涙の理由
「ごめん、」
この言葉を聞いた途端、目尻が熱くなった
やばい、
「あ、ありがとう、またねっ…」
わたしにはこれで精一杯だった
すぐにわたしはその場を離れた
静寂に満ちた、校内
外からは部活の声が聞こえてくる
その瞬間、わたしの涙は溢れた
ずっと、ずっと、ずっと、好きだった
あなたの太陽みたいな笑顔も
さりげなく優しいところも
全部、全部、全部っ…
好きだったなぁ…、
わたしの初恋は、呆気なく、
だけど確実に、幕を閉じた
9/27/2025, 1:49:05 PM