相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2024, 2:58:30 PM

相合傘

濡れるから、もう少しこっちに来い!

普段は恥ずかしがって、少し離れて歩く二人ですが、雨の日だけは昔に戻って、くっついて歩幅を合わせて、ゆっくり歩いてくれる。

照れくさいけれど、ほんとはとっても幸せな気分になれる
30年目の夫婦です。

6/19/2024, 2:56:50 PM

相合傘

今日の天気予報は午後から雨…
いつもの折りたたみ傘持ってきているはずなのに鞄に入っていない。
「おかしいな…」と思いつつ学校の昇降口で雨宿り

友達の傘に入れてもらおうかと思ったけど
私と逆方向の帰り道
「仕方ない」校門に向かって走っていった

しばらくすると誰かについてくる気配に気づく。後ろから傘を差し出され振り返ると
彼がいた事にびっくりする。

「急に現れないでよ」と少しキレ気味に言うと
「この雨で声がかき消されて何度も名前呼んだけど、追いかけてた…ごめん…あと君の傘を隠したの俺なんだ。その相合傘したかったから」
すでに私はびしょ濡れでしばし沈黙…
「あなたが隠したの?馬鹿なの?
相合傘したかったら子供みたいなことしないで直接言って」
少し不機嫌な私だったが彼の子供っぽいところが好きだったりする。

雨が止む気配はないけど不器用な彼の優しさにドキッとしたのは言うまでもない。

6/19/2024, 2:54:49 PM

相合傘

青春は二度と取り戻せない
だから、今ある瞬間を思いっきり
楽しめ!!

6/19/2024, 2:54:00 PM

相合傘は、相合傘をする二人の関係性が
だだ漏れてしまうから…
世のカップル、コンビは全員相合傘をしてください。

6/19/2024, 2:53:11 PM

相合傘…



人生で一度だけ、黒板に相合傘を書かれたことがある。

どうしても意見がぶつかる人がいて、その人の名前と私の名前が並んでいた。

小学生の頃の話だ。

その人とは、ただの友達で、それ以上にはならなかった。




なつかしいなあ…

そういえば、高校卒業したあと、その人を含めた数人で、鯛の活き造りを食べた。



今ごろどうしているかなんて、お互い知るよしもなし。

私達は今も、チョークの線で隔てられたままだ。

6/19/2024, 2:52:29 PM

「相合傘」

このワードを見て浮かんだのが
誰かと相合傘をした記憶ではなくて
カップルとかが相合傘をしている所を眺めている自分の姿だった。

無意識のうちに自分にとって無縁のもの、憧れはあるけど隣にいてくれる人はいないって刷り込まれてる。

6/19/2024, 2:50:16 PM

相合傘

あの子はいつも放課後に1人で黒板を使う。細くて白い指はマメだらけで、爪も少し黒くなっている。毎日何時間もシャーペンを握りノートの上を滑る手。この子はあまり目立たない子だから僕に触れるのは毎日この時間だけ。いつも書くのは西日が差し込んで少し色の変わったところ。そっと親指と人差し指と中指が添えられる。7画。7画。一息ついて、控えめに1画。割れないように気をつけてくれる。そういう子。どんな顔して書いてるんだろうな。僕は何度でも君の傘になるけど君を守れはしないから、いつか君が右肩を濡らせますように。
相合傘が本物になりますように。出来れば僕が消えちゃう前にね。

6/19/2024, 2:44:37 PM

相合傘

雨に濡れないための傘だけど
あなたに傘を傾ける
バレないようにそーっと
自分が濡れても構わない
片方だけ肩が冷えるけどまぁいいか

6/19/2024, 2:44:32 PM

今まであまり恋愛経験がない私だが
1つだけ後悔していることがある。

あのとき告白していればなにか変わってたのかな
と私はときどき思う。
私は小学生になってすぐ近所の男の子のことが好きになった。その男の子は、放課後に毎日一緒に家で遊ぶほど仲が良かった。本格的に意識し始めたのは高学年になってからだった。その子も私のことが好きだと噂が流れた。でもそのときには恥ずかしくてあまり会話もしなくなっていた。
何度も告白しようかと思ったが先延ばしにしてしまった。結局気持ちを伝えられずに小学校を卒業した。
中学校では一切話さなくなり私の気持ちも冷めてしまっていた。
高校は別になったが家が近所のこともあり、コンビニですれ違うことがたびたびあった。
しかし、ある日彼が女の子と歩いているのをみた。
告白していれば隣にいるのは自分だったのかな。
結局私は彼を諦めきれていなかったらしい。

今でも、買ってもらったばかりの折りたたみ傘で相合傘をしながら家に帰ったことを夢に見る。

6/19/2024, 2:44:26 PM

題【相合傘】
(この話はフィクションです!!)

今日、私は、人生初の相合傘をしています!?
何で?と聞かれると困ります!
だって、傘がなくて困っていたら、後ろから、「家が近いから送ってあげる。」と言われて。
緊張しながら帰っています。
どうしよう!
周りの女の子に、噂話をされそうな雰囲気!


みなさんなら、この時どうしますか?

6/19/2024, 2:43:07 PM

雨粒が単調に窓を流れていく。老人はソファにゆったりと座り雨の音をそっと聞く。孤独という名の雨音が耳に響く。彼の意識は半世紀前の記憶へと遡る。

今、その老人は15歳の少年に返っている。少年は初恋の美しい少女と、ひとつの傘の下でどこか夕暮れを歩いている。彼女と寄り添いながら一日の出来事を語り合う。幸せな雨の匂いがただよう。

しかし、彼女はいつしか孫の話を始める。少年が彼女を見ると、そこには艶やかな黒髪の少女ではなく白髪の見知らぬ女性がいた。そして彼自身もまた老人の姿に戻っていた。

幸福な雨も隣を歩く相手も一瞬にして消えてしまう。どうやら老人はうたた寝をしていたようだ。

老人の孤独とは、たとえば月の裏側を相合傘で歩くような幻想をいだかせるものなのかもしれない。

「相合傘」

6/19/2024, 2:41:28 PM

紫陽花に傘を傾けて、そっと花を食んだ。

〈相合傘〉


雨の日。
ぱらぱらと傘に当たる雨の音を聞き流しながら、
学校に行く道とは反対を歩いていく。
雨の日は少し投げやりで、少し落ち着く。
今日はそんな気持ちに従うまま
普段通らない道を、普段通らない時間に歩く。
今は化学の授業をしている頃だろうか。
近くを通る用水路の水は濁っていた。
雨で歩いている人もほとんど居ないから
訝しまれるような視線もない。
私だけがこの世界にいるみたい。
そうだったらよかったのかな。

暫く歩いていると雨が大粒になってきた。
ぼたぼた、ばらばらと傘に当たる。
嬉しいことに風は無い。
雨のカーテンに包まれるよう。
もう用水路の水は溢れそうだった。
水が溢れて、そのまま自分を何処かに
連れて行ってくれないかな、なんて。

水が流れているところをぼーっと見ていたら
ふと視界に青色が映る。
目線を向けてみるとそれは紫陽花だった。
近寄って傘を紫陽花に傾け、しゃがんで見る。
それは青い紫陽花だった。
死体でも埋まっているのかと思うくらい
青い、青い、紫陽花だった。
地面を一瞥してみたけど。

埋まっているのだろうか。

顔を寄せて紫陽花をじっと見てみるけれど、
認識出来たのはただ青いということだけだった。
水滴が紫陽花を飾っている。
きらきら、きらきらと。
そういえば、
紫陽花には毒があるのを思い出した。

青い花をもいで、食む。

美味しくない。

これで私は死んでしまうのだろうか。
こんな少しで死んでしまうわけないって
思うけれど、その反面、もしを期待してる私もいる。

死にたいわけじゃないから、一花しか食まない。
なにか変化を期待するから、一花食んだ。

暫く紫陽花を見て、立ち上がってまた歩き出す。
雨は弱まって、ぱらぱらと傘に当たる。
すこし透明な気持ちで、まだ止みそうにない
雨の中を歩いていく。

6/19/2024, 2:40:29 PM

No.34『相合傘』

私が中学生の頃、私には小学校の時からずっとクラスが一緒で毎日のように喧嘩する男の子がいた。
実は私はそいつが好きだった。
ある日の雨の日の下校時間。
あいつは傘を忘れたらしく昇降口に突っ立っていた。
あいつは私の姿を見た途端、
「あーあ、傘忘れちゃったなあ、傘貸してくれる優しい人いないかなあ」
と言い始めた。
もともと困っている人を見ると助けたくなってしまう私の性分とその時たまたま傘を2本持っていたことから、私はそいつに傘を貸した。
そいつとはたまたま帰り道も同じで、そいつが家に着いたらそのまま傘を返してもらおうと一緒に帰ることになった。
他愛のない会話をして、時折口喧嘩を挟みつつ帰る。
その時間は私の心を踊らせた。
しかしそれはすぐに終わる。
そいつは家が近くなった時、さっさと私に傘を返そうとしたのか濡れることも厭わないで傘を畳み始めた。
私は慌ててそいつが濡れないように私が使っていた傘に入れた。
その後すぐにそいつの家に着き、そいつと別れた。
家に帰って初めて気づいたのは、あいつと相合傘をしたということ。
気づいた瞬間顔が熱くなったことを自覚したのだった。

6/19/2024, 2:40:23 PM

【相合傘】

1人は自転車
その隣を並んで歩く
ポツポツ降り出した雨に
並んで歩く1人が そっと傘を2人の間にさす


外に出ると雨
帰宅までは降られないと思ってたんだけど…
後ろからそっと声をかけられ
『駅まで入る?』
そう言って、広げた傘の片側を空けてくれた
優しく降る雨の中、たわいもない会話をしながら
駅へと向かう

いつかの雨の日の出来事
相合傘の思い出

6/19/2024, 2:38:14 PM

作品No.80【2024/06/19 テーマ:相合傘】


 あの日は、ひどい雨だった。
 バスで、家の最寄りバス停に着いてすぐに、折りたたみ傘を拡げた。そんな私の横を、きみが走っていく。ワイシャツに、赤い細リボンに、紺色のスカート——私と同じ制服姿のきみは、傘もささずに道を渡ろうとしていた。
 どうしよう——と、逡巡する。
 きみの家は、私の家の二軒隣だ。そして、私ときみは、小学校からの同期という関係でもある。だからつまり、傘を差しかけるくらいはできる。しかし、私ときみは、そんなに仲がいいというか親しいわけではない。そんな私が、そうしてもいいのかと、躊躇った。
 やらないで後悔するくらいなら、やって後悔した方がいい——そのときの私は、そう決意した。それは、私には珍しいことだった。
 走り寄って、無言できみに傘を差しかける。人一人入るのがやっとな傘は、二人分の雨を防いでなんてくれないとわかっていたけれど、それでもその傘をきみに差しかけた。
 目が合ったきみが、何を言ったのか——今となっては思い出せない。「ありがとう」と、言われたのかもしれないが、思い出せない。
 あれから、十年以上の月日が流れた。
 もうきみは、この世にいないけれど。今でも私は、きみとの数少ない相合傘の記憶を思い出す。

6/19/2024, 2:38:06 PM

”相合傘“

幼馴染だったアイツ
いつも一緒だったから
隣にいるのが当たり前で
中学でもずっと変わらないと思ってた
いつからか、私の背よりも高くなって
腕相撲も簡単に負けるようになって
アイツはどんどん男になった

雨が降るといつも傘を忘れて
私の所にやってくる
私は毎回仕方なく傘に入れて一緒に帰る
当たり前の日常

ある雨の日
アイツは私の所に来なかった
何気なく3階の窓から外を見ると
アイツが誰かの相合傘で帰ってた
その時初めて気が付いた
当たり前だと思ってたのは私だけ
今頃気付くなんてバカみたい

私の傘は無地の水色
“お前らしいよな!”って言ったよね
”空みたいで良いよな!“って言ったよね
だから明日聞いてみよう

“オマエが好きな色は水色でしょ?”って

6/19/2024, 2:34:34 PM

キャンディチップが降りしきるなか

女性と相合傘をした

その夢

相手は

ねるねるねるねの

あの魔女だった

あの魔女は

ちょっと悔しいが

割と美人ではある

6/19/2024, 2:33:25 PM

あわよくば、あの人と相合傘がしたい。

そう思ってカバンの底に忍ばせている折り畳みの傘は、依然として、持ち主である僕しかその下にいれたことがない。



雨が打ち付ける教室の窓に、指でこっそり相合傘を描く。


今日は運良く傘忘れててくれないかな、あの人。






【相合傘】

6/19/2024, 2:29:05 PM

あなたに傘を貸す時、私はいつも肩を濡らしている。傘もずっと私が持っている。気づいているのか、いないのか。あなたは楽しそうに、最近あった面白いことをつらつらと。今考えると、そういう恋愛だった。

6/19/2024, 2:28:51 PM

どしゃ降りな雨の中
私は赤い傘を広げる。

貴方も雨の中
緑色の傘を広げ歩いている。

いつしか
私と貴方の傘は交ざりあい
カラフルな傘になった。

ときが流れ
貴方は赤色がない傘をさして
あの子と道を歩いている。

せめて、私の傘を返してください。
壊れていて使えない。
私は雨に打たれて死んでしまう。

私がどうでも良いのは
よく、分かりました。
ですが、あまりにも残酷すぎる。
せめて、傘は返してください。
壊したままにしないでください。

どしゃ降りの中
私は歩くこともできぬまま。

いっそ、貴方の傘も
壊してやりたい。

               相合傘

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