「きらめく街並み」
イルミネーションできらめく街並み。
ああ。12月か。と思い、イルミネーションを見ながら、友達を僕は待っていた。
スマートフォンの通知音が鳴る。
もうすぐ友達が来るみたいだ。
少し時間が経ち、僕を呼ぶ声がした。
有名なコーヒーショップの手提げ袋を持って友達が僕の隣にいた。
「おまたせ!ごめんね。寒い中、待ってもらって。これ、君が気になっていたコーヒーを買ってきたよ!」
君は僕にコーヒーを手渡した。
「ありがとう」
僕が、以前、話していた事を友達が覚えていた事が嬉しかった。
「2人分あるから、イルミネーションを見ながら飲もう」
「そうだね!」
ベンチに座り、僕たちは温かいコーヒーを飲みながら、イルミネーションを見ていた。
二人とも、コーヒーを飲み、同時に感想を言った。
「美味しい!」
寒い中で、飲む温かいコーヒーが心身にしみる。
「イルミネーション、綺麗だ」
僕がそう呟く。
「うん。ほんとうに綺麗だね」
友達もイルミネーションに見惚れていた。
僕は、友達と見たイルミネーションの景色と温かいコーヒーの味をきっと忘れないだろうなと思った。
「心の深呼吸」
私は、心の深呼吸をして職場の出入り口のドアを開けた。
「祈りの果て」
祈りの果て。
やっと祈りが届いた。
良かったと私は、思った。
「凍える朝」
朝、起きて、凍える寒さだと思った。
私は、本格的に冬が来たと思った。
そう思った凍える朝だった。
「秘密の箱」
僕の家には、秘密の箱があるらしい。
亡くなった祖母が話していた。
秘密の箱を開けた者は、不幸な目に遭うとか、遭わないとか。
そんな噂が親族内で広がった。
祖母の部屋を整理していると、箱が見つかった。
この箱は、秘密の箱だ。そう思い、僕は開けても良いかを両親に相談をした。
それは秘密の箱で間違いがなかった。
昔 、祖母から秘密の箱の特徴を聞いていたからだ。
両親や親族にも相談して、箱を開ける事になった。
秘密の箱を開けると、手紙が入っていた。
手紙の内容は、手紙を読んだ僕や両親、親族だけの秘密だ。