『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1人の少年が、とある墓地の前で手を合わせていた。
彼は俯いて、涙を溢していた。
言葉を発さずそのままの体勢で、暫くの時間が経った。
ふと、彼が言葉をこぼす。
「皆んなが幸せな世界って…どうすれば良いんだよ…」
自分の中では、納得がいっていないような表情をし、立ち上がる。
「叶えるから、絶対。」
切り替えるように、自分自身に聞かせたように、喋る。
突如、スマホの着信音が鞄の中から、聞こえてくる。
画面を見ると、友達の沢海からだった。
泣き声を聞かせないように、深呼吸をし、電話に出る。
「もしもし」
「もしもしぃ?風真?今どこ?」
「何処でも良いだろ。なんのようだ」
「丁度補習終わってさ、近くに居るならゲーセンでも一緒に行きたいなって。優人もいるぞ」
「そうか 近いから行く」
「お、OK〜じゃ待ってるわ」
電話を切り、学校に向かう。
涙を悟らせないように、いつもの表情を保つ。
お題『涙の理由』
もうやめよっか
そう言った君はどんな顔をしているんだろう
視界がゆがんでよく見えないな
わたしはまだ君を諦められない
涙の理由
もうずいぶん前のことですが、推しが急逝しました。
傷は時間とともにいくらか癒えたけど、今でも思い出すと涙があふれてしまいます。
そのグループは活動を再開して元気に過ごしてくれています。
私にとって推しは、赤の他人ではなく、でも友人というわけでもなく、とても不思議な居場所でした。
人生の彩りを与えてくれてありがとう。
思い出はずっとずっと美しい。
KPOPガールズグループに幸多からんことを。
#涙の理由
涙の理由
ぽたぽた、アスファルトに止めどなく水玉模様を描いてゆく君の涙。
それとは反対に真っ赤になってしまった俺の頬。
君の涙をみた瞬間、その涙の理由がどうしてもわからず内心困っていた。
理由を聞くと、俺が他の女と歩いているのを見てしまったらしい。
困ったな、俺は君一筋だと言うのに。
、、、思い出した、多分俺の妹だろう。君はどうやら勘違いしてたみたいだ。
それを聞くと、驚いたような顔をする“彼”
そう俺たちはいわゆる同性カップル。
周りには反対も賛成もされていなかった。
すぐにまた泣き出す君。
今度はすぐに、その涙の理由がわかった。
「安心、嬉しい」
涙だけでなく、顔にも浮かんでいるその気持ち。
俺は君を抱きしめ、心からの笑顔を浮かべた。
「愛してる。」
私は信号待ちをしていた。その時、向こう側に居る白猫が信号無視で道路を渡り始めた。私は驚いていたが、その時、白猫は車に轢かれてしまった。
私は白猫を助けようと手を伸ばしたが、手の届かない場所にいた。白猫は私を見つめながら、静かに息を引き取った。私はその瞬間、何もできなかった。
その夜、私はその出来事を夢に見た。白猫は私を見つめながら、涙を流しながら「大丈夫、ひとりじゃないよ」と言った。私はその時、自分が何をしているのか分からなかったが、白猫を優しく抱きしめた。
そして、涙が零れ落ちた場面で、私は夢から覚めた。
🩹涙の理由/白い猫の伝え🩵
涙の理由
悲しさ
寂しさ
それがほとんど
涙があふれるたび
こんなに泣けるほど
自分は
悲しいんだな
寂しいんだな
って
そんなふうに考える
(そういえばあまりの痛みに涙したこともあったな歯の治療で)
「涙の理由」
私は子供の頃からよく泣く子であった
自分でもわからないのだ
何故そんなにも泣けるのか
いつも泣きたくて泣いているわけではない
勝手に涙がでてくるのだ
とくに怒りと涙がセットになってるのは厄介だ
相手にバカにされるのだ
怒るか泣くかどっちかにしろと言われるのだ
私だってそうしたいのだ
だけど涙は引っ込んではくれない
大人になった今も相変わらず
私は涙とお友達なのだ
いつか涙が底をつく日がくるんじゃないかと思う
そんな日がきたら
私はきっとこう言うだろう
「涙君さようなら」
そして、最後の涙を流すだろう
『涙の理由』
なんでもないわ
大丈夫よ
気にしないで行って
涙の理由は聞かないで
誰のせいでもない
自業自得よ
わかっている
だから お願い
これ以上
惨めにさせないで
気づかぬふりして立ち去って
涙の理由を聞かれた。
本心なんて言えるわけがない。
君と一緒にいれる今が幸せすぎて怖いんだ。
とかなんとか適当にでっち上げた。
涙は後から後から止めどなく溢れてくる。
私の涙を彼女は幸せそうに見ている。
涙の理由。それは、今日、私は担任の先生に怒られたからである。私が木偶の坊である事で。
最近めっきり涙脆くなった。
YouTubeのショート動画でも、ほろっときてしまう。
先日の娘の体育祭でもそうだ。
娘のクラスは、体育祭の前々日まで学級閉鎖になっていた。
ほとんど練習出来なかったはずなのに、
応援団では、見事なダンスを披露した。
よく間に合わせたなぁ…と思った瞬間。
あぁ、ダメだ。涙がぽろっと落ちないようにするのがやっとだ。
年取ったんだろな。
でも、まぁ、
年取って感動できなくなるよりはいっか。
この場合、涙の理由は、
感動なのか。加齢なのか…
そこは、まあ、いっか。
paki
この間久しぶりに
じっくり瞑想してみたんだ
ちゃんと自分の内側に入りたい
外側ではなく内側に
そんな気持ちが強くなって
そうしたらね
明るい光に包まれる
そんな感覚になった時に
自然に涙が出たんだ
とてもピュアな涙
〜涙の理由〜
自分だったら「死」が近くなったとき涙するだろう。
死にたくないとかそんな自己的な事でなく、「後悔」
だ。
生まれてから自分を支えてくれた人達
人生に大きな影響を与えてくれた人達
生きる上で正しい方向に導いてくれた人達
に恥じない人生だったか、とか
もっとたくさんいろんな経験をしておけば良かったなとか
先祖に感謝できる人生だったかとか
言えばきりがない。
だから自分は走馬灯が見えたとき、「やりきったなぁ」と思える人生を送りたい
要らないと言う。何もかも。そうかとうつむこうとすればふと振り返って同じ口で要るのだと言う。あなたが。来世で会いましょう。あなたが私を必要としてくれるなら。私があなたを必要とするのなら。会いましょう。こぼれた別れは理由も不明なまま川に流れ、うそぶきながら海へと泳ぎ出る。俺は海など知らないので、そうかとやはり返すしかなく、それでもうつむきわずかに下ろした瞼の下で海を思い描いてみる。呪われてしんでくれ。愛にまみれて焼かれてくれ。荼毘に付された理由が自ら語り出すまで、俺の骨とともに海の底に沈めてくれ。
いつもニコニコの彼が泣いていた。
どうして涙を流しているのか、私は気になりすぎて聞いてしまった。
「ね、どうしたの?いつも笑顔なのに。らしくないよ」
「そ、そう、かな……ごめん、今はちょっと泣きたくて……」
そういうなり、机に突っ伏してしまった。
よほど悲しいのか、ふるふると力なく震えている。
私は「そっか」と一言だけ呟き、教室を出た。
その時に聞こえたのは、彼の笑い声。
急に笑いでしたことに、私は気味が悪くなって急ぎ足で玄関まで駆け下りた。
「――あー……こんなにオレにも話しかけてくるヤツがいるんだ。いっつも気持ち悪いって避けられてたのに……。明日からどう接しよう。ワクワクが止まんないよ……」
〜ココロオドル〜
〜涙の理由〜
朝学校に行くと、ある女の子が泣いていた。
それに気づいた時には、ほかのクラスメイトが一斉にこっちを見た。
泣いた理由を聞くと思わず手が震えた。
最初誰かが、
[志那のせいなのに何とぼけてるの?]
と言った。
私は何もしていない。
泣いている子は学校でも関わることの無い人だし、放課後は一度も外に出ていない。
その事を必死に言ったが、誰一人として信じてくれなかった。
泣いている子は少し顔を上げてゆっくりと泣いた理由を話し始めた。
[志那ちゃんが私の物を隠すの...。この間は消しゴムがなかったし、昨日は志那ちゃんが通った後に置いてあったノートが無くなったの。]
その子は男女問わず元々人気な子だった。
だから余計にこの子の味方しかいなかった。
そう思った瞬間、その言葉を聞いた一人の子がこう言った。
[あなたが見たのは"本当の"志那さんじゃない。]
と。
その言葉を聞いたクラスメイトは一斉にその子へ目線を向けた。
<本当のって何?>
そんな声も聞こえた。
その言葉を言ったのは祐奈という子。
決してお世辞でもクラスで目立っているとは言えない子。
私ともほとんど話したことは無い。
驚くクラスメイトを遮るように話を続けた。
[美紗さん。あなたが見たのは志那さん本人では無い。志那さんの"ドッペルゲンガー"。]
いきなり都市伝説な様な言葉を聞いて少しびっくりした。
その言葉を聞いた美紗は話を遮るように、
[じゃあ私が幻を見たって言うの?明らかに志那ちゃんだった!!]
と言った。だけど祐奈は、
[ドッペルゲンガーはその人にそっくりな生き物のことを言うの。3人か2人に本人が出会うと死ぬと言われている。それがドッペルゲンガー。]
出会うと死ぬ...。その言葉を聞いて背筋が凍った。
会ったのは私では無い。
だけど、見たというのなら会う確率が無いわけでは無い。
みんなが怖がっている中私の方を見て、祐奈は、
[でもね。ここにいる志那さんは本物じゃない。]
と理解不能なことを言った。私はすかさず、
[私は偽物なんかじゃない!!]
と言った。だが祐奈は
[偽物。だって志那さんはこの間引っ越したばかりでしょう?ドッペルゲンガーじゃないならなぜここの学校に未だにいるの?]
と言った。
[でも、確かにいつもの志那ちゃんと口調が違う...。]
と美紗が言う。
あ、つい中身が出ちゃった。もういいや。
[そうだよ私は
"ドッペルゲンガー"]
美紗が泣いた理由も私なんだよ。
【泣いた理由】8 kogi
「ねぇ!ちゃんと真面目にやろうよ!最後の合唱コンクールだよ?!」
と、いわゆる陽キャと部類されるようなとある1人の女子が、泣きながらそう叫ぶ。それと同時に、教室には色々な感情が入り交じる。
あからさまにめんどくさいと言う感情を表に出してる人、もらい泣きしている人、気まずそうにただ下を向いている人……。
でも、そんなことより私は、なぜ彼女がこうやって涙を流しているのかが分からなかった。
「真剣なのは私だけなの……?みんなでひとつになって歌を歌えるのはこれで最後なのに……」
さっきよりも小さな声で、彼女はそういう。
私は知ってる。彼女が裏で人の悪口を言っていること、いじめをしていること、他人の彼氏を奪って遊んでること。
それなのに、こんな立派に涙を流せるだなんて、私にはその理由がわからない。
だって、私の大切な人を奪ったんだもの。私をゴミ箱に向かって突き飛ばしたんだもの。私に聞こえるように悪口を言ったんだもの。
泣きたいのは、こっちだよ。
彼女の涙の理由なんて、きっと大したことじゃない。そうでしょ?
涙の理由
色んな感情がごっちゃまぜになって
それは起こった
安堵、愛情、嫉妬、不安
君を前にして
言葉が出ず
ただ、何かが溢れ出してくる
泣いているの?
不思議そうに首をかしげる君
僕は照れくさくてこう返すんだ
ホコリが目に入っちゃって
仕方ない人ね
笑う君に
僕の気持ちはまだ伝えられない
涙には、
悲しいだけでなく
心を前向きにする効果もありますね。
赤ちゃんの涙
子供の頃の涙
思春期の涙
社会に出てからの涙
大人になっての涙
それぞれ
内容や、
重さは
違うけど。
心や体に溜まった
要らないものを
吐き出して。
幸せな時
嬉しい時
癒された時。
涙の理由は
沢山ある。
涙を流してはいけない理由は無い。
時に我慢も必要だけど。
心が
反応したら
流してもいいと
私は
思う。
嬉しい涙
感動の涙
淋しい涙
悲しい涙
幸せ涙
流す涙もいろいろ
どの涙も大切だよ
自分の感情も
涙と一緒に流そうよ
どの涙にも理由はあるけど
そんな理由より
涙を流せることの方が
大切なんだから!
【涙の理由】#15