理想郷』の作文集

Open App

理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/1/2023, 9:52:18 AM

理想郷

理想郷、誰もが思い描いたであろうそれとは全く異なる、厳重な管理の元でそれは実現した。

人は生まれながらにして悪性を持つ。その悪性を取り除くことによって全ての犯罪をなくし、また管理された庭で生活することで自然災害などもなくした。

そんな世界。それは、本当に理想郷と言えるのだろうか?

そんな疑問を抱えながらも、僕らはそこを、抜け出せずにいるのだ。

11/1/2023, 9:51:48 AM

だれもが思い描く

「こんな世界になったらいいのに。」

みんなのために ミンナノタメニ

思想 衝突 譲歩 犠牲 平和 幸福 理想___

だれかはこう言った

「あぁ、こんなはずじゃなかった。」

この世界はエゴでできている

わたしの理想郷は、わたしのエゴでできている

『理想郷』

11/1/2023, 9:40:21 AM

「なんか思ってたのと違うな」
俺は友人と一緒に渋谷にやってきた
ハロウィンにかこつけて、日本中の妖怪が集まり、百鬼夜行すると聞いた。
妖怪の妖怪による妖怪だけの世界の顕現。
数時間とはいえ、それはまさに理想郷である
参加すれば酒の席の話になる。
そう思ったのだが、どうも様子が変である。

ここで毎年コスプレイベントをやっていると聞いたのだが、コスプレをしている人間を見ないのだ。
それどころか、警察や陰陽師共が巡回している始末だ。

なぜこんなことに。
本当なら、俺たちは今頃楽しくやっているはずなのに。
電話している友人を見る。
百鬼夜行のこともこいつから聞いて、今知り合いから事情を聞いている。

友人が電話を終えてこっちを見る
「去年、若い奴らが大暴れしただろ。それで、もともと非公式なのもあって、今年は徹底的に潰す事になったらしいぞ」
「これだから人間は」
「若い妖怪も暴れたそうだ」
「‥これだから若いやつは」
俺はため息をつく。
「百鬼夜行のことは?」
「ぬらりひょんの大将も、なんか気が乗らないと言ったらしい」
ぬらりひょんの爺さんの事を思い出す。
あの人、意外と馬鹿騒ぎ好きだもんな。

「こんなことなら池袋でやれば良かったのに‥」
思わず愚痴をこぼす。
「池袋のハロウィンは終わってから気づいたらしい。ニュースになるのは、渋谷ばっかりで池袋とか他のところとかやらないもんな」
「そういえば、俺も最近知ったな」

「じゃあ行くか」
友人が歩き出す。
「どこにだよ」
「そりゃ決まってる。飲みに行く」
あたりを見渡しても開いている居酒屋はない。
「開いている店ないぞ」
「さっき聞いたから大丈夫。オレたちみたいに何も知らないで来た奴らがやけ酒してるってさ」
思わず苦笑する。
「あー、そりゃうまい酒が飲めそうだな」
「間違いない」
二人で笑う。

しばらく歩き、路地の奥に入ったところに、その店はあった。
店に入ると、奥の方に何人か顔見知りが見えた。
すでに出来上がっているようで、隣に行くまで俺たちに気づかなかった。
「よく来た。理想郷へようこそ」
俺たちに気づいた一人が、歓迎の意を表す。
間違いない。
俺たち酒飲みにとって、酒が飲めればどこでも理想郷だ

11/1/2023, 9:33:33 AM

それこそが正に、我々の求めていたものだったのだ。皆が幸福の中に死にゆくこの世界こそが我々を救うものなのだ。

[理想郷]

11/1/2023, 9:07:16 AM

夢の理想郷。

そんなモノ、全部ぶっ壊された。

親からの束縛。

先生からの期待。

その何もかもがウザかった。

唯一の楽しみは、友達が連れ出してくれる、見たこともない外の景色。

自由に生きたかった。

縛られて終わる人生なんて、絶対嫌だから。

〜理想郷〜

11/1/2023, 9:00:54 AM

お題 理想郷

喫茶「理想郷」だなんて大仰な名前の喫茶店を見かけた俺は、不意になにかに呼ばれたような気がして入ってみた。
新装開店なのか、真っ白な胡蝶蘭が誇らしげに飾られていた。

「いらっしゃいませ」

奥から女性の店員の声がする。なんだか聞き覚えのあるような声……

「あ!誠二君じゃない?」
「えっ?佳代先輩ですか!」

俺は驚いた。大学で同じ学部の先輩だった佳代さんが、ここで働いているなんて。

「卒業してA社に就職されてたはずじゃ」
「あれからすぐに辞めたの。やりたかった事とは違ったからね。芸大目指してバイト中なのよね~」

佳代先輩はやりたい事に向かって進んでいる。それなのに俺ときたら、就活して入った会社の人間関係に押し潰されて、いつ辞表を出そうかタイミングを見計らっていた。

「人生一度きりだしね。後悔したくないから決意したの。両親納得してないけどね」

未来を見つめて煌めいている佳代先輩を見た俺も腹を括った。

明日辞表を出そう。そして俺は俺の理想郷を目指そう。昔から小説家を目指して書き溜めていた作品がある。臆病な性格だから応募にすら出さなかった。

だが、夢を捨てきれなかったんだ。作品を出版社に持って行ってみよう。応募もしてみよう。

佳代先輩のおかげで吹っ切れた俺は、夢を想い出させてくれた喫茶「理想郷」の常連客となり、執筆活動をする未来を想い浮かべて店を後にした。

11/1/2023, 8:48:14 AM

【お題:理想郷】

ゴダイゴ「ガンダーラ」は
易しくてシンプルな
言葉を使いながら

理想郷というものが
余すところなく
表現されていて

曲の素晴らしさも
さることながら
歌詞が印象的で
空でも
口ずさむことができる

誰もが憧れ
行きたがる地

でも どうすれば
そこへ行けるのか
誰一人として知らない

どうか行き方を
教えておくれ

という 内容だが

そのユートピアを
皆が夢見るほど
いま 過酷な環境に
生きている

そんな理想郷に
憧れずにはいられない、
そんな人々の様子が

曲調も相まって
心に迫り
印象深く 忘れがたい
歌だと思う


作者不詳 「今昔物語集」

ある修行僧が
山の中で迷い

隠れ里、
まさに理想郷に
足を踏み入れる

そこには
酒の泉が湧き出、
人々にはご馳走を
振る舞われ

修行僧は
よい心持ちで過ごす

しかし
隠れ里の存在が
他に漏れ
荒らされることを
恐れている里の人々は

最初から
修行僧を殺すつもりで
接待していたのだ

それを知った修行僧は
なんとか
里の人を説き伏せ
他言しないことを条件に
なんとか無事に
帰してもらう

山を降りることが
できた修行僧だが

こともあろうに
約束を守らず
理想郷での
出来事を話してしまう

そして
長老が止めるのも聞かず
若者たちは

修行僧を案内役に
夢のような隠れ里をめざし
山に向かう

長く生きて
様々な体験をし
人々の言葉を聞いてきた、
長老がつぶやく

そんな理想郷など
あるはずがない

もし、あるとすれば
そこは もうこの世ではない

漫画「動物のお医者さん」
では  おばあさんと
ハムテルが

おせち料理を作りながら
ゆっくり正月を
過ごしたければ
その分 年末に しっかり働け
と話していたが

このシーンには
なんだか妙に
納得した記憶がある

何もしないで
旨味だけ
得られるなどという
都合のいいことは
やはり ないのだ

長老の言うように
もし、あるとすれば

それはもう、
この世ではないか
もしくは 残念ながら
詐欺の誘い水だろう

理想郷、ユートピア
とは
どこにもない場所
という意味だそうだ

理想郷  うまい話には
ご用心、ご用心

11/1/2023, 8:47:01 AM

皆に愛されていたい


皆が私に優しく

皆が私に平等で

皆が私を大切にする


そんな世界は存在しない

悲しいほどに渇望する

せめて陰口は言われませんように

そんな願いすら叶わない






“理想郷”

11/1/2023, 8:42:45 AM

風に草木が揺れている。
水面は濁るも、水は跳ねている。
空は蒼いが曇りもする。
青虫が葉を歩けば、それを鳥が咥えとる。
蔑みも、嫉妬も、苦悩もない。
ただそこにあるだけである。

『理想郷』

11/1/2023, 8:41:57 AM

空想の世界は楽しすぎて現実への絶望が大きくなるから、理想郷なんて作らない。等身大の世界の箱、これが私の手に届く範疇。与えられた選択肢を全部買って得られるならそれに優る贅沢は無い。

11/1/2023, 8:36:35 AM

テレビから

ノイズのように入ってくる

胸が痛む ニュース。


親が子供を虐待…

何の罪ない 幼い純粋な命が

奪われるという現実


命に大人も子供も

重いも軽いも…

きっとないのはわかるんだけど


身勝手に奪われる

幼くて 純真無垢な命

ちゃんと 言葉にしきれないけど

深く 思わされるし

胸にずっしりと重くのしかかる。


今日もテレビでは

政治家の表面上を取り繕ってる話や

芸能人のゴシップばかり流れてる


もっと この小さな命が

尊い命が守られる

世の中に…

世界になってほしいと願う。



- 僕の理想郷 -

11/1/2023, 8:33:36 AM

理想郷と聴いてあなたは
何を思い浮かべるのでしょう。

不死の世界?

それぞれが愛してやまない人や物で溢れた所?

勉強の無い世界や
平和な世界かもしれない。




けれど私はこう思う。
死にたいほど苦しい時でも、自殺を試みても死ねない。逃げられない。

愛されなければ生きていてはイケナイの?捨てられてしまうの?

学びが無いのなら私たちは会話もなく孤独だ。

戦争はいらない!…だけど全てを同じ考えにしては発展なんかしない。ロボットと同じだ。

あなたの理想郷は何ですか?

11/1/2023, 8:28:23 AM

理想郷はいつもの帰り道から少し外れた小道の先
いつのまにか通り過ぎていて状態ばかり残る空洞

11/1/2023, 8:20:42 AM

理想郷

晴れ渡った空.白い雲

賑やかな喧噪.舗装されたタイルをなぞる様に其処此処にいろんな商品を売る市場が
広がっていた。

「お兄ちゃん、早く早く!!」

瞳をキラキラさせて今にも駆け出さんと
足を一歩前に出して後ろを振り返り呼ぶ
三つ編みの少女と

「そんなに急がなくても、別に無くなったりしないよ!」
そんな少女を嗜める様に、ため息を吐きながら、冷静に返す少年


市場の露台には、装飾品.化粧品.食品など
多種多様な物が並んでいる。

妹は、拳をギュッと握りどんな掘り出し物に出逢えるかワクワクしていた。

兄は、そんな妹を見つめ苦笑し、
手を差し出した。


「行こう!」
兄と妹は、手を繋ぎ一気に駆け出した

少年の名前は、ユート

少女の名前はピア

今からこの兄妹の宝探しが始まる。

11/1/2023, 8:18:54 AM

家を出ると木犀花の芳香がそよぐ
見上げた深い縹の空にはうっすらと碇星
いつのまにかまちはすっかり色を変えているようだ

少し肌寒い夜の空気から身を守るためお気に入りの臙脂の羽織
足元は背筋が伸びるような艶やかな濡羽色のヒールは7センチである
さて気合を入れて
仕上げに長年磨きてきた笑顔を纏う。

人前用の完璧な「私」のコスプレ

歩く姿は百合の花が背景に浮かびそうな私の裏側
誰ひとりとして気づきはしない

努力と苦悩の末得たのは「普通」のふりをする技術だった。
うつ病と歩み始めていつのまにか7年もの月日が経つ



【コスプレ】

11/1/2023, 8:06:11 AM

理想郷

人生100年時代というが、80歳も超えると身体のあちこちが痛くなる。腰は曲がり、歩くと膝が悲鳴を上げる。常にどこかが悪く、食事も喉に詰まらせるといけないから、柔らかいものばかり。トイレが近くなり、気がつくと失禁している。楽しみはひ孫と会うことぐらい。

そんな私が考える理想郷。鳥が囀り、明るい光に包まれる。歩くとふわふわして、まるで宙に浮いているように身体が軽い。一年中、ポカポカと暖かく、蝶々が舞っている。人々は笑顔で、争いごともない。平和な毎日。
ん?これってもしかして天国?
いやいや、わたしゃまだ爺さんのとこには行きたくないよ。
身体痛いけど、もう少し頑張るか!
ごめんな!爺さん!
100年は無理かもしれないけど、長生きするよ!

11/1/2023, 7:59:54 AM

理想郷

人は理想郷を求めて冒険に旅立つ
数々の困難を乗り越え、世界を変えていった

やがて手にしたものに疑問が芽生え始めた
求めていたものはこれでよかったの?
大切なものを失ったのでは?

慈愛に満ちた世界、そこには争いも諍いもない
悠然と時は流れ、悩むことも病むこともない
いつかきっと辿り着けますよう

11/1/2023, 7:59:52 AM

むかし、私の国はひどい差別が行なわれていた。それは、どの国の人も口を揃えてひどいというほどだった。
その国を作り上げたのは私の父だったのだが今は亡くなり私が代わりに国を新しく作り替えたのだ。
いまは、国民の言う通り差別のない平等な国となり国民はみな楽しそうに私に仕えていた。
当然だ、私は朝昼晩と毎日食べきれないほどの食べ物を提供し全ての国民に住家を与えている。父とはちがい、差別されたものが逆上し反乱をおこそうとして戦争がおき命を落とすなどと間抜けなことにはならない。
みなが、私にひれ伏し崇拝しているのだ。
もちろん、私に逆らおうとするものもいたのだが罰則を与えるとそんなことはしなくなった。逆らおうとした愚か者だけに罰則を与えたのではない、みな平等に国民全員に罰則を与えたのだ。平等とはそういう事だ。
今日も、国民が私を慕う声が聞こえる。
これぞ国民の理想の国だ

11/1/2023, 7:51:45 AM

#理想郷

人間は自分に無いものを欲す

愛されている者は1人を欲し
孤独なものは愛情を欲す

天才は平凡に憧れ
凡人は天才に憧れる

自分にあるものなど
きっと誰も欲しちゃいない

無いものを欲し
争い、憎み合い、殺し合うのが
人間の本能だ

幸福になんて誰もなれない
理想郷なんてどこにも存在しない

11/1/2023, 7:01:22 AM

無題


男はゆっくりと女の子の両腕から崩れ落ちていく。
「心配しないで」
彼は精一杯の笑顔をつくって、泣きじゃくる女の子の頬を拭った。
「君が…ちゃんと天国に行けるように…先に神様にお願いしてくるから…」
女の子は肩を震わせて泣いた。両目から止めどなく涙は流れ続け、血にまみれた彼の軍服に雨粒のように降りかかる。
「だから…泣かないで。死ぬのは怖くないって、たった今から見せてあげるから…」
彼は息絶えた。

女の子は避難サイレンの鳴り響く瓦礫の街の隅で、彼の亡骸を埋葬した。
女の子は「愛してる」と呟くとオーバーコートのポケットからタバコを取り出して咥え、土砂降りの雨の中、傘も差さないで戦車のキャタピラの後を踏みつけながら避難所へと歩いて行った。

Next