『特別な夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特別な夜は
毎晩やってくる
あなたや私
家族や友人
どこかの誰かが
生まれた日
おめでとうと
ありがとう🤗
✴️642✴️特別な夜
雲が空を覆って月の明かりも星の瞬きも見えない
こんな日は、強い風が、一瞬、あの世と繋がる穴を空けることがある
ほんの一瞬
あなたを引き込む手が見えるかもしれない
いや、自ら飛び込めばあの人に会えるかもしれない
こんな世の中から逃げられるかもしれない
強い風が近づく音がしてきた
逃げるなら今だよ
特別な夜
【特別な夜】
自分の心の隙間を埋めるように
あの子がオレを欲しがる。
「もっと愛して」とねだる。
普段の強がりをなくしてオレに甘える姿は
まるで気まぐれな猫のようだ。
「寂しい」「足りない」
そう言ってオレにすがってくる。
あの子は情熱的な愛を求めている。
さあ、君の彼氏さんがしてくれないことを
たくさんしてあげるよ。
もっと叩き込んであげる。
「なぁ、まだ怒ってるのか?」
お父さんが呆れたように言うから、わたしの気持ちは一気に冷めた。
お父さんに期待しても無駄だと、何度も自分に言い聞かせてきた。どんな約束をしても、必ず破られる。どれだけ信じても、裏切られる。
わたしの人生で起こった様々なイベントに、お父さんは最低限しか参加していない。
入学と卒業は学校に来ただけ。用事が終わればそそくさと帰る。お祝いの食事をとったりもしない。
小、中学校の運動会は一度も来なかった。クラスメイトは、親が作るお弁当を楽しみにしていた。みんなが『家族』を語る中、わたしだけが何も言えなかった。
ひな祭りにお雛様を飾ったことはない。七五三は写真がある。わたし自身に七五三の記憶はないけど、忘れてしまうほど、虚しいものだったのだろう。
親族で集まったりもしないし、わたしは親戚とまともに顔を合わせたことがない。
わたしの人生を彩るのは、オジサンという存在。
オジサンはお父さんの親友で、わたしと血の繋がりはない。だけど、誰よりもわたしの味方でいてくれる。居場所を与えてくれる。わたしの帰る場所は、いつだってオジサンのもとなのだ。
わたしとお父さんにも、月に一度の特別な日がある。二人で決めた『家族の日』だ。晩御飯だけは必ず家族で食べる決まりで、この日ばかりはオジサンにも席を外してもらう。……という話だった。
家族で過ごす時間は、故意に設定しても訪れない。
最後に二人で過ごしたのがいつかなんて、思い出せない。
昨日も『家族の日』だったのに、お父さんは『家族の日』に限って、朝から家を空ける。
朝、お父さんの背中を無言で見送ってから、オジサンが焼いてくれたホットサンドを食べた。
昼は近場の公園を歩きながら、オジサンと雑談した。夕方には帰宅して、もつ鍋を一緒に作って食べた。
これは、オジサンが考えた『家族の日』のプラン。丸一日かけて、何気ない時間をわたしと共有してくれた。
日付をまたいだ頃、お父さんが帰ってきた。電話中だったから、声はかけなかった。
玄関に座り込んで話すお父さんの背中を、わたしは無言でじっと見つめていた。
――キミと濃厚な時間を過ごせて、僕も楽しかったよ。
通話相手に、お父さんが言った言葉だ。職業柄、営業トークをしていたのかもしれない。「それは仕事の電話なの?」と、聞くことだってできる。でも、わたしは確認しなかった。仕事かどうかなんて、どうでもいい。わたしたちの特別な日を忘れて、お父さんは外で楽しんでいた。それが全てだ。
あたたかい家庭を羨望するくせに、自分で築くことをしない。そんなお父さんに、わたしはもう、何も感じなくなった。“気持ちが一気に冷めた”とは、そういうことなのだ。
わたしとお父さんに『特別な夜』は訪れない。
湯船が熱湯のように熱く感じるほど昨日は冷え込んだ。体内の免疫細胞達は孤軍奮闘してくれた。湯冷めしないで済んだ身体は記録的な大寒波を持ち堪え、兵糧が底をつく前に戦線離脱することが出来た。何だかあっという間に終わったなといった感慨を抱く夜だった。記憶のカレンダーに載るような事は何もない特別な夜だった。まだ何も終わっていないが昨日は終わったんだ。それなら今日も無事に終われる筈だと願っている。特別を日常に変えていく。
題『特別な夜』
改札の前で、彼女は立ち止まった。
行き先が違うことを、もう何度も確かめたはずなのに。
「好き同士なのになぜ別れが来ることがあるの」
彼女の声は小さくて、責めるより先に、諦めに似ていた。
俺はすぐに答えられなかった。
答えは知っていたけれど、口にした瞬間に本当になってしまう気がしたから。
好きだった。
今もそうだと思う。
連絡が来ない夜に不安になるし、彼女の笑い方を思い出すだけで胸が緩む。
でも、俺の毎日は彼女を置き去りにして走っていた。
仕事、責任、選んだはずの人生。
彼女を守る余裕がないことに、気づかないふりをしてきた。
「嫌いになったわけじゃない」
それしか言えなかった自分が、情けなかった。
好きだと言えば引き止めてしまう。
でも一緒に未来を描けないまま繋ぎとめるのは、もっと残酷だと思った。
電車の音が近づく。
彼女の目が少し潤んだのを見て、俺は視線を逸らした。
本当は、
好き同士だからこそ、別れが来ることがある。
その言葉を、俺は最後まで言えなかった。
ドアが閉まり、彼女が遠ざかる。
胸の奥が静かに痛む。
――愛はあった。
ただ、同じ場所へ行く勇気が、俺にはなかった。
それでも、彼女を好きだった時間だけは、
嘘じゃなかったと信じていた。
あなたがここにいる
隣にいてくれることが
私にとって最高の 特別な夜
【特別な夜】
サンタクロースを待ち伏せた夜
ふと目が覚めて深夜放送の映画を観た夜
家族が寝静まったあと
こっそり家を抜け出した夜
あいつの家まで原付を飛ばした夜
部活で夜通し歩いた夜
あの子を迎えに行った夜
酔っ払った親父とお好み焼きを食べに行った夜
初日の出未遂の夜
車の故障でぎゅうぎゅう詰めの車中泊をした夜
仲間内で過ごしたキャンプの夜
幸福に包まれた夜
一人泣き明かした夜
浜辺で焦った夜
病院の廊下で過ごした夜
長々と語り続けた夜
思い出す夜の出来事は
だいたい特別
次の特別は
どんな夜なのか
楽しみも半分
不安も半分
特別な夜
いつもと変わらないのに
あなたと話すと心が躍り
それだけで特別な夜になる
特に思いつきません。
別れた恋人。
なんて思い出しません。
夜に眠ってしまえば、みんなひとり。
#特別な夜
【特別な夜】
特別な夜なんていらないよ。
わたしは星が見れるだけで十分かな。
特別な夜
特になんともない深夜にこそ人は弱る。
何もないの状態異常が体を
締め上げて、溺れさせて、痺れさせて、視界を奪って、蝕んでいく。
そんな夜にあなたが偶然いた。
そんな夜にあなたは偶然私の隣に座った。
大丈夫だよ。
なにが、とかなんで、とか言われてもわからないけど、
でも大丈夫だよ、絶対大丈夫だよ。
そんな夜に、あなたは偶然そう、言った。
言って、くれた。
それだけで今日は特別な夜。
私の状態異常が解けたそんな夜。
. 特別な夜
今日のために買ったハイヒールも、耳で煌びやかに光るピアスも、あの高いパックもして、いつもと違う香水をかけて鏡の前でくるりと回る。
ねぇ 今日の私は、
もうきっと、貴方のモノになれないあなただけの物よ!
いつも通りの夜でも
君からの連絡1つで
特別な夜になるくらいの愛。
テーマ:「特別な夜」
君がそこにいる限り
終わる事のない夢を見る。
なんて
僕の夢の話を
いつの日か君に
特別な夜
父が亡くなった夜
きれいな秋の満月だった
あの忘れられない恐怖感
でも最期のときに
会いにいった
覚悟はしてたけど
ヘッドホンを付けて、わたしの大好きな初音ミクの曲をかける。無機質だけどどこか暖かい声としとやかなメロディーが調和して、冷たい夜が少し柔らかくなる。ひとりで音楽に浸る特別な時間、この一刻が終わるまで。
P.S.西島尊大さんの「よるをおよぐ」という楽曲を聴きながら書きました。是非一度お聞きください。
「特別な夜って感じするね」
そんなこと言う君が可愛い。
君が隣にいてくれたら毎日が特別な夜なのに。
ぼんやり君との出来事を思い出しながら考え事をしている。
自分は生まれてこの方自分という人物とずっといる。
つまんねえなあ、暇だなあとか思う何の変哲もなかった過去。それもまた特別な夜を越えてきたから感じれたことだったのだろう。
誰かといると特別という言葉はすごく大切に聞こえるのに、1番近くの自分に対してこれまでそう思う回数が圧倒的に少なかった事に気がついた。
自分が自分として生きている事それだけでそもそも特別な事なのに。
意味なんてなくても十分なのに。
意味を考え続けてしまったり。
足るを知ればずっと近くにあるのに。
それでもずっと特別を求めてきた。
先に与える者になれたら解決する事を、
先に貰うことばかりを悩んでいた。
だんだんわかってはきたけれど、
それでも、それでも、君から特別って思われたいんだよな。
昨日送ったメール、君から返事はまだきてない。
ずいぶんのんびりした君のペースに自分はあたふたしてしまう。
ふぅと息を吐く。
今日は自分の事を思って過ごす、
特別な夜にしてみようかな。
浮き上がる体が地面から離れぬようコンクリートを踏みしめる。地を這いつくばり色を失った人々がいつもより低く見えた。
濡れたセメントの匂いも見知らぬ人間の揺れる傘も足をつかむように染みる雨水もなにもかも、今日だけは僕自身の幸せを引き立てるための舞台だった。
お題:特別な夜
「特別な夜」
帰り道、ふと空を見上げた。やけに月が大きいことに気がついた。色もやたらと赤い。星がいつもより明るい気がした。何だか気分が上がった。今日を特別な夜にしようと思った。
帰宅途中のスーパーで、普段は絶対に買わない、ちょっといい冷凍パスタを買った。帰宅したら、パスタを冷凍庫に入れて、代わりに秘蔵の高級チーズと生ハムを冷蔵庫に移す。
夕飯の前にお風呂だ。湯船にたっぷりのお湯を溜めて、貰い物のバスソルトを入れる。浴室中がラベンダーのいい香りに満たされた。試供品で貰った高級シャンプーとコンディショナーで丁寧に髪を洗って、身体もしっかり綺麗にする。湯船に浸かると、紫に濁ったお湯が身体の芯まで温めてくれる。疲れが溶け出すように、力が抜けた。
たまにしか使わないスキンケアパックを使う。髪を乾かすときにはヘアミルクも忘れない。ボディミルクでしっかり保湿して、柔らかいパジャマを身につけたら、ようやく夕飯だ。
冷凍パスタを温める間に、チーズと生ハムをテーブルに出して、解凍を進める。デパートで買った赤ワインをグラスに注いで、カトラリーを用意し終わったところでレンジがなった。
美味しいワインとパスタ。高級チーズに生ハム。スマホでジャズミュージックを鳴らせば、特別な夜に相応しい。早食いなんてしてしまえば、特別感の消失だから、意識してゆっくりと味わう。たまにはこんな夜も良い。特別な月を見たなら、特別な夜を過ごすべきだ。