『理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
毎日幸せに生活が困らず大好きな人と過ごし生涯を終えたい
#理想郷
多くは望みません。
一日労働4時間、
食事は遅めの朝食に、夕飯の二食。
趣味の読書に没頭し、そして
たまに、気の知れた仲間と飲む酒
実はこんな日々が、幸せであり、
理想郷
私は大きく一歩を踏み出した。たしかに地面がそこにあるのを確かめるように、足を踏み込んでみる。
周りからどう思われても構わない。私は絶対に今日という日を平和に過ごすのだ。自分を幸せにするためだけに身体を動かしたい。そんな気分の日だった。
昨日、実はまだ飼い猫にも話していないのだが、約1年ほど付き合った彼氏と別れた。理由はないが、動機なら心当たりがある。
母が勤めている図書館へ向かう予定も考えたが、彼と鉢合わせる可能性があるので辞めた。
目についた自販機のアイスを買おうとしたとき、片方だけ落ちた幼児用の靴を見かけた。私は靴を拾うと屋根のあるベンチへ靴を避けた。
地に堕ちた
禁忌は犯すべきでなかった
楽園から追放された今、
目指す理想郷とは何なのか。
ミルトン 『失楽園』より
自分にとっての理想郷は他人にとってのディストピアである。
この言葉を誰に伝えたいのか。それは、操れない人形を操ろうとする者に投げ掛けるだろう。
崩壊の鐘の音色が鳴り響いている。誰も聞こうとしない。序曲が終わった。第一楽章が始まる。ラッパの音色が輪唱していく。
彼らは見ていなかったのだ。大前提を見落としていたのだ。憤りを宿らせる。狂訳は成されると知らずに。
ラッパの音色が吹き響いている。それでも聞こうとしない。七連の音色が重なり吹かれ、輪唱は広大に響き渡る。
糸は切れ、穴は塞がれてしまっている。そのことになおも気づいていない。穴を塞いでいるのは、病の種子だというのに。
遥か遠くからすぐ近くへと、確かに近づいている音色の音を塞ぐかのように聞こうとしない。ラッパの音色が吹き終える。
種子が芽吹き、葉が育っていく。マリオネットの身体を蝕むように。
バイオリンの音色が響き始める。崩壊の音色に合わせて。第二楽章に入ったかのように。
葉は広がり蔦となりマリオネット全体へと絡まり縛る。決して離さないかのように。
ドラムの音色が高らかに追走する。バイオリンの音色の後を追うかのように。それでも耳を塞いで聞こうともしない。
ユートピアはディストピアへと変貌を遂げた! もう二度とあの頃へと返り咲くことは決して無い!
再び鐘の音色が鳴り始める。ラッパもそれに追走するかのように吹き鳴らされる。
聞いた者たちは、音色を耳にした者たちは、皆、発狂し出した。耳を塞ぐことすら困難になり始めている。
花が咲き誇りゆく。病魔の黒花が女王のように。艶やかに。
鐘が、ラッパが、バイオリンが、ドラムが、パタリと鳴り終える。そして、入れ替わるかのように、フルートの音色が響き渡る。
発狂する者は後を絶たない。崩壊の音色を聞いてしまったから。
早々と狂ってしまえば良かったのか。それは誰にも分からない。ただ、崩壊の音色はあらゆる幸せを壊しゆくと言うことだけ。
だから聞きたく無かったと言うのに。
フルートの音色に合わせて、ドラムが音色を鳴らし始める。次いで、バイオリンが。ラッパが吹き鳴らし出して、最後に鐘が鳴り響く。
最終楽章に入ったのだ。
ユートピアを構成していたもの。それがいなくなれば、ディストピアへと真っ逆さまに堕ちていく。
かつてのユートピアで女王のように君臨していた者は、ディストピアにおいて、嘆きの涙を流しゆくのみーー。
理想郷
そんなものは地上のどこにもない
心のなかにつくりあげるものだ
『理想郷』
恋をした天使は何をなくした?
目を耳を鼻を口を、失った
手を脚を胴を臓を、失った
翼を弓を輪を力を、失った
墜ちゆくまあるいものの中には1つだけ
気持ちだけが無くせなかった
快楽的一瞬における永遠を夢見た天使は
力を使うこと無く、理想を手にした。
理想郷
ここにお嫁に来て50年近くが過ぎたが、ここで生活できて本当に良かったと思っている。後悔なんてない。
夫と私は年が10才近く離れている。お見合い結婚で知り合い、この山間の小さな集落に嫁いできた。夫は年が離れていることもあり、大きな声さえ上げたことのない働き者の優しい人だった。町の工場に勤めていたが、庭でシャクナゲの花を育てるのが、趣味だった。
シャクナゲは赤、白、黄ピンクの色とりどりの大きな花が特徴だ。この大きな花房を作るためには、花が咲終わったあとに枯れた花を全て摘む必要があり、非常に手間がかかる。花を増やすにしても挿し木で増やすため、人の手が必要だ。それでも夫はシャクナゲを好み、毎年綺麗なシャクナゲを庭に咲かせた。
シャクナゲが庭一杯になるころには、友達や親戚、集落の人たちが花見にくるようになり、この庭ははシャクナゲ見にくる人たちの笑顔が絶えない場所となっていた。
そんな夫も2年前に病でなくなった。
病院で夫は家に帰りたがり、シャクナゲのことばかりを気にかけていた。
「皆が笑顔になれるあの庭は俺にとって理想郷だ。早く帰って手入れをしめやらないとな。シャクナゲが可愛そうだ。」
夫の最後の言葉だ。
理想郷
桃源郷でも竜宮城でもなくて?
そこをゆけばどんな夢も叶うという、理想郷はやっぱり、仕事なんかしなくて嫌いな奴も居なくてみんな同じ住まいに住み生まれたままの姿で、一日中遊んでいるような話なのだろうか?
ユートピアってエデンの園ってガンダーラってそんなイメージだけど、、それって理想郷なのかな?そもそも旧約聖書によれば、そこ追放されたのが私たち人類の親だし💦 そしてその親アダムとエバから生まれたカインとアベルはカイン(兄)がアベル(弟)を殺すという兄弟は他人のはじまりのはじまりなのである。日本においてもヤマトタケルノミコトは兄を殺しているし、神の言いつけを守れず理想郷(エデンの園)は追放されるは、兄弟を殺す殺人犯の子孫が我々です、クズなんですよ殴ってやりたいほどの、だって遊んでくらせる理想郷で日がな好きな事だけして遊んでくらせる場所を与えてくれた神との約束を守れず蛇の誘惑に負け禁断の果実を口にし理想郷(エデンの園)を追放された夫婦の子孫、そしてその兄は弟殺しですしかも動機は嫉妬と妬みからの怨み節なんです。
笑っちゃうじゃありませんか、分かってるクズと分からないクズ?クズはクズですわ(笑)呆れるくらい、罪深き人の性。
それでも、愛しき人の性、愛しいと書いて、かなしいと読むそれが人の間のこの世に落とされた私たち人間。赤子は泣きながら生まれてくるはじめに覚えることは、泣くことそれが人間。
我は人にあらずで、他人ばかり裁いている人自分の罪はクズな部分もなんて可愛く見積もり他人を指差す時は、神にでもなったように天でもないのに罰をくだす、他人に差した人差し指を自分に向ける勇気のある罪深き勇者のいるところ、そんなところがあるなら、きっとそこが理想郷。
令和6年10月31日
心幸
〜理想郷〜
ユートピアつきつめたらディストピア
本当の理想郷
思い描けば 思い描けるんだろうけど
今の環境に適応して生きてるんだから
ある意味 いまが、理想郷とも言えるんだろう
そうじゃないなら
足掻くしかないんじゃないかなー、と
──君とだからっていうのもあるかも。
「ここが天国かもしれない」
「ちょっと落ち着こうか」
顔を覆って震えながらそう呟くと、隣から至極冷静な声が飛んできた。
***
死ぬまでに、どうしても行ってみたい場所がある。
水中図書館。
古代魔法が隆盛を誇った遠い昔、本を愛した一人の魔法師が生み出した不思議な場所。
それは山奥の巨大な湖に建っている。正しくは、沈んでいる。
当時は魔法の全盛期であると同時に、戦乱が絶えない世でもあった。何よりも本を大切に思った魔法師は、それらを後世に残そうと、誰も入って来られない湖中に図書館を作った。水に弱い紙を守るために、永遠に続く特殊な保護魔法を全ての本に施して。
──本を愛する者だけがこの門を潜る権利を待つ。
水中に沈む図書館の門に刻まれた文には魔法が込められており、貴重な本を持ち出して悪用しようと考える人間は建物に触れることすらできない。さらには、いつの間にか湖畔に打ち上げられているという。
(理想郷)
後日加筆します。水中にある図書館、浪漫がありますね。
もともと都会暮らしの人ほど、定年後はのんびり田舎暮らしを理想郷とするのだろうが…。
もともとド田舎暮らし出身の自分としては、隣近所のお伺いを気にすること無く、自家用車が無くてもバスや電車で代替できて、スーパーやコンビニ、果ては美容院や大病院が片道ワンコインで行けるような、都会暮らしこそが理想郷である。
ビバ、都会暮らし!!
…アナタ、真の田舎暮らしを知らないね?
花が咲いて
光が溢れる
鳥が歌って
人が笑って
そんな世界に
夢なんて見ないよ
あなたが隣にいて
そっと触れられるのなら
その世界だけが
あたしの真実
【理想郷】
理想郷 その言葉こそ幸いで
「理想郷」には幸せはない
/お題「理想郷」より
皆んな不自由なくくらせる。
誰も傷つかなかない。
皆んな完璧
争いがない。
事故がない
まさに理想郷。
そんなものはない。
誰でも不安や葛藤はある。
誰でも傷つく。
完璧な人などいない。
争いは必ず生まれる。
でもやはり夢見てしまうのだ。
理想という存在しないものに。
「理想郷」
「理想郷なんて無い」
君は突然言った。
「無いかもしれないし、あるかもしれないよ。それは分からないよ」
私は自分の考えを言った。
「そうか?」
君は首傾げた。
「じゃあさ、私と一緒に探そうよ」
私がそう言うと、君は
「君が、そう言うなら」と言った。
そして、私達二人で理想郷探しが始まった。
数年後。
「あったー!私達の理想郷!」
私は喜んだ。
「君が理想郷はあるかもしれないと言ったから最初は渋々だったけれど、探してよかったよ!」
君は笑顔だった。
「理想郷はあったんだ!」
二人で、喜び合った。
私達、二人の目の前には美しい景色が広がっていた。
理想郷…
その中でなら
私は
好きに生きられる
誰にも縛られず
自分の生きたい人生を送られる
でも
それを現実は
許してくれない
「理想郷」
みなさんはもしも好きな世界に行けるとしたらどこに行きますか?
自分はこのままの世界がいいです。
友達や家族、好きな人と過ごせるこの世界で。
理想の世界っていまいちピンと来ないけど。
楽しく、幸せを感じる世界ならどこでもいいです。
大切な人がいて、その人たちも笑えたらそれで。
でも、それに気づくのはだいたい失ってから。
何でこんなに自分って弱いんだろ。
そう思う時もあるけど、弱さも自分なんだと最近は思えます。
こんな世界でも、幸せだから。
大切な人と過ごせるだけでいい。
色んな人と出会って傷つくこともあるけれど、それでもいい。
大切な人が幸せなら。
でも、こんな世界嫌だって思うこともある。
矛盾した世界でも、好きになりたい。
理想の世界なんてどこにもない。
でも、作れるものだと思う。
自分の力で描いていきたい。
大切な人たちと。
あなたには選ぶ権利が与えられている
あなたは自由を選択できる
あなたはそれを拒絶できる
あなたは全てを理解している
あなたは不自由を選択している
喰んだ草の命はどこにあるか
蜘蛛の糸の先には何があるか
振り向いた道には何がいるか
離れた視点の向こうで何を見るか
あなたは選び続けている
ここはあなたの理想郷。
知能ある生物としての尊厳なんて馬鹿馬鹿しい。評価や法や倫理なんかで雁字搦めになったのに幸福を夢見てしまう。ただの動物でいるだけで苦しいなんて、素敵な進化があったものですね。他人の家畜になるために生きているみたいな理想郷。でもそれを選んだのは間違いなく私だったはず。
理想郷
『理想郷』
世界が一から生まれ治ればよりよい世界になるだろうか。
瓦礫の山をよじ登り閑散とした荒地は人の気配すらない。
巻き上げる砂埃。
寒くなってきた風に砂粒が肌に刺さる。
目に入れば痛いで済むだろうか...
遠くの方で爆弾が爆発した音が聞こえる。
その後に吹く風は爆風だろう...
少し歩けば銃撃と悲鳴。もう少し歩けば怒号と鳴き声。
俺にもっと力があれば、瓦礫の山は富の山へと変えれたのだろうか。銃撃と悲鳴はパーティクラッカーと笑い声に...
俺がもっと力を持っていれば...世界を一からやり直せれる力があれば...
こんなゴミだめの世界を一掃して一から平和な世界を作れたのだろうか。
体力の限界で瓦礫の山のてっぺんで俺は意識を失った。
語り部シルヴァ