夕方の終わり頃の写真を撮るのが好きだ。写真を撮るのが好きと言うと少し違うが、その風景を収めることが好きと言えばしっくりくる。
時にオレンジ、時に青、時にピンク、時に緑。その色達をどのように、どの角度から収めるか、考える。
写真を撮り終えると少しだけ、物思いにふける。
黄昏れる、などと表現する事があるが、多分それをしている。
こんなことをしていると、人生のたそがれを進んでいるようで少し気が引けるが、この歳ですべきでは無いことをしている私は、ある意味人生のたそがれを歩んでいるのかもしれない。
今日、久しぶりに綺麗な風景を撮ってみようかと思ったが、外は土砂降りの雨だった。
たそがれ
お久しぶりです、最近急に寒くなり始めましたので、体調管理にお気を付けてください
私はお腹を壊しました
あなたがいたから、私の人生は壊れた。
あなたがいたから、私の人生は救われた。
これが全部貴方のせいだってこと、分かってる?
あなたがいたから
皆さんは、人間の事どう見えますか。
私はたまに、生々しい臓器が動いて喋っているように見えます。
最近そう見えるようになってきました。
意識が遠くを見ている時、もしくは自分だけに意識を向けた時、人間の形が歪んで、赤黒い臓器に見えてきます。
動物には、それは適応されません(人間も動物ですけれど)。
可愛らしい顔面が私を見つめてくるだけで、臓器に全く見えません。
こう見え始めたのには、理由があると思いますが、私には全くもって検討がつかないのです。
人間が大嫌いくらいですかね。
人間は、裏切ってくるし、上下関係が面倒臭いし、感情があるし、喋るし。
と、言いたいところですけど、私も生憎人間でして、人間になったからには同じ種族として人間に関わっていかないと生きていけないのです。
私も皆さんと同じような人間なはずなのに。
皆さんみたいな無垢な人間だったのに。
私はいつから悪徳な人間になったのでしょう。
無垢──
君と電車に乗った時、僕はやってしまったのか、と改めて実感した。
君の手を握って逝く先を僕は眺めた。
光に反射してキラキラ光る宝石は、地平線の先まで行き渡っている。
電車が止まって君は僕の手を引いた。
堤防の下に君と僕は靴を置いた。どこか寂しいような楽しみなような。
宝石に埋もれる為に近付いた手前で止まった。
「ほんとにいい?」
君は僕の顔を覗き込んで眉毛を八の字にしている。
「うん」
そう返した時、君は太陽のように眩しい笑顔を僕に向けた。
君と僕は宝石に触れ、埋もれる。
その宝石の中は、深くて先が長い。
君を横目に見ると、苦しそうな顔をしていた。
こんなに素晴らしい景色を君と旅をしたかったのに、なぜ苦しそうな顔をしているんだろうか。
こんなに宝石に囲まれているのに。
そうか、“見つける側”じゃなくて“見つけられる側”だからだ。
そう思ったら、僕も苦しくなってきた。
僕らはいつ、見つかるのだろう。
終わりなき旅
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初の創作
文ごちゃごちゃ過ぎて逆に面白い。
降り止まない飴の時期があったらどれほど楽しいだろうか。
世間の人達は、どう反応するだろうか。
私は、飴が大好きだから降ってきた飴をかき集めて、生活のお供にする。
実に充実しそうだ。
飴は飴でも、味が重要でもある。
特にメロン味が好きなのだが、中々普通には売ってくれない。
そんな味が空から降ってきたら私は大歓喜だ。
味も重要であろうが、大きさも重要かもしれない。
と言っても、一口サイズの飴とか、ペロペロキャンディとか。
ペロペロキャンディだと季節によっては、保管する際に溶けてしまったりする。
出来れば、一口サイズで袋が付いていて欲しいかもしれない。
と、こんな欲望を言ったところで、何かにはならない。
ただ、その時だけ楽しい事をしているに違いない。
この世界では、『飴』の代わりに『雨』が降っている。
それは、人々の心の中でも『降り止まない雨』がある。
たまには、こんな馬鹿げた妄想をして貴方の心を『降り止まない飴』で満たしてしまおうじゃあないか。
降り止まない雨