あわよくば、あの人と相合傘がしたい。そう思ってカバンの底に忍ばせている折り畳みの傘は、依然として、持ち主である僕しかその下にいれたことがない。雨が打ち付ける教室の窓に、指でこっそり相合傘を描く。今日は運良く傘忘れててくれないかな、あの人。【相合傘】
6/19/2024, 2:33:25 PM