『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「狭い部屋」
実家を出て、開放された一方で寂しい一人暮らし。
友達とした鍋パーティーは賑やかで楽しかった。
ぐるぐるぐるぐるぐる
廻る部屋のなかで 僕はひとりぼっち 平衡感覚なんてとうにないから 目の前はぐるぐるして 脳みそもぐらぐら
吐きそうなほどの嫌悪感が 肺の部分までせりあがって
慌てて全部飲み込んで 喉元をすぎる胃液の味
あっという間に夜になって また気がついたら朝になった
夕日が差し込んだと思ったら 月明かりのか細い闇になる
だんだんと巡る時間の中で この狭い部屋で僕はひとりぼっち 追いつけないんじゃなくて 追いかける相手がいないだけ 見つけられもしないだけ
いつだったか 朝を信じていたのはいつだったか 昼を待ち焦がれていたのはいつだったか 夜を嘆いていたのはいつだったか
廻る部屋の片隅に追いやられた あのノートの中身はなんだっけ ペラペラめくって流れてきえて 丸っこくてよく知らない君の文字
少し硬めで 鋭くて 止めはねがしっかりしてて まるで教科書の文字みたいだって言ったら 笑ってくれた君の顔が おかしいな、思い出せないや
廻る部屋の片隅で ただ壊れてく 骨が内側からドロドロに溶けて 肉片がそこら辺に飛び散って 眼球がこぼれ落ちて
ああそしたら そしたら最後 脳みそが記憶ごと混ざってお終い
窓辺から差し込んだのが 朝日か夕日か月光か はてさてそれは誰にも分からない
とりあえず 星光だとでも思っておこうか
『狭い闇の片隅で』———【狭い部屋】
狭い部屋
鳥かごに比べたら人間の部屋は広いもんだ。
体の大きさは全然違うけど、きっと鳥にも思うことがあるだろう…。
自分たちには立派な羽があり、好きな場所に飛んで行けるのだから。
やさしい飼い主に守られて暮らすのも悪くないかな。
本音はどっちかな?たまには気晴らしに外の世界を見たい?
狭い部屋
広い部屋は家族みんなで過ごせる部屋
そして狭い部屋は家族1人1人が自由に
好きな時間を楽しめる部屋でしょうか…
実家の自分の部屋は狭かったのですが
居心地のよい空間の中で音楽を聴くのが
大好きでした
『狭い部屋』
外が怖かった
ずっとずっと部屋の中に
狭い世界の中に引きこもっていた
誰も助け出してはくれない
誰かに期待してみたって
結局は自分の足で踏み出さなければ
外に出てみたら
色々な刺激だらけで眩しくておっかなくて
やっぱりまた引きこもりそうになるけれど
人は自分が思ってるより優しい
居場所は必ずある
受け入れてくれる人は必ずいる
絶対に何かが変わる
外に出なければ
自分の世界で完結させては駄目だ
ほんの少し
外に出る勇気をもって
床にビー玉を置くと、のろのろと部屋の隅に転がっていく。初めての一人暮らしは、そんなボロ部屋からだった。
4畳ワンルーム、しかもL字型の部屋だったためにベッドフレームが入らず、仕方なく布団を床に敷いて直寝していた。
欠陥住宅は何かと体調に支障をきたすのだそうで、案の定精神を病んだ。常に目が回っているような感覚と、まとまらない思考。元に戻る方法が分からず仕事を辞めて引っ越した途端、全てが上手くいくようになった。
唯一あの部屋で良かった点は、二面採光だったことだ。部屋は毎日明るくて、それだけは心地よかった。部屋の床が白かったので、光をさらに反射していたのも功を奏していた。
傾いてはいたが、狭いなりに少しでも居心地良くしようと工夫された部屋だったのかもしれない。
最近久しぶりに、そのボロ家の賃貸情報を調べてみたところ、中がきれいにリフォームされていた。
何かあったのかもしれない。
めをつむる固い四方の感触を全身にしずく落とす子ども
お題「狭い部屋」
日光を浴びたのは何ヶ月前だろうか。もうカーテンもしばらく開けていない。
薄暗く少しジメッとしたこの狭い四畳半の部屋で、ただ毎日虚無を謳う。
誰かと顔を合わせることすらできなくなって、僕の感情は筆以外に預けどころがなくなった。
長年のヤニで少し黄ばんだキャンパスを隠すように、絵の具を置いた。
山積みに積まれたキャンパスが四畳半の1畳分を埋めていた。
誰に見れることもない、誰の前に出ることもない、僕と作品はきっと一生この部屋に籠もり続けるのだろう。
息絶えるまで、ずっと。
狭い部屋
子供の頃、押し入れで秘密基地を作った。
そのときはまだ背も低く、寝れるほどのスペースがあったため大好きな宝物を持ち込んで遊んでいた。
この題を見て、懐かしさに操られ押し入れを開けてみると酷く狭く感じ悲しくなった。
まだぬいぐるみやおもちゃはそこにいるのに。
ここの王様はもう大人になったんだね。
#狭い部屋
私にとって広い部屋は牢獄のようだった
でも
狭い部屋は自由だ
広いか狭いかなんて関係ない
【狭い部屋】
小さな頃、転勤族だったワタシにとって
一軒家は憧れだった
チラシに入ってくる
建売の一軒家の図面を見るのが
とても好きだった
高校は建築科を目指したが
呆気なく、親によって却下された
親のお金で商業科に行くか?
働くか?
の選択肢しか与えられなかった
あのペラペラのチラシに
ワタシの夢は詰まっていた
図面を見ては
「ここにはこんな家具、
ここは子供部屋かな?
子どもは3人欲しいから
なんとか3つに変更出来ないのかな?」
なんて…
淡い、儚い、夢を抱いたものだ
そしてワタシは、その頃から
独り時間がないと
しんどいことを知っていた
だから1番【狭い部屋】は
書斎でも何でも構わない
ワタシの部屋にしよう!
と決めていた
が、現実は20で結婚し、出産し
クズ夫の度重なる借金と
浮気に不倫、モラハラ地獄
毒親を持つ、
モラハラ夫を持つワタシには
頼りに出来る人は一人もいなかった
が、
全部、ワタシが清算した
今では主流だが、
弁護士への債務整理依頼
浮気や不倫をする度に
相手方へワタシが連絡をし
最終的には携帯電話番号を替える
コレはよくない結果をうんだ
ワタシが清算することによって
夫本人の、罪悪感はさほど生まれない
だから繰り返す
もう遅いが、もしこんな夫を
お持ちの方?
即刻別れて、清算の責任など自分が
背負ってはいけないよ!
ほんと…
自分のしたことを反省するどころか
モラハラ度が増すだけ
だが、いま、とりあえず
二人の子が巣立ったので、借家だが
六畳一間の【狭い部屋】
というよりも「狭い家」が出来た
自分の好きなもので溢れている
自分だけの【城】とでも言える
今後3人目が旅立つ時
ワタシもここから旅立つ訳だが
この六畳一間に収まり切るものしか
ワタシは持たないことに決めている
ワタシのものは全てこの部屋にある
つまり、
出て行く準備を8年かけてしてきた
子どもの想い出や巣立つ時に
持っていって欲しい物は子ども部屋に…
ワタシのものはワタシの
【狭い部屋】のみ
つまり
この部屋一つだけで、
ワタシは巣立つことができるという訳だ!
一つやりたいことがあるんだ
クズ夫への最初で最後の復讐
出張中の夫が帰ると…
この部屋丸ごとすっからかんにして
ある日突然、
旅立つのが今の夢⭐︎
弁護士通しての離婚申請と
退職金の財産分与申請
あと少しだ
こうしてワタシは第2の人生を
手に入れる❤︎
狭い部家の窓から射し込む夕陽を、眩しげに見つめる猫が佇む。そして、ニャーオ、と鳴き、一日が暮れていく。明日もいい事ありますように。
僕は狭い部屋が好き。
狭くてく暗いならもっと好き。狭いところは落ち着く暗いところも落ち着く。落ち着かせるために好きな空間にいる。心は正直だ。明るく広い部屋にいると落ち着かないあんなところ好きな人なんているのかな?居るか人それぞれ感覚は違うもの。
狭い部屋....本当に狭い部屋
成人した男3人って.....
狭過ぎだろ!!
おい!おまえらここは俺の部屋だ!
大学が少し近いからって来んじゃね!
幼馴染だろうと容赦はせん、
今日とゆう今日は追い出してやる!!
2日は我慢した、2日は....
だが、一週間っておかしいだろ!
ふざけんじゃねえよ!!
ここは俺の部屋だよ!
それにな、おまえら双子がいたらどうなると思う?
俺が女子に殺されるんだよ!
理由はわかるだろ顔面偏差値が高い高い
頭はいいしな!ふざけんじゃねえよ。
無理病む、死ぬ.....
この二人どうして俺の部屋にいんだよ....
てか、合鍵渡したか?俺?
渡してねえよな!?何それ!?
めちゃ怖過ぎてまじ無理え〜ホラー過ぎて無理〜
え、ほんと怖、え、心霊現象かなんかなのか?
え〜怖
_狭い部屋_
「…は、?」
突然、猛烈な睡魔に襲われそこで意識が途切れた。
目が覚めると、先に視界に入ったのが、真っ黒な壁、壁。
いったいここは何処なんだ?
状況を整理しよう…。まさか、突然の睡魔は計画されてて、俺を眠らせている間、知らない場所に連れてきたんだろうか、それとも、これは何かのTV番組なのか…。
突然の出来事で、焦りと不安で考え込んでいたので周りを見ていなくて分からなかったが、この狭い部屋には数名の人が居た。明らかにサラリーマンな男性。高校生に、中学生ぐらいの子供。若い女性までお年寄りまでいた。
みんな不安そうに、狂ったように焦っている奴もいる。まぁ俺みたいに冷静でいられるのもおかしいけどな。(笑)
すると、さっきまで怪しかったモニターから、なにやらサーカスのような被り物を着た人物が現れた。
「‼︎…お、おいッ!一体どうなっているんだッ…?!」
モニターにいるサーカスのような奴に向かって知らない男性が叫んでいた。
「そ、そうよ!私はなにもやっていない…‼︎気づいたらここにッ…!」
なるほど、やはりここにいる奴らは気を失って気づいたらここに居た〜みたいな感じか。
【ご安心を、私は決して悪いものではありません。皆様は選ばれしものなのです。】
いやいや、どう見ても怪しいものだろ。
「…ど、どう見ても怪しいと思いますよ…?。」
おっ俺の代わりに言ってくれたな。
彼女は高校生ぐらいだろうか。クールで真面目そうな、感じをしていて、比べてサラサラなロング髪だった。
【ははっやはりそうですか。まさにその通りですよ。わたしは怪しいものですよね!でも大丈夫です。!】
意味わからん。なんだこいつ、開き直って笑ってるぞ。
「意味わからん…」
おっと、口に出てしまった。
すると俺の独り言を聞いたのか、さっきの綺麗なロング髪の女子が俺に近づいてきた。
「あの…皆さんも知らないうちにここに…?」
「あぁ、突然の睡魔に襲われてな。」
「やっぱりそうですか…。」
それだけ言って、後はもう口を開かなかった。
【ここでは、皆さんの好きなようにしてください。そう。皆さんのゲームです。】
「は?好きにしろって…真っ黒な壁に狭い部屋だぞ?」
【そうですねぇ!!まぁ、それを考えるのは貴方達自身なんですが】
「ふざけんじゃねぇッ!早くこっから出せ!!」
【そう荒々しくなさずに。では、失礼しました。】
最後にそう言い、モニターがプツンと音を立てて真っ暗になった。
「…ん〜、なにか出られる手口があるかもしれないですねぇ。多分…。」
んー…なにをすれば良いのか…。
すると、またさっきの女子が近づいてきた。
「…なにをすれば良いのでしょうか…?あの方は一体何を企んでいるのでしょう…」
まさに俺が今考えていた事だった。こいつ、なかなかやるな。奥でも女性と男性が話をしていた。
『はぁ…早く帰りたいな…』
『…仕事とかなにされてますか?』
『私は営業マンをしてるよ!貴方は?』
『いいですね、!俺は____』
皆あいつの言ったように好きなようにしているな。
「…その、貴方は学生さん、ですか?」
「んぇ?」
急に話しかけられて変な声がでてしまった。
恥ずかしさで咄嗟に顔を手で覆った。
「す、すまん。」
「…ふふ、面白いですね。」
彼女の初めての笑顔でなんだか心がふわふわとしたきもちになった。…いやこっちからしては何も面白くないんだが。
それから、俺は彼女と時間を忘れて沢山話をした。
お互いの話を沢山教えあったりして、彼女の名前、何処に住んでいるか、趣味はなんなのか、、、この人数ではとても狭い部屋の中で、とにかく沢山話した。
「…あの、もし良かったら…今度お会いしませんか…?私、貴方に会ってみたいです。」
「っ!勿論です。俺もこんなところじゃなくてしっかり貴方とお会いしたいです。」
お互いに会うことを約束したその時だった。数時間前と同じ、突然の睡魔に襲われ、そこで俺の意識が途切れた。
気づいた時にはベットの上に寝転んでいた。ただの夢だったのかもしれない。そう思うと、また眠気が出てきた。
けれど夢の中の彼女の事を思い出すと、何処か寂しさも覚えていた。
謎に包まれた事件から数年が経った。俺は仕事につき、社会人として生きていた。仕事にはラブラブなカップルがいて、『はぁ、早く家に帰りたいよ〜』『早く終わらせて、カフェでも寄りますか』『!やった!』などラブラブカップルの話を盗み聞きしながらパソコンに向かう。そんな毎日だった。そしてあの不思議な出来事は途切れ途切れだが、忘れかけていた。
ある日、仕事で新しく女性が入ってきた。仕事で先輩だった俺はその女性に色々と教える係になった。
その女性は物静かで、綺麗なロング髪で…。
と、妙な既新感を覚えた。この女性何処かで会った気が…。
変なことを思っていると。
「…あ、あの。色々とお世話になります。よろしくお願いします。」
「…っ!」
思い出した。夢の中で不思議な狭い狭い部屋の中で会い、一目惚れしたあの女性に似ているのだ。あの夢のなかの女性と瓜二つだ。
ぐるぐると色々な考えが浮かぶ中をグッとこらえ、
彼女に今までで一番優しい笑顔を向けた。
「こちらこそ。よろしくお願いします。」
それから彼女とは仕事で話していくうちに、趣味や笑いのツボがおかしいぐらいに合い、急激に仲良くなり、月日が経ち、幸せな気持ちで結婚をしたのはまた別の話___。
うさぎ小屋とかいうじゃん。狭い部屋のこと。
でもうさぎがいたらよくない?
クソみたいなこの部屋にふわふわの生き物がいると思ったら救われる。
「うわケモノ臭い部屋」
「そっちの方向性のウサギ要素はいらない」
久しぶりに見た悪友の顔に「何言ってんだこいつ」とでかでかと書かれている。うるせーかわいーうさぎのイメージ返せ。
「学校来ないと思ったらこんな暗い狭い臭いとこいたら腐るぞしぬぞ」
「いきなり人ん家来てその言葉選びキツすぎてむり」
「いーから」
こいよ、と手を伸ばされたらなんとなくその手を掴んでしまった。
ペットショップに連れてって。そんでうさぎのイメージもっかい塗り替えて。
2024/06/04 狭い部屋
狭い部屋
3畳の部屋で
住んでたことがある
狭くて息苦しかったけど
心地良くもあった
まだあなたの香りが
あなたの面影が残るこの部屋。
取り残された私。
6畳の狭い部屋の中
そとからは雨の降る音。
いつか
「ガチャッ」と
あなたの帰りを知らせる音が
鳴るのではないか。
そんな微かな希望を含む涙が
スマホの画面を滲ませる。
5・『狭い部屋』
この手紙の差出人が内容証明をでっちあげて送ったのではないか?そもそも本物の内容証明というものを見たことがないのでこれが有効か無効かはわからないが、自分が不倫していたという事実はないのだ
この狭いアパートの一室で慎ましく暮らしているだけなのになぜこうも厄介事が降ってくるのか?カヨはそう思った。
ご丁寧に差出人の住所は記されている
貴方は誰?確かめに行こう
【続く】
狭い部屋
狭い部屋に1人ぼっち。
この空間だけが、僕が落ち着く所。
みんながいる広場より、
この狭い部屋が落ち着くの。
1人で居るのが落ち着くの。
貴方はどうですか。