『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
6月5日
訳分からなく沢山涙がでた。こんなに生きることが苦しくて辛いってことを最近実感した。
なんで、死んだらだめなんだろう。逃げてもいいんじゃないの。
今日、胸が苦しくなって心臓が段々とはやくなってくのがわかった。保健の授業から抜けてトイレに行って我慢してたものが溢れてきた。過呼吸で息が出来なくなって意識がもうろうとして頭がクラクラして立つのが辛かった。
何故かわかんないけど今日は凄く長かった。30分くらい戦ってた。
涙も今までにないくらいに沢山でてきて。不思議だった。
なにか、自分で溜まってたものとか沢山思ってたこととか溢れて我慢が出来なくなってあんなことになったのかな。
ほんとにこんなに苦しいことある?ってなった。もう治んない前の自分に戻ることは難しいんじゃないかなって思った。
みんなと同じように生活できなくて悔しいし、楽しそうにしてる人達が羨ましくて腹が立ってた。なんで自分だけとか思って。自分だけじゃないの分かってるのに周りにも迷惑かけてるのわかってるのに。もっと辛い思いしてる人とか精神疾患もって私以上に苦しんで自殺したりしてる人いるの分かってるけどでもなんか、どうしても限界で辛い苦しいそう思ってしまう。
もしできることなら死んで1から人生やり直したい。
今こうしとけばよかったって思っても遅いのに。何してんだろうって。なんか凄い自分を責めちゃう。
寂しいなって自分は1人な気がして。ほんとになんにも理解出来てない自分もこのことを受け止めきれてない自分もほんとに自分はどうしたいのかわかんないのも自分にもイライラするし、学校で楽しそうに笑って楽しそうに青春する人たち見ると憎くなる。
最低だよね。普通は、憎んだら行けないのに。自分ができないからって。
なんか、こんなに最悪な高校生活になるはずじゃなかったのになって。
思った以上に辛いし、最悪だし。何してんだろって思う。
疲れちゃった。嫌いな人が増えるたんびにまたかってこの人も嫌いになっただから、もうかかわれないとかこの人はこうだからとか自分で壁を作ってるから。どうしたらいいかわかんないの。
狭い部屋
一人暮らしの頃はガランと広く感じたのに、君がやってきてからはちょっと狭いな。
でもいいんだ。
その分くっついていられるから。
狭い部屋も悪くない、そう思える相手と出会えて幸せだから。
静かに押入れの襖を内から閉める
光が徐々に閉ざされて行って闇に塗れる
全然窮屈じゃないよ
息苦しさなんて感じないし
むしろボクには丁度いい感じ
目を閉じるとね
すべての感覚が失われていけるような感じになるんだ
投げ出すほど広くはないけど
四肢を投げだして脱力する
ボクは閉所恐怖症でも暗所恐怖症でもないから
押し入れは全然平気
時々生きてることに苦しくなって
どうしようもなくなって
急に立ち止まりたくなる
外の色んなことから逃げたくなって
別に実際に逃げられるわけじゃないけど
遮断したくて籠もるんだ
光の差し込まない押入れという空間で
心を落ち着ける
投げ出して、小さく蹲ってを繰り返す
苦しくなったときのルーティン
ボクを『0』にしてくれる押入れという狭い部屋
2023.6.5/狭い部屋
「ずいぶん狭い部屋に住んでるんだね」
友達を連れてくると、顔を引きつらせながら、たいていそう言われる。
「何もないね。まあ、狭いから寝るだけで精一杯か」
苦笑されたり、イヤミを言われたりするけど、俺は笑ってるだけ。
なぜ笑ってるのかって?そのイヤな言葉たちが、俺の原動力になるから。今はこんな狭い部屋に住んでいるけれど、いつか、そいつらを見返すくらい、広い部屋に住んでやる。
ここは、俺の夢への第一歩。ここから、俺のストーリーは進んで行く。
原因は解らないが
スイカを食べたことぐらいかな?
タネごとがいけなかったのかな?
ある時期から俺たち双子の兄弟は
異常な速度で体が大きくなっている
1日で約1cmから3cmぐらい
二人とも家に入れなくなり
町役場に相談すると
体育館はどうかなと?
数十日寝泊まりしたが
巨大化の速さが異常で
これでは体育館から出れなくなる
そこで倉庫や工場だか
なかなか田舎にはない
やっと見つかった鉄工所の跡地
出入りは出来るが
俺たちには
狭い部屋だ
つづく
貴方と住んでいるこの部屋は、
白で統一されたシンプルな部屋だった。
無駄なものをあまり置かなかったから、
狭いはずの部屋が広く感じた。
でも、君が居なくなってからは、
もっと広く感じてさ。
寂しくて、哀しくて、苦しくて。
君が死んだ時、私は信じたくなくてさ、
『絶対に嘘だ!』って言ってたんだ。
お葬式に行った時、
『嗚呼、嘘じゃ無いんだ。現実なんだ』って感じた。
分かってたのに、信じたくなくて。
理解したくても、分からなくて。
君の居ないこの部屋は、狭いはずなのに。
君といた時はもっと狭かったはずなのに。
『...こんなに広かったんだな、』
お題〚狭い部屋〛
狭い部屋について
・狭い部屋でも、2つパターンがある。
ひとつは、元々狭い部屋。
もうひとつは、元は狭くないけど、物が多すぎて狭くなっている部屋。
今の時代こそ、断捨離やミニマリストという言葉が流行っていて、物を減らすのが良いと世間は考えている。
でも、分かっていても捨てられない人もいる。いて当然だ。生活が豊かで多趣味な人ほど自然と物は増えるし、思い出の品とかは尚更捨てられない。
人生は長く、長く歩んでいくほど思い出は増えていく。その人の見てきた世界、創ってきた世界は、とても広い。
その膨大な世界をその狭い部屋に何とか敷き詰めているのだ。物を一つ捨てるのは、とても偉大なことだとは思うが、捨てるものを間違えると、世界が壊れてしまう危険がある。
こんなことをミニマリストに話しても多分理解されない。その世界は自分の胸の中に入れておけばいいではないかと言われるであろう。だが、記憶に残っているとしても、それに触れることができない悲しみは記憶以上に残るであろう。
もし狭い部屋が嫌で物を捨てて広くしたいと思うのならば、慎重に捨てるものを選ばないといけないが、何も捨てれないなら、何も捨てなくて良いと、私は思う。その内、好きなものが詰まった部屋として好きになるかもしれないから。
「狭い部屋」
懐かしいあの部屋。
一人、気ままに暮らしたあの部屋。
帰宅はいつも深夜、
週末もあまり居なかったけれど
帰る場所があるのは嬉しかった。
部屋に人を呼ぶのは好きではなかった。
この狭い部屋は私が私でいられる場所で
そこに踏み入られるのは
好きではなかった。
男は部屋に来たがった。
ホテルのつもりか?
しかし私は自分の部屋が一番落ち着くので、帰る前提ならと部屋に入れた。
私は人と寝るのが好きではない。
セックスすること自体は好きだけれど
その後に寝てしまうことが、無防備な自分で好きではない。
あの狭い部屋で、一人で暮らしていた。
仕事は忙しかったが、その分給料は良かった。
週末は踊りに出かけた。
酒を飲み、煙草を吸い、踊っていた。
狭い部屋には一人でいたかった。
人の部屋で勝手にくつろぎ、
ホテル代わりに使う。
シーツも自分で洗わなくていいから手頃だったろう。
結婚するのに、あの狭い部屋を出た。
一人でいたかったあの気持ちを
無視せずにいたら良かった。
明日の予習を済ませたリュカは、ぐーっと伸びをした。
入学して今日で二週間が経つ。
復習、予習、復習。
(このサイクルにも慣れたけど、やっぱり春休みに先取りしてて良かった……)
入学式の翌日早々に行われた試験の結果で、科目ごとに習熟度別にクラスが割り振られた。
B、C、B、B、C。
入試最低点ギリギリで合格したリュカにしては、3科目もBクラスに滑り込んだのは上出来だ。改めてこのようにランク分けされて落ち込まなかったといえば嘘になるが、前向きに捉えることにした。それに、春休みを少し犠牲にしただけで真ん中のクラスに入れたのだから意外とどうにかなるかもしれない。そう安易に捉えて、初めての授業を受けに教室に入ったのが地獄の始まりだった……。
授業スピードは速く、予習していた範囲などゆうに超える。それでいて、教科書通りの問題を淡々と進めるのではなく、横道に逸れた内容もさらい、たまに授業とは全く関係のない雑談まであるのに、追いつかない。
「先生は普通だって言ってるけど、絶対速い」
「Cですら速いのに、ABなんてどうなってんだよ」
「席順的に次の授業で当てられるのわかってても怖すぎる。どうせ予習してもすぐ追い抜かれるからやめたけど、明日は流石に予習してから出る」
「予習なしで受けるのキツくない?でも宿題が少ないのは確かだけど、結局やること多いよな」
「入る学校間違えたわ」
先日寮の談話室で、同じCクラスの同級生らとそんな話になった。スピードをはじめ授業に戸惑っているのは自分だけじゃないんだと安堵した一方で、彼らの退廃的な空気、まだ始まって二週間なのにもう俺たちは進級できればそれでいいという諦念のムードに危機感を覚えた。
(何のためにこの学校に来たんだ……)
与えられた物ではなく、何でも良いから自分で掴み取りたかった。習っていたピアノは好きだったが、4歳の時から続けてきた分、才能の有無がよくわかってしまった。それはそれとして弾くのは楽しかったが、趣味の範疇で収まったピアノではないな、と思った。
そんな時にリュカが知ったのが、この学校だった。王国随一の普通科の名門校で、入学試験は最難関。それでいて、生徒たちは勉強以外にも力を入れて、部活動や課外活動、時には大学顔負けの研究活動に熱中し、各々が己の道を好きなように突き進む。自主性、自立。一言で言えばそういう言葉が当てはまるのだろう。
順当にいけば神術士になれる。普通科の名門校と神術科の名門校。二つの学校案内を机に置いて、リュカは腕を組んだ。親はどちらも王立学校で教鞭を取る大神術師。大人の知り合いは数少ないはずの神術師・士ばかりという異質な環境で育った。ピアノよりも先に神術を教わり、神術のジュニア大会にも出場し、生活の中には当たり前のように神術が存在していた。そんな環境だったから、周囲は「あの子もいずれ親と同様神術士になるのだろう」という眼差しで見ていたし、それを期待していた。リュカ自身、そういう期待を裏切って普通科の学校に行ってもなお、いずれ神術士になるかもしれないと思っている。神術士になるには、国家試験を受けなければならないが、受験資格に規定はない。それこそ、リュカのように神術学校以外の出身者でも合格している人は少ないながらちゃんといる。
一度離れた方がいいかもしれない。リュカはそう思い、神術関連から距離を置くことにした。
それでもリュカは、不思議と心が躍っていた。きっとBクラスでも下から数えた方が早いだろうが、この学校に合格しなければあの濃密な授業に出会えることもなかった。
入寮当初は狭い部屋だと思ったが、余計なものがない分勉強に打ち込むには最適だった。そういう意図でわざと狭い個室にしたのかもしれない。
#狭い部屋
狭い部屋の中で私たちは生きている。
学校、仕事、家庭、地域。
マナーにルール、人の目。
そんな狭い狭い世界の中で
今日も私たちは生きている。
#狭い部屋
3.5帖
風呂、トイレ、共同
賄い付き
家賃¥25.000
ただ、ココ出るんですよ....
何がって?
そこはご想像にお任せします。
角部屋ですけど、どうします?
さて、ここに鶏肉がある。いいや、正しくは鶏肉だったものがある。厨房の業火に耐えきれず原子レベルで分解することにより、あらゆる光を吸収せんとばかりに暗黒化した物質である。ひたひたと浸かっているのは、身を挺して守ろうとした水道水と、その甲斐なく零れ落ちた滂沱の涙である。愛用の箸すら捕獲を拒絶するほどグロテスクな外見に唾を飲みこむ。私は泣いて鶏肉を切った。辛うじて残った過食部は、それはそれは炭の味がした。その罪の味に幾筋もの涙が頬を伝ったのは言うまでもない。四畳半の狭い部屋で私は失われた諸々に深く謝罪し、己の無知蒙昧を詫びた。
中火とは、つまみの角度では決まらないのだ。
最近、狭小住宅の動画に胸を躍らせる事が多くなった。
リノベしたばかりで、機能的で、きれいな狭い部屋。そんな部屋で生活する自分を夢想する。夢想した世界で生きている自分は、現実の私より整った空間で、心豊かに過ごしていた。
整頓しきれない物を抱えてしまった現実の私は、簡単にスッキリとした生活空間を築くパワーを失っている。
沢山の物の中でどんよりしている私より、整った狭い部屋で生きている自分のほうが数倍活き活きしていて。
よし、決めた。
溜めてきたものを一つづつ手放していこう。そして、理想の狭い部屋で暮らせる自分になろう。
そう決めて、ゴミ出しカレンダーに捨てていくものを書き込んだ。
昔から狭い部屋が怖かった。
別に、親に虐待されていたとかではないし、いじめられていたとかでもない。むしろ、家族仲は良い方だ。友人とも良き関係を築けている。
物心ついた頃からそうだった。小さな部屋に一人きりで閉じ込められていると、何故か焦りの気持ちが湧いてくる。早くここから出なければ、逃げ出さなければ、と。
そして、それは他人がそのような状況でも、この変な焦燥感が心の底から這い出てくるのだ。例えば、ペットショップ。犬や猫があんな小さなガラスケースに閉じ込められているのを見ると、「今すぐに助けなければ!」と思ってしまう。
「だからって…!」
現在、必死に自分の腰を掴んで行かせまいと頑張っている友人が叫んだ。
「サーカスのライオンの檻を壊そうとするのはやめろ!!!!!!」
だって体が勝手に!!
~狭い部屋~
怒られて納戸に閉じ込められたけど
あの方が一緒にいてくれて
暗闇なんて怖くなかった
56文字の黒の史書
狭い部屋
少し、汚い。
けど安心する
自分の家だからじゃない、
狭いとこが落ち着く。
それに狭い部屋の隅が
もっと好き。
だから押し入れとか
暗くて、高いとこが安心する。
猫みたい。
犬より猫の方が好きだから、
かもしれない。
あなたをこんな狭い部屋に閉じ込めたのは誰
早く外に出ようよ、ねえ
私と一緒に行こうよ
もう鍵は開いているんだよ
【狭い部屋】
新しい自宅の自室は、自分にとって広すぎる空間だ。
でも、友達を一人でも招き入れた途端に「あ、狭いな」と感じることがあるのは、なぜだろう。
狭い部屋で二人で一緒に本を読む時間が好きだった。一人で本を読むと何だか足りなくて少し寒いような寂しいような気持ちになった。なぜかは分からない。こんなにも狭い部屋なのに一人で居るのは嫌だ。狭い部屋でまた出会えることを夢見て今日も一人眠る。どうか、良い夢が見れますように。
私の心にはふたつの部屋がある
実際にはひとつの部屋なのだろう
ひとつは真っ暗で圧迫された狭い部屋
ひとつは真っ白で果てしなく広い部屋
そこはわたしともう1人のわたしが共存する部屋だ
もう1人のわたしは今も体育座りをして俯いている
最近はあまり叫ばなくなった
静かにただ静かにその場にいるだけ
わたしは隣でただいるだけ
何も聞けないし何も話せない
ふたりでただその場で時間だけがすぎていく
そんな部屋
前まではふたりで私の生活を営んできたけれど
仲良く話ができる日は来るだろうか