、その子をあだ名で呼んだり、本当に年の差0なんじゃないかというくらないの行動をとる。
私の両親は基本、そんなに差別はしないタイプだと思う。
そんなに、と書いている理由は、無意識に何かしらの差別をしているかもしれないからだ。
私が付き合っている子を紹介したときも、女同士にも関わらず、すんなりと受け入れてくれた。
我が子の事だったから受け入れられたのかもしれない。その可能性も捨てきれないけど、そんな感じに差別はしないタイプだ。
オチはない。
【私の当たり前】
屋上の扉を開けて、フェンスに背中を開けて体育座りをしたクラスメイトへと近づく。無言で隣に腰を下ろせば、君は少しだけ視線を持ち上げた。
「君は、気持ち悪いって思わないの?」
絞り出された声は上ずり震えていて、まるで泣いているみたいだ。視線は一切向けないまま、私は淡々と言葉を返した。
「別に。だって君には何かがわかっていて、だから助けようとしただけなんでしょ」
昨日の放課後。危ないから離れてと切羽詰まったように君が声を張り上げた直後、すっ飛んできた野球のボールで窓ガラスが粉々に砕け散り、廊下でだべっていた生徒たちへと降り注いだらしい。まるでガラスが割れることが事前にわかっていたみたいだなんて、そんな悪意に満ちた噂が一人歩きし始めるのは早かった。
人間は、理解できないものを排除したがる。仕方のないことだ。そうわかっているから私は、私の目に映るものを必死に隠して日々を生きている。
物心ついた時からずっと、私の右眼には『この世ならざる世界』が視えていた。狸たちが夜を踊り明かし、青空を龍が悠々と散歩し、夕暮れ時には三つ足の烏が西の空を飛んでいく。それが私の当たり前だった。
だけどそれは私だけの当たり前だ。他の人たちの当たり前とは明らかに違う。仲間はずれにされないように、波風を立てないように、私は私の当たり前を隠し続けてきたし、きっとこの先も隠し続ける。
「君は偉いね」
君だって君の当たり前が他の人たちの当たり前と違うことくらい、とっくに理解していただろうに。それでも誰かを助けるために、君は自分の当たり前を人前に曝け出した。たぶん私には一生できない、愚かで優しい行為だ。
見上げた空には相変わらず、巨大な龍が浮かんでいる。その鱗の数をぼんやりと眺めながら、私は君の隣に無言で座り続けた。
私の当たり前は誰かの異常
私は、可愛いものが大好き。身の回りのものも、身につけるものもぜーんぶ可愛くなくちゃ。
スカートを履いて、胸元にリボンを結う。
地雷系なんて言われる服装をして、街中を歩くと、周りからは好奇の目線が向けられる。それもまたいい。見てくれているから。
今の私はいつもの私じゃないの。
今の私は女の子。女の子だから、可愛いの
気になるあの子は振り向いてくれるかな。
【男の子】だって知ったら嫌われちゃうかな。
性別を隠し生きていく。それが「ワタシ」の当たり前。
僕の当たり前と君の当たり前は違う
簡単に当たり前って言うけど それは心を
破壊してると言っても可笑しくない
『日常色(にちじょうしょく)』
非日常的なことを人は好むだろう。
だけれど、それはあまりにも辛く残酷だ。
誰かが言った「魔法が使いたい」
そんなに簡単なものではない。人を殺せたりもする。
誰かが言った「駆け落ちしたい」
実際には幸せになれる可能性は0に等しい。
誰かが言った「天才になりたい」
天才にも、天才なりの悩みがあるものだ。
誰かが言った「こんな日常はもう嫌だ」
なにかに耐え続けているのだろうか。
明るい日常。暗い日常。
赤い日常。青い日常。
君の「日常」はどんな色かな。
黄色く明るく輝いている?それとも、薄汚れている?
君の目にはフィルターがかかって、モノクロの日々を過ごしているかもしれないね。
でも、焦らなくてもいいんじゃないかな。
だって、それが君にとっての「日常」なんでしょう?
モノクロの日々にも少し工夫を加えるだけで、色んな色が浮き出るよ。
例えば白と黒を混ぜれば灰色に。
白を少し強くするだけで、ほぼほぼ白に近い色に。
君の心臓の赤色を足せば、さらに色んな色が浮き出る。
変わらない日常もまたいい。
自分の唯一無二の居場所になる。
でも、代わり映えのしない日常に飽きたのなら少し外を見てみるといい。
街灯の明かり。人々の声。信号の青色。
君の日常にこれから添えられる色だ。
……そうして、僕は今日も語りかける。
日々頑張る君達に。迷い踊る子羊達に。
この世の終わりが来る日まで。
お題『私の当たり前』
今回お題難しいですね。型にハマらないをモットーとしている私にとっては強敵でした
私の当たり前____
気持ち悪い。
歯も髪も目も口も鼻も肌も顔も。
手も腕も足も爪も性格も口癖も。
とにかく全部が全部嫌い。
大っ嫌いで大嫌い。
気持ち悪くて仕方がない。
そう思ってる。ずっとそう。
なのに、メイクをして髪も巻いて、
おしゃれな服を着た自分を洗面台の鏡で見ると
あれ、?意外と可愛くない?
なんて馬鹿みたいなことをたまに思う。
そんな自分が気持ち悪い。
そのあと、外へ出て周りを見ると、
改めて自分は気持ち悪いのだと自覚する。
インスタの友達の写真を見ると
改めて自分はブスなのだと自覚する。
友達に会って綺麗な目に細い足サラサの髪に綺麗な歯。
改めて自分は気持ち悪くて負け組でブスなんだと思う。
そして、意外と可愛い?なんて言っていた
自分を思い出して吐きそうになる。
毎日毎日そんな意味のないことをしてしまう。
毎日毎日そんな言い訳をしてしまう。
毎日毎日そんな気持ち悪い自分を呪ってしまう。
わかってる。
私には、
歯も髪も目も口も鼻も肌も顔も、
手も腕も足も爪も感情も思考も、
あるのだと。
ない人がいる中、私はそれがある。
それだけで十分幸せじゃないか。
わかってるよ。
でも、
歯の並びも、目の大きさも、口の形も、鼻の高さも、
肌の綺麗さも、顔の大きさも、手の長さも、
腕の綺麗さも、足の細さも、爪の形も、
全部全部、数ミリ。
たったの少しの違いでそれは人生を左右する。
そんなことあっていいのかな?
そんな数ミリで死にたいなんて言ってる人がいるのに。
そんなことあっていいのかな?
全部全部気持ち悪い。
その感情はもう、私の中では当たり前。
私のそばにはいつも君がいるってのが当たり前だったから
こんなことがあるなんて思いもしなかった。
『俺彼女できたんだよねー!!』
って嬉しそうに笑って報告してきた君に私は
「よかったじゃん!」
これが精一杯だった。
むしろこれ言えただけでもすごいわ。
『なんだよそれだけかよーどんなやつとかきかねぇの?笑』
なんだよこいつ、、私の気も知らないで、
大体ずっと一緒にいたじゃんか、、、
なんで私じゃ、、
そういう考えがいけないのか、、
ふぅ、、告っちゃいないけど私の恋終わった。
「どんな子?」
『そんな聞いてよって言われたから言った感。な、どんな子?じゃねーよーもー』
「いや、だって聞いて欲しいんでしょ?」
『まぁー笑
なんか身長ちーさくてかわいい。優しいし!』
「ふーん?笑こんな奴のどこがいいんだかー」
『なんだよ羨ましいのかよー笑!お前も早く彼氏できるといいなっ笑!!』
「早く彼女のところ行ったら?もう帰るんでしょ?」
『おう!今日はこの後放課後デートなんだぜ、ま、帰るだけなんだけど笑じゃなっ』
去ってく後ろ姿を見ながらさっきまでの会話を振り返る。
“お前も早く彼氏できるといいなっ!″
「できねーよ ばーか」
誰にも聞こえないくらい小さな声で私は言った。
自分にとって当たり前でも、相手にとっては当たり前じゃない。
そんなの普通のことだよね。
だって、
みんな価値観は違うし。
ねえ、
おかしいだなんて。
言わないで。
おかしい私の当たり前。
そう言われるのが、
私の当たり前
帰り道LINEが鳴り止まない
「今日はありがとう」
「電話出来る?」
そういったLINEばっかだ
私は一人一人丁寧に返信をしていった
毎日LINEをくれる人
途中からしてこなくなる人
結局話が続いたのは3人程度
その中には送りに選んだ人もいる
しかし、私は決めたのだ
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
最初は違った。タイプじゃない顔、正直犬が好きということしか記憶になかった。
でも、あんな捨て台詞ずるいよ…
1回あっただけじゃ全く分からないし、正直LINEの頻度は他の人の方が多く、他の人の方が優しさが伝わってきた。
大変なのにみんなLINE返してくれて1人を選ぶなんて本当に無理で、泣いていた。
決定づけになったのは、あの捨て台詞と友達の推し。
「もう電話できないけど、店で会ったらいっぱい話そうね」その言葉が私の心を動かした。
決定してもなお、悩んだ。本当に彼で良かったのか、他の人とはどうやって接していけばいいのか…
でも今思うと正解で、彼の優しさにいっぱい触れた。
毎日LINEしてくれる。ありがとうっていっぱい言ってくれる。いっぱい写真くれて、アフター行く度に私に気を使ってくれて、無理に飲まなくていいよって言ってるように、グラスに手を添えてストップさせてくれる。私はあまり店に行けないくて、お金も使わないから本当に迷惑だと思うのに、毎日私に構ってくれてありがとう。
お題『私の当たり前』
※忙殺中につき一旦寝かせます。
「 私の当たり前 」 No.16
朝、起きたら親が怒鳴っている。
学校から帰ってきたら、親が殴ってくる。
これが私の当たり前。友達に相談したらおかしいって言われて縁を切られた。
どうしてなんだろう?これが普通なのに。
何がおかしいのか、この子は気づかない。
アタシの当たり前
必ず夜は350のビール1つと
500のビールを2つ。
これがアタシの当たり前な夜
で、かといって…全く酔えないんだけどね笑
綺麗な水と電気
だから東日本大震災の後はこれからどうなるんだろうと不安だった、というか今も奥の方で不安がある
日常って自分ではどうにもならないことで簡単に崩れるなって
いつも少しだけ足りない睡眠
手離しそうにそうになる意識を
無理矢理目覚めさせる
眉間にシワ
開ききらない瞼
緩んだ口元
この時の顔が一番人に見せられない
目覚めきらない足元は少し不安定
顔を洗ってスキンケアをする頃に
ようやく意識がハッキリしてくる
朝ごはんを簡単に済ませ
身支度を整えて
鏡の前でヘアメイクをチェックする
青空を見上げて
このまま何処かへ
行ってしまいたくなる衝動を抑え
今日も変わりばえない日常に溶け込む日々
私の当たり前
夢は願えば全て叶う。
…いや、寝てる時見る夢のこと。
明晰夢というらしいけど。
夢で、あ、コレ夢だ、と気づいて、
お菓子食べたい!デパ地下に!と思うと
場面が変わってデパ地下にいる。
お菓子食べ放題。タダ。太らない。
惜しいことに、味がする時と、
しない時があるのが課題か。
あと、明け方の夢の中で、
ストーリーや散文や詩を
考えていることがある。
大抵映像付き。総天然色。
起きると忘れないうちに、
ノートに書き留める。
さすがに夢だけあって、
ストーリーが破綻している時があるのと、
寝入りばなにコレがあると、
考えすぎて眠れない時があるのが困りもの。
これが私の当たり前。
私が好きなものは私が決める。
/「私の当たり前」
「私の当たり前」
これは千差万別で、それぞれの人の当たり前は、少しこだわりのある「私の当たり前」だろう。
あまり考えずに即答すると、それは他人に自分の考えを押しつけない。強制しない。ことかと思う。
私自身のこだわりは特異で(夫だけは別だけど)他の人と共有できるものではない。この事を学ばせてせくれたのは息子だ。まず私が母親であるのは、息子の存在が、そうさせている。私は息子から多くの事を学んだ。
子宮の中の羊水は海水に似ていて、細胞分裂を繰り返す胎児は、生命の歴史をおよそ十カ月をかけて進化する。自分自身の体の中で別の生命が人間へと進化していく、その事は神秘以外の何ものでもない。
ある時、星野道夫氏の『長い旅の途上』でカリール・ギブランの詩に出会い、それまでの自分の考えを改めた。この詩に比較的早く出会えて良かったと思う。
「この子は神さまから預かっているだけ」そう考えるようになった。
だから小学生の頃に始まった反抗期が、いまも続いているような息子だ。でも、それで良い。誰に強制される事なく自由であれば良い。私もキツイ事を言う事はあるが「この糞ババア」と叫べば良い。幸い息子から、そう言われた事はない。
自分の考えを言っても強制せず、最終的な決定は息子に任せる。簡単な様だが、かなりの忍耐を要した。
いまは当たり前になった。この文言に反論はいくらでも出てくるかと思う。賛否両論あって当たり前である。その度に周囲に合わせて流される事はない。歳をとって随分と頑固ババアになりました。
最後に、息子よ。ありがとう。お前のおかげだ。
私の当たり前
朝方4時過ぎ――
窓をゆっくり開けると冷たい空気が部屋に入ってきた。まだ人が少ない時間は、ひっそりとしている。
ぼーっと遠くを見つめていると、目の前にあった木の枝に鳥が止まる。そして、鳥が話しかけてきた。
「おはよう、おはよう、今日も元気だね」
「鳥さん、おはよう、あなたも元気だね」
笑って返すと鳥は首を縦に振り、そして翼を広げ飛んで行く。今度は誰に挨拶をしに行くのかな。
この時間と朝の冷たい空気は好きだ。私にとっての当たり前なひと時。