『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
手の届く物さえあれば
目の届く所にいれば
届かない声
/お題「狭い部屋」より
「ここが、新しい僕の家……」
玄関を入ってすぐにある小さなキッチン。扉を開けると人一人が生活するにはちょっとだけ狭いリビング。
お風呂もトイレもとても狭い。
けれど、僕はこの部屋がとても気に入った。
「ここでなら、自由に生きて良いんだ……!」
実家は代々医者の家系で、そこそこ裕福ではあったけれど、その分、他人に決められた人生を歩んでいく生活だった。
それが耐えられなくて、実家から遠く離れた有名大学を選んだ。
新しい部屋は、実家と比べると住み心地はよくないかもしれない。
だけど、そんなの全然気にならないくらい胸は躍っていた。
料理、音楽、編み物、お菓子作り、朝までゲーム!!
ずっとやってみたかったことが、この部屋でなら叶えられる。
今の僕には、この狭い部屋がどんなお城よりも素晴らしく思えた。
お題『狭い部屋』
狭い部屋
田舎から上京して都会で1人暮し
「狭い部屋、実家の部屋の半分かよ」
引っ越してきたとき俺は思った
あれから数年
実家に帰りこの部屋に帰ると
「この、狭い空間落ち着くわ」
慣れればなんてことない
住めば都だ
狭い部屋
(2024/06/04 20:35:49)
狭い部屋…。
狭い部屋と広い部屋、どっちが好きでしょうか?
大半の人は広い部屋と答えると思いますが、
私は案外狭い部屋かもしれません。
心の狭い私は、狭い部屋の方が落ち着くのです。
遠い昔にも、こうして身体を丸めて狭い部屋の中で蹲っていた気がする。苦しさは無い。何者にも侵されないと言う絶対的な安心感と、小さな暗闇の中に押し込まれている苦しさが齎す奇妙な充足。
淀んだ黒は凡ゆる光も音も許さず、柔らかな質量を以て僕の肉体を包んでいる。終わりの無い夜に満たされた鼓膜を微かに揺らす喧騒は子守唄の様で、僕は意識の中を浮いたり沈んだり、水死体の様に漂っている。
僕は、僕が何であるかを知らない。こうして箱の名で眠っている間だけ、僕は僕の影をかろうじて捕らえる事が出来る。何かとても大切な事を忘れている気がするし、頭では覚えていないその大切な事たった一つの為だけに、息をしている気もする。
耳の傍で水泡が歌う。手足の指に暗闇が絡み付いて、髪がうねる。身体は水の中を漂っているかの様に重く、風に任せて揺られているかの様に軽やかで、僕は宙を漂う塵埃の一端に過ぎなかったのかもしれないと夢心地に考えた所で、不意にその遊歩は終わりを告げる。終わりはいつも突然で、だけど形は決まっている。
「おはよう。」
と。光の、なかで、きみがほほえむ。
から。
ぼくはぜんぶ、を。わすれて、おはよう。と、きみのことば、をくりかえす。のだ。
「狭い部屋」
狭い部屋に私は1人うずくまって座っている。
いわゆる引きこもり。
この部屋だけが、私を私にしてくれる。
私の逃げ場はここだけ…
#7
#狭い部屋
やらなくちゃいけないって分かってることを
やれないでいることがある
喩えるなら狭い部屋で壁に足ぶつけながら
ただジタバタしてるだけ
「狭い部屋」
自分だけになれる空間
それは、誰も入る事ができない。
わたしだけの部屋
自分の個性を表現し
収納もわかりやすく機能的に
勉強机には2台のパソコン
本棚には好きな小説を入れて
勿論、ベッドも可愛く
一日の疲れを、優しく包んでくれる
布団に入ると、もうその時から
夢の世界へ連れてってくれます。
けして広くない部屋だけど
わたしがわたしらしくいられる
狭い部屋!
今夜もこの狭い部屋で
どんな物語を見せてくれるのかな?
きっと、ファンタジーな物語を
期待しつつ、おやすみなさい☆彡
めぐみより
テーマが思いつかないので違うものにします。今日、歯の矯正が動いて変なところに行きました、それを見た友達は爆笑して、先生は友達(2人)自分が注意されました、自分は笑わせるつもりはなくって辛くなりました。
狭い部屋
私を置いて行かないで。狭い部屋にひとりぼっちにしないで。そんな私の願いも虚しく、あなたは私を置いて遠い場所に行ってしまった。
あなたがいなくなってから私は狭い部屋で毎日泣いた。幸せな生活から一変して孤独な生活に変わってしまった。でも今でも私はあなたの事を愛しているよ。またいつか会えると信じて。
子どもの頃
押し入れの中に
私だけの秘密の部屋を
作った
壁に貼りつけた
絵に描いた窓の外には
海が広がり
想像力のかたまりだった
子どもの私には
本当に海風を感じたし
波の音も聞こえているような
気がしていた
浜辺の近くの小さなホテル
気持ちよくまどろんでいると
誰かの呼ぶ声
だんだん近づいてきて
目を覚ます
真っ暗な空間
突然
戸が開いて
母が私を見ていた
狭い押し入れの中に
戻ってきてしまった私
うふふ
また明日
題 狭い部屋
ここは狭い。
だってワンルームしかない。
実家から引っ越してきたばかりだから、凄く狭く見える。
でも、遊びに来た友人に言わせると、それでも良い方だったりするらしい。
もっと過酷な環境で暮らしている人もいるって聞いた。
お風呂共同とか。
・・・それは勘弁かなぁ。
私は、部屋を見回した。
実家から持ってきたものはわずかしかない。
この狭い部屋に入り切らなかったから、泣く泣く置いてきたものが沢山ある。
ピンポーン
チャイムがなる。
「はーい、入ってよ、開けといたから」
大学に入って出来た彼氏だ。
「おじゃまします。へぇ、きれいだね!カヤらしいナチュラルな部屋だね。居心地いい」
「本当?嬉しいな、さ、座って、狭いけど」
「うん」
彼氏が座る場所を迷っている。だって、座れる所が床かベッドしかない。
「ベッドに座ってて」
「あ、うん・・・」
彼氏が戸惑いながらベッドに座る。
何となくきまづさを感じながら私はインスタントコーヒーを作ると、彼氏に手渡す。
「どうぞ」
「・・・あ、ありがとう・・・・」
「ごめんね、まだ机買ってなくて、また小さいの、買うよ。ベッドで座ったまま飲んでくれる?」
「そうなの?じゃあ今度一緒に家具屋さん見に行こうか?」
私の言葉を聞いて、彼氏が提案してくれる。
デートだ!
「本当?もちろん!!行こうよ」
「じゃあ、次の休日ね」
さっきの緊張感がほどけて、私も彼氏も笑顔になる。
「ちょっと、机買ったら残念だけどね」
冗談めかして彼氏が私には言う。
「だって、カヤとこうして近くで座れなくなるから」
「あっ、もう、フミヤってば」
私は照れて赤くなってしまう。
「今日は部屋に招いてくれてありがとう」
私を見てフミヤは微笑む。
柔らかい笑み。好きだなぁと思って私も微笑み返す。
私が困ってるから話題変えてくれたんだ、きっと。
「うん、どういたしまして」
2人で笑顔でコーヒーを飲む。
午後のひとときがとてもとても幸福だ、と感じながら。
〘狭い部屋〙
むかしから姉弟がいたので自分のスペースはあまり作って貰えなかった。6畳の部屋を両親が、残り10畳しかない部屋を4等分。すると、必然的に空間は共有され、プライバシーのへったくれもない部屋ができたのだ。いくらパーテーションでも音、光を避けても誤魔化しきれない喧騒。自分はその中になりを潜め、いつも分からぬ何かに怯えていた。
その反動か大学に入り一人暮らしをするようになると「俺はここにいるぞ」と主張せんばかりに、独り言とも区別つかぬ言葉を吐いたり、物を乱雑に扱った。元々几帳面なこともあって、翌朝には片付けはするのだが、帰ってくると我慢がきかなくなり、壊してしまう。呪われているようだった。何が原因かも分からない。内側で誰かが泣いている、それだけ、知っている事実だった。
君と暮らすようになった。
アパートは前のままで、君のスペースができた。
最初はどーでもよかったはずなのに気が付いたら踏み込んでいて、踏み込まれてて笑ってた。
それから部屋は自立前よりも狭くなった。侵されることが死ぬほど嫌だったのに君となら、いいって思ってしまっう。泣くのだって怒るのだって聞かせてほしいくらいなんだ。
これって惚気だろうか?
「狭い部屋」
はじめての一人暮らしは18平米
その次はルームシェアで53平米
ふたたび一人暮らしして24平米
今はまたルームシェアで57平米
いろんな部屋に住んだけど、
狭い部屋はやっぱりすこし心が荒む
でも、あの部屋が今のわたしの
ベースになっていることは確かだ
狭い部屋は掃除が楽でも住みづらい
広い部屋は掃除が大変でも住みやすい
このように何にでもいいところと悪いところがある
人間も一緒で悪いところばかりの人もいないしいいところばかりの人もいないよ!
落ち込むなー
私はこの狭く暗い六畳の部屋で生活をしている
金を稼ぐのも食事するのも娯楽に浸るのもこの部屋だけだ
出たいか?と問われれば迷わずその手を離すだろう
そのくらいにはなにもしたくないしこの部屋で満足である
八割の満足は四捨五入により満足という
そんな座右の銘を掲げて今日も生きていく
「狭い部屋」
小さい頃から
可愛い物は選べなかった
プラモデルやラジコン
ブルーやグリーンの小物
男の子みたいに育てられた…
今の私は自由!!
スカートだって
メイクだって
ネイルだって…何でもあり
私の狭い部屋は
ぬいぐるみや香水の瓶
ピンクやオレンジの可愛い小物で
埋め尽くされてる…
まるで宝箱のようなんだ(*´艸`)♡
引っ越して来た部屋は狭くって段ボールだらけ、でも想像してたよりもずっと忙しくって片付けの時間もない。こんな部屋に越して来たことを正直後悔してるけど、後悔している場合ではない。この小さくて狭い部屋から僕の新しい生活が始まるんだ。僕は最近一人暮らしを始めた大学一年生。最近やることが多すぎて大変、寝る間もない。宿題に、副業として始めたYoutubeのための動画編集、趣味の音楽作りや小説作り他にも絵を描いたりする。ハハ、考えてみれば大変だなー僕、しかも僕の部屋は狭いんだ。ゴミ屋敷なんかにならなきゃ良いけど、僕は整理整頓がすこぶる苦手なんだ。まぁまずは段ボールの整理をしなきゃな。
【狭い部屋】
狭い部屋、暗い部屋。怖い記憶しかない。
―それでも君に出会った瞬間から、一筋の優しい光が見えた気がしたんだ―
これは虐待されている男の子を主人公として、書いていこうと思います!後で書きますね笑
いつも後で書きますとか言って書いてなくて本当にごめんなさい(_ _;)
過去にはお話が完結しているものもあるのでそちらはぜひぜひ見てみてくれたら嬉しいです!!