『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭い部屋は謎に安心感がある。住むなら広い部屋の方がいいし狭い部屋にずっといたら窮屈だけど。たまに狭い部屋っていいなってなることがある。でも、自分でも理由は分からない。
狭い部屋
部屋が狭いなら
外に出たらいいよ
そして周りを見渡してみ
色々な部屋だらけですよね
広さは狭さを許容する
狭さから広さが見えるなら
それはもう
案外、狭くはなくて
そこにいるってだけでは
狭いから産まれる無限もある
拘るとキリがない
理想もないから区切りがない
狭い部屋で直ぐに浮かんだのは
思考だったけど
狭いと思えるなら
手に取れる情報から得たらいい
本当に狭い思考だと
始めから答えが決まっていて
後はそこに持っていく
それが答えだと思い込む
何もかもが終わってる
そんなのは
ただの材料の一つなのに
部屋は狭くていいけど
狭さを押し付けられたくない
常に広くは保てないから
行ったり来たりで
散歩は割と最強かもしれない
吹っ切れかけて
危うく始末してしまう
そんなとこでした
始末は必ずするのだけど
カーテンを閉めきった狭い部屋でねるねるねるねを練る。すると、この部屋に一人だけ取り残されたような不安感に見舞われて、私はカーテンを開けた。そこは、あらゆる色が存在する世界で、その色が私の孤独感をいっそう掻き立てたのだ。
目を覚ます。
目前にあるのは白い部屋。白い、狭い部屋。
狭い部屋の中で、僕は生まれた。
そして、生まれてからすぐ悟った。
僕の使命はこの狭い部屋の主人になることだ。
この狭い部屋は、本当に何もない部屋だ。
殺風景で、見渡す限り一面の白。
四角い長細い圧迫感のある、壁がすぐそこに見えるのに、どこまでも永遠に広がっているような、そんな部屋。
誰も気に留めない。
誰も意識して目を凝らさない。
でも、僕は確かにそこにいたし、狭い部屋も確かにここにある。
多くの目線が、僕と部屋を通り過ぎていった。
みんな足を止めずに急いで次に向かう。
僕の部屋にいるのはほんの一瞬。
その一瞬が、僕にとっての唯一の変化で、楽しみだ。
この部屋の存在意義はなんなのだろう。
狭い部屋の主人として、そんなことを考えたこともあった。
お隣の部屋を真似して、一秒でも長くいてもらうために、喋ってみたこともあった。
僕の部屋を通り過ぎてゆく目線に声をかけたこともあった。
「 」
その度に声は染み込むように、狭い部屋の壁に吸い込まれていった。
ある日、誰かがこう言った。
「この隙間に声はない。音はない。色もない。ただの狭い、ポカリと空いた空間。でもそれこそに意味がある。趣がある」
…正直僕には、どういうことか分からなかった。
何もない空白の部屋にいる僕には。
でも、僕の部屋は褒められたらしい。
どう褒められたのか、よく分からないけど誇らしい。嬉しい。
だから、僕はこれからもこの狭い部屋にいる。
この部屋の主人として、一瞬で通り過ぎる目線をお迎えする。
それが僕の使命。
でも、狭くて何もないけど、僕にとっては自慢のお部屋。
だから、もし僕の部屋を見かけたら、じっくり見ていってほしいな、と思ったりもする。
もし良かったら、目の前のあなた。ゆっくりしていってね!狭い部屋だけど。
ノート、テキストボックス、チャット、Word…
僕の部屋は狭いけどたくさんあるから。
もし行間にある空白を見つけたら。
そこに僕はいる。
「沈黙」「余白」「余韻」「区切り」…いろんな名前で。
だからもし見つけたら、ちょっと目線を止めて、ゆっくりしていってくれると嬉しいな!
そんなことを今日も一人で考える。狭い行間の余白の、狭い部屋の中で。
奇跡みたいな夢だけど。いつか僕のこの空白の考えが、狭い部屋を出て、広い世界を見れたら素敵だな。
狭い部屋の中で、僕は夢を見る。
今日も、明日も、明後日も。
言葉が、会話が、お話が、存在する限り。
「狭い部屋」
狭い部屋で過ごすのも、なかなか居心地がいい。
自分の好きな物を側に置けるし、
何より自分の事に集中できる。
こういう環境は最高。
でも、狭い部屋ばかりに居てはダメだと思う私もいる。
自分の好きな事ばかりではなく、
広い部屋で色んな経験をしないとダメだな。
と思っても、なかなか踏み出せないでいる。
こんな自分が嫌になる。
狭い部屋
名家の令嬢として生まれた私は、今まで何不自由ない生活を送っていた。
部屋も十二分の広さがあり、それが当たり前だと思っていた。
中学生の頃、初めて片想いをした。
自分とは真逆の世界にいる子だった。
だからこそ、好きになったのかもしれない。
お嬢様と呼ばれて、ちやほやされていた私を、
唯一普通の女子としてみた男の子。
ひょんなことから、その子のお家に招かれた。
彼の部屋はとても狭かった。
普通の家ではそれが当たり前だったと知ったのは、随分後のことだった。
けれど部屋の狭さよりも、彼の端正な顔が、
匂いが、その瞳が、いつもより近いことにドキドキした。
ちょっとでも手を伸ばせば、届いてしまうその腕。
捲られたシャツから覗く強張った筋肉が、
男の子だということを再認識させられた。
お茶でも持ってくると言って下に降りていった。
私だけがいる狭い部屋だけれども、
彼が隣にいるような気がして、
何だか落ち着かなかった。
新しい家、新しい部屋。これから一緒に住む家。
全てが新鮮な気持ちになる。
「ごめん。これどこに置けばいい〜?」
「あ、はーい」
大切な彼からの声に振り返ると、ダンボールを抱えて廊下を歩いてくる彼が見えた。そのダンボールには〝いま〟の文字。
「これは、居間に置きたいものなので、この辺りに置いて、ソファが届いたら開けましょう!」
「りょうかーい」
彼はてくてくと歩いて指示に従ってくれる。
予定が合わず、先に彼の荷物を入れてくれたので、手伝ってくれていた。
「ごめんね、あまり広い部屋を選べなくて」
と言ってもワンLDKの部屋なのだから、ふたりで住むには充分だと思っていた。
「そんなことはありませんよ」
彼のそばに寄り添い、その肩に頭を乗せた。
「その分、傍にいればいいと思います」
ひとつ、間を置いてから彼が強く抱き締めてくれる。
「そうだね。そのための家だ」
部屋が狭くても、ここは私の大切な場所になるんだ。
おわり
お題:狭い部屋
テーマ「狭い部屋」
私の部屋は狭い。狭い上に物が多く、床やベットの上まで物が散乱している始末だ。
いわゆる汚部屋の住人である。
だから私はもっと広い部屋だったらなァと夢想する。服も本もあるべき場所にしまい、部屋の真ん中で堂々と筋トレでもできそうな、そんな広い部屋。
そんな部屋での生活を想像していくと、まずヨガマットは敷きっぱなしになった。次に調子に乗って爆買いした服や本はすぐに収納から溢れて、机やベットに置き始める。すると、片付けるのを"手間"と思い始め、物の定位置が床やベットや机になる。
ある日客観視して、片付けなくちゃ!と思うが、部屋と比例して多くなった物を片付けるのにやる気が出ない。そのまま放置されて......
結局、部屋が大きくなっても汚部屋へと変化、いや悪化するのは目に見えている。
いい加減片付けが上手くなりたい。
狭い部屋でも、
広い部屋でも、
愛犬と一緒ならどっちでもいいかな。
世に出さずここで収めることは罪 君の『Lemon』で泣いた僕が云う
題-狭い部屋
いつも見た景色
まいにちいる場所
を嫌になるかもしれない
だいたい変わらないし
いっしゅんでも
じぶんを閉じ込めて殻
に籠りたくなるかもしれない
しにたくなるかもしれない
よこになろ?
うそのようにげんきになるかもじゃん?
やっぱり部屋は私に力をくれるところ。
ワンルームの部屋。私も弟も妹も似たようなワンルームに住んでいる。家賃は3万ちょっと、妹の場合は社宅だから1万ほどだ。(羨ましい)
生活するのに不自由はない。けれど、長く住むほど自然とものが増えていく。
棚が足りないからクローゼットに衣服は乱雑に詰め込まれている。そのうえ生活域の三分の一は布団が占拠している。床を見れば、脱ぎ捨てた服と仕事用のかばんがフローリングの床にちらばっている。
典型的に汚いと評される部屋だ。
小さな座卓が部屋の中心にあって、真後ろに倒れれば敷きっぱなしの布団に頭が乗っかる。
部屋の惨状を目にするたびに自分の生活力のなさを実感してしまう。
生きるのって難しいな。そう思ってしまう。
起きて、ご飯を作って食べて、ゴミを出して、仕事して、帰りに買い物して、帰宅して風呂入って、ご飯作って食べて、寝る。それの繰り返し。
なんだか苦しいな。そう思ってから次第に1つずつ出来なくなっていった。ゆっくりと水滴が布に染み込むように日々の生活に暗いシミが広がっていく。
一人暮らしを始めたばかりの頃はこの部屋は輝いて見えた。自分の人生の分岐点となる場所だった。
ワンルームの部屋。この部屋で希望を抱き挫折し絶望し、その中でも小さな喜びに浸れる日もあった。
部屋に愛着など湧かないが、実家を出てから今までずっとこの部屋で生活してきたせいか今の惨状になおさら焦燥を覚える。
今の季節を考えてみてほしい。夏とまではいかないが梅雨の始まりだ。じんわりとした熱と肌にまとわりつく湿気。そんな時期に汚いと評される私の部屋で何が起こると思う?
カビに虫におまけにエアコンから吹く風も眉をしかめるほどの匂いがする。
はあ。
自業自得だが、ほとほと自分の生活力のなさに呆れる。
こんなでも、仕事や家族の中でもそれなりに信頼されているんだよ。
私の本当の姿を知っているのはこの狭い部屋だけということだね。
とあるマンションの最上階
門扉を抜けてドアを開けると
ムダ~に広い玄関
隣には大きなシューズクローゼット
リビングダイニングを通り
ベッドが置ける程度の狭い部屋へ
私の秘密の部屋へようこそ
✴️48✴️狭い部屋
4 四畳半の部屋に、勉強机2つ、ドレッサー、ブックシェルフもあります。
その部屋の空いた場所で、布団敷いて3人で寝ます。狭いですが、ゴロゴロころがって、身体をくっつけあって寝ます。
何とも心地の良い空間です。
部屋は広ければいいって物じゃない、いくら広くても1人なら虚しくなるだけだ。
今の僕には広い部屋を有効に使える気がしない。
狭い部屋は心落ち着く。
背伸びしなくていいからかな?狭い部屋は等身大の自分を受け入れてくれる気がする。
私だけ広い部屋に住んでいる。
妹は母と、父は祖母と同じ部屋。
3DKのマンション。
妹や私は成人済み学生。
私以外は狭い部屋。
というか、2人で同じ部屋だから仕方ない。
申し訳ないなとおもいつつ、譲れないのだ。
私の部屋だけ窓がないし、エアコンもない。
引っ越しのときにこの部屋をみんなが嫌がった。
私はそんなの関係ないと思ってた。
だから、1人でこの部屋を使う。
だけど、窓がないと光が入ってこない。
明るさを感じることができない。
のびのびとした生活を送ることができないことに気づいた。
もしかしたら私が一番狭い部屋に住んでいるのかもしれない。
「狭い部屋」
狭い部屋
狭い部屋で男とふたりっきり。何がおこるのか少しそわそわしている人もいるんじゃないか。ただこれは密室殺人の一部しぢゅうだ。このあと女性は殺される。狭い部屋は殺人鬼にとって犯行をしやすい環境だ。それが一人暮らしだったらなおさら。今のうちに忠告しておきます。あとで後悔をしないように気をつけてくださいね。
狭い部屋
狭い部屋に自分の「好き」をギュッと詰め込んで
落ち着く部屋の出来上がり。
ただただ広い部屋よりも、
狭い部屋のほうがほっとする。
一番好きな自分の部屋。
「狭い部屋」
私の実家の自分の部屋は、狭い部屋だった。
小学生くらいの時、親に「なんで、私の部屋は狭い部屋なの?もっと広い部屋に住みたい!」と言った事がある。
「私たちの子供の頃は、自分の部屋がなかったり、もっとせまい部屋だったよ。我慢しなさい」と、
親は私に言った。私は、何も言えなくなってしまった。
思春期の頃、色々な事で悩んでいた。その時は、自分の部屋が狭い部屋で良かったと初めて思った。なぜだか、安心感があった。
それ以来、悩み事があると、安心感を得たり、自分の考えをまとめたりして落ち着く事が多くなり、狭い部屋、自分の部屋にこもる事が増えた。
社会人になり、広い部屋がある一軒家を購入した。広い部屋に住むことが夢だったから。思春期の頃の経験を活かして、1部屋だけ狭い部屋を作った。
私は、これからも狭い部屋で安心したり、落ち着いたりする事があるだろうなと思った。
『狭い部屋』
誰かが言ってた
『四畳半にはロマンが詰まってる』
なんてウソ
狭くてギャーッて叫びたい
狭いのなんで?ストレスMAX!
マンションの一室、ポツンと一人
狭い部屋ってわかってたんだけどねー
・・・
夢や目標よりも
今は実家で寝転がりたい!