『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「無色の世界」
人は何かを損失したときに、ここにたどり着く。
音もなく、色の無い世界。
とても静かで、ただただ、時間が過ぎていく。
でも、ある時、一滴の波紋のような音を感じ、そこから少しずつ、少しずつ、音が広がり、ある瞬間に、一気に色を取り戻す。
そこからは、とても色濃い日々が待っている。
無色の世界
私の世界には色の概念がない
みんなと見えている世界が違う
そんなことに気付いた時は
ああそうなんだとすんなり受け入れた
強がってはいたけど孤独だった
私はいつだって色のない世界でひとり
みんなの言うことがわからないし
私の言うこともわかってもらえない
だけどあなたと出会って
私は孤独ではなくなった
相変わらず私の世界は無色だけど
あなたと一緒にいることで
確かに少しだけ色というものを感じられた
無色の世界
中3の頃、体育の時間
僕は怪我で見学してた
皆が笑ってるのを見てた
あぁ、皆と僕の間には壁とかあるんだろうなってひとりで見てた
そしたら気づいたんだ
僕の体を囲うように薄い透明の膜があることに
膜の先には小さなゴミが浮いてた
友だちに話した
親に話した
誰も信じなかった
僕にしか見えてないんだと気づいた
嬉しかった
僕だけの世界がちゃんとあるって思った
思ってたけど
今はもうない
僕は頭がおかしいのかな
別にいいけど
普通なんて贅沢品だよ
僕は普通なんかいらないからいいんだ
みんなに普通をあげるから
僕に皆の異常をちょうだい。
お題 無色の世界
今日は空が曇りのように灰色だ。
だが皆は晴れだとか快晴だと言っている。
周りも灰色ばかりで意味が分からない
昨日までは色があったはずなのに。
朝起きた時は眩しかったのに今じゃ全く眩しくない
これは無色なのか?いや、無色じゃなくて灰色か。
灰色の範囲が広くて判定が付かないから無色なのか。
これはグレースケールなのか、モノクロなのか?
自分は2次元世界の人間じゃないんだ。3次元だぞ…
こんな非現実なことが自分に起こるのがなんだか納得行かなかった。2次元でもオタクや陰キャが主人公な事はあるっちゃあるけど…
自分は陰キャでも陽キャでも無いどちらとも関われる中間的存在だと言われてきた。それを自覚し始めてそれを取り柄にしてるまでもある。
もう夜か…スマホの時間を見ても外を見てもわかる。
空の色区別付きやすいのなんだか嫌だな…
灰色ソムリエになるつもり無いのにこれじゃ灰色の区別ついちゃうなんてほんとに灰色ソムリエだと思っちゃうじゃんか。もう灰色ばかりだと目もおかしくなるし、ネガティブにもなりそうだ。もう寝よう…
世界は何色?
生まれた時はみんな無色。
色がつき始めるのは自分が
興味を持ち始めてから。
この世界は初めは無色。
色をつけるのは自分だよ。
いつもと変わらない、無色の世界。
つまらない。
でも、あなたに出会って変わったの。
あなたが私の世界に色をつけてくれた。
ずっと一緒にいてよ。
無職の世界に戻ることがないように。
‐無色の世界‐
♯39
【無色の世界】
あなたがくれる写真の中には時々モノクロのものが混じっていて、だというのに白と黒の濃淡がどれも鮮やかだった。この部屋がいっそ無彩色に見えるほど、あなたがどこからか持ってきた写真たちは、どれも色に溢れていた。
それは確かに正しいことだった。あの部屋の外へ一歩踏み出せば、目が痛くなるほどに世界は眩しかった。自然が織りなす景色も、誰かが作り上げた幻も、わたしの知らない色ばかりで果てなくそこに広がっていた。
けれど、こんなものか、とも思った。わたしひとりで眺める世界とは、こんなふうに味気ないのかと、そう気付いてしまえば鮮やかさはたちまちに失われてしまった。あのモノクロの写真を美しいと思えたのは、あなたがそこにいたからだった。肩を並べて語り合うあなたがいたから、わたしの世界はきっと、あんなにも美しかったのだ。
「無色の世界」
次、生まれた所が
無色の世界だったとしても
私だけは今のまま
強烈な色で存在する…
また貴方に
見つけてもらうために
私の目には、華やかな色達が彼女を包んでいるように見える。
色を自由に操って、人の目を惹く彼女の行動や性格。周りの人がそんな彼女の人格を認めていた。かくいう私も彼女の人格を認めていた。妬むなんて事を脳がしたがらなかった。
そんな彼女が、私に色を塗ろうとした時、信じることが出来なかった。
彼女と私とでは格の差がありすぎる。そう感じたからだ。
彼女は諦めず、色を塗ろうとしてきた。
だから私は、そこまで色を塗ろうとする彼女に理由を聞いた。
実際、彼女は私と同じように『色』と云うものを飾り付けた、ただの『無色』だった。性格を創って、その人に合わせた色を探し当て、持ってきてぶつけるだけ。
彼女は、考えている様で、何も考えずにただ、ぼんやりした『無色』の世界を徊っていた。
私は、どうやったら色が創れるか、必死に探して、考えている『無色』の世界に意味を見出そうとしていた。
無色と無色は何も生まれない、ただの『透明』。
その透明を見据えるような事をしてしまったら、私達は、永遠と彷徨い続けることになるだろう。
だから私達は、その無色を──二人だけの世界に染めた。
無色の世界
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投稿4日目になるので、少々自分語りさせてください。
大体の投稿は全て私の体験談となります。自分の感性と体験を馬鹿みたいに書き連ねてるだけです。
創作してみたいとも思うんですが、テーマが出されては少々難しいのかなと、思いまして、あまり手を出そうとは思ってません。
話は変わりますが、これを始めるきっかけは、小説家になりたくて少しは語彙力や言葉遊びを鍛えたいなと思い、探したらこんなアプリがあったので、私大歓喜。めちゃくちゃ楽しいです。
これからも、皆さんの投稿を楽しみにしています。
最後に、私はちょー初心者なので、至らない所もありますが、自分の意見を大切にしながら見て頂けると私的には嬉しいです。
とりあえず、文章書くのは楽しい。数学消えちまえ
無色の世界
つまり 色の無い世界ということ
でも 色が無い世界ってなんだろう
想像ができない
透明と言ってもその奥に
また違う色が存在するから違う
何も無い色と言えば白が浮かぶと思う
でも それも色だ
まぁ 想像できない世界も
面白いじゃないか
また考えてみるよ
お題『無色の世界』
無色の世界
私はこのままじゃいけないと分かっている
だから新しいことに挑戦しようとした
でも親に、あんたには無理だ、これ以上私に恥をかかせるなと
それでも勇気を出して親にアルバイトをしてみたい!とか
ボランティアで人の支えになることをしたい!って言った
反対された
先生に新しいことをするのが怖いんでしょ?って言われたけど
本当に怖いのは親にまた反対されて怒られること
それで今何もできずにいる
今はまるで無な人間だ
わたしだけ起きているって思わせる 真夜中2時に見た雪明り
無色の世界
自分が望んで破った世界。
裂け目の先は、無色だった。恐ろしくてテープを慌てて持ってくる。でももう遅かった。
吸い込まれていく、無色の世界。
誰を、何を失った?
無色の世界
人生を『楽しい』と思ったことがなかった
何に対しても興味がなく、たとえ気に入ったとしても
三日坊主で終わってしまう
退屈で刺激のない日々
まるで人工知能を失ったロボットのようだった
平凡な生活がおくれるのは、平和の象徴でもあるが、
どうせ生きなければならないのなら、
より良いほうがいいだろう
今の私は真っ白なキャンパスだ
まだ何も描かれていない
何色にも染まっていない
いつか私の、無色の世界が
鮮やかな色で彩られるその日まで
目を覚ますと、視界に映ったのは白黒写真のように色の無い世界だった。自分だけが色がついていることが、この世界の異常さを際立たせている。この無色の世界から抜け出すために、辺りを探索してみても、何も手がかりが見つからない。
「あの、すみません」
俺は近くを通りかかった人に声をかけてみるが、こちらに反応する様子が無かった。無視されたのかな、と思いながら少し歩いて交差点に出た。人が多くてぶつかりそう、と思っていたがなんと俺の体は彼らをすり抜けてしまった。
(もしかして、俺は周りから見えていない…?)
そう気づいてしまった瞬間、自分の体から色が消え始めた。嫌だ、消えたくないと心で願いながら涙を流していると、後ろから抱きしめられる感覚で我に返った。振り返ると、色のついている彼女が後ろに立っていた。
「大丈夫、ずっとそばにいるから…」
彼女がそう言った瞬間、辺りが光に包まれた。眩しくて目を瞑り、次に目を開けた時には自分のベッドの上にいた。
「怖い夢でも見ていたの?かなりうなされていたけれど…」
心配そうに見つめる彼女を見て、俺はホッとした。周りも色がついていたので、あの無色の世界は夢だったことが分かった。
「えぇ、色のない世界をさまよう夢でして…自分が消えてしまうのかと」
「そうだったんだ…でも、私はずっと一緒にいるからね」
そう言って彼女は俺を抱きしめて、背中を撫でてくれた。俺にとって、色のある素敵な世界を教えてくれたのは彼女なのだろう。もし、出会うことができなかったら…なんて考えそうになったが、すんでのところで止めた。
テーマ「無色の世界」
おにいちゃんが言ってたんだけど、
氷イチゴと氷レモンと氷メロンは
ぜーんぶ同じ味なんだって!
同じ味に、赤と黄色と緑の色と
においをつけてるんだって
だからね、目をつむって鼻をつまんで
そうやって食べたら同じなんだよ!
おにいちゃんが言ってたんだから
ほんとうだよ!
「無色の世界」
#395
「無色の世界」
大切な人が 桜と共に 逝ってしまった
どうか色とりどりの 花に囲まれて
安らかな場所でお眠りください
携帯の機種を変えたので
LINEの履歴は引き継ぎ出来るけど
メールは新しいスマホには残っていない事に思い至り
充電すら怠っていた
古い機種の立ち上げ直しから始める
残っていた
履歴のやり取りに また涙が溢れてくる
オレンジ色のアイコン
もう 返事は来ない
私達は普段、色のある世界で当たり前のように暮らしてるよね。でも、産まれたときから色のない、色という色を知らない世界で生きてきた人もいる。だから私達の生活が''当たり前''なんじゃない。そもそも生きていることさえ''当たり前''じゃない。色のない世界は暗くて、なにもわからなくて、ただ。ただ、暗い世界で光も感じず、それをバカにされる時もある。でも人間だから。私達と同じだから。色が見えないだけで異常?世界がひとつ違うだけでかわいそう?ううん。違う。なにが違くても、どこかが違ってても人間。差別はしない、そんな世界を創れていけたらいいな
無色の世界
趣味がない何も無い…
あぁほんとに何も無い…
やりたいこと探すけど何も見当たらない
朝から晩までひたすらぼーっとする日々
無職時代の何も無い無色の世界
[無色の世界]
あんな、無って200色あんねん
無色の世界もたくさんの世界かもね