『溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
溢れる気持ち
抑え込むことに慣れすぎて、溢れないようにそもそも気持ちをセーブすることに慣れすぎて。
溢れる気持ちは私の中に見つからない。
喜び、怒り、悲しみさえ、溢れる術を知らない。
『溢れる気持ち』
最初のうちは自覚症状はない。
何故なら私の場合ドバッと溢れるものではないから。
身体の芯から垂れ流れて、
足元に水溜りが出来ていることに気づいてようやく、
良くも悪くも固執していると、
気持ちが溢れていると、
自覚する。
ショッピングモールの中は穏やかな音楽が流れていて、映画館みたいだね、映画館、苦手だから、覚えていないくせに考えてみる。刺々しい気持ちにはあんまりなりたくないし、凪いだまんまでたまに喜びの波を乗り越えるようなふうにやりたいな。
子どもたちが歩いているのはもう放課後だからかな。小さい頃好きだったものをいくつ覚えてる?ね、なかなかうまくいかないね。どうして生きてやろうかな。自意識に溺れてあとから恥じらいたくはないと思っていたけど、あれが本当だとしたらさ。
今更とは言うけれど、身長があと二十センチ伸びたらいいんだけど。それか、小さいときの気持ちをそのまんま思い出せたらいいのかもしれない。無謀なことばかり考えたって埒が明かないね。あんまり苦しくなりたくないし、あんまり醜くなりたくないし、なんにも変わらなくたって受け取り方次第だと思っている、つもりでは、ある。
物語は溢れる気持ちを描くけれど、とにかく手に入れたくないな。認めたくないから足元を見て歩いているの?見たことのあるものばかりでさみしいね。瓶から中身をこぼさないように、よく気を配ってやらなくちゃ。
二十代
溢れる気持ち
そのままに
車をとばし
会いに行く我
身体から、何かが流れ落ちてゆく。刺されたところが熱い。頭が揺れる。くすむ視界に、泣いている君が見えた。あぁ、泣かないで、大切な人。君が生きていれば、それで良いんだ。でも、できるなら君の笑顔が見たい。もう腕が上がらない。さっきまで聞こえていた車や人の雑踏の音も、もうわからない。君がまだ泣いている。ごめんね。何も聴こえないんだ。あぁ、でも、最期にこれだけは……
「ぁ、いして……る」
今までありがとう……大好きだったよ。生まれ変わったら、もう一度会おうね。
「じゃ……ね、……また……ぃつか」
《溢れる気持ち》
うるさい。黙れ。いなくなれ。何も知らないくせに。消えろ。頼むから死んでくれ。死ね。もう嫌だ。めんどうくさい。死にたいけど、死にたいわけじゃないのに。逃げたい。生きたくない。無理。黙れよ。死ぬか。壊れる。死ね死ね死ね。終わった。マジでくそが。ふざけるな。やめろ。バカ。うるさいうるさい。ねぇわかってよ。誰か助けて。疲れた。やっぱ無理だよ。できやしない。死んでしまえ。失せろ。壊れる。好きなことしてんじゃなくて、嫌いなことから逃げてんだ。嫌いだ。死んでくれ、頼むから。カス。
溢れそうな気持ちは全部、物語の中に隠す。
例えばそれは主人公の気持ちに。
例えばそれは登場人物の言葉に。
全てはリアルを求めるため、そう思えば。
気持ちが溢れたってしまえるんだ。
溢れる気持ち
「理髪師のペドロでございます。王様、入ってもよろしいでしょうか?」
「うむ、入れ。入ったらカギを閉めて誰も入れぬ様にすること。」
「かしこまりました。」
ペドロはいつも通り、王の寝室に入るとしっかりとカギをかけ、王の前で跪く。
「始めさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「よい。」
寝室とは言っても、流石は王の物、ちょっとしたレストランくらいの大きさがある。そのガランとした空間にはベットと、朝食用のテーブル、そしてバスタブと帽子かけだけしか置いていない。王はバスタブ近くの椅子に腰をかけ、ペドロの散髪を待っていた。ペドロは王が散髪の時以外は決して外すことのない帽子を取り、スラリと伸びた帽子かけにかけた。
「王様、最近シャム王国で流行っている理髪店ですと、耳かきとマッサージも同時に行うのですが、本日試しても構いませんか?」
「よい。」
ペドロは散髪を終えると王様のロバの耳の耳かき始めた。よほど気持ちよかったのか王様は寝入ってしまった。ペドロはマッサージを続けながらため息をついた。
前の理髪師が辞めて、ペドロにその栄誉が回ってきた時、ペドロは飛び上がって喜んだ。何より給金がいい。だけど高給なのには理由があった。それは王の秘密を絶対に漏らさないこと。最初はそれぐらい訳ないことだと思っていたペドロも、半年も経つと秘密を抱えるストレスで体調を崩し、医者に通うと、秘密をぶちまけてストレスが解消しない限り体調が戻ることはないと診断された。
ペドロはマッサージを終えると王様を起こし、また帽子を被せるとカギを開けて退室した。
「確かに王様の秘密を叫べば、ストレスは解消されるに違いない。どこかに秘密を叫べるような場所はないか?」
ペドロは街中探し周り、街外れに大きな井戸を見つけた。井戸の中に向かって叫べば、外に声が漏れそうもない。
「王様の耳はロバの耳ー!」
ペドロの叫び声は井戸の外に漏れ出ることはありませんでした。しかし井戸は街中のあらゆる井戸に繋がっていたので街の住人全てがペドロの叫びを聞いてしまったのです。
ただし、その情報を信じるものはいませんでしたが。
焦ったのは王様です。誤魔化すために王宮にある井戸に向かってこう叫びました。
「王様の耳がロバの耳なのは、民の声をしっかり聞くためだからだってー!」
こうして街の住人はこの情報を信じることにしました。
街中に噂が駆け巡りました。王様の耳はロバの耳。そんなことはどうでも良く。井戸を使えば街中に情報を伝達することができる。それは住人にはとても有益なことでした。
それ以来、街では井戸を使った情報伝達が定着し、中には井戸からの情報が気になって、四六時中井戸のことを考え、終いには井戸から離れない者も現れました。
ある大雪の日、10才の誕生日を迎えるマルコという少年がいました。マルコは父親を隣国との戦争で失っていてマルコの母親は女で1つでマルコを育てています。
「マルコ、いい加減に中に入りなさい。風邪ひくわよ。」
「はい、お母さん、見て見て、雪だるま作ったの。」
「あらぁ、上手にできてるわねぇ、頑張ったのね?」
「うん」
「ねぇ、マルコ、今日は誕生日ね、お母さんケーキを用意できなくてごめんなさいね。私にできることなら何でもしてあげたいんだけど、何か欲しい物はある?」
「お母さん、雪がね、降ってくるというより僕に集まってくるみたいに感じたの。この雪1つ1つが父さんの優しさかもしれないって。だから僕が欲しい物はないよ、もう貰ったから。ただね、戦争が早く終わって、みんなのお父さんが元気なら嬉しいな。だからね神さまにお願いしたの。世界が平和になりますようにって、そしたら神さまが約束してくれたの、世界を平和にしてくれるって。」
マルコの母は涙を堪えて井戸に向かって駆け出しました。
「王様、聞いていますか?私は戦争で夫を失いました。私の息子は今日が誕生日です。プレゼントは何がいいのかと聞くと、世界が平和になればいいと答えたんです。王様、戦争をやめることはできませんか?どうかこの街に平和な生活をもたらして下さい。」
それを聞いて王様は戦争をやめた。街の住人も争うことの虚しさを知った。それからでした。不思議なことに井戸を使わなくても互いの気持ちが伝わるようになりました。誰かが悲しみに沈んでいると、それを感じた住人が励まし、誰かに幸せが訪れると街中が明るくなりました。
その不思議な現象を聞きつけた隣国の住人達が、井戸を繋ぎたいと申し出てきた。井戸を繋げると隣国も意思の疎通が可能になり平和が訪れた。他の国々も井戸を繋ぎたいと申し出てきた。井戸はどんどん伸びていき、ついに世界中に井戸が繋がった。マルコが願った世界平和はこうして実現されましたとさ。
・溢れる気持ち
全部ぶっ壊してしまいたいくらい怒っている。
親や友達、そして自分に対して。
何故だろう、
本当は泣き叫びたいくらいなのに。
言葉には出来ないようなマイナスな気持ちが。
最近ずっとそうだ。
大切に思うべき人を大切に思えなくなっている。
そんな自分を殺したくなる。
1度考え込むとずっと沈んだままで動けなくなる。
そうしているうちに時間だけが流れて。
時間を無駄にした自分がまた嫌になる。
これの繰り返しだ。
__言葉の裏まで、全て言えたらよかった。
君から返信が来るかもしれないから
眠りにつくのは、もうすこしあと
なんとかしたいなんとかしたいと思う程、何も出来なくなる。
『溢れる気持ち』
毎日淡々と日々を過ごしている。
今、しあわせ?
充実してる?
やりたい事、できている?
今、これでいいのかな?
自分で決めて過ごしていたつもりだけど、
日々の生活に自信が無い。
はっきりとした確信もなくここまで来て不安になる。
流されてここまで来たのかもしれない。
「今」すらあやふやの中、
「未来」の事も考えられない。
でもただ、わかる事は
「なんで生きてるんだろう」とか
「しにたい」
とか思春期に感じていたような事は思わなくなった。
それだけでも今はしあわせと言う事なのだろうか。
どうなっていきたいとかの展望もなく過ごしているけれど
少しはマシになっているのかな
1月が終わった。
今年ももう12分の1が過ぎた。
よく言われることだが、年々時間が経つスピードは速くなる。速く感じる。
子どもの頃より経験値が増えたぶん新鮮な出来事も減って、似たような毎日を過ごしているからだろうか。
ところで今年は令和何年だっけ? と暦が分からなくなることもよくある。3月頃までは。
親兄弟の年齢もとっさに出てこない。2000年生まれは計算が楽で羨ましい。というか、2000年生まれが今年で24歳なのか……。
うかうかしているうちに、元日に今年はこうしたいと考えたことが早くも崩れかけている。
気づいたら暮れになっていそうである。
いけないいけない。いや、まだワンチャン旧暦がある。2024年の旧正月は2月10日。
きたる2度目の元日にまた気持ちを新たにしたいところである。
『溢れる気持ち』
「お嬢様、お茶の時間ですよ」
「あら、もうそんな時間?」
西洋風の屋敷の裏にあるお嬢様のお気に入りの庭園に、ティーポットとティーカップを持っていく。午後3時になると、お嬢様は必ずティータイムを取るため、彼女の専属執事である俺はその時間にお茶の準備をするのだ。公爵令嬢である彼女の屋敷はかなり広く、その一部である庭園もかなり広い。いつもは部屋で召し上がっているが、ここでお茶するのもいいのではないかと考えながら、金糸の髪を靡かせる女性を見つけ、声をかけた。
「今日は天気がいいですから、こちらの庭園で召し上がりませんか?」
「いいわね、そうしましょう! 今日のお茶はなあに?」
「この間、旦那様が仕入れた隣国の有名な茶葉ですよ」
「やった! それ、飲んでみたかったのよね」
ふふ、と柔らかく微笑む彼女に、こちらまで嬉しくなる。公爵に頼み込んで、お茶を分けていただいた甲斐があった! 顔がにやけるのを抑えながら、ティーポットにお湯を入れる。椅子に座ったお嬢様が、興味深そうに俺の手元をみていた。
「いつ見ても手際がいいわね。あなたのお茶は何でも美味しいのよね」
「ふふ、ありがとうございます」
頑張って練習したので! とは言えないが、褒められたことに舞い上がる。さっとお茶の準備が終わらせ、彼女の前にティーカップを置く。音を立てないように気をつけて。
「いい香りね」
「そうですね、こちらまでしっかり香るくらいです」
お嬢様の横に立つ俺のところまで、ふわりとお茶の香りが漂う。あ、これお嬢様の好きなタイプの香りだ。ということは、きっと気に入ってくれるだろう。現に、彼女は菓子を摘みながら夢中でお茶を楽しんでいる。
「あら、もう無くなってしまったわ。……お代わり、もらえないかしら?」
「はい、少々お待ちくださいね」
ティーポットを手に取ってお茶を淹れる。相変わらず、お嬢様は俺の手元をじっと見ている。少しの間そうしていたかと思うと、突然顔を上げ、ふわりと微笑みながら俺に言った。
「あなたが淹れるお茶、いつも私の舌に合うのよね。私、あなたのお茶無しでは生きていけないかもしれないわ」
「…………!?」
お嬢様の爆弾発言を遅れて理解する。顔にじわじわと熱が集まるのを感じる。顔は赤くなってないだろうか。やっぱり俺の婚約者は可愛い。
お嬢様はぽかんとする俺の顔をにこにこ見つめていたが、手元に視線を戻した途端に慌てたような表情をする。
「お茶! お茶が溢れちゃってるわよ!」
「え? ……ぅわ! 失礼致しました!」
ティープレートどころかテーブルまで染みている紅茶を慌てて布巾で拭き取る。
「あなたもそんなミスするのね」
カラカラと笑う彼女に、別の意味で顔が赤くなりそうだった。
その日の夜、彼女の父である公爵に呼び出され、彼の執務室を訪れる。用事なんて予想ができる。執務室をノックし、中に入って豪華な皮のソファに力が抜けたようにどさりと腰掛ける。向かいに座る公爵はニヤニヤとした顔で話しかけてきた。
「昼間の庭園の件、見ておりましたぞ、王子殿下。あなたもそんなミスをするのですな」
「それは彼女にも言われた。いつもはそんなミスしない」
「はっはっは。仕方ない、私の娘は可愛いですからな」
「同感。俺の婚約者は可愛い」
「ちょっと! 私の娘ですぞ!」
権力を振り翳して、彼女の執事になった甲斐があった。
『溢れる気持ち』
まるで紅茶のように。
再来週っと、!
カレンダーに推しがでる番組の名前を書く
すんごい、楽しみ、あぁー、、リアルで会えたら、
ライブとかそんなんじゃなくて
撮影中に会えたら、、
でも、私その場で倒れるよね?()
倒れるか、興奮してる
顔真っ赤にする
まぁ、再来週を楽しみにしましょうか、
あっ、ライブいつかなー、
グッズほし
溢れる気持ち
やべ、もうくるよ、もう落ちるって!
いやー!下見えてる、一部完全に出ちゃってるってー
意外と落ちませんね、表面張力ってやつでしょうか。
冷静か!せめて落ちるタイミングが分かれば…
ガタン
ぎゃー!
いきなりきたー
何かがテーブルにぶつかったんですね。
冷静か!あ~~…
コップに水をなみなみ注いだ時に限って
テーブルにぶつかったりするよね。
(溢れる気持ち)
ずっと愛してるんだよ
分かってよこの気持ち
なんでよ
私は君のためならなんでもできる
なのになんで君は、
って仕方ないよね
私の存在すら知らないんだからさ
返事の来ない、君への手紙を今日も書く。
昨日は庭に咲いたスミレのこと、君の好きな空色のスミレが今年もたくさん咲いたよ。
君に会いたい。
一昨日は雪が降った、雷も鳴ってとても怖かったんだ。
君は今、どうしてる?
その前の日は節分、炒り豆をホントに歳の数食べてお腹に激痛が走った。
……ちょっと痩せたかも。
最近は目もあまりよく見えなくなって、文字を書くのも一苦労だけれど。
君が集めていた綺麗な便箋、これなら君に届くような気がしたんだ。
今日は何を書こうか、愛する君への手紙に。
テーマ「溢れる気持ち」
僕は昔から無口です。
大体のことは言葉にせずに自分の中で考えたりして済ませてしまいます。
考えて考えて思って思っていっぱいになって処理できなくてどうしようもなくなった分だけが溢れて言葉になって外の世界に飛び出すみたいです。
今日も君がだいすきです。
「私ね、貴女がずーっと嫌いだったの!!」
何度その言葉が、喉元まで出かかったか分からない。
「いっつも無理ばっかりしてるよね」
出会った当初はそこまで何とも思っていなかったのに、貴女を知るうちに段々と嫌いになっていった。
「大丈夫じゃないのに大丈夫って言ってさ、私が気づかないとでも?もっと頼ってよ」
わざとらしい笑顔とか、無理して人と話すところとか私に弱さを見せない所とか大嫌い。
前に私が「無理してない?」って心配した事あったよね、そしたらさ貴女怒って本当に気持ちが悪い。
「別に弱みを利用しようなんか微塵も思ってない」
別に貴女と張り合うつもりは無いし、揶揄うつも無いんだよ、ただ無理してる貴女が嫌いなだけ。
でもさ、今日くらいは弱さを見せてくれてもいいんじゃない?
「今回は見てられないよ、話聞くからさ...」
大好きな恋人と別れて、弱り切った貴女が無理して笑ってるのは流石に見過ごせない。
「友達でしょ?」
しばらくしてから、彼女は少しずつ口を開いた。
「...うん、ぁ、あのね、彼氏がぁっ浮気してっ...」
彼女がここまで泣くのは初めて見た。張り詰めていたものが一気に壊れて流れてくるような、そんな感じ。
「だ、誰にも、相談できなくてっ」
溢れ出るものは弱さと悲しみばかりで、私は初めて見せてくれた“それ”をしっかり受け止めようと思った。
「そっか、辛かったね」
可哀想、可哀想だよ、あんなに好きだったのに。
気持ちが晴れるまで付き合ってあげる。
でもね、
浮気相手紹介したの私なんだ。
次の日、私はやけ食いにに付き合った。
「行ってきまーす!」
親にそう言い、私はドアを開けた。
刹那、風が隣を吹き抜ける。
私の目の前には雪景色が広がっていた。
あいにく、手袋を準備する時間はない。
溢れる思いを押し殺しながら、私は学校へ向かう。
……もう我慢できない。
「雪だー! って冷た! でもすごい! ふわふわしてるよ!」