『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢宝
10ヶ月10日
みんなに守られながら小さいものが形となり誕生し私たちの『夢愛』になりました。
澄んだ瞳
今日はトゲトゲしてます。
ご注意を笑
すぐ泣く人が嫌いです。
「この子は昔からすぐ泣くのよ、心優しいから」
「か弱いから守ってあげなきゃ」
ほんとですか?
泣けない、泣かない女は可愛げがない。
そう思いますか?
私は、誰かの前で泣く人を信用していません。当然、身内の不幸があった時などは別ですが。
何かあったらすぐ泣く人は「見て見て、私泣いてるのよ、悲しんでる私を見て。可哀想でしょ。」と心の声が聞こえてしまうのです。
久しぶりに見た甲子園。
勝った選手も負けた選手も泣いてました。
彼らの澄んだ瞳から流れる涙が眩しく映りました。
そんな涙を一生に一度の青春時代に、仲間と共に流せることがとても眩しくそして羨ましいと思ったりして。
そのような経験もなく、気づけば1人で泣くのに慣れてしまった私。この濁った瞳から、そんな美しい涙はこの先もずっと流れることはないでしょうから。
end
彼女の瞳は澄んでいた。
全てを包み込む青。どこまでも昇っていける青。昔一度だけ行った南の海と同じ色をしていた。
艶のあるセミロングの金髪も、日焼けを経験したことがなさそうな白い肌も、ぷるんとした発色のいい真っ赤な唇も、彼女のどれをとっても美しいけれど、瞳の青を際立たせるパーツでしかない。
そんな彼女と私が出会ったのは廃れた市営プールで、確かその日は観測史上最高気温を更新した日だった。
テントで仮設された案内所のパイプ椅子に座りながら、こんな暑い日に誰が来るんだ。プールの監視員の仕事なんて引き受けるんじゃなかった、なんて文句を思い浮かべて氷の溶けたポカリを流し込んだ。
プールサイドは肉でも焼けそうなほど温度が上がり、涼しくしようと水を撒いてみてもすぐに空に還ってしまう。
「はぁ……」
隣の家に住むプールの管理人さんから頼まれた仕事だが、誰も来ない上に、このままでは私の健康状態に関わる。まだ午前中なのになんでこんなに暑いんだ。
「勝手に閉めたら怒られるかな」
ため息をついて立ち上がった瞬間、目の前に現れた一人の女の子と目が合った。そして私は呑み込まれた。あまりにも澄んだ青の瞳に。
「ここ、開いてる?」
リスが鳴くような可愛らしい声。
「あ、開いてます……」
「良かった。どこも開いてなくて。せっかく中に水着を着てきたのに台無しになっちゃうところだった」
そう言って彼女は、着ていたブラウスのボタンを2つ外して、水着の白い紐を見せてきた。
「だ、誰もいないので、ご自由にどうぞ。暑いので熱中症対策はきちんとお願いします」
「ねぇ、貴女は入らないの?」
「え、えっと、着替えしか持ってなくて」
「それじゃあ、少しくらい濡れても大丈夫ね」
彼女は微笑んだ。そして私の手を掴んで乾ききった灼熱のプールサイドを走った。早く水に入りたいからと、木と私を壁にして服を脱いだ。
今会ったばかりなのに、彼女の衣擦れの音に緊張してしまう。
「脱いだよ」
綺麗だったことは覚えている。けれど、直視できなかったせいか、その姿はあまり覚えていない。
彼女は膝くらいまでの深さの幼児用プールに入った。ここなら貴女も遊べるでしょう? そう言いたげな顔をしながら、手のひらに掬った水をかけてきた。
「うわっ!」
正直言ってぬるかった。むしろ、上から降り注ぐ太陽の熱が痛かった。
それでも彼女は嬉しそうに水をかけてきた。時には私もかけ返して。疲れたら自販機のジュースを飲みながら喋って。笑って。
「最初見たとき、お人形さんかと思ったよ」
「嬉しい」
「ねぇ、どこから来た……」
言い切る前に彼女は私の口に手を当てた。
「もう少しだけ遊ばない?」
空になったペットボトルを捨てて、私たちは深いプールに沈んだ。水を吸って重たくなっていく服が、私にいっそうの非日常を味わせた。
「ずっとこのままなら良いのに」
ただ浮かんでいた。海月になっていた。
「私たち、また会えるかな」
彼女に言ったつもりの言葉に返事はなかった。
急いで身体を起こすと、そこにはもう誰もいない。
「え?」
ぐわんとなる脳の揺れに目を瞑り、海に深く沈むような感覚に目を開くと、そこは元いた仮設テントだった。
「え?」
さっきまでプールにいたはずなのに服は湿り気を知らず、時計は午前中のまま。彼女といた記憶は確かにあるのに、全てがなかったことにされている。
「嘘……」
プールのどこを探しても彼女の姿はなく、私の胸には消えない一夏の痛みだけが残った。
#澄んだ瞳
その澄んだ瞳で私を見つめないで
君に照れているのが丸分かりになってしまう。
そう思いながらも君を目で追ってしまう自分がいる。
お題「澄んだ瞳」
澄んだ瞳
私なんてが口癖だけどさ
貴方を選んだ私のどこがダメなのか行ってみ
なんて言われたってさ
その澄んだ瞳でいった背中を押す言葉を
悪態だと捻くれ崖の土壇場で背中を押されたって思うくらい
私が堕ちてることを前提にしてほしい
澄んだ瞳とはだいぶかけ離れてる僕だけど、、
馬鹿正直でひねくれてる私だけど、、
日々感謝のこころを忘れずにいたら、
少しはいい事あるのかな、、?
なんて思った、
酷暑きつい、
夏の夜の独り言でした。
(´Д`)
澄んだ瞳。
「子供の頃の純粋な眼差しは、何故大人になると
曇るのでしょうか?」
教育実習先で知り合った真面目そうな女が
たまたま一緒になってしまった電車の中で
僕に聞いてきた。
そんなの知らないよ。
そう答えたかったが
下手したら同僚になる相手に対して
そっけない態度と思われるのも都合が悪いだろう
だから僕は、真面目に答えることにしたんだ。
「僕が思うに、きっと物事に対して
裏や、其処に至る道を知らないからじゃないかな」
余計な事まで考えずに済むから、子供というのは
真っ直ぐに対象を捉えることが出来る。
夢なら夢
愛なら愛
シンプルだからこそ美しく思える
宝石の様な眼差しを向けることが出来るのだ。
「‥‥‥でも、憧れや夢は、それ自体が曇ってる訳じゃないですよね、大人になると
どうして真っ直ぐな目で見れないんですかね?」
強い眼差しを向けて
女は呆れるように言った。
いや、僕に聞かれてもな。
正直そう思った
ていうかこの女、何処に話を持っていきたいんだ?
子供はピュアで良いよねって話じゃないのか?
いや、そうか
子供の話じゃなくて、最初から大人になると
何故曇るのかって話か
いや待てよ、尚更僕に聞いてきた意味がわからない
「‥‥‥あの、もしかして僕の目って
曇ってる様に見えるんですかね?」
少し棘のある聞き方だったかもしれない
が、それも仕方ないだろう。
子供の話じゃないとしたら
それこそ意味がわからないからだ。
なんの脈絡もなしに
こんな話を振られたら
喧嘩を売ってると思われても
仕方がないだろう。
「昔は、澄んだ瞳で夢を聞かせてくれたり
してたじゃないですか?
でも
今の貴方は、電車で一緒になっても
話しかけてくるなってオーラを出して
つまらなさそうに、つまらないことを
喋ってるから
変わったなって思ってます。」
僕はそこまで言われて初めて
まじまじと女の顔を見た。
大人になって眼鏡をかけているが
よく見れば初恋の女の子だった。
「今気付いたのね、呆れた
昔は、あんなに澄んだ眼差しで
愛を語ってくれてたのにね」
僕は何も言えなくなっていた
確かに子供の頃、彼女に対して必死に
夢を語っていた
結婚しよう
一緒になろう
絶対に幸せにする
そんなようなことをアピールしていた
なのに今、僕は彼女に言われるまで
そんな事もすっかり忘れていた。
彼女は、冷めた瞳で窓から景色を眺めていた。
なんとか汚名返上しようと
あれこれ考えたが、それこそ曇りだと
彼女の、もう用が済んだ瞳を見つめる事しか
出来なかった。
テーマ「澄んだ瞳」
今日の晩御飯は魚だ。
おいしそう。
この魚も、澄んだ瞳だったのだろう。
食べちゃうけど。
命に感謝して、
「いただきます」
私は罪を犯した。
その罪を裁いて欲しい。
許すなんて言わないで欲しい。
あなたが何度もそう言うので。
あなたがずっとそう言い続けるので。
そうした方があなたも私も救われるのかと、そう考えてみたのです。
けれどそうして、いざそうしようと心に決めて、あなたを許さないと、あなたに罪を償わせたいと言おうと思って、あなたの顔を見据えるたびに私は言葉を失くしてしまうのです。
色素の薄いあなたの瞳が、夕日を受けて輝く湖のように澄んでいるから、私は罪とは何なのかと、自らに問うてしまうのです。
あなたが罪人だというのなら、私はあなたという罪人を許した罪で、いつか裁かれるのでしょう。
いつか来るその時に、あなたの澄んだその瞳を思いながら·····××××いい。
END
「澄んだ瞳」
『その澄んだ瞳を…私に向けないで…』
私を置いて、消えてしまった親友。
あの日あの夜、親友は自宅のマンションで首を吊った。
自殺…らしい。
親友は学校でいじめられていたらしい。
私は親友とは高校まで一緒だったけど、
なりたい職が違って、それで大学は別々だった。
私が、私が大学も親友と一緒の所へ行っていたら。
きっと結末は違ったのだろうか。
親友の結末も。
私の、結末も。
現在、私は檻の中に居ます。
そして今日の夜中3時、刑が執行されます。
だから最後に死んだ貴方に手紙を書いています。
私は貴方が亡くなったと聞いて、居ても立っても居られなくって、大学のツテから貴方を虐めていた犯人数名を特定し、殺しました。
随分と貴方を痛めつけてくれたようだから、何倍にもして返したわ。
人間って脆いね。
貴方の痛みを知らずして、アイツらは滑稽に死んでいったわ。
……貴方はこんな事望んでなかったって分かってる。
刑が執行されたところで、私は貴方と同じ天国へ行けると思ってない。
お別れね。
ありがとう。さようなら。
刑が執行されて、私は今地獄に居る。
でも何故か、貴方は私の隣に居る。
『どうしているの、』
そう問いかけても、親友は何も言わない。
何も言わずに、私の目を見ている。
『その澄んだ瞳で私を…見ないで…』
あの日死んだ親友の気持ちが、やっと分かった。
そんな気がした。
誰もいない空間と散歩をしている犬が、リードを持ってくれと言わんばかりに潤んだ瞳で私を見あげてくる。
あなたの澄んだ瞳は、世界を変えることは出来ないけれど、世界を変えたいと願っている兵士の心を癒すことは出来る。
ただ、そばにいるだけで。
命を賭して、人ならざる行為に身を捧げる者達へ。
その澄んだ瞳に何を見るのか。
過ちを繰り返す人類の愚かさを、夕暮れに小石蹴る少女の切なさを。
子どものように澄んだ瞳で、この薄汚れた世界を見回せば、きっと幼き時代に、精霊と交わした約束さえ思い出す。
こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃなかった。
濁りゆく世界は、あなたの瞳が映し出すリアル。
故郷を捨てて、大人になるためのプロットを経て、すべてがうまくいく魔法はないと知り、澄んだ瞳に陰りが生まれた。
あの日、両親に見送られて、遠く新しい世界を目指していた私はどこへ行ったのか。
道を誤ったボクサーのように、がむしゃらに生きることに疲れ果てた夜。
闘志と汗にまみれたその瞳は、どこまでも澄んでいて、誰よりも真実を見据えていたのに。
そっと今、リングを降りる。
澄んだ瞳で見つめられたら、もう一度すべてをやり直したいとさえ思えた。
人の子として生まれ、同じ世界に生きて、隔てるものなど何もないのに、あなたの瞳はフェイクのガラス玉。
濁るはずもなく、綺麗に磨き上げられて、世界の現実をありのままに映し出す。
残酷な、生きるに値しない世界を。
私は今日も、生き続けるために、濁った瞳で世界を見下ろしている。
僕の瞳が澄んでるって?
はは、それはどうかな。
だってさ、どんなに透き通った海だって、
海底の砂の下がどうなってるかは誰にも分からないだろ?
【お題:澄んだ瞳】
澄んだ瞳
純粋で人を疑わない人の目。
希望夢がある人。
人を疑うことを知っていてもそれをしない人の目
なのかもしれない。
【澄んだ瞳】
彼女の瞳は澄んだ瞳で
その瞳で前を見つめてる
その瞳見つめると
恋に落ちてしまう程の
美しい瞳
忘れない。
貴方のその、澄んだ瞳を。
忘れない。
貴方のその、整った顔立ちを。
忘れない。
貴方のその、凛々しい口元を。
忘れない。
貴方のその、キリリとした鼻筋を。
忘れない。
貴方のその、筆字のような眉を。
いつの日も、忘れてはいけない。
いつまでも、忘れられない。
貴方のその、澄んだ瞳を。
澄んだ瞳
あなたに初めて会った時 瞳の綺麗な人
が第一印象だった
会う度に その瞳に吸い込まれそうになり
澄んだ瞳に見つめられると恥ずかしのと
あなたに触れたいと思った
10年越しに見た貴方は外見は 変わってはいたけど 目を見た時に 目は変わってなく
澄んだ綺麗な瞳のままで
貴方だと実感した
その澄んだ瞳に いつまでも私を映してて欲しかった
ずっと…
111
〜澄んだ目〜
真っ直ぐに見つめるその目に
私の心は動かされた
全て見透かされたのかもしれない
こんなに綺麗な目に見つめられたら
全て隠せなくなってしまう
たくさんの嘘
たくさんの隠し事
たくさんの愛想笑い
全て解き放った時
私もこんな澄んだ目になるのかな
ひとつずつでいい
だからひとつずつ素直になっていきたい
「澄んだ瞳」
あんな澄んだ瞳を見てしまうとイチコロだ。
ずっとその子を見てしまう。
可愛くてしょうがない。
見てるだけで、癒やされる。
仕事中に癒しをくれてありがとうね。
サイダーを溶かした瞳で「夏だね」と花火にはしゃぐ君こそが夏
題-澄んだ瞳