『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤色、青色、黄色 他にも世界にはたくさんの色が
広がっている。
僕は、生まれつき色が見えない。
その中でも稀なケースで普通は世界が白黒で見えるけれど、僕には無色だ。
白でも黒でもない。
ただ、物の輪郭が見えるだけでなんの色も着いていない世界だ。
綺麗な景色。 食べ物。 絵。
見ても食べても何も感じない。つまらない。
この景色が死ぬまで続くのなら、、、もう目なんか見えなくていい、、、。
ふと、朝目を開けると視界から色が溢れてきた。
、、、すごい。
今まで何も感じなかった空が青く澄み渡り感じたことの無い感情が込み上げてくる。
あぁ、そうかこれが色か。これが世界か。
世界はなんて綺麗なんだろう。
お題 無色の世界
無色の世界で
あなたという
たったひとつの
光をみつけた。
3 無色の世界
犬には世界が白黒に見えている、と聞かされたのは五歳の時で、それを知った私は怖くなって泣いてしまった。実際には完全な白黒というわけではなく苦手な色もあるという程度で、きちんと夕空や果物の色を識別しているらしいけれど。それでもそれは確かにこわいことだったのだ。
生まれる前から一緒にいた飼い犬のミミが、実は白と黒の世界に生きている。自分とまったく違う存在であることを、子供らしい幼さや一体感が認めたがらなかった。大げさに言えば、世界が少し、自分を置いて行ったような気持になった。
「黒だって色のうちじゃん。そんな泣くなよ」
犬の色覚のことを私に教えた幼馴染のヒロくんは、ひどく焦ってそう慰めた。
黒だって色のうち、という少しずれた言い方が、なぜか心地よく、少しだけ落ち着いた。
「ほら、拭きなよ」
ヒロくんは当時にしては珍しいくらい折り目正しい男の子で、きちんとハンカチを持ち歩いていた。お父さんが小さな本屋さんをやっていて、ささやかな雑学をよく知っていた。ミミも彼によくなついていて、二人と一匹でよく川原や公園を散歩した。中学からはすっかり疎遠で、高校からは他人くらいの距離感になって、東京の大学に進学してからはほとんど会うこともなくなった。
私は単位を落とさないだけで精一杯で「ミミがあぶないかも」と母から連絡を受けた時も、帰ることができなかった。就職が決まって数年ぶりに実家に帰ると、ミミはもう、小さな小さな仏壇になっていた。白黒よりは少しだけ鮮やかな世界で、私よりずっと早く亡くなってしまったのだなと思ったらとても悲しくなり、私はふと、ヒロくんの実家のあたりに行ってみた。小さな本屋さんはもうなくて、そこはコイン駐車場になっていた。一時間三百円と書かれた鮮やかな看板が、なぜかひどく目にしみた。
お題《無色の世界》
何色にも染まらない。
だから何色にも彩れる。
自分という名のキャンパスに、今日は何色をのせようか?
[無色の世界]
目が覚めると、世界に色が無かった。
青く晴れ渡った空も。色とりどりの花畑も。
美味しそうな焼き色のベーコンも。
それからカップの中のーー。
「これ、何色?」
「#946c45」
「なるほどこっちが僕のカフェオレ」
「うん。しかし、カラーコード認識機能壊れるとか不便だね」
「ホントだよ。コード読めないだけで世界がこんなに無色とは思わなかった」
無色の世界に絵の具がたらされた。
「あ、赤色だ!鮮やかで綺麗。」
「え、青色だよ。すっきりした気分になった。」
「緑色じゃない。リラックス〜。」
あなたの世界には何色の絵の具がたらされた?
一度でいいから
無色の世界に行ってみたい
そこでココロも世界もリセットしたい
そしたら
少しは楽になるかな
またそこであなたに会って
二人きりで歩きたい
色んなことしたいな
そこでも
あなたに
好きって言ってもらえるかな
うん、きっと言ってくれるよ
私も言うからね
〈無色の世界〉
無色の世界
色の無い世界、優しい人がどんどん死んでいく世界。正しいことを言っても、ノリ悪いだとか偽善者だとか、何も否定せずノリを大切にしたらふざけてる、大馬鹿者だとか、、
あぁ生き難い、誰かを守れば、誰かに責められ、誰かを責めれば、いじめだと言われ
自由に生きることはそんなに悪いこと?
好きな事をするのはそんなにだめなこと?
要領良く生きれない子は失敗作?
そんなわけ無い、みんなそれぞれいいとこがあって、悪いとこがあるだからいい
みんなが楽しく生きる権利がある。
それを勝手に奪うやつこそ本物の
「馬鹿野郎」だ。
周りの事は、気にせず好きに生きよう!!
「気にせず生きよう!!」
#無色の世界
花も
顔色も
声も
心も
この世界はぜーんぶ
何もかも
無色なんだってさ
た・ぶ・ん♡(((殴
/意味深かも
色とりどりのカラフルな景色が舞っている。
その中でひとつだけ、色のないもの。
それが貴方。
不思議だね、色がないなんて。
色つけなくて大丈夫?
ああ、そうなんだ。いいね、それが貴方の景色なんだ。
そういうのもいいなと思った。
貴方の色、無色の世界。
#21 無色の世界
題.無色の世界
「ねぇ、おじいちゃん。色が見えなくて困ることってある?」
「信号機は困るね。マークがついとるやつは分かるんじゃが、マークどころか歩行者用の信号機すらも無いところがあるじゃろ?だけんど、車用の信号機にマークがついとるわけじゃなか、それはいかんせん不便なもんだな」
「じゃあ、逆に色が見えなくても幸せなことってあるの?」
「およう。おばあさんの好きな海に連れて行っても、それがどんなに深い青だったのか知らん。おばあさんの好きな柴犬を飼っても、その子の、小麦色の毛がどれほど温かい色だったのか知らん。それでもな、色が分かんなくても、おばあさんの笑った顔を見られるだけで幸せだった」
君と出会い
世界は色鮮やかだと教えてくれた
春の桜は薄ピンクの花びらが舞い
夏の海は柔らかな青のさざ波を作り
秋の紅葉は鮮やかな赤を彩り
冬の雪は白く街を染める
僕には 眩しくて仕方がない
僕は、今まで無色の世界に生きていたのかと思うくらい
今は鮮明に色鮮やかに見える
「パパ!
違う うさぎさんは 緑なの!」
『え? 緑?… 白じゃないの?
…せめてピンクとかさ…』
娘の遊びに付き合わされて
塗り絵をしていたのだが
娘は、個性的な色使いが好みの様だ
「まだ、4歳よ? 好きな色でいいわよ」
妻が 笑顔で塗り絵を覗き込む
そりゃ、そうだけど…
緑のうさぎに 赤の蛇… 黄色のパンダ
娘は、いつか 色彩豊かな画伯に
なるかも知れないな…
#無色の世界
不信という名の
怪物が
わたしを捉えて離さない
孤独な夜
不安と哀しみの狭間を
彷徨うことにも疲れ
眠りにつこうと
目を閉じても
先の見えない暗闇に
落ちていく心は
加速度を増すばかり
わたしを呼ぶ
あなたの声だけが
明日への道標となる
✩道標 (110)
(無色の世界)
無色の世界
無色の世界を想像した。
無色の世界といっても景色はほとんど真っ白な映像だった。
なぜか音もなく静かすぎて、無機質な空間で、
飾りのない黒髪の女一人が立っていて、
黒い瞳で、
こちらを、
真っ直ぐ睨むように見ていた。
どこまでも区切りのない空
凛々しい草花
みずみずしい果実
めいめいに、生命活動をするいきものたち
いとしい者の瞳や頬
身体中を駆け巡り、湧き上がる血液
彼女は、そういう、色にあふれた世界を欲して
あんなに苦しそうに息をしているのだろう。
私は無色の世界を覗くのをやめた。
─無色の世界─
17回目の夏。
とても暑くて、夏と言うにはぴったりな日。
僕は君に恋をした。
今まで色のなかった僕の世界。
色彩のない無色の世界に居た、
1人だけの僕を救ってくれた。
君が救いだしてくれたお陰で、
今の僕がいる。
色鮮やかで綺麗なこの世界に。
僕を救ってくれた君は、
今日も僕の隣で笑っている。
君の薬指には、
僕が20回目の春にサプライズした、
キラキラと綺麗に光る指輪があった。
無色の世界 2023.04.18
私の眼から色が消えた
ぜんぶ漫画のような世界だ
だが、それはフィクションだけで良い
色がないと美味しくない
色がないと想像できない
色がないと楽しくない
誰かパレットを準備して
かつて、世界には色があったそうだ。
でも、争いが起きて神様が人々を見捨てたから、無くなってしまったと旅の人から聞いた。
この世界には、色がないから皆ただ寿命が終わるのを待つのみだ
私には見えている、ほとんどの人は透けていて、でも伝説を教えてくれた人は、不思議な暖かさが見えた。これが色なんだ
色の無い世界に、色が見えるわたしが生まれたのはなんでだろ
その答えを探す為に、旅に出る
ここから、始まるんだ
お題「無色の世界」
無色の世界
無色と言っても今自分が存在してれば色は生まれる
自分がいなきゃ君がいなきゃ俺の見ている世界は
視覚的な変化も気持ちの変化も変わらない
だからこそ良い?
俺はつまらないから嫌だ
生きるにはなにか刺激が必要だからね、
無色の世界
「無色の世界」とは、どんなものだろうか。
なーんて、ちょっと小難しく考えてたらダメよ。
無色。色のない世界。何もない世界。
すなわち、眼が機能していない、視界。
なんて、きっと私たち「有色の世界側」、つまりは目が見える側には、分からないもの。きっとね。
だって、そうでしょう。
無は有に成れず。有は無に慣れず、よ。
だからこそ。
無は無を制せる。
つまり、無を受け入れることで、無である自分を、解るの。
そして、有も又、無を解れば、共に在れるの。
一応、それなりに簡単に言うとね。
目が見えないひとは、ほぼ目が見えるようにはなれない。
目が見えてたひとは、いきなり目が見えなくなることを、すぐには受け入れられないことが多い。
でも。
目が見えないことを、良しとすることで、自分のことが理解出来る。
自分の身体を、初めて本当に理解することで、見えない自分を、そのままで有ろうと思える。
そして。
目が見えるひとでも、理解し、尚且つ望めば、見えない目に寄り添うことも、きっと出来る。
……まあ、この話はね。あなたがもっと大きくなったら、お父さんに聞いてみるといいわ。
ふふ、仏頂面で、今とおんなじように答えてくれるはずよ。
なんてったって、私たち二人の考案のものだから、ね。
まるで色も音もない。
そんな世界で生きているような。
なんかつまんなくて、退屈で。
これぞ平凡な生活というか別に特に何もなく。
それはそれでいいかくらいな。
そんな僕の毎日を変えたのが君。
君に出会ってから
世界が、僕のいる世界が明るくなった。
こんなことあるんだ。
楽しい。
嬉しい。
こんな単純なことがこんな幸せだとは。
間違いなく君のおかげ。
『あのさ。その、なんかありがとう。』
「え?なにどうしたの?笑こちらこそありがと?笑」
ふふっと笑う君が本当にかわいくて優しくて、
僕も笑みが溢れた。
無色からカラフルに。