溢れる気持ち』の作文集

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溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/6/2024, 3:16:23 AM

愛しい人への溢れる気持ちを手紙に綴ったら、便箋30枚もの超大作になった。

「というわけで。先生、添削お願いします」

「えっ、どういうわけ???」

 小さな指導室で、国語科を専門とする女性教師はぽかんとした。

「真面目な君がラブレター書くぐらいだもの、応援したいけど……
 えっ、でもこれ先生読んでいいやつ? このまま相手の子に渡したらだめなの?」

「や、こんな手紙をそのまま渡した日には、きっと『文章は長けりゃいいってもんじゃない、やり直し』って、すげなく突き返されると思うんです」

「……なかなかシビアな子に恋をしてるのね。わかったわ、それじゃあ失礼して……あっ」

「さっそくどうしました?」

「……この出だしの『あなたは僕にとっての女神であり、天使であり、大輪の薔薇であり、野に咲くたんぽぽであり……』、ああこれまだ続いてる!」

「はい、つかみは大事ですよね!」

「いやいやいやいや!要素をあれもこれも欲張りすぎよ、びっくりした」

「ええ……ここは相手の方の多方面にわたる魅力を表していて」

 女性教師は頭を抱えた。

「どれかに絞りなさい……!」



「疲れた……便箋30枚が奇跡的に5枚になった」

「ありがとうございます、先生!」

「まあ、でもこれで大丈夫。胸を張って渡してきなさいな」

「はい!……それでは。どうぞ」

 男子生徒は、5枚の便箋を女性教師に差し出した。

「えっ?」

 教師は、目を丸くした。

「先生、これが僕から先生への気持ちです。あれをそのまま渡してたら、『長すぎる』って言って読んでくれなかったでしょう?」

「……ええ、でしょうね」

「でもこの方法なら、短い手紙に収まりきらない溢れる気持ちも、もれなくぜーんぶ読んでもらえます! ね?」



『溢れる気持ち』

2/6/2024, 3:04:47 AM

【溢れる気持ち】

私の自覚する愛着障害というのはとても厄介で、それこそとても説明がしづらいものである。
境界線を超えて自分のテリトリーにしてしまったものに関しては、悲しく虚しい依存をする。
それがないと呼吸ができない、わけじゃないとわかっていても自分の生命線のように離れられなくなってしまう。
手にとってから、手にしたことに気づくこともある。
ああ、また大切なものが増えてしまった。


自分でできる意識としては

「自分が思っているほど自分は必要とされていない」
「お前の代わりはいくらでもいる」

そういう所謂、言われたらきついことを自分で抑制剤のように言い聞かせる事だけだ。そうすることで過度な執着を切り離すことができる。


周りから見たら最後の最後で自信がない人、言葉の重みがない人に見えているかもしれない。
自分の耳に優しい言葉を学ぶために自己表現を始めたところもある。
だってこれは自己満足の上で自分を開示して「意外と考えているじゃん」と言ってもらえる可能性を秘めているからだ。
ここでも期待をしてしまう浅ましい人間である。




理解してもらうつもりはない、君はきっと同じ重さの想いが通じたと思っているかもしれないが、違う。
まるで、違う。
天秤が水平になるように、100:100に見えるように振舞っている。本当の姿は天秤の天板、その台座にぼたぼたとヘドロのような沼ができている。
身勝手な期待と打算的な演出が天秤の足場から水平を奪っている。これが溢れる気持ちなのであれば、誰に見せられる物でもない。

花村萬月は言った「お前のゲロだったら、きれいに舐めてやるよ」そんなバカ、どこにいるのだろうか。そう言いつつまた期待している。執着とは、未練とは、厄介なものである。

2/6/2024, 3:03:39 AM

恭のことフッと思い出すと…

涙で溢れる(´;ω;`)

強くならないとなぁって思うんだけど。

いろいろなこと思い出しちゃうんだよね?

恭はどうしてるの?

たまに夢に出てくることあるけど…

すぐいなくなるの😄

もう少しいなさい😊

一緒にマックやカラオケ行こう。

約束してたしよ?

いつの間にかコロナ流行り出して
行けなくなってたね🎵
カラオケ行きたかったなぁ🍀

恭と行くカラオケまた違う共感があったよね?

また行こうね🚶‍♀️

約束だよ😊

#溢れる気持ち

2/6/2024, 2:43:38 AM

息せき切る、という体験をしたのはこれが初めてかもしれない。待ち合わせ時間まであと3分。やばいやばいやばい。地下鉄を降りて一気に駅構内を走り抜ける。途中で誰かと肩がぶつかって舌打ちされた。振り向いてる暇が無いのですいませーん、と大きく叫んでまた階段を全速力で登りだした。
地上に出ると外はもう真っ暗で。しかもちょっとだけ風が吹いていた。僕はスマホを取り出し時間を確認する。ジャスト0時。こんな時間に呼び出してもちゃんと来てくれるキミ。駅のすぐそばの喫茶店のカウンター席に姿を見つけた。急いで、でも息を整えつつ彼女の待つ店内へと入る。
「ごめん、おくれた」
「あ。お疲れ様」
彼女が僕のほうへ振り向いて。僕の姿を確認したと同時に僕の手もとへと視線を移した。
「ごめん、急いで来たからちょっとだけ散っちゃった」
胸元のほうにまで手にしていた花束を持ち上げる。そして驚く彼女へ緊張しながら差し出した。
「合格おめでとう。あと、誕生日おめでとう。それから、1年記念日おめでとう」
「わあ……」
3つのおめでとうを伝えたあと、彼女の目がきらっとしたように見えた。両手で花束を受け取る彼女の手に触れた時、すごく暖かくて柔らかった。
「ありがとう。うれしい」
「うん。その……おめでとう」
無事に渡し終わったら急に燃え尽きたような感覚になって、その先の言葉がうまく出てこなくなってしまった。大変なこともあるけど頑張ろうね、これからもよろしくね、まだまだいろんな所に遊びに行こうね。溢れる気持ちは止まらないはずなのにどうしてか言葉で上手く出てこない。もしかしたら緊張してるのかもしれないな。だけど花を見つめて優しく笑うキミを見られたから、僕はもうこれ以上無い幸せ者だと知ることができたよ。
「とりあえず、何か飲む?」
「うん」
僕は彼女の隣に座ってメニュー表を広げた。特別な日を演出したい気持ちもあったけど、やっぱりこうやっていつものように並んで大好きなドリンクを飲むのがいいね。
「いつもありがとう」
せめて最後にこれだけは伝えて、僕らは真夜中のホットココアで乾杯した。

2/6/2024, 2:42:16 AM

「溢れる気持ち」

初めて恋した瞬間を覚えている。

甘い気持ちが思いの詰まったコップから溢れ、

心が体のどこにあるか、初めて体感した。

この初恋は実らなかったけど、

今も溢れた気持ちの一部が

心のどこかに揺蕩っている。

2/6/2024, 2:35:33 AM

猫よ。


お前のように
溢れる気持ちそのままに
人も頭を擦り付けられたら、楽なのにね。



題目「溢れる気持ち」

2/6/2024, 2:35:10 AM

最近、私は不安に駆られることが多い。私は受験生をやっており、国公立大学志望で2次試験を控えている。当たり前だが、受かりたいという気持ちはものすごく強いため、受かるかな大丈夫かなと不安な気持ちでいっぱいになってしまう。この不安は良いものにも悪いものにもなるだろう。不安になりすぎても失敗の元になってしまうかもしれない。落ち着いて、毎日毎日コツコツやって2次試験まで間に合わせるしかないのだ。不安を和らげるためにも勉強を日々頑張っていくことが必要である。

2/6/2024, 1:58:08 AM

溢れる気持ち。人生は辛い。だから油断すると死にたいという気持ちが溢れてくる。それは言葉にもなってつい口から出てしまう時がある。

 特に今日みたいな寒い日はほんと死にたくなる。寒い国はうつ病が多いっていうし寒いのはダメだな。エアコンつけろ。

 しかし本当に雪が降るとはな。なんか今年は降らないと思ってた。

 でも暖冬なんて言われてるだけあって雪が降っても水道が凍ることはなかったな。水道が凍るとめんどうだから助かる。

 冬は寒いからエアコンと風呂が大切だな。死にたくなる気持ちも体が温まればなくなってしまう。風呂に入ればなにもかもがどうでもよくなる。

 そういえば雪が降ったけどもうほとんど溶けてるっぽいしスノーブーツの出番はなさそうだ。まぁいつか出番があるだろう。

2/6/2024, 1:38:49 AM

溢れる気持ち

つまらないことで笑い転げる君が好き。

思い出し笑いが止まらず、息が止まりそうになる君が好き。

面白い動画があると、私の肩を叩いて一緒にみようとする君が好き。

「学校行きたくねー」
「でも行くんですけどね」
と、一人で自分を宥(なだ)めすかして頑張る君が好き。

美味しいものをはんぶんこする時、大きい方を友達にあげる君が好き。

君は君だから、君が好き。
兎にも角にも君が好き。

君の隣は春みたい。

2/6/2024, 1:37:53 AM

『溢れる気持ち』

理性が保てないほどの、溢れる気持ちを感じたことがあるだろうか‥溢れる気持ちを抑えながら背筋を伸ばし、感情を押し殺したことも‥

通夜に集ってくれた参列者への挨拶を交わしながら、「泣けない自分」を取り繕う。
自然と涙が滴ってきた時に、溢れる気持ちがとめどなく揺れ動いた。

2/6/2024, 1:37:36 AM

Kissの続き

溢れる気持ち

その姿を見て 身体が地面に縫い止められた。

シルクの様にさらさらとした長い髪
燃えるルビーの様な瞳
その瞳から流れる 真珠の様な涙 その流れる涙を見た時 その雫を舌で舐め取りたい衝動に駆られた。

追いかけて 追いかけて 何故こんなに
追いかけているんだろう....

食べたいから でも 妙な事に空腹感は
感じていない... なのに逃げられると
追いかけずには居られない...。

俺はそれを俺の内から溢れる本能だと
思っていた。

肉食獣は、草食獣に逃げられたら
追い掛けるものだと だからこれは
普通の事だと....

だけど他の草食獣に出会っても
空腹時以外は、何も感じない
追い掛ける気すら起きない....

なのにあのシロウサギだけは、違った
逃げられると腹が立ち捕まえずには
居られなくなる。

俺はその衝動が何なのか今まで分からなかった。

だけど あの時 彼女の唇の感触を
味わって気付いた。

この溢れる様な衝動が何なのかを....

「あっ ヒイロこんな所に居た
何 こんな所で一人で黄昏れてんの!」

仲間の声に俺は振り向く そしてふと
仲間に向かって言葉を零す。

「なあ・・・恋って何だろうな...」
仲間は、きょとんとして...
「何言ってんの あ~あもうすぐ
発情期だもんね!子孫を残す為に
男達は、花嫁候補を探すのに躍起に
なってるよ! まぁ生存本能だから
仕方ないけど ヒイロがそんな事聞くの
珍しいね 好みのメスのオオカミでも
居たの?」仲間は、首を傾げて居る。


「いや・・・何でも無い・・・」そう言って俺は立ち上がる 仲間はそれ以上何も
言わず俺の後に付いて行く



そう恋は、生存本能 子孫を増やし群れを
繋げて行く生き残る為の衝動だと思っていた 俺も成人になったら子孫をたくさん
増やしてくれそうなメスのオオカミを
見繕って そうして自分だけの群れを
作る。

それが俺達オオカミの生き方だ。


だが あの時の溢れる様な衝動は、
生存本能とは違う気がする...。


もしあの時の衝動が本当の恋だとしたら...
このぐちゃぐちゃで醜い欲望が恋だとしたら...
恋とは、何て残酷な物なのだろう....
こんな気持ちを知ってしまったら

(アリス...君が欲しい...)

彼女の顔が頭の中でループする。
アリス アリスと心の中で何度も呟く。
気付いてしまった溢れ出すこの気持ちを
止める事など今の俺には、不可能だった。....

2/6/2024, 1:33:48 AM

一滴、一滴。

「うざい」
「きも」

 ぽたり、ぽたり、と。

「悩みなさそうでいいね」
「そんなんじゃやってけないぞ」

 少しずつ少しずつ、グラスの縁すれすれまで。

「○○って本当に馬鹿だな」
「おい、この××××××」

 ストレスという名の雫を溜めながら、気持ちを抑えて。

「△△△△」
「○○、××××――」

 表面張力で、溢れるギリギリまで笑っている。

「――」

 決壊まで、あと――


『溢れる気持ち』

2/6/2024, 1:32:46 AM

誰一人いない都会の道路の真ん中を、右足を失った男が這いつくばって、どこに向かうでもなく前に進んでいた。
「死にたい…死にたい…助けて…」
右足からはどんどん血が出てくる。
目はずっと開かれ、充血している。
顎が外れたように閉じない口からは唾液が垂れる。
「死ぬ…死ぬやだ…助けて…」
男以外に誰もいないはずなのに、何かが近づいてくる気配がする。
「く、くるな…やめて…死ぬこわい……殺して」
後ろを振り向くことなく、息を荒げて、必死に何かから逃げた。
「はぁ、あぁ…やめて、くるなダメいやだ死ぬ!くるな!」

「あぁぁぁ!はぁ、はぁ」
「大丈夫?またうなされてたよ?苦しい?」
俺の頭を撫でながら、優しい声で彼女は言った。
「ごめん。うるさかったよね?」
「いいえ、そんなことより大丈夫?また変な夢を見たの?」
「そうなんだ。ごめん、うるさくて」
変な夢を見て絶叫。最近こんなことが増えている。彼女はこのことを煩わしく思っておらず、優しく心配してくれる。
「だいじょぶだって。朝ごはん作ってるから、落ち着いたら来てね?」
「わかった。ありがとう」
彼女は台所へ戻った。
「こんな事が続くのはかなりまずい。もし、もっとひどくなったらどうしよう。俺の体はもう限界なのに」
独り言を喋って平静になろうとしたが、だめだった。
「朝ごはんを食べて元気になろう」
リビングに出てきて席に着く。
「もう大丈夫なの?」
「ああ」
俺の夢の話をしながら朝ごはんを食べた。
「今日も頑張ってね」

荒廃した土地に倒れていた。
周りは崩れたビルやゴミの山。
俺はもう左腕しか無く、声も出なくなった。
やはり何かの気配を感じる。
今度は振り向いてみた。
あれは、彼女だ。
「くるな、やめろ…死ぬ」
彼女は早足で向かってくる。
「やだ、痛い死ぬ…死ぬ?」
彼女は何かを身につけている。あれは、ノコギリ?
「死ぬ?殺…される?殺す?死なせる?」
彼女はもう近いところまで来た。
その時、彼女は飛びかかった。
「ころ…す、やる。しぬせ…て…やる」
ノコギリが俺の腕を切り飛ばした。
何かが湧いてくる。溢れそうになる。大嫌いな彼女を
「死ね!」
無くなったはずの俺の四肢が戻った。

「おはよう。今日はだいじょぶそうだね」
「俺の絶叫が続くのはまずいだろ?近所にバレるから」
「何の話?」
彼女は顔をしかめた。
「絶叫のお仕置きとしてもっとひどい事をするだろ?」
「だから、何なの?どうしたの?」
「俺の体は限界だ。」
「…」
「お前も本当はここまでひどくするつもりは無いはずだ。拷問マニア。近所にバレたくないけど俺を痛めつけたい。結果、俺を痛めつけたいという欲望が勝ったんだろ?」
「……」
「お前なんかもう大嫌いだ。憎しみが溢れる。今すぐお前を残酷にぶっ殺したいくらいに」
「ど、どうしたの?」
拷問マニアは苦笑いで問いかけた。
「死ねぇ!」
俺は奴に殴りかかった。
だが逆に俺は鈍器で殴られた。
そして気絶した。

目が覚めると俺は、クローゼットから首だけを出して固定されていた。
「はぁあ、せっかくいい声で叫ぶから付き合ってたのに。反抗してきやがって。」
奴は俺の目の前で椅子に腰掛けていた。
「どんな状況かわかる?わかる訳ないよね?」
奴はヒモを持っていた。
「このヒモを離すとクローゼットの上から、あんたの首めがけて刃が落ちてくる。要するにギロチンって事」
「何だと?」
そんな、やばい死んでしまう。こんな奴に!
「あんたは結構長持ちで面白かったよ?まあまあ楽しかった。じゃあね」
その瞬間ヒモが彼女の手から離さr……


長いくせに意味不明なお話になってしまった。
\(^o^)/

2/6/2024, 1:17:15 AM

テーマ〖溢れる気持ち〗

また失敗してしまった様だった。
ただ、内に秘めた君に対しての溢れる気持ちを君に伝えたかっただけなのに。自らの心に住み着く天邪鬼はそれを許してはくれなかった。君からの好きは嬉しいはずなのに。
好きと伝えたいのに。。。

2/6/2024, 1:04:17 AM

理屈に挟まれて、湧き出た激しい感情を認められなくて「死にたい」という言葉となって溢れました。

2/6/2024, 1:04:10 AM

ふとした時、自分の心が言うことを聞かなくなることがある。
先ほどまでは普通の人のようなふりをできていたのに、突然にして心が体の手綱を引っ張る。頭の中で何度自分に「仕方がない」と言い聞かせても、泣きじゃくる子供のように頑なな心は、ずっと体を抱きしめてその場に縛り付けてしまう。
仕方がない、なんて何回唱えても、心自体が納得しなければ何の意味もない。いつからか習慣になった諦めるためのおまじないは、私の心でないならば、いったい誰が言わせているものなのだろうか。

これを読んでくれた人が、少しでも素直にいられますように。

2/6/2024, 12:47:07 AM

『溢れる気持ち』

油断をすると口に出してしまいそうなこの溢れる気持ちをあなたに伝えたらどんな顔をするだろう。驚くかな。困らせるかな。それとも、少し笑ってくれるかな。

君がどんな顔をしてもその顔を見てみたい私は恋をしているのでしょうか。
    ______やまとゆう

2/6/2024, 12:37:33 AM

「あと3週間と少しで、投稿から1年だが、『2年目どうしよう』ってのは、ずっと溢れてんのよ」
一応、明日には最高気温、上がるのな。某所在住物書きはスマホの天気予報を見て、ポツリ。
テレビ画面には立ち往生した都の公共交通手段。乗り合わせた方々は、さぞ不運を恨んだことだろう。

「新シリーズを書きたいとは思うけどさ。このアプリの特性と俺の力量考慮すると、完全ファンタジーの連載は無理なの。オリジナル設定とオリジナル用語満載で読者置いてけぼりにする自信しか無いから」
となると、俺くらいの力量の物書きには、今買いてる「現代軸の日常ネタ連載風に、ちょっとファンタジー挟んだくらい」が、一番書きやすいんよ……。
物書きはため息を吐く。
「……2年目は過去編でも書くか?」
あるいはそのまま、今の1年目の物語を続けるか。

――――――

2月5日の東京都、夜。
前々から「都心に雪が積もる」って言われてたから、リモートワークを申請して、雪国出身っていう職場の先輩のアパートに自主避難。一緒に籠城してた。
「東京には東京の怖さがある」。先輩は言う。
暖かさのせいでシャーベット状になる雪、溶けた状態で夜に突入するから凍結しやすい路面、普通にノーマルタイヤで走行して当然のごとくスタック or スリップする車の多さ、事故発生率、等々。
体感零下2桁も、メートルの積雪も、地吹雪も知っているけれど、東京には、東京特有の怖さが、ある。
先輩はそう言って、私に鍋料理と食後のお茶と、クッキーとチョコをシェアしてくれた。

「降ってきたな」
カーテンを掲げた先輩が、外を見て言った。
「酷く積もることはないだろうけれど、気温の関係で、明日の朝は少し道路が凍るかもしれない」
杞憂とは思うが、一応、可能性としては、な。
先輩はそう付け足すと、カーテンを片方だけ開けた。

SNSは「雪国マウント」だの「北から目線」だの、「スタック」だの。雪の投稿がいっぱい。歓喜というか阿鼻叫喚というか、ともかく色々溢れてる。
私は別に、今月先輩の里帰りに付いてって、真っ白な雪景色を見るから、東京の雪では騒がない。
皆が外で撮って投稿してくれる動画とか、画像とかだけ見ていれば、ぶっちゃけそれでじゅうぶnd

「すっご、すっご!先輩見て見て見て!雪!白!」
「そうだな」
「みんな傘さしてる!あそこのひと、コケてる!」
「そうか」
「先輩ちょっと黙ってて!動画撮らなきゃ!」
「はぁ」

まぁ、はい。 こうなりました(知ってた)

カーテンの先のベランダに出ると、防音防振の静けさが無くなって、一気に「東京」が耳に入ってくる。
その中で降雪、積雪だけが非日常で、
曇ってる空、空から落ちてくる雪、雪積もる階下、階下にたくさん咲いてる傘と時折コケそうになって踏みとどまる人、それからたくさんのバスとトラックと乗用車とバイクを、ただひたすら、動画に撮った。
雪だ。冬だ。東京に、冬が来た。
白と白と白に気持ちが溢れて、室内で専門書読む先輩に向かって、ほら雪、ほら自転車って、子供みたいにはしゃいで、手が冷たくなるのも気にならなくて、
部屋の中に戻る頃には、手が少し赤くなってて、

部屋に入った途端、明日のことが頭をよぎった。
「明日も雪残ってたら、私、絶対歩けない……」

さいわい、明日6日も、私と先輩はリモートワーク。通勤とか、遅延とか、気にしなくて大丈夫だけど、
まさしく自分で「ウケる」とか言いながら撮ってた光景が、きっと、明日自分のアパートに戻る時の私だ。
コケる。絶対、コケる。私には自信があった。

「……もう1日、延長するか?」
先輩は私の「はい。よろしくお願いします」を待たず、雪靴履いてドアへ。
「飲み物は、何が良い?炭酸系か?」
代わりに買い出しに行ってくれる背中に、ぽつり。
「はいちう、レモン系、ホロヨイおねしゃす……」

2/6/2024, 12:29:02 AM

ドラマをみていて感情移入してしまい家族の前では泣くまいとこらえようと試みるのだが溢れる涙はおさえれない

2/6/2024, 12:20:46 AM

最悪だ!と金髪の少年は思った。(最悪だ最悪だ最悪だ)正確に言うとこのように深刻に深く思っていた。
双子に薄めた真実薬のようなふざけたものを盛られたらしい。どうして僕がこんな目に合わなければいけないのだ!と憤慨した。
正確に言うと金髪の少年が彼らの弟である、赤毛の少年に学校中に知れ渡るレベルの嫌がらせをしたからである。
思いきり理由があるが本人は気がついていない。そしてかく言う双子の方も弟の復讐が2割、残りの8割はなんか面白そうだからという理由だろう。
そんなふわっとした理由が積み重なり金髪の少年は今日1日誰とも口が聞けないという事態に陥っている。本来であれば休んでしまうのだが生憎、今日は魔法薬学のテストがあり休んでしまうと最高評価を狙えなくなってしまうのだ。
ぶすくれた顔で押し黙って僕が授業を受ける姿は周りには非常に珍しく映るのだろう。ちらちらと僕の方を見る不快な視線を感じる。
今のところ同じ寮の奴らに3回ほど話しかけられたが全て無視を決め込んでいる。
大丈夫だ。このまま声を発さずに一日を過ごせばいいのだ。
…だというのに!
偶然、本当に偶然、いつもの黒髪の少年とその取り巻きの2人と廊下で出くわしてしまう。いつもは僕が狙いすましてバッティングするのだが出会いたくない今日に限ってぴたっと正面で向かい合ってしまった。
赤毛が「ゲッ」とわかりやすい声を上げる。
赤毛にイラッとしたが必死に堪えて無視しようと通り過ぎようとする。
すると、あまりに珍しい僕の行動に取り巻きの少女が目を見開いて、同じく無視しようとしていたのだろう、別の方向を向いていた当の黒髪が顔を上げてこちらを見た。ぱちり、と目が合った。最近絶対にこちらを見てくれなかった瞳が僕の方を向いた。
「へえ、今日は僕のこと無視しないんだな、英雄殿?」スラスラと、本当にスラスラと口をついて言葉が出てきてしまう。しまった、今日はたとえどんな嫌っている相手であろうと口を開かないと決めていたのに。でもまだただの皮肉に聞こえる。物凄く情けない皮肉だが。このまま言い逃げしよう。
「ぷッ、コイツ無視されてるって言う自覚があったのかよ」ぶははと笑いながら赤髪が黒髪に耳打ちしている。
それにカッと頭に血が上ってぺらぺらとそれはもう言わなくていい事までぺらぺらと、多分今日1日本音を言わずに抑えていたせいであろう、魔法薬の効果が爆発するように、心に秘めていることを全てぶちまける勢いで口が動いてしまった。
「煩いな、本当に煩いなお前は。僕が何回英雄殿に大声で皮肉を言っても無視されるのに、僕が近くに行くとお偉い英雄殿は嫌な顔をして席を立ってどこかへ行ってしまうのに、お前はどんなどうでもいい何も考えてない声掛けでも構ってもらえて、隣にいても何も言われない。汽車で僕はわざわざ彼を探しに行って僕から、この僕から手を差し出したのに、お前のことを悪く言ったために手を取ってもらえず、かく言うお前はただ汽車で席が同じになっただけで今日までずっと彼の無二の親友だ。お前なんてよく英雄殿が持て囃される度羨ましそうな目で見ているだろ、時々本当に彼と別行動したりして他の友達とつるんで見たりしてるだろ。そんな事をしているのに。お前は英雄殿の1番の親友じゃないか。
僕はお前が本当に羨ましい。お前になりたいと何回思ったことか。生まれ変わったら僕はお前になりたい、心から僕はお前が妬ましいと思っている。英雄殿に毎日構ってもらえるのなら、家柄も血も寮も、どうだっていい、」
言っているうちに、僕は自分が何を口走っているのかわからなくなっていた。ただ言い切った後に顔を上げると、赤毛はぽかん、と本当に間抜けな顔をしていて、当の黒髪の彼は、口を開けて僕を見て唖然とした顔をしていた。マグル生まれの彼女だけは落ち着くように数回深呼吸をしたあと、「…あなた、もしかして魔法薬か何か盛られたのね?」と聞いた。
「ああ双子に真実薬を盛られた。だから今日一日中黙っていて、君たちに会っても無視しようとしたんだ」言い終わったあとこれ以上赤くならないのではないかと思うくらい顔が真っ赤になった。口をぱくぱくする、恥ずかしさから目に涙が滲む。
「お、お前たちに忘却呪文をかけて今日一日の記憶を消してやる!!!!!!覚えてろ!!!!!!」
矛盾するようなことを言って一目散にかけ出す。
取り残された3人はあまりの衝撃発言の連発にしばらく動けなくなっていた。
特に当の黒髪の少年はそれから暫くの間立ち尽くしていたのだった。

そうして、そして黒髪の少年は授業が終わった後で、彼を探しに行ったのだった。

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