狭い部屋』の作文集

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狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/5/2024, 12:19:25 AM

溢れかえったものを手放して
狭い部屋から物が無くなると
少しずつ部屋のスペースが姿を見せた。


狭い狭いと思い込まされていただけで
本当はこんなスペースがあった、事に
一安心できる。
   

自分で勝手に、狭い部屋
息苦しい部屋、と決めつけないこと


そこがスタート。

6/5/2024, 12:17:20 AM

「しーっ!」
 僕は音を立てないよう目の前の友人に向かって人差し指を自身の唇に当ててみせた。その忠告に目の前の彼は頷くと姿勢を正そうと、わずかに背を伸ばす。あ。これから起こることが容易に想像できて思わず目をつむる。
 ごん。押入れの天井の板がゆっくりとぶつかった彼の頭を弾き返した。
「いったぁ…」
 彼がゆっくりと頭を抱えた。顔が泣きそうになっている。目の前の彼のことは可哀想だけれど、僕はそれよりも今のぶつかった音で自分たちが鬼に見つからないか、気になって仕方がなかった。
 彼の姉の鬼がこの部屋にまだいないことを確認しようとして押入れの扉をそろりと開ける。う。眩しい。押し入れの暗さに慣れきった目が麻痺し思わず目を細める。
 幸いなことにまだ彼女は近くにいなさそうだ。そのことに安堵して視線を押入れの中に戻す。もともとあった布団の山と隠れようと提案した僕と、その言葉に頷いた彼。それがこの空間にあるものの全てだった。



 黙々と手を動かす。これは何で代用できる?しばらくの後に、頭がストロー、という案を提案する。その言葉に頷くと、俺はストローがあるであろう台所に駆け出そうとして、片足が近くのコードに引っかかった。
 ぐらり、と視界が揺れ、咄嗟に両手を衝撃を緩和しようと伸ばす。ぐ。  
 幸いなことに頭に直撃はしなかった。両手は痛いが、普通に動く。まあいいか。子供じゃないんだし、これぐらいはすぐに治るだろう。

 幼い頃、狭い押し入れに隠れた記憶はなぜか、他の記憶よりも色濃く残り、今でも時々思い出す。あれほどたかがかくれんぼで緊張したことはないだろうし、なによりあそこに存在した狭い空間に詰まったものでできた小さな世界。
 そのことに魅了された俺は、成長して学生の頃からミニチュアで狭い部屋を作り始めた。記憶の通りの押入れから天体望遠鏡しかおいていない天窓がある部屋。色々なものを詰め込み完成した狭い部屋は俺の部屋の棚に丁寧に飾られており、時々アルバムのように振り返るのが趣味だ。
 ほうら。手元のライトに照らされた完成した部屋を見て俺は笑みを浮かべた。昔よく遊んだ祖母の家の部屋。その記憶のすべてが、ここには詰まっている。

6/5/2024, 12:13:40 AM

【狭い部屋】(300字)

 最初は、広めの部屋だと思っていた。
 駅から遠いおかげで安く購入できた、マンションの一室。2DK。一人暮らしには贅沢なほど。仕事用の書斎も確保できて、完璧だと思っていた。
 ところが、アイツが転がりこんできたせいで、なんとなく手狭に感じるようになった。砂のトイレ、餌場、水飲み場、キャットタワー、ふかふかの寝床。アイツと暮らすためには、いろんな家具が欠かせない。ちなみにアイツというのは、猫の名前だ。
 さらに、猫に釣られた恋人まで住み着くようになって、部屋は一気に狭くなった。
 そんな窮屈暮らしも、今日で終わり。
 三人と一匹の家族には狭すぎる部屋に、私たちはとうとう、別れを告げる。今まで、ありがとう。

6/5/2024, 12:04:30 AM

3年前まで、

別れた主人と共に暮らした
マンションを
売却し

別居した。

次の購入者の都合で
早急に
部屋を出なくてはならない。

慌てて探した部屋は

とても

狭い部屋。

前向きな別居として
私は
捉えていた。

お互いの
思いを整えて
また、
共に生活出来ると、

信じていた。

でも
彼は違った。

彼の手元には
すでに記入済みの
離婚届が
あった。

別居する数年前から準備していたみたい。
あとは、
私の記入のみになっていた。

それすら、
気づかなくて。

理由は
薄々感じていた。

別居生活も2年近い、
気持ちも、
いつしか、

もう
無理だなと
やっと
踏ん切りがついた。

そして
彼に話をしたら
その記入済みの紙を
渡された。

ショックだった。

気づかない私も
バカ

だ。

そして、
兄弟達の協力で

改めて
広い、アパートに
引越しをした。

築年数は長いけど、
大家さんもとても優しく。

着いていなかった
エアコンや、インターホン。
付けてくれたり。

アパートも、
綺麗に手入れをされていて
とても生活しやすい。

あの、

狭い部屋

息苦しい
毎日だった。

新しい生活も
1年が過ぎ、

少し
また、

おしゃれしたり、
お出かけしたり、

前向きに考えれるように

なってるかも。

6/5/2024, 12:02:53 AM

狭い部屋

暗い狭い部屋に閉じ込められてどれ位の
時間が過ぎただろう
壁に石で傷を付けて日数を数える。

引っかき傷の音だけがこの空間の唯一のBGMだった。

体の不調から考えると一月位だろうか
リュックの中に入っていた食料も
どこまで持つだろうか
このまま訳も分からず誰にも見つけてもらえずに死んで行くのだろうか

そうして意識を手放してしばらくたった頃

光が顔に当たって意識が浮上した時

「大丈夫か!」と男性の声が聞こえた。

目を眇め久しぶりの光を感じた。

しかしやっと手に入れた光の世界は
どんよりと曇っていた。
建物は、倒壊し 人がぽつりぽつりと
疎らにいるだけ
遠くからは ドドドッと言う地響きみたいな音が聞こえた。

口をあんぐりと開けその光景を目に焼き付ける。

果たして暗い狭い部屋に居た自分と
外に出られた自分どちらがよりマシで
幸せだったのか
外に出てしまった自分には判断が付かなかった。

6/4/2024, 11:57:07 PM

イケメン猫は言う。

「人の頭の中には小さな狭いお部屋があるのさ。
でもそこは奥深い不思議な世界。
知恵や思いが繋がるココロの空間。
新しい発見や感動が生まれるんだ。
創造の旅は、限られたお部屋から出発するんだね 」

イケメン猫は天使だったから、神様がどんなふうに人を創ったか知っている。


「狭い部屋」

6/4/2024, 11:54:54 PM

狭い部屋


部屋が狭いと、物も人も
距離が近くて移動が楽。
部屋が狭いと、掃除も楽。
部屋が狭いと、落ち着く。

部屋が狭いと、たまに通りにくい。
部屋が狭いと、置き場所がない。

部屋は、ちょうど狭いがいい。

6/4/2024, 11:54:46 PM

「狭い部屋」

家のトイレは何故こうも落ち着くのか

もっと可愛く充実させたいと思う反面、このままの君でも充分素敵よという気持ちもあってなかなか模様替えに手が出ない場所である

6/4/2024, 11:47:15 PM

あるところに
読書好きの少年がおりました。
色々な本を読んでいる少年なのですが、
どうしても理解できないことがありました。
そこで、少年は本を持って、
お父さんに質問しました。
「どうして、この人達は争っているの?」
お父さんは少年の頭を撫でながら
自分の子が心優しく育っていることに
喜びながら答えました。
「お金を奪いあってるんだよ」
「どうしてお金なんか奪いたいの?」
「お金があればたいていのことは思い通りになるからね」
少年は「ふーん」と言ってから、
次は他の本を父の前で開いて見せました。
「ここ!印刷ミスって言うんでしょ?見つけたんだ」
少年の指先には
「3億円を奪い合って命を落とす」
と書かれています。
少年は指先をクルクル回しました。
そこには「3億円」の文字。
お父さんは笑いました。
「それは印刷ミスではないよ」
「えーっ!これっぽっちで?
だって…、僕のおこづかいより少ないよ?
こんなことで人は争うの?」
少年は世界一のお金持ちの子供だったのです。
少年は月に100億円を親からおこづかいとしてもらっていました。
「残念ながら、世の中にはその程度の人間もいるということだね」
お父さんはため息をついて、
1000億円のシャンパンを飲みながら答えました。

オレは自室の狭い部屋で
このノンフィクションの本を読みながら、
怒りに震えた。

6/4/2024, 11:46:28 PM

狭い部屋って言ったら

一番最初に思いつくところは

トイレかな…

トイレって落ち着くんだよね

自分の部屋で考えても何も分からなかったものが

トイレで考えると何故か脳がすごく働くんだ

怒っている時とか泣きたい時だって

トイレに行けば一旦座って冷静になれる

だって必ず一人にならなきゃいけない場所だからね

身も心もスッキリして出られる

こんな場所が身近にあったんだね

これからも相談乗ってね

トイレさん


お題『狭い部屋』

6/4/2024, 11:40:53 PM

実家から
1Rの
一人暮らしの部屋へ
戻る。







実家だから
落ち着けたはずだけど

やっぱり
一人暮らしの部屋のほうが

より
リラックス出来る。




誰にも
気を遣わない

誰にも
見られていない

全部
自分の自由!







実家がイヤ
とかじゃないの。




ここは
わたしだけの


お城なの。


#狭い部屋

6/4/2024, 11:27:26 PM

気づいたら一人で部屋の中にいた。
目の前の大きな扉をじっと見つめていた。

扉には鍵は掛かっていない。
閂も付いていないから、自由に開け締めできることはわかっていた。

外には光あふれる世界が広がっている。
外に出るだけで、みんなと共に居られる。

だけど、僕には扉が開けられない。

扉を開けると僕の中の制御できない"何か"が外に出てしまう。
それが誰かを傷つける。
そのことが震えるほどに恐ろしい。

だから、僕は扉を見つめたまま立ち尽くす。

外に出たいという望みと。
扉を開ける恐怖に。

いっそ、外から誰かが扉を開けてくれたら…と願いながら。

#狭い部屋

6/4/2024, 11:23:29 PM

狭い部屋


閉所恐怖症になったきっかけ的なもの
小さい頃、外出先でトイレに入り鍵が開けれなくなって大変だったらしい
天井まで壁かあるタイプのトイレで、両親がドア向こうから説明してなんとか出れた

私自身はその記憶ないのだけど。昔から狭いところが苦手なのはそれが理由だと思う

6/4/2024, 11:21:39 PM

良い孫だ 誰に似ですか わからない

食べ物で 体が変わる 発見だ

6/4/2024, 11:21:14 PM

狭い部屋
狭いところは結構好きかな。落ち着くから。
君と2人でいてたらもっと好き。くっつけるじゃん。

6/4/2024, 11:16:45 PM

狭い部屋


私は1人で障害者グループホームについて調べている。
7歳から脳出血で右半身麻痺。

20歳から独身だったら、障害者グループホームに入ったほうがいい。

と、言われ続けている。

だけど、私が18歳のとき、愛知県豊川市の専門学校で
寮生活を半年ぐらいしたことがある。

だけど、門限もあって、まるで、私が犯罪を犯した
[犯罪者]のように感じて、
何時まで帰ってきて寮の部屋に戻って。


妹の彼氏さんのお兄さんが警察官。
犯罪を犯して牢屋に入れられた[人]にも、門限が
ある。と聞いたことがある。


独身になりたくないのも、その理由だ。

独身で1人暮らしだったら良い。けれど、私が稼いでいるお金では1人暮らしが難しそうだ。

私は、まだ深夜0時までの飲み会したことがない。

じゃあ、深夜0時までの飲み会も無いのか…と、
不安になるし、自分にとってショックだ。 

占いで、結婚できる運勢と、言われ続けているけれど、
果たして自分は、本当に結婚なんてできるのか?

20代で恋愛もしたことがない。
10代で、ディズニーランドのシンデレラ城前で元彼に
振られたこともある。


コミュニティも苦手な、私に恋愛もできるのかな?

歴代のか」しと付き合っていた頃、不思議と
イケメンばかりと付き合っていた。だから、次の新しい彼氏でもイケメンなのではないか?と期待している私がいる。

6/4/2024, 11:14:58 PM

狭くて暗い部屋、1人の時間
過去を自分なりに振り返る

自分は自信が無くなっていて
コンプレックスが増えた

自分を出すのが怖くて
周りに形成された自分で過ごしてきた

みんなの作りたい形が違くて力が強くて
最近の僕は歪んで出来ていた

その姿でいると
息苦しくて歩きずらかった

悲しいはずなのに
この姿は涙が出てこずに悲しめない

この着ぐるみを剥がして
笑いかけて涙を認めてくれる人を探している

誰かドアを開けて、この部屋に灯りをつけて

そうすればここは
僕にとってどこよりも広い場所になるから

6/4/2024, 11:13:53 PM

狭い部屋に1人

僕は今何をしたいのか

そんな問いを持ち続けてもう1時間がたった。

暇だ

何もやることがない

本を読んだり

動画を観たり

この部屋で出来ることを

全てやった気がした。

今日また狭い部屋で自分を探してる。





─────『狭い部屋』

6/4/2024, 11:08:01 PM

会社が新体制になってからこっち、ろくなことが無い。システムが変更になったり、他の部署から異動になってきたやつが面倒くさい上に、早々に問題を引き起こしてその尻拭いをさせられたり。
異動してきたばかりだから仕方ないと思ってはいるけど、6月も半ばだというのにまだ初歩的なことでミスされるとかなりイラつく。
あーあ休みの日に閉じこもって、この狭く汚い部屋で鬱屈としたままいろいろ考えても、良くない方向へ思考が転がる。他のことを考えようにも俺には仕事しかないから仕事のことばかり考えてしまうのだ。


「やっぱりあそこか?」

結局行くところは決まっている。ちょいと離れた公園だ。1ヶ月くらい前のモヤモヤのピークになった時に行きはじめて以来、休みの日に気分転換の散歩の折り返し地点にしている。
その公園で、途中のコンビニで買ったコーヒーを飲む。会社のことをまったく考えず、ぼーっと景色を眺めて気持ちがおだやかになったら深呼吸する。そしてまた同じコンビニに寄って弁当を買って帰る。生姜焼き弁当一択だ。

今日は文庫本でも持っていってみるか。まだ蕾だったアジサイは咲いているだろうか。あったはずの文庫本を探しながら、公園から帰ったら部屋の掃除もしなくちゃなと思った。



お題「狭い部屋」

6/4/2024, 11:06:34 PM

夜天光が差し込む薄暗い狭い部屋。
鬱屈とした私の気持ちを表す。
時が経つ。
朝が来たら昼が来て夜が来る。
私はこの狭い部屋で過ごす夜が好きだ。
朝と昼は定められたことを操り人形の様にこなすだけ。
でも、この狭い部屋で過ごす夜は私にとっての特別。
今日も夜が来る。
愛する狭い部屋。

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