にんげん

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私の目には、華やかな色達が彼女を包んでいるように見える。
色を自由に操って、人の目を惹く彼女の行動や性格。周りの人がそんな彼女の人格を認めていた。かくいう私も彼女の人格を認めていた。妬むなんて事を脳がしたがらなかった。

そんな彼女が、私に色を塗ろうとした時、信じることが出来なかった。
彼女と私とでは格の差がありすぎる。そう感じたからだ。

彼女は諦めず、色を塗ろうとしてきた。
だから私は、そこまで色を塗ろうとする彼女に理由を聞いた。

実際、彼女は私と同じように『色』と云うものを飾り付けた、ただの『無色』だった。性格を創って、その人に合わせた色を探し当て、持ってきてぶつけるだけ。
彼女は、考えている様で、何も考えずにただ、ぼんやりした『無色』の世界を徊っていた。

私は、どうやったら色が創れるか、必死に探して、考えている『無色』の世界に意味を見出そうとしていた。

無色と無色は何も生まれない、ただの『透明』。
その透明を見据えるような事をしてしまったら、私達は、永遠と彷徨い続けることになるだろう。

だから私達は、その無色を──二人だけの世界に染めた。

無色の世界



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投稿4日目になるので、少々自分語りさせてください。
大体の投稿は全て私の体験談となります。自分の感性と体験を馬鹿みたいに書き連ねてるだけです。
創作してみたいとも思うんですが、テーマが出されては少々難しいのかなと、思いまして、あまり手を出そうとは思ってません。
話は変わりますが、これを始めるきっかけは、小説家になりたくて少しは語彙力や言葉遊びを鍛えたいなと思い、探したらこんなアプリがあったので、私大歓喜。めちゃくちゃ楽しいです。
これからも、皆さんの投稿を楽しみにしています。
最後に、私はちょー初心者なので、至らない所もありますが、自分の意見を大切にしながら見て頂けると私的には嬉しいです。
とりあえず、文章書くのは楽しい。数学消えちまえ

4/18/2024, 10:46:56 AM