『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
澄んだ瞳を持つことの無防備さ
その瞳から心の内を覗き込める
知りたくなかった
その瞳が語る真実を
澄んだ瞳
純真無垢
嘘偽りない
清廉潔白
汚れのない
穢れのない
すべてを映し出しそうな
澄んだ瞳
澄んだ瞳
どの状態と比べて
澄んでるのかなっと
水面だと底に沈んでる
淀みや濁りが
瞳ならどうなんだろうか
眼は口ほどに物語る
って言うけど
知ってないと聞こえない
ある程度、一般的に
澄んだ瞳にも
淀みがあり
濁りもある
上澄だからね
何もない瞳は澄まない
比較的な表現だから
いつも通りで
比較するなら他人とになる
他人からみて
その瞳が澄んでるのだけど
無知と好奇心
期待に羨望
とかが簡単に浮かぶ
浮かびはするのだけども
瞳ではなく
別のところでも
淀みや歪みは感じる
何も映さない瞳を
澄んでるって表現すると
捉え所がなくなる
捉える側の勝手な解釈で
それが澄んでいるなら
濁りは捉えてる側にあるのでは?
瞳がどうかより
その他も含めて
感じるもの考えるもの
その他には当然、見てる側も含まれている
何が淀んでいて
何に濁って
何を揺らしているの
あなたを歪めてるものは何
「澄んだ瞳」
アナタは生まれた時から澄んだ瞳をしていて
目力は他のきょうだい猫達より強かった。
歳を重ねていく度に病気をして、きょうだい猫が亡くなって、
他の同居猫も亡くなっても澄んだ瞳からは目力は落ちなかった。
きっとその澄んだ瞳と目力はアナタの生きる力になっていたのかも。
最期まで澄んだ瞳は濁ることもなく目力も落ちることもなく
きょうだい猫達の所に行ってしまったアナタは、
きょうだい猫達の面倒をいそいそとしているでしょうね。
「師匠っていつも本読んでますよね。休憩時間中も昼休みも。なんなら自習のときも本読んでますよね」
放課後の文芸部室で、赤信号を平気で渡る師匠に話しかけた。部員は師匠と私の二人。二人だけの異質な空間。
「休憩時間中は分かるが、自習のときは分からないはずだが……まぁ、本を読んでる」
師匠は一つ上の先輩だが、なんとなく教室で一人ぼっちなのは想像できる。だって人を明確なる殺意を持って殺したことがあるのだから。
「なんでいつも本読んでるんですか? 英書とか、ミミズが這ったような文字の本なんかも読んでましたよね」
いつものくだらない会話。
師匠はライトノベルをパタリと閉じて机の上に置いた。裏表紙のバーコードには五十円と書かれたテープが貼ってある。いつも新書ではなく中古本を読んでいた。お金がない……というわけでもないのに。
「僕はね、知っての通り自他ともに認める倫理観の欠如した人間だ。他者と話してもいいんだが、それだと思考や行動がワンパターンになる…………」
私の顔が理解できないという表情になったのかもしれない。それを察知してか分かりやすく話してくれた。
「例えば、太った人たちの集まりに標準体型の人間を入れたら同じように太ってしまう……みたいな。朱に交われば赤くなる、っていうのが一番分かりやすいと思うんだが、まぁ分からなくてもいいや」
文芸部なのに国語の点数はいつも欠点だ。だから私は師匠の話の三割くらいしか分からない。一を聞いて百を知る人間にはいつも尊敬してしまう。師匠のことなんだけど。
「とりあえず、僕は本を読んで見識を広げているんだ。欠如した……というか人間が勝手に決めた暗黙のルールの答えを僕は他者ではなく本に求めた。本は一応作者の主観とそれを最初に読む編集の客観の両方が入っているからね。他者と話すより効率的だ」
つまり師匠は自分に無い倫理観を、読書を通して補おうとしている……ということでいいんだろうか?
「メグちゃんの、その何も分かってない目を見てると、僕の説明力はまだまだだなって実感させられるよ」
やれやれと言った表情をしている。
「まぁ、そのすんだ瞳を見ていると、愚かな人間の知ったかぶりよりは、かなりマシだ。無知の知。メグちゃんくらいだよ。分からないことを正直に分からないと言ってくれるのは」
「師匠は私を馬鹿にしてるんですか?」
まるで何もわかってないと馬鹿にされてる気がしたので聞いてみた。ホントのところ、師匠の話は分からないんだけと。
「昔の偉い人は言いました。『馬鹿と天才は紙一重』と」
詩(お題)
『澄んだ瞳』
うたがうことを知らないで
信頼寄せるまなざしで
それが若さと言うように
まるで恋かと間違える
澄んだ瞳に会ったなら
初恋のひと…思い出す
いっそ刺されて死にたくて
赤子みたいに抱かれたい
澄んだ瞳のきみがいる
にごったこの目がうらめしい
愛は醜態さらしては
いつも純情、そのものさ
瞳は角膜などにより
実際とは別のものが見えている
触るまでそこにあるものは何か
それはわからない
確実ではない
触っても感覚が狂っていたら
確実ではない
私を見ないで
惨めになるから
あなたのその澄んだ瞳にうつってしまったら
私が私じゃいられなくなってしまうから
違うの
惨めだとかそんなこと本当は思ってないの
私はこわい
あなたのその澄み切った海みたいな
純粋すぎる瞳にどううつるのか
あなたにとって
私がどんな存在なのかを
知るのがこわいの
私は
ただこわいの
「澄んだ瞳」
かつての教え子がビー玉のような瞳を生徒に向ける。
その真っ直ぐな熱意とまなざしに絡めとられるんだ。
まっすぐに見つめてくるきみ。
その瞳は全てを見透かしているようで。
この胸の奥の想いも、もう知られているのかも、なんて。
「澄んだ瞳」
人間の本当に
澄んだ瞳というのは
ある一定期間しか
見られないと思ってる。
人がこの世に産まれ落ち
迷惑そうに瞼を開けるあの瞳だ。
あの瞳こそ澄んだ瞳と
言えるはずだ。
人は皆その瞳を
持って産まれてるはずなのに
その一定期間しか
澄んだ瞳を見た事が無い。
#14 澄んだ瞳
あなたの澄んだ瞳が、私の心を切り裂いた。
あまりにも眩しくて、私にはどうすることもできなくて。だから、無抵抗のままその瞳を受け入れて--壊れた。
私はそれでも幸せだ。
あの子は
ぱっちりとした明るい目
あの子は
つり目で目の中がはっきりと反射してる
みんなそれぞれ
済んだ瞳だなあ
「澄んだ瞳」
周りの一重の人が急に二重なってて
びっくりしました。
二重でも、めっちゃ目大きい人がいれば
それなりの人もいますよね。
あ、いや、小さいって訳ではないです!!
そんな目で見ないでよ
愛おしくてたまらないから
わんこ、早く飼いたいなぁ…
#澄んだ瞳
『澄んだ瞳』🧡
好奇心。
純粋。
真っ直ぐに。
そんなものは
どこかに捨ててきた。
今の僕には疑うことしか
できなくなってしまった。
またいつか失ってしまうんだ。
『澄んだ瞳』
戦隊ヒーローを澄んだ瞳で観ている甥を見ながら「あなたも昔は同じように戦隊ヒーローに憧れて、団地の友達といつもヒーローごっこをしてたのよ」と言われた。
自分にもそんな時代があったのかと赤面。
同時に、今の自分を見て、過去の自分は、自分に憧れることはないだろうとも反省。
ヒーローのように強くはないけど、誰にでも優しさをもてるようにしようと思った。
自分の産んだ
子供の目を見て
とても綺麗な
澄んだ瞳
あなたの間違いで
子供を汚さないで
私の旦那は目が綺麗だ。
だからいつも彼を見つめてしまう。
つまらなそうにテレビを見つめる目、
私と話す時の楽しそうな目、
ああ、なんて綺麗なんだろうか。
けれども彼は私を見ない。
初めてあった日も、たった今私と話している時も。
決して彼の目に私は映らない。
だから綺麗だ。
私の顔は決していい方ではない。
どう頑張っても中の下が関の山だろう。
そんな私を彼は見ない。
なんて素敵な目なの。
私なんかじゃ釣り合わない彼と結婚できたのも、
すべて彼の目が見えないおかげだ。
彼は私の内面を観てくれる。
こんな私の事を好きになってくれるのだ。
彼の目が見えない事に感謝さえしている。
カフェ話す時も、キスする時も、
私の顔の事なんて気にもしていない。
だから私の旦那の目は綺麗だ。
穢れを映さぬ、澄んだ瞳だからだ。
見透かされる心の底まで胸の奥から想いの発露を
狂おしくて逸らせないそうそのまま見透かして
---------------透きとおった瞳 ---------
澄んだ瞳
産まれて幼い頃は
そうだった
成長して
その瞳は変わってく
でも
それは経験という色