『特別な存在』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特別な存在
寂しいとき、
悲しいとき、
「大丈夫か?」とあなたの声がきこえる。
「大丈夫だよ!」と私は答える。
すべては私の心の中の会話。
その声に励まされて生きてきた。
そしてこれからも生きていく。
創作 「特別な存在」
谷折ジュゴン
彼女がメロンパンをかじろうとして、
「きみは私の特別な存在なのか」
と呟く。
「ほう、またずいぶんなテーマだね」
隣に座る俺はそう返しつつ、おむすびを頬張る。
「逆に私はきみの特別な存在なのか。これらは主観的な価値観であり、目でみて確かめるのは難しい」
「確かに」
「例えば、毎日ステーキを食べる人にとって、ステーキが特別であることを忘れるように、私はきみがいつもそばに居てくれることを特別なことだと忘れてはいないのか?」
「ああ、休日にも一緒に遊ぶもんな」
俺は彼女に飲み物を渡し、次のおむすびに箸を伸ばす。彼女は紙コップを手にもち、こう続ける。
「おそらくだけど、今、目の前を歩いているあのおじさんの目には私達がお花見中の一組のカップルのように映っているのだろう」
「え、嫌だったか?」
「別に。誰かに私達の関係を勘ぐられようと、私達の関係を壊す権利はあのおじさんにはないから」
澄ました顔で言う彼女の上を鳥の影が滑る。次の瞬間、彼女の持っている食べかけのメロンパンを鳥に盗られた。ぴーひょろーと鳴く声に、彼女はきょとんとして、すぐに暗い顔になった。
「……あのトビ、甘党なんだな」
「うん」
「また今度、限定メロンパン一緒に食べような」
「……うん、ありがとう」
しばらくトビの様子を眺めた彼女は、
「慣れないこと考えるもんじゃないね。さぁて食べよ食べよ」
と、悔しそうに笑っておむすびを頬張った。
(終)
この世に全く同じ存在は一つも無い。似ていることはあっても同じでは無い。全ての人が異なる特別な存在として同じ時間の中で生きている。
特別な存在、と聞いて一番はじめに頭をよぎったのが、クラスの人でした。
その人は「完璧人間」という言葉がふさわしい、学習面でもコミュニケーションでもちょっとふざける場面でも上手くやっていてとても憧れている人です。
自分は、こんな人この世にいてくれたんだ!って凄く嬉しくなりました。
こういう人は案外多いいものなんですかね?
特別な存在
家族、友達、沢山思い浮かぶ。
特別な存在、と聞いたら、だいたい一人もしくは数人を思い浮かべるような気がする。
だけどあまりこの人、というのがないからなのか
特別な存在と思う人を一人あげろ
と言われても定まらない。
家族。
いつも支えてくれたり見守ってくれている。
まずまず私が生きてるのは家族のおかげ。
本当に感謝してる。
友達。
頼ったり頼られたり
悩みを打ち明けられるのは友達。
一緒にいて楽しい。
他にも尊敬してる人など沢山いるけど
一人には決められない。
もしかしたら、特別な存在は案外気が付かないものなのかもしれない。
気づけば一緒にいて
いつも遊んでくれて
どんな時もそばにいてくれて
もはや自分の一部のような君は
私以外に見ることの出来ない君は
居なくなったら生きていけないぐらいの
大切な存在だ
特別な存在
私にとっての大切な存在は推し だけど
特別な存在 それは世界中の皆
だってこの世にいる一人一人がオンリーワン
でも私にとってのナンバーワンは推し様かな
題 特別な存在
私はいつも守られてる気がする。
「かなちゃん」
「うん?」
私は幼稚園からの幼馴染の湊くんを見た。
「今日は英語の宿題やった?小テスト出るよ。後は、書道道具が必要だけど持った?」
「・・・うん、テスト対策やったし、書道道具持ったよ」
「そっか、安心」
ホッとしたようにニコッと笑いかける湊くんに私は言う。
「あのさ、私もう中学2年なんだけど。それに、湊くん違うクラスなのになんで私のクラスの宿題知ってるの?」
毎日私の世話をやいてくれる湊くん。忘れてた時とか、頼りになるけど、まるで母親のように細かく心配される。
よっぽど私が頼りないのかな?って思ってしまう。
「だって、中学になっても、忘れ物したら困るでしょ?かなちゃんはそんなこと気にしないで。ちゃんと僕がチェックするから」
私の疑問には全く答えずに港くんはニコニコと楽しそうだ。
うーん、そんなに私のこと心配してくれなくてもいいのにな。
伝えようとしても、上手く伝えられないな。
はぁーとため息をつくと、私は湊くんと並んで歩き出す。
「高橋〜」
学校に到着した時、同じ委員会の山中くんがやってくる。
「あ、今日朝美化点検だっけ?」
朝校舎にゴミが落ちてないか確認する当番がある。
「そうそう、行こう」
山中くんは、私を急かして、腕をつかもうとする。
そこへ高速で湊くんが私と高橋くんの間に割り込んでくる。
「見てわかんない?かなちゃん、まだ登校してきてカバンも置いてないんだけど。ちょっとくらい待てないの?」
湊くんの顔が怖い・・・。
私に話しかけてきた人はみんな湊くんを怖がるけど、その理由わかるよ。
私も今の湊くん、別人みたいに怖いと思ってしまうし。
「あ、悪い、じゃあ、先に一階から確認するから、荷物置いたら3階から確認してくれる?」
「あ、ごめんね・・・」
私が謝ると、山中くんは、大丈夫!と言うと、湊くんを見て怯えたように去っていった。
「かなちゃんが謝ることないのに・・・」
横の湊くんは不満そうに言う。
「ねえ、湊くん、なんで他の人にあんなに冷たいの?私には優しくしてくれるじゃない」
私はさっきみたいな湊くんをあまり見たくなくて話す。
「え?それは、当然でしょ?かなちゃんが特別だからだよ」
「特別?幼馴染だから?」
私がそう言うと、湊くんははぁーとため息をつく。
「・・・僕たちって他にも幼馴染いるでしょ?でも、僕はかなちゃんだけに特別なんだけど?」
?
そう言われても、分からない、あ・・・
「私のこと、頼りないって思ってるから?」
「え?なんて?」
私の言葉に湊くんは心底驚いた顔をする。
「私が頼りないから何とかしたいと思って世話焼いてくれてるの?」
「・・・ねぇ、かなちゃんって鈍感だよね」
湊くんの言葉にどうも違うらしいと予測はついた。
「いいんだ、かなちゃんが分かるまで僕は続けるつもりだから。早く気づいてね」
と湊くんは、私の顔を見て言う。
今の私には全く予測がつかない。
ただわかるのは湊くんが私を守ってくれてて、世話をやいてくれることだけ。
この特別扱いの意味はいつかわかる日がくるんだろうか?
「特別な存在」
安易に群れず、大人に媚びず、無愛想な君。わたしならそんな風な振る舞いはしないな。だって生きづらいでしょ?
みんなに好かれて、期待されていた方がわたしがわたしである意義がある、というものでしょ?
わたしが話しかけても喜びの欠片も見せない君に。
わたしと真逆の君に、目を奪われたんだ。
「特別な存在」
たくさんいる
特別な存在
あの人もこの人も
特別な存在
特別で大切な人に囲まれて
幸せな私
だけど
私は誰かの″特別な存在″に
なれているのか
甚だ疑問である…
特別な存在は誰なんだろうか?
両親、親友、推し、好きな人。
この世の中にはたくさんの人が存在している。
両親は確かに特別だ。自分をここまで育ててくれた、
世界でたった一人の親だ。
親友もたくさんの話をして
笑ったり泣いたり色んな感情をぶつけあえる存在だ。
でも、
『特別な存在』と言われて、一番最初に頭に浮かんだのは
やはり彼だ。
彼は私を変えてくれた。
きっと彼がいたから今の私がいる。
私にとっての特別な存在は好きな人なのかもしれない。
#特別な存在
あなたにとって
特別な存在って
どんな人?
わたしね、あなたにとって
特別な存在って思ってもらえるようになりたい
だから、見てて
わたしがあなたに特別な存在と思ってもらえるまで
見ててくれるの...?
わたし思ったよ
わたしはあなたがずっと前から
特別な存在だった
今までは、なんでか分からなかったけど
もう分かったよ
わたしはあなたみたいな
ずっとそばにいる人を
探してたんだって
「特別な存在」
特別な存在って何なんでしょうね。
恋人、家族、友達...
私が第一に思ったのは恋人でした。
他の異性とは違く見える─
ほんと何なんでしょう。
ずっと目で追いかけてしまいますが、
気づかれそうになると目を逸らしてしまいます笑
安眠求む。
2024/03/23㈯
明け方に歯の激痛で飛び起きることはなかった。
やっぱり治療ってすごいね。
この調子で痛くないまま治療が
終わって欲しい。
それなのに雨 の音や外の騒音で目が覚めた。
ゆっくり寝たい。
今回、よくわかったことは
副交感神経の働き。
日中、痛くないのにね、
明け方に激痛なんて。
ふーん、副交感神経ねえ…
ってただ話しに聞いていたモノが
こんなに作用しているなんて。
明日はとうとう行きたくない
イベントへ参加します。
一緒に行くことを約束していた人が
体調不良ということで 一人で
行くことに。
手土産を忘れずに、玄関に置いて。
帰りに パンかモスを買って帰ろう。
行って、挨拶して、買って、帰る。
それだけ。
うん、それだけだ。
明日の服、何にしよう。
雨だからな…
服を決めてから寝ます。
おやすみ。
(緊張で眠れるのか?)
特別な存在
君は僕にとって、特別な存在だよ
そう言って彼は私の頬を撫でる
彼は毎朝、私のおでこにキスを落として
スーツに着替える
寝癖のついた髪の彼はキュートで
彼を見つめついると
ちょっと待っててねと言って
コーヒーを入れてくれた
私は苦いのが苦手で飲めないのに
彼が優しいから中々言い出せない…笑
熱いから気をつけてね
僕はそろそろ…と
彼が仕事へ行く準備を始めた
離れるのが、寂しくて
玄関まで見送りたいと思っていたのに
昨夜は疲れただろう?
ゆっくりしていたらいいからねと
言ってくれたので 甘える事にした
君を置いていくのは辛いけど
連れて行く訳には行かない
最近 彼女がなんとなく悲しむ様な
寂しげな顔をする気がするが
まさかな…
人形に表情なんてあるわけが無い
僕の特別な存在 僕の可愛いドール
今夜もまた 一緒に眠ろう
2027.3.23 特別な存在
特別な存在
夫に「私は特別な存在?」って
聞いてみた
最近すれ違うし
ケンカも増えて
離婚も考えた
でも、夫の一言で
自分がすごく恥ずかしくなった
「私は特別な存在?」
「居て当たり前だろ」
私の居場所はこの家だ
愛する家族と、共に生きたい
これからも、いつまでも
永遠に
“特別な存在”
いつからかな、
君が、私の中で特別な存在になったのは、
君のことが好きだときずいた時かな、
告白をOKされた時かな、
誕生日や記念日、大切な日を共にすごした時かな、
いや、どれ違う、
きっと、最初からだ。
特 別 な 存 在
推 し は 特 別
ど ん な に 同 じ 人 間 で も 特 別 な 存 在
推 し と い う 名 の 特 別 な 存 在
そ れ は ―
シ ク フ ォ ニ の み こ と く ん
シ ク フ ォ ニ 知 っ て る っ て 子 だ け
い い ね し て 下 さ い ッ ッ
18 作 目
『二人がいた』
青空の毛布の中 僕らは寝過ごした 朝の晴天も知らずに寝息をたてて 僕らの頬ににわか雨 昼下がり露草踏んで 二人がいた草原に 二人がいたこの星に
【特別な存在】
⚠︎性別はどちらでもいいです。
特別な存在ってなんだと思う?
恋人以上の存在?恋人未満の親友?
なんだか不思議な関係だよね。
私にも「特別な存在」、いるんだ。
「〜〜〜!!」
『〜〜?w』
「〜〜!!ww〜〜〜ww」
この子。
悩みを聞いてくれるし、いつも一緒に帰ったり、遊んでる。
「こんど、あそこに行こうよ!」
『綺麗〜!行きたい!』
もう8年以上一緒にいる。どんどん仲良くなって、その子が他の人と話していると嫉妬するようになってしまった。
もちろん恋人ではない。恋愛感情なんてないが、嫉妬はしてしまう。仲が良すぎて親友とはもう言えない。親友以上、恋人未満という物か。
この感情はなんなのだろうか。
どんな関係なのだろうか。
こういうものを、「特別な存在」
と言うのだろうか。
「ねえ!今度はあそこに行こう?」
『...』
返事が返ってこない。返ってくるはずがないのだ。
「...ねえ。来世も...貴方にとって、"特別な存在"になりたいな。」
そう言って私は
冷たい貴方を撫でた。
「特別な存在」
特別な存在。
私にとってそれは、タルパの事を指すだろう。
小学校の終わりからずっと一緒に色々なことを乗り越えてきた。
プレッシャーに負けそうな時も。
ストレスで鬱になった時も。
不安な時も。
嫌なことを思い出してしまった時も。
辛いことがあった時、彼らは私を慰めてくれた。
今でも、私が不安な時は傍に出てきて慰めてくれる。
彼らの存在は、私にとってかけがえのないものだ。
彼らがいないと私は生きていけない。
クラスの人が怖くて、学校で呼吸が荒くなることがある。
お弁当を友達と食べる時、手が震えて上手く食べられないことが頻繁にある。
人混みにいると、怖くなって足元がふらつく時がある。
…歩いているかすらも怪しくなる時がある。
そんな時、彼らは私のことを後ろから抱きしめてくれる。
「大丈夫、誰も貴方のことを見ていない」
「貴方は背景の一部」
「誰も貴方のことを気にも止めない」
そう言われるだけで、随分と気が楽になる。
自分の存在すらも、本当は皆の中に存在してほしくないから。
彼らは慰めてくれる。
死にきれなかった私のことを憐れむように。
少しでも、胸の痛みを軽減できるように。
私の欠点を、彼らが補ってくれているから。
私は今日も、きっと一般人でいられる。
皆に紛れ込める。
明日も、
明後日も。
私は人を欺き続ける。
自らの虚像を持ってして。
それしか、私には道がないから。