私の名前』の作文集

Open App

私の名前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/21/2024, 8:56:36 AM

今日のお題。私の名前。
コンプレックス突いてくんな!

「あなたの名前は何ですか?」
「…僕?」
「はい、あなたのです。」
「知ってるでしょ何妄想してるのかな作者さん?」
「いやあ、これ聞いたらついついやりたくなっちゃって。」
「今の会話読者からしたら超意味不明だから。」
「だって面白いでしょ?オリヴィア?」
「そうだけど本名で呼ばないでね?」
「わかったわかった~。オリヴィ」
軽い打撃音。
「そう言って数秒後に呼ぶのはお見通しだよ」
「…まあたまにはこうやってオリキャラと話すのもいいね。」
「いつもオリキャラ出して書いてる時やってるでしょ?」
「言うな」

めでたしめでたし。

7/21/2024, 8:51:05 AM

ペンの試し書き。
私はいつも私の名前を書く。

ゆうこ
ゆうこ
ゆうこ。

いつも同じものを書いた方が書き心地の違いがわかるそうだ。

ゆうこ
ゆうこ。

中学の時、同じ名前の子と仲良くなった。
みんな、 その子のことをゆうこと呼んだ。
おのずと私は苗字で呼ばれた。
どこにいっちゃったのかな。私の名前。

ゆうこ
ゆうこ
ゆうこ。

見つけてくれるかな。

【私の名前】

7/21/2024, 8:50:25 AM

私の名前

透き通った世界で
皮肉じみたあだ名を呼んだ私に
貴方が 振り返って
私の名前を形にした夜
初めて真剣な眼差しで呼んでくれた
んっ、と突き出した果実に

私は初めて、宇宙を見た。

7/21/2024, 8:42:11 AM

題名 私の名前


いつからだろう

自分の名前が分からなくなったのは

いつからだろう

自分が生きている感覚を失ったのは

なんでだろう

みんな幸せに生きているのに

なんでだろう

なんで

私は1人なんだろう

施設の虐待も学校でのいじめも何も感じないのは

なんでなんだろう

私の名前ってなんだっけ

あれ私の夢ってなんだっけ

私が生きる理由ってなんだっけ

もう疲れた

私の名前どんなだっけ



私の名前を思い出した

いきる きき

なんでこんな名前なんだろう

私いつから施設にいたっけ



そうだこの名前は私が2歳の時

ママがガンにかかってつけた名前だ

だから生きる危機って名前なんだった

あーあ

生きるの疲れたなー

私は一緒このままなのかな〜

なんで

なんで…

ある意味私は愚かなのかもしれない…

私の名前

7/21/2024, 8:40:06 AM

私の名前は寿限無寿限無五劫のすりきれ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶらこうじのぶらこうじパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助だ。友人にはこうじと呼ばれている。悩みは部屋にエアコンがないこと。

7/21/2024, 8:34:46 AM

「大好きな花の名から付けたのよ」

そう言って小さく笑った私の母は花瓶をひっくり返し、あの頃の面影も残さぬまま消えてしまった。
部屋はぐちゃぐちゃで2人きりで笑って過ごしたその綺麗な記憶を塗り潰すような惨状に溜息を漏らし項垂れる。
大好きだったのならどうしてこんな事をするの。
落ちた花弁を1枚1枚拾って、ふと窓の外を見つめる。
……あぁ、こんな事なら、こんな小さな花瓶の中の存在じゃなくてもっと外で大輪を咲かす花になりたかったな。
ねぇ、お母さん。
お母さん。
こんな事なら、私にこの花の名前を付けないでほしかった。
大好きだったこの花が、今はもう嫌いなんです。

7/21/2024, 8:32:10 AM

私の名前は、私が生まれるかなり前から決まっていた。
母が子供の頃から考えていた名前だそうだ。

母の名前+1文字で並べ替えると私の名前になる。ちなみに弟も父の名前+1文字である。私の名前を母から取ったのが由来なので、弟の名前も私がきっかけのようなもんである。


さて、私の年齢よりも随分年季のあるこの名前、一つ面倒なことがある。

先程私の名前は 母の名前+1文字だと述べたが、それは読み方だけではなく、名前の漢字自体もである。つまり漢字の文字数が多い。


日本人の名前は、漢字4文字までの人がとても多い。名前の読みが4文字以上でも、漢字だとキレイに4文字に収まったりする。だから学校のプリントなどに名前が載る時、4文字の人に合わせて揃えられたりする。

……ちなみに、私の名前は漢字5文字である。するとどうなるか、


①私の名前だけ縦列からはみ出る

②4文字にあわせて名前がとても細くなる

③なんか文字のサイズが私だけ小さい

④なんかフォントが違う

⑤名前を書くときめんどくさい……などなど!色々と小さい不便や嫌さがあったりする!!ちなみに画数も多い!!名前書くときに1分近くかかるのシンプルにテスト不利じゃない?!前に平仮名で書いたら先生に「自分の名前くらい漢字で書こうね」って言われたよ!!いいじゃん分かれば!

しかも父3文字母4文字弟4文字で私だけ5文字はおかしくない?!この苦労は誰にもわかってもらえたことがない!!


名前は人生最初の贈り物というけれど、例え真剣に想いを込めて考え抜いた名前でも、実際使ってみると予想しなかった不便があったりする場合があるので名付けの予定がある皆様どうぞ今一度その名前で生活する場合をシミュレーションしてみてくださいね!!!(キラキラネームに限らずそういったこともある……)

7/21/2024, 8:29:13 AM

匿名
名前も知らず
性別も年齢も分からない

匿名
名前を隠し
性別も年齢も捨てて

匿名
名前を捨てて
性別も年齢も消して

自分などいらない
そこにあるのは
作品と名付けた生き恥だけでいい



私の名前

7/21/2024, 8:27:52 AM

あぁ、愛しい人…。

私を置いて行かないで。

君が愛していたのは私でしょ?

ずっと一緒にいたのに。

どうして…?なんで?なんで?なんで?

私のことはもういいの?

私は用済み…?

私を捨てたらどうなるか

わかってるの?

私は永遠に貴方を決して離さない♡

7/21/2024, 8:25:50 AM

新聞の出生欄を読むのが好きだった。
きらきらして、ふわふわして、鮮やかに眩しい、
様々な祈りの形を見るのが好きだった。
隣のお悔やみ欄だって嫌いではなかった。
最期まで護り、存在証明をし続けただろう、
様々な時間の形が好きだった。

ずっと昔に載っただろう紙面は残ってない
ずっと先に載るだろう紙面は見られない

願わくば、此処に再び私の名が載る前に
私の知る誰もの名が載らないことを
不孝かもしれないが、願っている

‹私の名前›


目が合った、と思った。
思った時には既に目は逸らされていた。
まあ知らない人だし、それは向こうもそうだろう。

目が合った、と思った。
瞬く様な間だけ、真っ直ぐに視線が絡んだ。
やけに驚いたようだったけれど、何だったろうか。

目が合った、と思った。
道を逸れて、柵を跨いで、それでも目が合っていた。
同じくらいかな、と遠目に思ったその人は、
近くで見れば思った以上に年上の人だった。

目が合った、合っている。
そうして分かった、分かってしまった。
開かれる口が音を紡ぐ前に、人差し指を立てた。
呼んではいけないと首を振った。

視線が落ちる、跡を追う。
靴の要らない両足を。

‹視線の先には›

7/21/2024, 8:24:06 AM

非常にシンプルだと思う。
優しい香りを略しただけだし。
バイト先に同じ名前の人もいるし。
ありきたりだし、性格悪い名前ランキングにランクインしててそれはちょっと気まずかったし。
でも名前の割に全然可愛くなくてそこはちょっと残念だな。

7/21/2024, 8:06:06 AM

相談を受け、
自分語りをしてしまったことがある。

「人よりできるのはそれだけ努力をしてきたからなのに、誰もが天性のものと信じて疑わない…。そしてその像を自分も壊せなくなって疲れてしまう。プライドも邪魔してたんだと思う…。どうすれば楽になりますか?褒められた時もどう返せばいいか分からなくなって…。どう返せば楽でいられますか?」


『単純に楽になることだけを考えるのなら…、心の底から「何もできないんだけどなぁ~」と思う人間になるとその悩みは失くなるかもしれません。
 その代わり持ってた能力も失っていきますが。なかなか取り戻せるものではないので、あまりおすすめしないです。

 自分の自信、人からの信頼、勝手に膨らまされる期待、答えられるだけの努力を含めた能力、一時的に出来なくなったくらいじゃ落ちない評価。

 こういったものが、ガツンと自分の中に堅牢な柱として建っていて、自分で壊すことも、他人に壊されることも、何かしらの事情で壊れてしまうことも、しっかりしていればしているほど無意識に怖く感じてしまい、気づいたら死守してしまっているなんて事になるのが普通なのではないでしょうか。
 そりゃ疲れます…。

 私の場合、レベルが低いはずなのに同じようなことがあり、勝手に期待ばかり周りが膨らませるものだから、「おいおい、自分はそんな人間じゃねぇぞ?」って必死に伝えていましたが、なかなか等身大の自分を見てもらえない時期がありました。
 ある意味、心からの低姿勢と受け止められたおかげか、イジメなんて馬鹿なものに遭遇しなくて済みましたがね。

 ちなみに、身につけた能力が急に低くなったり、出来なくなった時、「やっと皆と同じ目線で話してもらえるようになった」と少しホッとしたりします。ですが、誰も同じ目線で話してくれない事に愕然とすることがあるかもしれません。

 「これまで“簡単に”出来てたんだから、すぐにまた元どおり出来るようになるよ!」という言葉や態度によって。
 どんなに悩んで相談してみても、笑顔でこの言葉を浴びせられます。“元気づける”ために。

 それを皆からされた時、「ああ…、誰も取り合ってくれないんだ…。本気で悩んで相談してるのに…。じゃあもういいや。」と私は思ってしまいました。周りと自分との心に解離があるんですよね。同じ努力を経験していない人に相談してしまうと…。

現在、私は楽に生きています。
それは何故か。
能力を失ってしまったんです。
いろいろと。
 そして、能力を失った状態で進学や就職をしたことでコミュニティが変わり、等身大の私を見る人ばかりになりました。

 楽ではありますが、過去の実力を思い出し同じようにしようとした時、頑張っても取り戻せないんですよね。未経験者にも「私の方が上手いじゃん!」と言われて心の中で涙を少し流しながら笑顔で「やるなぁ!」と返します。

 ここまで話した末に言えるのは…。その悩みを、相談を、同じぐらい努力している人や同じかそれ以上能力を持っている人に打ち明けることができれば、能力を失わず悩みも解決できるかもしれません。

 私は、打てなくなったり、文字が読めなくなり成績がガクンと落ちた時に、別の道を進むという選択ばかりしてきた人間なので、力になれないみたいです…。

 褒められた時は、無理していい顔する必要はないので、心のままの表情で「うんにゃ、そんなことねぇのよ。でも、ありがとう」と言っていました。楽ですよ。』


まったく何の解決にもなっていない。
それでも、「私を見て!私の名前を呼んで!」という悲鳴が聞こえるようで、どうしても伝えずにはいられなかった。

7/21/2024, 7:57:04 AM

僕の名前は『 』 だ。
君が僕を『 』と呼べなくなるまでは。

君が僕の名前を呼べなくなってから僕のことを誰も
『 』と呼ばなくなった。


僕の名前は、名前は、なんだったかな。

呼ばれなくなってから幾分か経った。
今覚えてるのは僕を呼ぶ君の声だけだ。

あぁ、僕の名前は だ。

君にまたいつか呼ばれるその時まで。

7/21/2024, 7:48:52 AM

『私の名前』

和音。
この名前をどう皆は読むだろう

かずね、わおん、かずと…色々読み方はあるし名前だけだと男か女かもわからない。

俺の名前はなお。和音って書いてなおと読む
皆の和を取り持つ音を響かせてほしい。
そんな想いでばーちゃんが俺につけてくれた名前。
なおって読んでくれる人は少ないけど、俺はとっても好きな名前

俺の側が和む場所で居られるようなそんな存在に俺はなりたい

7/21/2024, 7:48:12 AM

わたしの名前。


わたしの、名前・・・。

特に思い入れもなく、特別好きってわけでもない。
だからって嫌いなわけでもなくって。

でも3文字の名前がよかったなあとか
もうちょっと呼ばれやすい名前がよかったなあとか
好きなものが名前の漢字に入ってたら嬉しかったかもなあとか
少女漫画のヒロインみたいな名前がよかったなあとか
そういうの、思うことはある。

でも育ったあとだから抱ける気持ちでしかないよね。


それになによりも両親が考えてつけてくれたのだから。


・・・と、言いたいところだけれど。
わたしの名前は姓名判断によって、付けられている。
外角内角組み合わせ。どこをとっても大大吉。

ありがたいこと。

だけどやっぱり、だからやっぱり、思い入れはない。

7/21/2024, 7:38:55 AM

あーやっちゃったやっちゃった
やっちまったなー

わたしはたまに、まこっちゃんになる。
しってる?まこっちゃん。
銀魂でお馴染みのまこっちゃんよ。
胴体が馬で、銀髪で顔がオッちゃんで上半身裸の
『まこっちゃん』

人生で困っちゃった時とか確実に困っちゃった時とかどうすることもできなくなっちゃった時とか足掻いても無駄な時とかに、よく出てくる。わたしの空っぽの脳内。


この書くアプリの名前、単純に決めちゃったけど、
実は候補があってさ。

名前、『おぱんちゅ』にすれば良かったって後悔してる。


おぱんちゅうさぎが好きなわけではない。寧ろ全く知らないんだ。ちいかわみたいにね。
あれでしょ、あの白いくまも実は名前、くまじゃなくて、『だいこん』なんでしょ。だって相棒『かいわれ』だもんね。…わたしは、騙されない!



わたしの名前はちゃんとあるんだけど、
母からはこう言われたよ。

『あんたは、"置物"だよね。』って。


普段あんまり動かないから、だって。
あんまりだよね。自分の娘を置物に例えるなんてさ。
でも姉のことも言ってたよ。


『"豆"だね。』って。



顔が豆っぽいんだって。
でもわたしには、米に見えるよ
だってあの人、近づくと米びつの中の匂いがするよ。


豆と置物。

両方とも人じゃなかった…びっくりだったよ。
母、あんたはいったい何を産んだんだ?






お題: 私の名前

7/21/2024, 7:34:34 AM

『私の名前』

この名前をつけられて

嫌な気持ちになることもあった

からかわれたり

読み間違われたり

同じ名前の人と間違えられたり

この名前と付き合って

長い年月

やっと

私の名前の意味を理解し

名前を呼ばれる

心地良さを感じる

7/21/2024, 7:32:49 AM

私の名前(知らなくていい)


「すずきさーん(仮)」

激しめにドアを開けて中に入る。
小さな部屋には灰色のテーブルと椅子ふたつ、鉄格子の嵌った窓が高い位置にひとつ。
その椅子に座っている男に、彼はツカツカと歩み寄ると、対面のもう片方の椅子に腰を下ろしふんぞり返った。
「どう。喋る気になった?」
「………」
―――これだよ。
彼がその姿勢のまま大きく溜息を吐く。

この男が民家に侵入し、窃盗で逮捕されたのは昨日の晩。
普通なら早々に観念して調書作成に移る流れなのだが、ここにしょっ引かれてから頑なに黙秘を貫いている。
犯罪歴がなく、初犯だと思われ罪自体認めさえすればそこまで重い刑になりはしないのに、なぜ黙秘する必要があるのか。

「何で黙ってんの。素直に認めて罪償った方が早いよ? 時間の無駄じゃん、俺もあんたも」
「………」
「ねーもう。名前くらい言おうよ、ね?」
正面を向いたまま微動だにしない男に、彼は机の上で頰杖をつく。
「名前も言えない何か、重要事件に絡む犯罪でも犯してんの? それとも実は整形して逃走真っ只中の犯人とか?」
「………」
「あ、わかった。なるほど、そうだそうだ」
ちょっと待ってろ、と彼が部屋を出て行く。
数分後、再び現れた彼の掌には弁当がひとつ乗っけられていた。
「腹減ったよな、もう昼前だし。これ食って腹ごなしして、全部洗いざらい吐いて帰ろう。な?」
彼が男の目の前に、丁寧に弁当を置いてやる。
「………」
………。見もしねえ。
見た目若そうだし、空腹には勝てないと思ったんだが。
―――彼はもう一度溜息をつくと、また椅子にふんぞり返った。
「俺とあんた、どっちが先に折れるか勝負って? これでも一応警察官だからね、持久戦なら負けないよー。とりあえず名前教えてほしいな、あんたって呼ぶの気が引けるし」
どう見てもそう思ってないだろという突っ込みはさておき、彼も腹をくくり男を正面から見据える。

「………それにしても珍しいな、今の時代身元の割れるもん何ひとつ持ってないなんて。免許証もスマホも無しで外出?」
仮に窃盗を決め込んでたとしても、逆に物騒じゃね?
「しかも身内からの捜索願い、問い合わせもない。仕事は………無職? こうして捕まって、一切どこにも連絡しないとか有り得るの?」

「ああ」
「え?」

いきなり口を開いたかと思えば肯定されて、彼が驚きに口を開ける。

「―――こいつで間違いありません」

その瞬間。
彼は入ってきた数人の警官に両腕を拘束され、問答無用足早にその取調室から連れ出された。
―――驚愕と困惑で固まったあの表情。
反吐が出そうだ、と脳裏に残るそれを振り払い、男は固く目を閉じると椅子から立ち上がる。
「………ご協力、ありがとうございました」
後から入ってきた役職の随分上の警察官に頭を深く下げられ、男は力なく首を振った。
「………いえ。記憶が戻ってからも事件から遠く曖昧で、直に確認したいと無理を言い申し訳なかったです」
―――蘇るのは若かりし母の顔。
もうこの世にはいない、たったひとりの………。

なあ。忘れてしまったのか?
お前にとってはその程度の罪だったのか。

「オレの名前は、………」

―――もう届かないその声は、ただ虚しさに震えていた。


END.

7/21/2024, 7:16:33 AM

名前は親からの最初の誕生日プレゼント

いつ、どこでだったか忘れたが誰かが言った言葉だ
キラキラネームだろうがしわしわネームだろうが確かに子供を想って付ける

小学生の時だったか中学生の時だったか忘れたが母親に自分の名前の由来を聞いた事があった

自分の名前の由来は●のように美しく育って欲しいっと想いを込めたっと言った
………すまないが伏せ字を使わせてもらった
知られてもいいが念の為にな

まぁ、よくあるように漢字に想いを込めてもらったのだ
おかげで友達とかから太っているが顔は整っているから痩せれば…っとお墨付きをもらうほどである
モデルやアイドル見たいに美しくしくとは違うが一般的に比較的には整っている部類に成長した

高校生の時に親に自分の名前候補を聞いてみたことがあった
いくつかの候補から選ばれるたであろう決めてを聞いてみたくなったのだ
結果から言えば一つだけあった
■▲っと言う名前だ
伏せ字の理由は今から説明する

父親と父方の祖母の名前から1文字づつもらい■▲にしようっと決めていたらしい
■▲はよくある漢字で読みで別に辞める必要もないように名前だ
なぜ辞めたかと言うとちょうど名前を決める時にあるニュースが流れた
サリン事件に関わった人が捕まったっというニュースだ
関わったっと言ってもすぐに忘れ去られて教科書や将来テレビで放送されないぐらいの立場の人だ
その人の名前こそ漢字も読みも同じく■▲だったのだ
同じだからといって虐められることはない
だが知ってしまった以上は、聞いてしまった以上はこの■▲には出来ないっとゆうことになったみたいだった

この話を聞いて衝撃だった
忘れ去られ■▲っという名前で虐められる事は無いっと知っていても確かに自分と犯罪者、しかもサリン事件の犯罪者と同じ名前だったとしたらすごく気分が悪い
名前の話を聞いて今の名前でホッとしたのを今でも覚えている

名前は親からの最初の誕生日プレゼント

本当にその通りだと思う
たまたまニュースで見ただけ、たまたまその名前だっただけ
それ以上でもそれ以下でもない
本当に偶然に知ってしまった
それで今の名前になった

昔は嫌いだった名前が今はすごく好きだ
親には言わない
恥ずかしいから

子供ができた時は意味から考えて名付けたいと思っている
………ただし■▲って名前は知ったからには付けたくないかな

さて、毎年恒例の自己紹介タイム
苦手だけど名前は堂々と!

「私の名前は…」

7/21/2024, 6:57:52 AM

「自分の名前が嫌いなの」
人ひとり分の幅しかない、こじんまりとした石段の上、膝を抱えてうずくまった少女は言った。
辺りにあるのは人気のない古民家と、萎れた草の生え並ぶ畑ばかり。そのほんの隅っこ、建物の陰に隠れるように、埋まるように息を潜めた慎ましやかな祠がひとつ。
色合いも変わり、日が暮れ始める空の下。カラスがやかましく鳴き声をあげながら、少女と祠の頭上をさっと通り過ぎていく。

「おやまあ、そんなこと。勿体ないじゃないか。世界でただひとつ、せっかくあんただけが貰った贈り物だろう」

そう応えたのは名も知らぬ相談相手。それはふらりと鳥居の手前、少女の正面に立って心底不思議そうに眉を上げた。共感を得られなかった少女は、そっと何度目かもわからないため息を零す。

「貰ったんじゃない。押し付けられたの。赤ちゃんじゃあまともな文句も言えるはずないでしょ。まだそれが自分のものかどうかもわかんないんだから」

「いい名前だと思うがねぇ。代わりにおれが欲しいくらいだ。意味だってきっとあるんだろう。またなんで嫌いなんだ?」

「古臭くて、可愛くなくて、似合わないような気がしてなんだかぞわぞわするから。意味だって大したことない。これを『自分』だと認められないの」

今日は気分が落ち込んでいた。朝から食器を落とすし、授業や宿題では小さなミスを連発していたし、階段に足のすねだってぶつけた。どうにも上手くいかない日というのはあるもので、今日がたまたまそうだったと分かっていても納得がいかなかった。
いつもの帰り道から少しばかり外れた道の先に赤い鳥居を見かけてここまで来たのも、明日こそはいい事がありますようにとお願いしようとしただけだった。

ただ、そこに偶然、少女の浮かない顔を気にかけるひとが現れたのだ。
それについ頭と胸の中にぐるぐると溜まっていた不平不満をぽつぽつ吐き出してみれば、これがなかなか止まらない。とうには今日の出来事とは関係のない、以前から根ざしていたモヤモヤまでもが口をついて出た。
少女の悩みなど露知らぬ虫が、リーン、リーンと遠くで繰り返し鳴いている。それにしても今日はやけに人通りが少ない。

「ふぅん。まあ好き嫌いは誰にでもあるが……。でもあんたにはその名前があるから今の『あんた』になったんだろう。もし一文字だけでも違ってみろ。きっとあんたはまるで別の人間になっていただろうさ。
それほどまでに大事なんだ、名前ってのは。自分を自分たらしめる魂だからなぁ」

首を捻った相談相手は、やけに真面目な調子でそう諭す。
しかし他の誰かにどう言われようと、少女にとって名前というものは個々を識別するための記号にしか思えない。それがいかに変わろうと、あるいは存在しなくとも、意思がある限り自分は自分として生きていけるような気さえしていた。
不貞腐れたような顔をしていたからだろうか。そのひとは顎に手を当て少し何かを考える素振りをすると、いいことを思いついたと言わんばかりに、にんまりと目を細めて少女の前に屈んだ。

「ああ、でも。あんたがそれでも自分の名前が嫌いだって言うのなら、いい方法がある。
おれがあんたの名前を貰ってやろう。
おれはその名が気に入った。そうさな、そうしたらあんたは自分で新しく好きな名前でも付けりゃあいい。どうだ、いいことだと思わないか?」

少女の方を指したそれの指がとん、と触れる。
その提案はとてもじゃないが信じ難く、それでも妙に魅力的に少女の心を揺れ動かした。
なんだか落ち着かない気分になり、少女は抱えていた足を一段下に下ろす。

「……できるの、そんなこと」

「もちろん、勿論。簡単なことさ。今のおれにはそれを可能にするほどの名前がある。あんたがいいと言ってくれさえすればほら、コン、とあっという間さ。
あんたの嫌いな自分の名は、もうあんたのモンじゃあなくなるんだ」

訝しげに眉をひそめる少女に、それは朗らかに笑ってみせる。触れていた指はすぐに離れ、その手は人差し指と中指と親指で何かをつまむような形に、いわゆる『狐』のポーズに変わった。それが一体何を意味するのか少女にはわからなかったが、しばしの沈黙の後、彼女は躊躇いを残しながらも首を縦に振った。

「わかった。じゃあやってみてよ。こんな名前、あなたにあげる」

別に出来ると信じたわけではない。でも、もしも手放せるのなら手放してしまいたかった。
その言葉を返した途端、相談相手は細めていた目をぱっと見開き、心底嬉しそうに声色を弾ませる。

「それは本当か。ああ、いや、嘘か誠かなんてどうでもいい。由来が好奇心だろうと、心からの願いだろうと、今あんたが言った言葉がここでの全てだ。
名前がなけりゃあ何にでもなれるが、名前がない限り何者にもなれない。
よかった、よかった! 親切なあんたのおかげでまたおれは何者かになれる!」

『ちっぽけな神の名を奪って騙ったかいがあった!』
そう愉快そうに声を上げるそれに、少女は自分が何か大きな間違いを犯してしまったと悟る。
今まで誠実に向き合って話を聞いてくれたいいひとの姿はそこになく、見上げた先にいるのは少女を逃がすまいと出口をふさぐ、大きなわるい何か。
鳥居の向こうに見える景色は、いつの間にか不自然にぼやけていた。生き物の声も気配も消え失せて、自分だけが知らないどこかに取り残されたよう。

「大切にしろといっただろうに」

隣の芝生は青く見える。名のない化け物は名を欲しがる。
少女が青ざめて立ち上がるより先、それは狐を象った手をぱっと開き、まるで噛み付くようにまた指先を揃える。
コン、と鳴く暇もないうちに、この場には魂を失った抜け殻だけが残された。


【私の名前】

Next