『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
涙の理由
涙にはね、きっといろんな理由があるわけですよ。
春風が目に入ったとか
ちょっとトイレで力んできたとか
あくびをした後だとか
ふざけた理由ばかりだって?
やだな、怒らないでくださいよ。
別に深刻な時もあるって知らないわけじゃないんです。
でもねぇ、私のこれは大した理由じゃないから。
悲しいことも、苦しいことも、分からないことも
なんにも、なんにもないんですよ。
そう言っても君は聞きもしないんだよな。
やめて、僕の腕を掴まないで。
君の方が本当に泣きそうじゃないですか。
涙の理由にだってね、くだらないものもあるんですよ。
私、汗っかきだから目のくぼみに汗が溜まってそれが溢れてるだけなんだよなぁ。
目から汗が、とか言い出した人誰なんだろ。
僕の涙の理由は誰にも理解されないまま。
もちろん、大切な存在を失ってしまった時は涙が止まらない。
なぜか両親の死の時は涙を流さなかったし、それほど悲しくもなかったが、愛猫たちが死んだ時は、数日たってから涙が止まらなかった。
しかし、涙が出そうになる時がもう一つある。
それは、プライドを傷つけられた時だ。
それも、自分が覚悟していた欠点ではなく、思わぬところで欠点?を指摘された時に涙が出そうになる。
死ぬほど恥ずかしいし、死ぬほど悔しいからだ。
自分でも大人げないとは思うが、そんな時はかなり頭にも来ている。ブチ切れたいが、大人げないから何とか耐えてはいる。
しかし、理由をつけてその場から離れるようにしている。
また、私のその欠点を指摘した奴とは縁を切るか、それができない時は外敵として認識し、極力接触しないようにする。
そもそも過去に、辱めを受けたことは一生忘れられない。
何の権利があって人を辱めるのか?
でも、人の評価ごときで感情が大きく揺れてしまうメンタルの弱さに問題があることは確かだ。
ただ、そういう性質はなかなか治るものでもないので、今は、人との距離感を慎重に測りながら生きていくしかないと思っている。
【涙の理由】
雨の降りしきる午後。
大学からの帰り道、傘の骨を伝って落ちる雫をぼんやりと眺めながら歩いていると、視界の端に見覚えのある姿が過った。
子供の頃から隣にいた幼馴染み。人混みの中でも、あの小さな背中と癖っ毛を見ればすぐに分かる。
声を掛けようと一歩踏み出したその瞬間、彼女が傘の影でそっと目尻を拭うのを見てしまった。
泣いていた。
呼び止める言葉は喉でつかえて、結局俺は、傘の内側で息を潜める事しか出来なかった。
(……どうしたんだ、あいつ)
通り過ぎる群衆に紛れ、彼女は小走りで去っていった。残された俺はただ、その背中が雨の中に溶けていくのを見ているしかなかった。
それ以来、彼女の表情を思い出すたび胸が痛んだ。
これほど長く側にいて、彼女が泣いている理由一つ、俺は知らないし分からないのか。
気付けば視線は自然と彼女を追っていた。教室でも、図書館でも、カフェテリアでも。
友人達と笑っている顔を見れば安堵した。それでも時折物憂げに俯く横顔に、小さな棘のような痛みを覚えて。
(何でこんなに気になるのか……)
静かに、しかし確かに広がっていくこの気持ちの名に、俺はもう気が付いている。
数日後の帰り道。朝から降っていた雨が上がり、薄曇りの夕空を背に、彼女が大学の門を出てくるのを見付けた。
いつも通り声を掛けるかどうか迷う。けれど―――
思い切って呼び掛けると、彼女は少し驚いたように振り向き、そして柔らかく笑った。
その笑顔を見ただけで、胸が解けるように温かくなる。
「帰るとこか?」
「うん。一緒に帰ろう」
自然に並んで歩き出す。アスファルトに残る水溜まりが夕日に照らされ、鈍く光っていた。
この前の雨の日さ……と言ってから、次の言葉を呑み込んだ。
思い出すのは、あの泣き顔だった。無遠慮に触れてはいけないような気がして、沈黙が落ちる。
少し間が開いて、ゆっくりとした口調で続けた。
「……風邪、引かなかったか」
「ん、大丈夫。有難う」
彼女は少し首を傾け、俺の横顔を見上げた。俺は彼女を意識し過ぎてずっと前だけ見ている。
視線が合いそうで合わない、そんな微妙な距離感。
(あの日……守りたい、と思ったんだ)
無理に理由を探る必要はない。ただ隣で、彼女が泣かずにいられるように。今はそれでいい。
駅前まで来た頃には、街灯が灯り始めていた。信号待ちの間、俺は意を決して彼女を見詰める。
「あのさ……」
「何?」
俺の声に、彼女は足を止めた。
流れる車のライトが、彼女の髪を淡く照らしている。
「この前、泣いてただろ」
彼女の瞳が揺れた。
ほんの一瞬、戸惑いの色が浮かんだ後、静かに俯く。
俺はそれ以上問い詰めず、静かに続けた。
「理由は聞かない。でも……泣いてる顔は、見たくない」
自分でも驚く程、真っ直ぐな声が出ていた。彼女の肩が小さく震え、泣き笑いのように笑う。
「……変なの、そんな事言うなんて。らしくないって言うか」
「変でもいい」
彼女の手にそっと触れる。冷えた指先が思いの外華奢で、守るべきものの重さを改めて感じさせた。
彼女は驚き目を瞬かせたが、拒まずゆっくりと指を重ねてきた。
その温もりが胸の奥に広がる。
言葉よりも確かな答えが、そこにある気がした。
家路を急ぐ人波の中で、俺達だけが時間から切り離されたように立ち尽くしていた。
握った手の温もりが、雨の日に残した痛みを静かに溶かしていく。
(涙の理由は、まだ知らない。けどいつか、自分から話してくれる日が来るなら)
その時まで、俺はただ彼女の隣にいればいい。
「飯、食って帰るか」
「……うん」
繋いだ手を離さずに歩き出す。
遠ざかる街の喧騒の中で、雨の記憶は少しずつ、柔らかい光に変わっていった。
『涙の理由』
泣いている理由なんて、なんでもいいじゃない。
嬉しくて泣いても、
苦しくて泣いても、
なにも理由がないのに泣いても、
それは全部、私の涙なんだから。
あなたが、気にすることじゃないでしょう?
そんなこと聞くんだったら、
隣に居てよ
『涙の理由』
「マスター、大丈夫ですか?」
マスターが涙していた。
私はロボットだから
マスターのこういった行動や感情は共感できない。
けれど画面に映っている再生数と
コメントが全て物語っているのかもしれない。
「あぁ、ごめんね!大丈夫だよ !
次もまたお願いするからそれまで待っててね!」
涙を急いで服で拭って泣き腫らした顔で笑顔で私に答える。
「...わかりました。
それまでは家事など済ませておきますね。」
マスターのありがとうを聞いて部屋を後にする。
ドア越しから溢れる涙を抑えきれないマスターの声が漏れる。
私はマスターの心は理解できない。
マスターがあそこまで涙するのもわからない。
もしかしたら私がもっと上手く歌えていたら
涙することもなかったかもしれない。
なのにマスターは全部自分が悪いように言う。
申し訳ないマスター。
私はその涙を拭えない。
だから...次はその涙を吹き飛ばすような力で
マスターの期待以上に応えます。
語り部シルヴァ
涙の理由を知ってるのは
本人だけだよね
人は嘘をつく生き物だから
他人のことなんて
わかるわけないんだから
嘘を信じたり
真実を疑ったりして
結局自分の理解していることは
本当のことじゃなくて
自分の思い込みに過ぎないんだと思う
バカバカしいなぁ
涙の理由
涙を何で流してるのかは誰にもわからない
でも私もね何で泣いてるのかはわからない
でもね何で泣いてるのか理由がわかる涙は
涙ではない。でも何でかな?涙が出なくなった
泣きたくても泣けない泣きたくないときに泣ける
不思議だな昔はすぐに何かあったら泣いていたのに
大人になり辛いことがいっぱい増えわからなくなった
〔涙の理由〕
その日、君はいつもとは違う様子で私に涙を見せた。
この3年と少し、ずっと一緒にいたのにこんな姿は始めてみた。私は君の悩みや愚痴をずっと聞いてきたのに、
一緒にいこうと約束したのに、どうして?裏切ったの?
そんな醜くて汚い感情が溢れ出てしまう。
「私、君と一緒にこの世界にさようならをしたかった。
君は違った?一緒にさようならをするって約束したのに」
明日は君のお葬式があるね。お葬式には行けないけど、
いま君のところに行くから待っててね。
🐧の言の葉
何処へ いこうとしてるのか
分からなくなった
うまく泳げず
感情の海で溺れてしまいそうだ
#こんばんは、ちょっと久しぶりでしょうか。
直人です。
この詩は 別のアプリで投稿したものです。
最近、メンタルが不安定で、
詩を書いても、気持ちが反映してしまい、
暗めの投稿ばかりになってしまいます(笑)
僕は、詩を書くことによって、
自分の負の感情を 吐き出しているのかもしれません。
ほんとは、気持ちに左右されず
広樹のような 素敵な詩を書いてみたいものです。
また たまに投稿しますので
これからも よろしくお願いします。
つづく、で閉じた世界の、明るい夢を見たような顔で、抱きしめていたぬいぐるみを、寝ぼけて撫でる指の、小さな痛みを知らずにいつも背中に置いていた手を
『涙の理由』
涙の理由
溢れる涙が止まらない。
拭いたいけど、両手は使えない。
どうしてこんなに涙が出るんだろう。
「お前、古い玉ねぎだったのか!」
古い玉ねぎには気をつけよう。
死ぬほど涙が止まらないから。
僕が1番学んだことだ。
※ノンフィクションです。
(涙の理由)
誰にも。聞かれたくない、ことだって。。あるわ、、
〈涙の理由〉
仕事帰りに立ち寄ったカフェの窓際で、私は冷めかけたカフェラテを指先で揺らしていた。
ガラス越しの街は灯りに満ちているのに、胸の奥にはどうしても影が残る。
三十三歳。親も親戚も同僚も、皆そろって「結婚」を口にする。
「そろそろ決めたら?」
「彼がいるなら安心だね」
数年付き合っている真司の存在を言えば、決まりきったように「じゃあ次は式だね」と笑顔を向けられる。
真司は穏やかで、どこまでも優しい。けれど、彼と歩む未来を思い描こうとすると、胸の中にぽっかりと白い空白ができる。
温かな手のひらのように確かに支えられているのに、その先の景色がどうしても見えない。
同僚が結婚を決めたと聞いた日。
笑顔で「おめでとう」と言った瞬間、胸の奥に小さな痛みが走った。
私もそうあるべきなのか。
それとも、違う道を選んでもいいのか。
数日後に真司と過ごした後、不意に涙が滲んだことがあった。
「どうした? 泣いてる?」
真司の声で初めて気づいた。理由を答えられず、私は笑ってごまかす。
その涙は、悲しみでも喜びでもなく、自分でも名前のつけられない感情だった。
涙の理由は、まだはっきりとは言えない。
ただ、周囲の期待と、自分の中の曖昧な答えの狭間で、押し出されるように溢れていたのだと思う。
カフェを出て夜風に触れたとき、ようやく私は自分に問いかけた。
「私はどうしたいんだろう」
すぐには答えが見つからない。また涙がにじむ。
けれど、この涙──心の声に耳を澄ませれば、いつか辿り着ける気がする。
街の灯りが遠ざかる。私はひとり歩きながら、頬に残る涙の温度を確かめていた。
それが私を導く、最初の手がかりになると信じながら。
「………何故、泣いてる?」
「………っえ?」
俺は突然ハチにそう言われ固まってしまう。
「え、えっと………」
「アイラは、涙は悲しいときに流すと言っていた。アイラは今悲しいのか?」
「いや、これは………」
「何が悲しいだ?私にはわからないから教えて欲しい。アイラが泣いているのは、気になる」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て、待ってくれ!」
ハチに畳み掛けられ俺は一旦話を止める。こりゃ何か勘違いしてそうだ。
「えっと………あのな、俺は確かに泣くのは悲しいときって言ったが、人はそれ以外のときにもたくさん泣くんだ」
「何故?」
「なぜって言われると……それはもう生物的に仕方ないと言うか………とにかく!人は悲しいときだけじゃなくて嬉しいときとか、ほかにも泣くときがあるんだ」
「………私は泣いたことが無いから、やはり理解ができない」
「………………っ」
その言葉は、俺の胸をチクチクと痛めつける。でも本当に痛んでいるのは俺ではなく、こいつだろう。
「私はやはり………」
「違う」
ハチが紡ぎかけた言葉を食い気味に否定する。俺は、ハチにそんなことを思ってほしくない。
「それだけは違う」
ー自分が人間じゃないなんて
「……きっとこれからハチも覚えて行くよ、悲しみの涙も、喜びの涙も」
「………そうか」
まだ、完全に納得したような雰囲気ではなかったが、それでもちゃんと、俺の言葉を受け止めてはくれたみたいだ。
「………で、アイラは何で泣いていたんだ?嬉しいからか?」
「あぁ、それは………」
俺はずっと右手に持っていた包丁を少し上げてみせる。
「……タマネギ、切ってた…」
……ハチもポカンとして首を傾げた。
「………………たまねぎ?」
ー涙の理由ー
アイラ・ブルーム
#涙の理由
あいつが死んだ。私の元カレが、死んだ。今は葬式。案外泣けるんだな。
「あんた、意外と泣いてんじゃん。」
と話しかけてきたのは、元カレの母。
「やっぱり、より戻そうって思ってるの?」
嫌っぽく言ってくる。あー。腹立つ。
「そうですね〜。愛されてたときはとっても幸せでしたよ。」
ふん!嫌味で返してやる!
「何よ、それ!うちの息子が悪いって言いたいの?泣いてたくせに!」
うわー、めんどいやつだー。そういや、この人はこんな人だったわー。
「確かに泣いてましたね〜では。」
こんなやつとは早く別れてぇわ〜。
だって、私が泣いてたのは、「嬉し泣き」だもの。
あんな苦しんでいたというのに
どうして気づいてあげられなかったんだろう
そばで支えてあげられなかったんだろう
あの時にどうして涙の理由が分からなかったんだろう
本当の理由に気づいてあげられなかった、、、
「涙の理由」
自己嫌悪からの被害妄想
止まらない想像は体と脳を蝕んでいく
それでも生きて、足掻いて、と何かが囁くから
呼吸を続ける、涙を流しながら
絶えず脈打つ心臓を抉ることができない
心音を消す一歩の踏み切りが私にはできない
ならば、脈打つ心臓を楽にしてやろう
流れる血の流動から生み出される爆発的なエネルギーを自己理解から自己肯定へと促すのだ
擦り切れた脳はもはや感情は機械的かもしれない
それでもいい。呼吸しているのならば、それも一つの正解でいい。
「涙の理由」
夕闇の涙の理由(わけ)はあなたへの思慕か抗議かそれとも諦め
彼女を見つけた。
十何年と音信不通だった彼女。
俺の全てをぶち壊して、夜の闇に消えてった彼女を。
見つけてしまった
…やっぱり、生きていたんだな。今日までを。
あの化け物が壊した人間の数は星の数よりも多いのだろう。数多の者をその妖艶な目遣いで魅了し、近づいて来た哀れな奴らと遊んで、壊して、捨ててきたのだろう。俺にしたように。
今まさに一人の罪なき男に擦り寄ってるではないか。
あまりに滑稽で、思わず涙が出てきてしまう。
だが…どうして、そう感じるのにわざわざこの涙を拭ってまであの化け物をずっと目で追ってしまうのか
……ああ、嘘だ、そんなわけない。信じたくない。前が見えなくなってきた。
俺はまた彼女に
恋をしてしまったというのか!?
涙の理由
涙の理由
自分だけのものになればいい
嬉し涙も悔し涙も
ぜんぶぜんぶ本当の自分だから