『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
黒羊 光る毛並みの 内1つ
誰とも違う 方を見るなり
#2 私だけ
『私だけ』
私だけ見てもらえることなんてないのに、
アイドルに恋をしてしまった。
この想いが届くことはないだろう。
そしていつか、そのアイドルは別の人と結婚して、
別の人との子供をつくるんだろう。
こんなファンでごめんね。
でも、恋するの初めてなんだ。
これからもずっと、好きでいさせてください。
どんな時も、大好きです。愛してます。
私だけの水色の下敷きを持って
(ふつうの透明下敷きを空にかざしただけ)
私だけの曲を鼻歌で口ずさんで
(私がてきとーに作ったからね。)
私だけの花を道端に見つけて
(こんなところに咲いてるなんてみんな知らないでしょ。)
私だけの道を歩いて
(縁石)
私だけの猫に会って
(この瞬間だけね)
かってに '私だけ' でいっぱいにしてるのを知ってるのも
私だけ。
「私だけ」
私だけが知ってる
お前がこの国へ来たばかりの頃の、ボロボロの姿も
毎夜泣きじゃくっていたことも
私だけが覚えている
お前と約束した誓いを
幼い頃にふたりで語った夢を
お前は忘れてしまったのか
お前は強くなった
私など視界に入らぬほどに成長して
もう私などいなくても何も不都合はないんだろう
私だけ
私一人だけが取り残されてしまった
お前と夢を語った子供の頃のまま
取り残されて、そうして、闇に飲まれてしまったんだ
私だけを見てて。私だけを助けて。お願い。
私だけを褒めて。私だけを感じて。お願い。
私だけを愛して。私だけを考えて。お願い。
私だけを特別にして。私だけを従えて。
私だけに見せて。私だけに話し掛けて。
私だけと遊んで。私だけと食べて。お願い。
私だけで笑って。私だけで泣いて。お願い。
私だけで怒って。私だけで喜んで。お願い。
私だけの為に頑張って。私だけの話をして。
私だけの貴方で居て。私だけの物になって。
私だけの為に死んで。私だけの為に生きて。
お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い
ねぇ、お願い、私だけが1番でしょ?ねぇ。
こんなに、伝えてるのに。答えてくれない。
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
貴方と一緒に居たいだけなのに。どうして?
どうして?どうして?どうして?どうして?
大好きなのに、貴方は、私の事が嫌い?
ねぇ、大好き、愛してる、愛してるから。
愛していた、愛していたのに。
こうなるぐらいなら、返して、私の想いを。
信じていた、信じていたのに。
裏切り者にはしたくないわ、だから、私の
1番を奪いに来てね、後ろで見てないで。
この愛を耐えてくれるのは貴方しか居ないから
一直線に1番を奪いに来て、寄り道なんて
したら許さないから。迎えに来てね。
私だけ見て、愛して、考えて、感じて。
私だけの写真を飾って、撮って、見て。
私だけ。私だけが許される。
この愛と想いは私だけが許されるの。
私だけを見て欲しい子を想像してみました。
私最近、メンヘラとかヤンデレが好きかもしれないという自分がいて正直びっくりしてますw
みなさんどうも、初めましての方こんにちは。
最近、忙しすぎて本当に追えてないです。
すいません、昨日の後藤さん止まってるんですよ〜申し訳ないですm(_ _)m
私だけの魅力ってなんだろう。ふと美紗は考えた。
顔はどこにでもいそうな平凡な顔立ちだし、体型だって中の下。仕事だって人並みにできるだけで、突出した才能もない。人からは優しいと言われるが、自分の黒くて汚い感情も知っている。
見た目も中身も人並み、いやそれ以下である自分は
これから何を盾にして剣にして世の中と戦っていけば良いのだろう。
美紗はブランコに揺られながら夏の青々とした空を見上げて大きくため息をつく。
一粒の汗が首から背中を伝うのがわかる
美紗は苦しかった。
考えれば考えるほど、自分の空っぽさが明らかになるだけだった。
3. 私だけ
何を書こう。
−
「だけ」は名詞「たけ(丈)」から転じたもので、近世以降になって助詞として用いられるようになった。もとの名詞「たけ」は副詞「ありったけ」などに名残をとどめている。
−
へー。じゃあ、自分の丈について。
身の丈にあった言葉を使いたい。そう思うことがある。きっかけは一人称だった。幸か不幸か、日本語は一人称表現の品揃えが豊富だ。
一人称を考えるときに、正直よく分かってない自分のこと、他者からの見え方、結局どう見られたいのか等考慮することが多すぎて困ってしまう。普段いかに考えないで甘んじているのか。
姑息の策として一先ずは周りに合わせている。私が多い場では私、俺が多い場では俺、はたまたワイが多ければワイという具合だ。なぜその場しのぎかというと、多数派に属している筈なのに一人だけ浮いている感覚に気づかない訳でもないからだ。
答えを出すのをいつまでも保留し続けているので、この調子では納得する日は来ないだろう。もはやこのまま死ねそうだ。
それならば、この保留状態を身の丈と呼びたい。
「俺さ、実は大樹のこと好きなんよな。恋愛的に。」
私が片想いし続けていた和人は衝撃の発言をした。まさか自分の片思いがこんな形で幕切れをするなんて思ってもみなかった…
悲しみよりも驚きが勝った。
和人と大樹は部活もクラスも同じで、いつ見ても2人でいる。休み時間には2人でじゃれあったり、放課後の受験勉強だっていつも2人で机に向かっている。
確かに凄く仲のいい2人だなとは思っていたけれど。
和人はそんな行き場のない想いを抱えて生活してたなんて想像すらしてなかった。
そういえば先日、私、和人、大樹の3人で高校から帰っていると、目の前の公園でおじさん2人が手を繋いで歩いていた。
それを見て大樹が
「やば!流石にやばい」
って呟いてたなぁ。大樹には1ミリも悪気無いんだろうけど、和人実は傷付いてたんじゃないかな…
そう思うと心がギュッとなる。
それに私、凄くいじっちゃってたよ…
2人が余りにも仲良しだから。
「あんたら付き合っとるやろ笑笑」
って冷やかしてしまってた…
自分の無責任な発言で、和人を苦しめてたかもしれないと思うと、どっと後悔の念が押し寄せてくる。
片想いで辛い思いをしてるのは私だけだと思っていたけど、もっと辛い思いをしている人が目の前にいたなんて。
誰も報われない哀しい話。
だけど、自分の気持ちにちゃんと向き合う素敵な和人の事を好きになれて良かった。
君が今後少しでも幸せな未来に進める事を祈ってるよ。
だから、私は和人にこう言った。
「応援する。」
お願い。
私だけを見て。
私の事だけを考えて。
私以外の女と話さないで。
私以外の女と連絡取らないで。
私以外にあなたの笑顔を見せないで。
お願い。私だけ、私だけを愛して。
こんな事伝えたら嫌われちゃうだろうな。
「何がしたいんだよ。」
焦った声で彼が聞く。私の願いは只一つだけだ。
「こんばんわ。死んでください。」
私は見知らぬ彼に、刃を向けた。しかし、彼は微動だにしなかった。
「殺したいなら、殺せ。」
彼は何事もないかのように言った。違うんだよなー。これでは、面白くない。抵抗する相手を殺す事が、楽しく面白いのだから。
「やっぱり、辞めときます。」
私が立ち去ろうとした時、彼は少し焦ったように言った。
「自己中な野郎め。何がしたいんだよ。」
「貴方は何がしたいんですか?」
彼は少し間を空けて、私に話し始めた。
「死んだ女房と娘に会いたいんだよ。あいつ等、俺を残して事故で死んじまった。俺は何度も自殺しようとしたが、震えが止まらねーんだ。そんな時にお前が現れた。」
「そうですか。」
私は考えた。死を望む彼に、どのような苦しみを与えようか。私を死んだ理由に使おうとした罪は重い。
「それで、お前は何がしたいんだよ。」
「私ですか?そうですね。」
名案を思いついた。面白さもスリムも、絶望も満点。僕は自分の腹に刃を立てた。
「貴方は自分で死ぬ事ができず、一生どん底に居てください。貴方のような人間には、惨めな姿が似合いますよ。」
「何故そこまでする?」
「笑っていたいから。」
昔から夢見ていた。世界が終わる最後まで、笑うのは私だけが良いと。そのためなら、私はどんな大罪も怖くない。さて、これからどうしようか。まずは、神でも殺そうか。
"私だけ"
そんなことは一つも無い。
"私だけ"なんて思っても
それはただの思い込みなのだ。
だから
君達には思い詰めないでいてほしい。
私だけだ
こんなに何も出来ないの
それになんにも持ってない
私だけ
私だけ
私だけが
そりゃ、みんなにあって
自分だけにないものは
自分のもっている大事なものより
目立ってしまうよ
それぞれに
自分だけのものを抱えて生きてる
いいじゃない、あんただけが分かる辛さを
ひとりで噛み締めてなよ
自分だけが自分を一番わかってやれるのよ
私だけ
私だけ
いつになく
今日は無性に
腹が立つ
何に怒って
何に腹が立つのか
わからないぐらい
あー、そうか
あなたが私を
置き去りにして
一人でさっさと
逝ったから
もう八つ当たりさえ
できなくて
なぜ、なんで、どうして…
そんな疑問詞が
頭をぐるぐると巡るから
そう、私だけ
こうして生きてることに
腹が立っているんだ
私だけかもと思うようなことも
同じ経験、同じ考えを持つ人は必ずいるもので
思いつめる前に俯瞰して見ることが大事
蹴り飛ばした椅子が立てる大きな音が、しんとした教室の中に鳴り響く。隣にたっている友達の金切り声が、まるで恋愛映画のラストシーンのようにこだまする。その金切り声が形成している言葉は、罵声だった。純粋に他人を貶める為だけの、醜悪な言葉。その言葉をかけている張本人は、さも自分が正義だと言う風に勝ち誇った笑みを浮かべている。そして、言われる側は、というと。真っ白な髪をくしゃ、と握りながら俯き、何もなかったような表情で、罵声が聞こえなかったフリをしていた。その態度がさらに癇に触るのか、友達のボルテージが更に上がる。真っ白な髪が引っ張られ、顕になった新雪のような肌に紅葉が降り注ぎそうになる。刹那、黙って耐えることしか能がないような無表情に、その瞳に、少しの希望の色が宿った。救いを求める感情をそのまま写し出している、私の心を真っ直ぐと射ぬいてくる、その視線を私はフッとそらし、窓の外の昼下がりの青空を見る。私が飛行機雲を見付けたのと、パン、という乾いた音がなって、小雪の頬に紅が刺されたのは、ちょうど同じ時間だった。
そして、放課後。
鋭い痛みに顔を歪ませる小雪を空き教室に待たせていた私は、友達との別れを済ませ、辺りを伺いながら指定した空き教室に向かう。扉の前で一つ深呼吸をして、今までの人間関係での"私"を、完全に埋没させる。自然に緩む口角に身を任せ、私は勢いよく扉を開けた。中には、小雪が座って私の方をまっすぐと見ている。小雪が、自分の鎖骨の辺りの場所で小さく手を振る。私は、精一杯申し訳なさそうな顔をしながら、小雪にかけよる。大丈夫、痛くない?なんて言葉を、あの救いの目線をしらこく無視している分際で。小雪は未だ残響する痛みに顔を歪ませながらも、何でもないような顔で、教室では滅多に見せないような微笑をたたえ、私の手を恋人繋ぎで握ってくる。私は、ごめんなさい。田中さんったら乱暴よね、小雪がこんなに可愛いからって、いじめて、暴力なんてふるって。皆、田中さんが怖いのよ。だから、本当にごめんね。そうやって、自分が悪くないといううすっぺらい欺瞞を、美しい言葉のヴェールで包む。自分に言い聞かせるように。小雪は無邪気にも、可愛い何て言ってくれるの、八坂さんだけですよ、なんてはにかむ。田中さんをけしかけているのは、私だ。クラスの中で一番"イケてる"存在になった私が、クラスにとっては毒にも薬にもならないような存在の小雪を、苛めさせたのだ。理由はただひとつ。小雪が可愛すぎて、私が常に小雪の一番になっていたいからだ。だからクラスの中でのいじめられっ子ポジションにして、小雪の心に消えない傷を毎日植え付けて、私だけがそれを癒すようにする。そうすれば、小雪は私しか見れなくなる。私が考えた作戦は、見事に成功しきった。私は、私の顔で埋め尽くされた小雪の瞳を真っ直ぐ見たあと、本当にいたそう。なんて言葉を掛けながら、小雪の頬にあるぶたれた痕に、くっきりとついた田中の指先まで、一つ一つ、丁寧に唇を落としていった。小雪のか細く、甲高い声が私の頭の中に極上のアリアとして刻み付けられる。こんなに感情豊かで、蕩けきった顔も、こんなに可愛い声も、全部私だけのものなのだ。そんなドス黒い感情が、白と赤で彩られた小雪の肌を、埋め尽くしていく。
「あなたは、なにもできない」
うまく人と話せないあなたの友達は、私だけ。
あなたは、私がいなければカフェでお茶もできない。本も洋服も買いに行けない。
そうなるように、私がしたから。
このまま大人になったら、あなたは私がいなければ何もできない。
それでいいの。
私が何もかもうまくやってあげる。
一生、私があなたの世話をするの。
そうなるように、私がしたから。
このまま、ずっとずっと一生、あなたは私がいなければ生きられないの。
なんて楽なのでしょう。
あなたは全部私に任せていればいい。
あなたは幸せ。私も幸せ。
あなたは逃げることはできない。
逃げようと思うことがないように、私が教え込んだから。
ずっと、ずっと私だけのあなたでいて。
私だけを見ていて。
────私だけ
私だけを見ててほしいなんてわがままだよね。
わかってるんだけどたまに思ってしまう自分がいて怖い。ただそれだけ言いたかった。
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theme 私だけ 2024-07-18
私だけ
私だけ
死にたくなるの?
私だけ
私だけ
不幸なの?
私だけ
私だけ
私だけ 一心に 勉強に取り組んでいるうち 皆が私のそばから遠退いていく
私だけ 夢中で 一つのゲ−ムにハマっているうち 人は違うゲ−ムを始めている
私だけ 全力集中 仕事に打ち込んでいるうち 家族はあちらの世界へ 一足先に旅だってしまったのか
私だけ 執拗に 難問に取り組んで 時間を忘れているうち 皆はとうに
次の段階へと 登り始めている
いつも私だけ 取り残されているのか
人は さっさと 側を通り過ぎて行く
そんなに急いで 皆はどこへ行くのだろう
そんなに生き急いで 先には 何が待っているのだろう
「私だけ」
好きだと言えないまま苦しいのは私だけ。
片想いの、ちゅうぶらりん。