「理想郷」
「理想郷なんて無い」
君は突然言った。
「無いかもしれないし、あるかもしれないよ。それは分からないよ」
私は自分の考えを言った。
「そうか?」
君は首傾げた。
「じゃあさ、私と一緒に探そうよ」
私がそう言うと、君は
「君が、そう言うなら」と言った。
そして、私達二人で理想郷探しが始まった。
数年後。
「あったー!私達の理想郷!」
私は喜んだ。
「君が理想郷はあるかもしれないと言ったから最初は渋々だったけれど、探してよかったよ!」
君は笑顔だった。
「理想郷はあったんだ!」
二人で、喜び合った。
私達、二人の目の前には美しい景色が広がっていた。
10/31/2024, 11:50:21 AM