『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"涙の理由"
昼休憩中に別の曲を聴いていると急に視界が滲んで、つー…、と頬に暖かな何かが伝う。なんだ?、と思って触れてみると、指に一雫の水のようなものが乗った。
──俺、泣いてる…?
慌ててスマホを操作して曲の再生を止める。そのすぐ後何故か分からず、スマホを持ったまま固まる。本当に何で泣いているのか分からない。…オイ誰だ今『歳のせい』だの『ジジイ』だの言いやがった奴は。
日本語歌詞だし、曲名で調べれば理由がすぐに分かるだろう。
──俺が泣いたのは、曲調や歌詞のせいだ。きっとそう、絶対そう。
そう自分に言い聞かせると、ポケットからハンカチを取り出して涙を拭う。そういえば、と端に置いていたマグカップに目をやると、中にまだ珈琲が残っているのに気付き、マグカップを仰って残りの珈琲を流し込んだ。
涙の理由……。
悔しさと憎しみ。
人生を台無しにしてくれた、ゲス女。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
涙の理由……。
キャラクターに感情移入し過ぎてしまった。
今更とか、何度もとか、いつものこととか、、、最後には、いつも自分のなかでは当たり前の出来事として着地する。
金が無い。
涙の理由はいっぱいある。
大切にしていたぬいぐるみの別れとか、
友人が突然転校するとか…
でも自分の中では試合とかかなぁ…
でも今でも忘れられないのは弟の死。
本当に悲しかった。初めての弟でめっちゃくちゃ嬉しかったのに…死産した。
みんなも弟、妹、お姉さん、お兄さん、大切にしてね。
彼女はいつも笑顔を見せていたが、その裏には深い悲しみがあった。彼は彼女の涙の理由を知りたくて、彼女に近づいていった。
彼女は最初は彼を避けようとしたが、彼の優しさに触れるうちに、心を開いていく。彼は彼女にとっての支えとなり、彼女も彼を支えるようになった。
しかし、彼女の悲しみの正体は、彼女が幼いころに経験したトラウマだった。彼女はその出来事を克服することができず、それが彼女の心に深い傷を残していた。
彼は彼女を救いたいと願い、彼女の心を癒すために全力を尽くす。彼女も彼に惹かれていたが、自分の過去を受け入れてもらえるか不安になっていた。
そんな中、彼女は再びトラウマに襲われてしまい、自分を責めるようになってしまう。彼は彼女を抱きしめ、自分が彼女と共にいることを約束する。
彼女は彼の言葉に救われ、彼女も彼を救うことができると気づく。そして、彼女は彼に自分の過去を打ち明け、彼女の涙の理由を彼に伝える。
彼女の涙の理由を知った彼は、彼女の傷を癒すために、彼女を見守り続けることを誓った。二人はお互いを想い合い、共に前に進んでいくのだった。
涙の理由、そんなの分かりはしない。だって、何度思い浮かべても私の脳裏に刻まれているのは、いつだって笑っている君で、決まってそこには私がいる。
けれど、目の前の君は全て嘘だったなんて減らず口を叩きやがる。うるさい、その口を閉ざして今すぐ私の目の前からも、私の脳裏からも姿を消してしまえ。
そうしなければ、私は涙に理由を与えられない。
目の前の存在は、最後に私へ涙をプレゼントした。
お終い
たとえば、
テーブルの足やタンスの角に足の小指をぶつけた時。
玉ねぎをみじん切りしたら匂いが思ったよりキツかった時。
なんとなく観た映画がじんわりと切なくて胸が熱くなった時。
本の帯に「泣ける」と書かれていた本がちっとも感動出来なかった時。
仲がいいと思い込んでいた人の陰口を聞いてしまった時。
生きている気力が湧かなくなってしまった時。
身体や心が病を患ってしまった時。
周りの期待に上手く応えられなかった時。
世間だとか親に対して自分の存在が申し訳なくなった時。
そんな時は笑うのだ。嘘でもいい、そんな気持ちになれなくてもいい、あえて馬鹿みたいに笑ってやるのだ。
どんなことだってそんな感じで笑えば、笑うから、笑い話になる。
そして笑い疲れた時には、きっと涙が出てくるんだ。
【涙の理由】#70
無理に決めなくたっていいよ。
辛い時は辛いし、嬉しい時は嬉しい。
怒りが込み上げる時だって、
泣きたい時だってある。
だから君が一番楽な場所、時、環境で
涙を流そう。
得体の知れぬ物に押しつぶされそうな心が
少しでも軽くなるように。
私の頬を涙が伝った
それは一通のメッセージからだった
仲の良かった友人といつも通りにやり取りをしていた
何事もない他愛もない会話が好きだった
明日もこんな日常が続くんだとそう勝手に思っていた
思い上がっていた
その友人に恋人ができた
幸せを祝うメッセージを送りその日はそのまま意識を手放した
翌日から連絡の頻度が下がった
私が距離を取り始めたのもあるだろう
大切な人との時間を奪ってはいけない
そんな思いからいつしか疎遠になっていった
友人を思い出す度に伝う涙の理由は私には理解できなかった
それを理解するのはもう少し先のお話
涙の理由。
涙の理由は
前の現場かな?
今は本当に
毎日
生きてるのが
幸せ。
涙の理由。そんなのわかるでしょ。
あなたが隣にいなくなったからだよ。
私は寂しくなんかありません。もう四年生になったんですもの。一人でお留守番もできるし、一人で寝ることもできるのです。なのに、クラスの男の子にこう聞かれたのです。
「寂しいの?」
と。
「寂しくないわよ。私、強いもの。」
「もかちゃん、すごく寂しそうに見えるよ。どんなに強いヒーローでも寂しい時はあるんだよ。そのままだったら、辛くなっちゃうよ。」
その男の子は少し前まで虐められていた、けんたくんでした。虐められていたのを助けたのは私なのです。
寂しくなんか、寂しくなんかないわ。私は強いんだもの。お母さんがいなくなったって、お父さんと二人で生きていけるの。お母さんがいなくなったって……
「ほらね、もかちゃん、我慢してたんだね。」
あれ。私、泣いていたのでしょうか。けれど私は強いので泣いたりしません。
「私をからかっているの?」
「ううん、ほんとだよ」
頬に生暖かいものがつたいました。
「けんたが優しいせいよ。寂しくて泣いたんじゃないわ。寂しくなんか、ないもの。お母さんのことだって……」
本心を言えば、すごく寂しかったのです。寂しい時に優しくされたら、泣いてしまうではないですか。
『涙の理由』
私はなぜこんなにも
笑えなくなってしまったんだろう。
なぜ、友達が話す声さえも
耳を塞ぎたくなってしまうんだろう。
なぜ、人は嫌いではないけど
好きでもなくなってしまったんだろう。
なぜ、愛している人に
素直に接することが出来ないんだろう。
なぜ、大切な人が亡くなってしまう瞬間
私は伝えることが出来なかったんだろう。
なぜ、いつでも会えると勘違いして
私は会いに行かなかったんだろう。
このなぜが大きくなる度に
心の傷が大きくなる
自然と涙が出る
みんなに「どうしたの?最近」
と聞かれる度に
「大丈夫」と呟き、心底腹が立つ
私のこの気持ちなんて
誰にも分からない
わかってもらえない
みんなに
「最近○○と話してないね。なんかあった?」
と聞かれる度に
「なんもないよ」と呟き、心底腹が立つ
そんなの私とあの人の自由じゃん
二人の間に入ってこないで
わかってる
こんなに怒るのも笑えなくなるのも
私が悪い
私がみんなに
「大丈夫。なんでもない。」しか
言わないからだ。
でも、この悲しい気持ちも
この怒りも後悔も誰もわからない
こんな気持ちなんて
誰も知らなくていい
辛い思いを共有しなくていい
してしまったら、あなたが辛くなるから
でも、本当は
この気持ちを誰かに聞いて欲しいんだ。
誰かに言いたいんだ。
『助けて』と。
「涙の理由」
※涙の理由 めちゃくちゃ素敵なお題なんで、ちゃんと考えてから書こうと思います。
涙の理由
最近めっちゃ涙脆く?なってる気がする。彼氏に最近色々あってしんどいから距離おこ、暫く会いたくないって言われてインスタも消されて。今までも何回かこんなことがあって不思議と数回目ともなれば今まで泣いて泣いて泣きまくってたのにあーまたかって初めて冷めそうって思った。嫌なことに慣れたなって。付き合った当初はこんなこと起こるなんて思ってもなくて今は距離が置かれたことにじゃなくて前みたいに戻りたくて幸せを2人で共有したくて涙がでてる。おかげでバッドエンドの恋愛小説よんでも失恋未練ソング聴いても今まで以上に涙でてる。今まではこんなにも簡単に涙流すほど弱くなかった。涙を流すから弱いわけじゃないのはわかってるけど。でも、でも最近は彼氏に自己肯定感下げられてる気がして、最初は上がってたのに。前になんで全然褒めたりしてくれへんの?って聞いたら褒めて自分に自信持ったら他の男のとこ行くやんってだから自己肯定感下げてんねんって言われた。その時はあー他の人のところに行って欲しくないんや可愛いなぁ好きやなぁって思ってたけどそれで下がりまくった私の自己肯定感をもう一度上げられるのは彼しかいてへん。でもずっと一緒にいれるなら下げられてもいいや。ねえ、はやくこっちに戻ってきてもっと私の自信も全部下げて。貴方だけのものにして。私の涙が枯れるまえに。
#涙の理由
本当の絶望は
涙すらでやしない
追い詰められて
行き場を失くしたココロは
カラカラに渇いて
光に満ちた場所を怖がるんだ
かろうじて月の雫を受け止めて
今ある場所で呼吸してるだけの私
息苦しさにも慣れてしまった
時の流れを数えることも
季節の色が変わるのも
気にもできないほどに…
誰か 言葉をください
優しい言葉を
誰か隣りに来てはくれませんか
寄り添ってくれるだけでもいい
ワタシに泣いてもいいよ…と
赦しをください
別に悲しくもないし、辛くもないのに
涙が出る理由とは。
自分でもわからない。
#涙の理由
突然、悲しくなって涙が溢れた。
理由は、よくわからない。
どうしてかな、何もないのに。
いや、何もないわけがない。
きっと、苦しいことがあったんだよ。
それを思い出したくないだけなんだ。
#涙の理由
月夜に静かに注ぐ雨
頬を伝って堕ちていく
私が着地した脚が
空を蹴って落ちていく
Theme:涙の理由
いつからだろう。泣き虫だった貴方が涙を見せなくなった。
父である先王が崩御されたときも、剣術を習った騎士団長が戦死したときも、
貴方は僅かに俯いた後、感情の籠らない声音で淡々と次の指示を出すようになった。
貴方が幼い頃からずっと付き人兼護衛をしている私は、思いきって聞いてみた。
「泣かないんですね」と。
貴方はこちらを見ずに静かに答えた。
「我が国は戦争の只中だ。誰かのために涙するなら、戦でこの世を去ったすべての者のために涙しなければならない」と。
貴方は王として立派に育ってくれた。しかし、私は胸が締め付けられるように感じた。
正当な理由がないと、涙を流すことも出来なくなった貴方。
「私は、ずっとお側におります。貴方を置いては逝きません」
そんな言葉が、思わず口をついて出た。
「…期待している」
そう呟いた貴方の目元が僅かに濡れていたのは、気のせいだろうか。