『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物憂げな空
黒い雲
雨が降りそうな
薄暗い
憂鬱な天気
空が物憂げではない
あくまでも見たものが
物憂げな空
それでも行くしかない
嫌なら部屋に籠るなり
外なら店に入るなりしたらいい
天候には敵わない
敵わないものは多い
頭の弱い相手
気持ちが悪い精神
そんなものに何を言ったって
ほとんど無意味
ちょっと気が晴れる程度
実に気味が悪い
昔は変なのがいるって思った
いまは気持ちが悪いと思う
病気がではない
その人間がである
最初から治る気なんてない
ただそれで正当化してるだけ
自分は悪くない
病気が悪い
頭が可笑しい
それでもそれなりにしてる
そんな人間もいるのに
あくまでも私が思う
他がどうかは知らない
一般的な人間は時を選ぶ
それなりの状況にならなきゃ
そこまでにはならない
本来はなれないのかも
だからこそ酔ってる
飲まれていると考えるとしても
お粗末な脳みそですね
それはさておくとして
そりゃたまには自我から逃げて
本能に帰るくらいな話
自分からは逃れないから
きっとたまに反省するでしょ
物憂げな気持ちでもなって
対抗するには
これはなんだろうと
自分を眺めること
自分と距離をとることで
ちょっとだけ自分が分かる
空はいつだってあなたを映す
あなたの何処かを
空は見下ろしている
たまには眺めてみたら良いかと
今日の外は晴れていた。僕のこころは物憂げな空のように曇ってた。時計を見ると10:30。朝早く起きてる人のことを考えるとだんだん自分自身を責め立てたくなる。何もとらわれない生活が僕の怠惰を強めてくる。何とかしたい。助けて。
【物憂げな空】
不機嫌そうな、薄暗い空
昨日の青空とはうって変わって
灰色の世界が広がっている
今にも雨を降らせてきそうな陰鬱な雰囲気が
僕の心を余計に重くした
「龍は、雨を降らせるからね」
シマは行きつけの中華料理屋のカウンターに座り、海老のチリソース煮と白飯を掻き込みながら右上に設置されている小さなテレビ画面に目をやり、その台詞を思い出していた。
テレビ画面には所謂お天気キャスターが明日の天気を告げている。ここのところもう二週間以上も連続して雨が続いており辟易していた。
シマは結んでいた自身の髪を左手で解き、ふぅと一息ついた。明るいオレンジ色の髪の毛がふわりと降りる。襟足はちょうど首を隠すくらいの長さがあり、サイドは耳にかかっている。左の耳たぶには銀色の輪のピアスがひとつついていた。前髪は目に少しかかるかかからないかの長さで、そこからブラウン色の瞳が覗く。
「ごちそーさんでした」
手を合わせてカウンター奥にいる初老の男に声をかけた。
「シマちゃんってほっんとイケメンだよね」
初老の男の隣で皿を洗っていた30代半ばくらいの女が顔をこちらに向け感心するようにそう告げた。
「そんなこと言うの、ミヅハさんだけっすよ」
「シマ、いつもありがとな。ところで今、忙しいんだってな」
初老の男が作業を止めてシマが座るカウンターに近づく。
「はい、まぁでも...あと少しで終わりそうです」
シマは建築科に通う大学生で今は卒業制作で忙しなくしている。現に今日も作業場からこの中華料理屋に向かった為、作業服タイプの所謂ツナギ服を着ていた。薄いグレーの作業服には転々と白いインクがついている。
「ご苦労なこったなぁ。身体に気をつけてな」
「ありがとうございます。今日も美味かったっす」
ガラッと中華料理屋の戸を引き外に出る。夜の闇に湿った空気が鬱陶しく、先ほどよりは雨足は弱まっているもののサァーと雨が地面や屋根に当たり雨音をたてていた。
店の傘立てから透明のビニール傘を取り出しそのまま流れるように傘を開き、シマはポケットに手をやり煙草を取り出し火をつけた。ふぅと紫煙を吐き、店の外に設置された銀色の筒状のスタンド式灰皿に灰を落としながら店先から通りをぼうっと眺めた。
雨は到底止みそうになく、先ほどのお天気キャスターが言うには今度一週間は続く見込みだそうだ。
「中国では、龍は神様みたいなもんで、龍が泣けば雨が降るんだよ」
シマは先ほど思い出した台詞の続きを思い出していた。
そう言われたのはもう何年前のことだったか。シマがまだ中学生の頃、近所に住んでいたハタチのお兄さんにそう言われたのだった。この人は一人っ子のシマをよく気にかけてくれ、本当の兄のようにシマも親しんでいた。
だがシマの家が引っ越しをしたのをきっかけに、もう会うことも連絡をとることも自然となくなっていった。
(だとしたらこの雨も、龍が泣いてるせいなのか?)
とんだ傍迷惑な話だな、とシマは思いそしてそんなことがあるわけがないと静かに紫煙を吐いた。
「ねぇ、知ってた?」
シマの右から急に声がしてシマは驚いてそちらを見る。傘に当たる雨音のせいで人が近づく気配を感じ取れなかったのだ。
「龍って実在してんだよ」
あ。
とシマの右手からぽろりとまだ火のついた煙草が下の水たまりに落ちジュッと音を立てた。
シマは隣に立つ長身のこの男のことを昔から知っていた。
何も言えないシマを他所に、雨音だけが響いていた。
雨を降らす雲が陰鬱を吹き飛ばし、闇の間に星を見たような気がした。
─物憂げな空─
チャイムが鳴り、
クラスメイトが教室から出ていく。
僕も例外ではなく、廊下へ出る。
いつも一緒に帰る友達は、今日は休み。
一人で歩いて玄関に向かう。
靴を履き替え、また歩く。
駐輪場で自分の自転車を探し、鍵を回す。
いつもの見慣れた道を、ただ走る。
鼻歌なんか歌ったりして。
いつもと変わらない日々、
いつもと変わらない光景、
いつもと変わらない行動。
唯一変わっていたものは、
玄関前で見た、物憂げな空だけだった。
物憂げな空?
物憂げは感情を表す言葉。
空に感情はないよ。
空の様子は人の感情に少し似てるけれどね。
晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、
雷が落ちることもある。
だけど、
空は、空だから。人ではないから。
空が物憂げに見えたのなら、それはあなたの心だよ。
あなたの感情が、空をそう見せてるの。
感情は、心は、色んなところに投影される。
さがしてみてね。
︎︎◌ 物憂げな空 ◌
物憂げな空
儚く…憂いを帯びた空
未来に希望が持てず
自暴自棄になる…
やさしささえ…
嘘に思えてくる
自分を責めていじめて
しまう
でも…
ホントは自分を
わかってほしい
助けてと叫ぶ
でも…
言えないもどかしさ
そっと…
あなたの優しい声
わたしはここにいるよ
…
いつでもあなたのそばに
いる
物憂いげな空
私もそちらへ行きたいよ。
肺を蝕まれる感覚。煙が空へと上っていく。
私もこの煙と共にそちらへ行けたら―
何も返ってこないことをいいことに、物憂げな空へ思いを投げた。
もうすぐ卒業の季節。
卒業したくない、大学生になりたい この気持ちの綱引きが繰り返される卒業式までの日々。
空を見上げると今にも雨が降りそうな物憂げな空。
まるで私の気持ちを代弁しているみたいだ。
君と別れたあの日から
何となく物憂げな日々が続いている
君と歩いた帰り道
いつも君が隣にいるのが当たり前だった
それが今は当たり前じゃなくなった
それから気づくなんてー
物憂げな空に沈んでいる日が
私の影を映した
悲しい時に泣きそうな時に
辛い時に空を見る
でかい空を見て
夜だと広い宇宙を見て
自分はちっぽけな生き物
この宇宙からしたら
って思い込める
綺麗な星を見て
綺麗な青空やくもを見て
元気をもらう
明日も頑張れるそう
思って月を見て心が癒される
毎日そうだけど
空が綺麗だと思えてるあいだは
多分大丈夫だとそう思って過ごしてる
意外と辛い時の方が景色が綺麗に見えたりするんだよね
空にいつも元気をもらって過ごしてます!
お題難しいから的はずれなこと言ってるかもw
ぴたりと後ろに撫で付けた髪。
薄く化粧をし、紅を差した唇。
彼の体型に完璧に沿う燕尾服。
ぴかぴかに磨き上げられた靴。
そして、両手につけた白手袋。
街を歩いたら、十人が十人とも立ち止まり、息を止めて見惚れるだろう。
総じて、美しい、と思う。
−誰だ、こいつは?
今晩開かれる、商人同士の社交会の準備を手伝いながら、ノストラはそう思わずにいられない。普段のコーザの人物像を熟知しているだけ特に。
「あの糞糞姉弟…許さねえ…あの量強奪って頭沸いてんのか…」
当の本人はこの間中階層に密輸予定だった砂糖類を、特に意味もなく低層中にばら撒かれた事に、かれこれ一週間はこのような呪詛を吐き続けていた。
「その機嫌、会に持ち込むんじゃねえぞ?」
コーザはそれを聞いて、憮然とした表情でノストラに向かってあんぐりと口を開く。
ノストラが慣れた手つきで飴玉を放り込むや否や、コーザはばりばりと盛大に音をたてながらそれを噛み砕いた。
「水」
ノストラは無言で小さめの水差しを差し出す。
自分で注げという意味だったが、コーザはそれを掴み取ると、そのままの勢いで一気に飲み干し、口に残った水をノストラの顔に吹きつけた。
驚き、睨みつけるノストラ対して、にやりと笑うコーザ。
すぐさま正面に密着せんばかりに近づき、次の瞬間コーザがうっと呻き、腹を押さえながらノストラの足元に頽れる。
鳩尾を一発殴ったのだ。
もっとも、ノストラもロイズ・ロールズ姉弟には何度も煮湯を飲まされているから、珍しくコーザの気持ちに共感できる。
実際強奪事件はコーザ一家にとってはかなりの痛手で、何かしらの報復をする必要があるのだが、奴らの血縁はおらず、庇護者はあの調停者母娘で、手出しができない。
実質的な放置をせざるを得ないのが輪をかけて頭が痛い。無意識に窓の外の、天蓋に覆われた空に視線を向けた。
「それじゃあ行くかね」
いつの間にか復活し、立ち上がっていたコーザがにっこりと声をかけてくる。
「たまには付き添いに女を連れていけよ…」
「はっはー、嫌だね」
「糞が」
がちゃりと部屋の扉を開けて、コーザを手で廊下側に促す。
「良いねえ、もっと言ってよお嬢様」
ノストラに差し出された杖を手に取り、上機嫌に社交会に向かった。
きみと別れてからの日々は物憂げな日々だった。
でも、「あ、私、彼が居なくても生きていけるんだ。」って気づいた日からは、とても生きるのが楽になりました。
今までありがとう。幸せになってね。
泣きたくなる時空を見る。せめて見上げて元気を出そうとする。亡くなった母の教えだ。母はすごく明るかった。私が泣いていると母は「泣いてる時こそ空を見上げて元気を出すのよ。」と雲ひとつない青空のように眩しい笑顔でいつも支えてくれた。でも、一年前に亡くなってしまった。母が亡くなった後ずっと空を見上げていた。泣かないように、涙が溢れてしまわないように、空を見て涙を堪えた。私に笑いかけてくれた眩しい笑顔で私も母を送り出すために。
物憂げな空がゆっくりと下を向いて微笑んだ。私を見て微笑んだ。ざまぁみろ、そうなることは決まっていた、全部自分のせいだと私を嘲笑しながら微笑んだ。
そうだ、全部私のせいだ。何が悪い。人間ならばこうなるのも仕方ないだろう。あの人を追い詰めたのもあの人が苦しんだのも私のせいだ
5時32分。
寝静まった家の中、家族で一番の早起き。
5時47分。
炊いてある白ご飯と、鮭フレークと海苔。
6時38分。
家を出て、駅まで歩く。
6時45分。
いつもの電車、7号車2番ドア。
6時50分。
窓際の場所が空き、特等席に立つ。
いつもと同じ光景、物憂げな空。
7時03分。
君が、乗ってくる。
君と同じ空間にいる14分間だけが、
一日の中で、僕の世界に色のある時間だ。
-物憂げな空
題 : 物憂げな空
高3の冬。3年間を振り返る。思えば、幼稚な事でばかり喧嘩をしていた。
入学してすぐは、「一軍になりたい」と、自分というキャラを作り過ごしていた。このポジションを守れるならと、愛想笑いばかりしていた。
くだらないことから喧嘩になり、絶交。これを繰り返した。友達が1人、また1人減る。3年になると教室に入れなくなった。「あいつが悪い」と、ずっと誰かのせいにして過ごしていた。
しかし、今思えば自分の過ちを振り返らなかった事がこうなった原因だろう。人のせいばかりして自分は棚に上げていたのだ。私はこんな自分がとても醜く感じる。
卒業式。物憂げな空の下で「やっとこれで開放される。やり直せるんだ」そう思った。
次は絶対失敗しない。
消えたくなるほど泣きたい夜に
頼れずひとり 声を殺した
暖房もないこの部屋で
氷点下と体温を闘わせ
天から溢れる結晶を眺める
物憂げな冬空は
大量の涙を
凍らせているようだ。
_ ₁₅₈
「一雨来そうだな」
どんよりとした雲が広がる――物憂げな空を見つめながら男はつぶやく。
「……雨しのぎに飯でもどうだ?」
珍しく親友からご飯の誘い。男は少し悩んだが、
「んー、すまん。雨がひどくなる前に帰るわ」
帰宅したら連絡するから、と男は手を振って足早に姿を消した。
親友もまた帰宅することにした。
歩いて1キロ程の道のり。道中コンビニに立ち寄り家に着く直前、どんより気味の空を見上げる。
「あのときすぐ降ったらどれだけよかったか」と親友は物憂げな顔で雨の降らない空を見つめた。
お題:物憂げな空
タイトル:空の気持ち
今日は一日中しとしとと雨が降っていた。
まるで空がしくしく泣いているようだった。
だが、これは私の思う「物憂げな空」とは少し違う気がする。
言葉にするなら、悲しみに暮れる空、とかだろうか。
「物憂げ」のように「〜げ」とつく言葉は、ついていない言葉よりもぼかされた意味合いを持つ気がする。
特に古文を読んでいると、その違いがわかりやすい。
古文では「〜げ」とつく言葉は、現代語に訳すとき「〜の様子だ」とか「〜らしい」とする。
だから「物憂げな空」を言い換えるとするなら、「憂鬱そうな空」とか「空が悲しんでいる気がする」だと思うのだ。
雨粒を涙に例えるなら、雨降りの空は涙が止まらないくらい泣いているように見える。
でももしそんな風に泣いている人を見かけたら、その人には何か悲しいこと、悔しいことがあったのだということは誰が見てもわかる。
そんな人は物憂げには見えない。
物憂げに見えるのは、例えばあまり自分のことを話さず、ふとした時にとても悲しそうな表情をするような、そんな人、そんな空ではなかろうか。
人の感情というのはとても複雑で、喜びや悲しみといった単純な感情も絵の具のように他の感情と混ざり合っている。
時には、様々な理由から感情を押し殺したり、他人に見せないようにしたりすることもある。
他人の感情を推察するのは本当に難しいことだ。
現代の科学力を以てしても完璧な天気予報が難しいのとどこか似ているのかもしれない。