『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつの間に過ぎたのだろうあんなにも愛したひとは隣にいない
夜になると、なぜか泣きたくなる
なぜかわからないけど、君を思うと泣きたくなる
君には重いだろうけど、君が好きすぎるのと、君を幸せにできてるか不安になって涙が出てくるんだ
僕ってめんどくさいんだろうね笑
ひとりぼっちは
体の一部がヒヤッとする感じがして
頭の中がすーっとする
これくらいでいいと思うことにしている
涙の理由
知らなくていい…
涙の理由なんて、
そしたら貴方はずっと、その意味を
考えていてくれるでしょう?
今だけ私の事だけを
考えていてくれるでしょう?
その横顔をずっと見ていたいな
その瞳をずっと見つめていたいな
ほんの少しで良い
ほんの少しで良いから
あなたがいないと困る。
あなたでないと、困る。
今日、一人の人にそう言われた。
涙が頬を伝った。
一時、止まらなかった。
ありがたいのと、どうしようもない虚無感と
偽りの、どこか儚くなるような気持ちがかすって
誰かに欲してもらうような、そんな存在ではない
そう、自分は思っているから。
どこまでも、あなたのそばにはいられない
その答えが自分にはわかっているから。
ごめん。
涙の理由
「ごめん、」
この言葉を聞いた途端、目尻が熱くなった
やばい、
「あ、ありがとう、またねっ…」
わたしにはこれで精一杯だった
すぐにわたしはその場を離れた
静寂に満ちた、校内
外からは部活の声が聞こえてくる
その瞬間、わたしの涙は溢れた
ずっと、ずっと、ずっと、好きだった
あなたの太陽みたいな笑顔も
さりげなく優しいところも
全部、全部、全部っ…
好きだったなぁ…、
わたしの初恋は、呆気なく、
だけど確実に、幕を閉じた
なんで泣いてるの?
そう問われても、私の感情が収まらないせい。としか答えられない。
悲しい。苦しい。辛い。嬉しい。幸せ。
涙にはいろんな理由があるけど、そんなモノの前に、自分の感情を自分で抑えられないから泣いてるんだよ。
ねぇ、貴方だってそうでしょ?
泣きたい時は泣いて良いんだよ。理由なんて関係ないんだよ。
自分を自分で制御できなくなった時は、もう限界なんだから。
涙の理由はどうでも良いでしょ?
涙の理由
涙に溶けて消えてしまいたいの。
涙の理由
こんなの生理現象だよ
意味なんてない
目に見た情報が脳に行って
どういうわけだか涙になっただけ
心なんてない
だから反射
なのにどうして胸が痛くなる?
息を吸うのも苦しくなる?
目を閉じて深呼吸
動け足
この瞬間から拒絶する
ああ、自分を守るための涙だったのか
涙そのものに理由はありません
ですが私たちの溢れ出た感情を表してくれるのは涙なのです。涙が出るのは貴方の感情が豊かだからです。豊かな心は観る世界を色付かせる。
涙の理由
わかってほしい
でも押し付けたくはないんだよ
あなたの考えもわかる
でも、他にも考えがあることをわかってほしい
どんなに心を落ち着ける練習をしても
いざ、その場になると中々できなくて
自分が正しいわけじゃないけど、あなただけが正しいわけでもないよね?
悔しさが残るのは、まだ私が正しいと思っているところがあるんだろうな。
泣きたくなくても自然と出てくるのは悔し涙。
まだまだエゴが強い。
涙の理由は、自分を理解してほしいと願うから。
人は人、自分軸を持ちましょうなんて簡単に言うなよ。それよりも、この圧迫されて潰れそうな胸の動悸を止める方法を教えてほしい。
深呼吸ー!!
ㅤ涙には理由があると思ってた。
悲しい涙。悔し涙。怒りの涙。孤独の涙。そして、うれし涙。
あなたと夢の中で同じ部屋に泊まっていた。前にも二人でここに来た時の話をあなたはずっとしていて、そんなこともあったねと私は頷いて聴いていた。
「朝ごはん食べに行こうよ」
とあなたが笑って立ち上がったところで、なぜか私の目からすうっと涙が零れて、それで目が覚めたのだった。
『涙の理由』
涙脆いくせに、人前で泣くことは絶対しない。
だって恥ずかしいから。
うわ、こいつ泣いてる。って
そう思われるのがすごく嫌だから。
つい強がって、我慢する。
弱いやつがやることかもしれない。
そんなの承知で、私は今日も強がります。
自分を保つためなんです。
涙の理由
第一章:泣かない世界
この世界では、誰も泣かない。
感情は整理され、悲しみは薬で抑えられ、涙は「非効率」として排除された。人々は笑顔を貼りつけ、感情を管理された日々を生きていた。
そんな世界で、少女・灯(あかり)は育った。彼女は一度も泣いたことがない。母が亡くなった日も、父が遠くへ去った日も、涙は一滴も流れなかった。
「泣くことは、弱さだ」と教えられてきたから。
でも、心の奥には、言葉にならない何かがずっと渦巻いていた。
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第二章:涙を知る少年
ある日、灯は廃墟となった旧図書館で、一人の少年・澪(みお)と出会う。彼は、誰にも知られずにそこに住み、古い本を読み漁っていた。
「君、泣いたことある?」
灯の問いに、澪は静かに頷いた。
「泣くと、心が少し軽くなる。痛みが、外に出ていく感じがするんだ」
灯は驚いた。そんな感覚、知らなかった。
澪は、灯に一冊の本を手渡す。それは、かつて人々が涙を流していた時代の詩集だった。
「涙は、心の言葉だよ」
その言葉が、灯の胸に深く刺さった。
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第三章:涙の理由
灯は、澪と過ごすうちに、少しずつ自分の感情に向き合うようになった。忘れていた記憶、押し込めていた痛み、言えなかった言葉——それらが、胸の奥で静かに揺れ始めた。
ある夜、澪が姿を消した。彼は、感情を持ちすぎた「異常者」として、感情管理局に連れて行かれたのだ。
灯は、彼が残した詩集を抱きしめながら、初めて声をあげて泣いた。
涙は止まらなかった。頬を伝い、胸を濡らし、世界が少しだけ色づいた。
その瞬間、灯は気づいた。
涙の理由は、忘れたくないものがあるから。
誰かを想う気持ちが、心に残るから。
そして、涙は——生きている証だから。
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灯はその後、感情を取り戻すための活動を始めた。涙を流すことを、恥ではなく誇りに変えるために。
彼女の涙は、世界に小さな波紋を広げていった。
お題♯涙の理由
涙の理由
ありふれた言葉だけど
涙の数だけ、物語はあって
流した分だけ、成長する
楽しい時も、悲しい時も、嬉しい時も、辛い時も
いらない涙なんて、まったくなくて
涙を流した物語は、素敵な思い出にかわる
涙の理由も、全部後付けで
理由なんてものは、いつもわからない
僕の涙は、人より多く流すらしく
たぶん、「恥ずかしい奴」と思われるかも知れないけど
そんな自分を、気に入っている
僕の 涙の理由 は、
この世で生きていたんだ、と、
みんなの思い出に残りたい、思い出して欲しい
そんな理由、なのかも知れない。
「涙の理由」
なんで僕を置いていったの。
ずっと一緒にいるって言ったじゃんか。
約束、してくれたじゃんか。
今日も僕は、君のいない世界で目覚めたよ。
朝日を見ると辛くて、痛くて、僕を消そうとしてるみたいなんだ。
もう僕を守ってくれる人は居ないから、このまま消えていくんだろうな。
でも、怖いんだ。
この世界から誰にも知られずに消えていくのが。
おかしいよね、自分でも自分のことが分からないんだ。
こんな人間だから、君は離れていったのかな。
また会えたらさ、もう好きになんてならないから。
だから、その手で頭を撫でてほしい。
そして、笑ってほしい。
これが僕の最後のお願い。
あなたはきっと何も知らない。
私のことを。
私の好きな匂いも
私の好きな食べ物も
私の好きなゲームも
私の好きなタイプも
私の嫌いな食べ物も
私があなたのことを好きな理由も
何も知らない。
なのに私が泣いているとき、
どうしてあなたは私を抱きしめて
離してくれないの。
きっとあなたは私の涙の理由も知らないはずなのに。
まるでそれだけは知っているような暖かさで
私のことを抱きしめるの。
「涙の理由」
灯る光に独りの私が溶ける
貴方の匂いがシャツにこびり付く
貴方にあわせた音楽が耳に残る
苦い思い出が喉を掴む
頬を伝う涙
涙の理由はもう戻れない日々の儚さ
涙の理由
頭の上にぽつんと、一つの水滴が落ちた。
その後にどんどんと、水滴の量は増えて土砂降りになった。
お天道様が泣いているのだろうか?
姿も見えない貴方は何を思って泣いているの?
終電に乗って帰ってきて家に着いた瞬間、壁に手をつき、倒れるようにドサッと床に座った。
人生に疲れた…。最近は何をしても駄目だ。
自慢ではないが顔が良かった俺は、学生のとき、妬み恨み嫉みすべてを経験してきた。面倒くさかったから無反応を貫いていた。陰口を言われたって、度が過ぎる悪戯をされたって、どうでもよかった。
でもある日突然、何かがプチッと切れた。限界が来たんだ。生きる意味をなくした。もう嫌になった。
用意していたロープを、椅子の上に立って天井にくくる。ただ、俺は後悔を残してこの世を去りたくない。椅子に立った状態で、ズボンのポケットからスマホを取り出す。メッセージアプリをタップし、幼馴染とのトーク画面を開いた。
智くん
こんな夜遅くにごめんね
俺、貴方が好き
恋愛の意味、として
突然すぎるかな?
男からの告白なんて気持ち悪いよね
昔から貴方を見ていて、いつの間にか気づいたんだ
これは恋なんだって
ふにゃっと笑ったその顔を見てドキッとするし、真面目に考えてるとき無意識に唇を噛んでいるのが可愛いし、穏やかな表情してるのにやってることはワイルドで…
好きなところを挙げたらキリがない
告白するの、こんなに遅くなっちゃった
俺は小心者だから告白の返事は聞きたくないな、なんて笑
じゃあ、またね
送信し終わり、スマホの電源を落とす。
暗い画面にポタポタと落ちてくる。涙だ。なんの涙だろう?無事告白できて安心したのかもなあ…ふふ。良かった。これでもう、この世にやり残したことはない。
ロープでできた輪っかに、頭を通す。
俺は椅子を蹴った。