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7/21/2025, 8:58:09 AM


今を生きる子どもたちへ

きっとあなたたちがこれから生きていく世界は

つらくて、厳しいことで溢れているんでしょうね



そして、それでも前へ、前へ、
進み続けなくてはいけないのでしょう


そんな世界なら、生きている意味がないと思う日も
きっとたくさんあります

でも、思い出してください

あなたが生きてきた何年、何十年の間に
楽しい、嬉しいと思ったことはありませんか?

生きていて、ここにいて、この人と出会えてよかった、と思うことはありませんか?

それがきっと、あなたの答えです

一緒に、頑張りましょう?



7/17/2025, 10:33:07 PM

揺れる木陰



「〜〜♪」

鼻歌を歌いながら
わたしは、木陰の木の下にいた

こんなに暑いのに
よくみんな日なたで歩けるよね…

木陰は最高だ

直射日光が当たらない分、日なたより断然涼しいし
たまに来る風も日なたより涼しく感じる

風で揺れる木の音は
とても心地よく、夏を感じさせる風鈴のよう

ああ、ずっとここにいたいなぁ

7/5/2025, 10:27:51 AM


波音に耳を澄ませて


「わあ、きれいだね!」

くるりとこちらを振り向いた彼女の髪は
波風にふわりと振れていた

にこりと微笑む彼女は、
誰にも見せたくないほどに輝いていた

そんな彼女を見ていると、僕の方まで嬉しくって
笑顔が溢れたんだ


今、僕の隣に君はいない
いや…、
今、この世界に君はいないけれど

けっして、寂しくはないよ
だって、この海に来ると君に会えるから

僕にはわかる

波音に耳を澄ませると、君を感じる
波音に耳を澄ませると、君が聞こえる

6/28/2025, 2:11:20 AM


昔は本なんて嫌いだった

あんな長くて、文字しかないもの
読みたくなかった

でも、ある日、ある本に出会った

学校で本を借りなきゃいけないときに、
ふと気になって借りた本

学校の時間だけじゃ読めきれなくて
つい家の自室で続きを読んだ

読み終えると、感動とか喜びとかなんともいえない感情で心がいっぱいになった

今何時だろうと時計を見ると
あれから3時間も経っていた

こんなにも時間が早く過ぎたことに、わたしは驚いた

たぶん、この時に、わたしは
本の沼にハマってしまったんだろう

本は、わたしをいろんな感情にさせてくれる

感動して、思わず泣いてしまったり
おかしくって、つい笑ってしまったり
苦しくて、胸が張り裂けそうになったり

そして、本はわたしに新しい景色を見せてくれる

こういう考えもあるんだなと知れる
たくさんの人の感情を知れる
まだ見ぬ世界を見せてくれる

たった一冊を読むだけで、わたしの心は満たさせる

6/27/2025, 3:39:04 AM

最後の声…


『愛してる』

そう言えば、あなたを苦しめるかな?


正直に言えば、一生私だけを想っていてほしい

だけどね、あなたの幸せも望んでいるの

もし、わたしがいなくなってしまって、
何年後かに、あなたが大切にしたいと思える子が
できたなら、嫌だけど、幸せになってほしいの

あなたがわたし以外の子と結ばれるなんて…、
心の底からは喜べないのも事実だけどね

わたしは先に待っているから…

※ ※ ※ ※ ※

もう自分は死んでしまうのだと感じてから
わたしはそんなことばかり考えてしまう

はぁ…、死にたくないなぁ

そう思った途端に、目がじわりと滲んだ

頬を流れる涙が止まることを知らずに溢れ出す

「っ…、ふっ、ううぅ…っ…」

死にたくない、

まだあなたと一緒にいたい

ひどい、ひどいよ、神様

わたしとあの人を一緒にいさせてくれないのに、
あの人にはまた運命の人が現れるんでしょう?

そんなのって…、ないよ

※ ※ ※ ※ ※

「まって…、!ねぇ…!まだいかないで、!!」

あぁ、あなたの声が聞こえる

あなたの人生はこれからも続くんだよね…

それなら…

「今まで、ありがとう」

頬に、生ぬるい感覚があったけど、
それがなんなのかまではもう感じなかった


ああ、言えなかった
『愛してる』って、伝えたかった
わたしの『最後の声』にしたかった

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