『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暗い車内。
後ろから抱きしめられた。
「俺達、将来どうなってるのかな」って。
彼が望んでいるものは分かってた。
彼にずっと惹かれていた。
嬉しかった。
だけど、彼が好きなのは
必死に取り繕ってる自分だと気づいてた。
彼の人生をまるごと飲み込む覚悟が決まらないまま、
痛くて仕方なかった。
「わかんないや」
いつも彼がそうするように、はぐらかした。
トランクの暗さに感謝した。
#涙の理由
隠したのは嫌われたくないからじゃないよ、嘘じゃないよ。
泣いたのは決して貴方のせいではないよ、嘘じゃないよ。
嘘じゃなくないよ、嘘じゃないよ。
(今日は私の好きな曲の歌詞の一部を共有させていただきますね)
〝涙の理由〟
あなたといたかった。
一緒に居たかった。
どれをピックするべきかわからなかった。複数あって。裏で何が起きてるのかわかってない...
咄嗟の判断ができなかった。内容がすぐに変わっていくのも怖くなって。こんな経験したことなくて..
咄嗟の判断じゃないとダメなの?
今からでは遅い?
色々してくれてたのにいつもいつもごめんなさい。戻ってきて欲しい。他にいないのわかってる..
側にいてくれないと無理。あなたがいない人生、正直いらない。後今日泣きすぎて頭働かない...
失いたくない。戻ってきて!
私は彼女に会うと
必ず涙する
会いたくて
涙する
会って涙する
一緒にいて
涙する
別れて涙する
僕はにんじん
彼女は……玉ねぎ──
(2023.10.10/涙の理由)
涙の理由
学校ではいじめ
家庭では虐待
会社では残り
色々なことをして涙
涙を流しても誰も言わない
涙の理由
涙の理由は、彼の顔の上に浮かんでいた。
「ちょ、待って……マジ、ごめん。俺……」
私は彼の手を引いた。
あんまりにも月が綺麗だったので、彼の両の目に映る月は、おそらくぐにゃぐにゃに滲んでいることだろうと思った。
私はそれに憤慨を覚えた。
「涼太は、私が嬉しいのに、嬉しくないって言うの? それとも、普段、鉄面皮なんて言われてるから、その反動?」
私はちょっと、酷いことを言っている自覚はあったのだけれど、それでも、この泣いている恋人未満の幼なじみが、泣きわめいていることを不甲斐なく思っていたのだ。
「俺、もっと、しっかりするよ……すまん、今はそれしか、言えねぇけど、俺、お前のこと」
好きって言って欲しかったのだろうか。
わからない。
でも、涼太とこれ以上の関係になることは、もしかしたら、予定調和?
実のところ、私の願いは叶ってしまったのだった。
「え?」
抱擁された。
冷たく、学ランに包まれた体は固くて、それでいて、その普段の顔のどこに隠されているんだろうっていう表情。
くしゃくしゃの、子供みたいな、泣き顔。
腹をこづいたら、途端に笑い出した。
あの日の涙の理由を知りたくて。
自分の行いを振り返ってみるけど。
どうしても分からない。
勇気を出して聞いてみよう。
私は本屋を歩く。
新書、文庫、海外図書、料理本、アート。
一階から二階と2周した。
途中右手が寂しくなった。
誰かの手を握りたかった。
本の匂いの中で抱きしめて欲しかった。
頭の中で妄想する。
語らい合う、横を向いたその先には誰もいない。
どこまでもさびしい。
たまらず目があつくなる。
いつかあなたと手を繋いで歩きたい。
涙の理由
悲しみを覚えた 今は そっと 目を閉じて
あなたの背中を越えて 吹く風が冷たくても
長い眠りを解き放ち 今は そっと 蒼空に
きっと空が求めた 祈りを知っているから
涙の理由は いつか聞かせて
大人になってく 階段をそっと 上っていくなら
涙で歪んだ空に 雨が落ちても
君が選んだ 大地に 花が咲くまで
遠くなる 友は いつか
また会えるよね
君がいつか微笑みを
思い出したら
夢や希望の欠片を
そっと集めてみてね
哀しみで支配された
そんな世界に
君と出会った
運命の螺旋に 導かれた友達の
言葉を今は 夢の中へと
さあ思い出してね
輪廻の再生を
さあ鳥たちの朝が来たら
君を待ってる世界へと 目覚める
あなたはきっと、この涙の意味を知らない
あなたにとってこの涙は
感謝から生まれたものだと思う
だけど、私にとってのこの涙は
悲しさが溢れたもの
1粒の涙でも、意味は全然違うんですね
#10
主))まじで投稿サボってましたすみません
文が思いつかなかったんです泣
現実は汚いモノばかり。
すべてが嫌になる。
小説のように過去に戻れたり、特別な能力があったりすることはできない。
ただただ、苦しみながらも生きるだけ。
寝る前、涙を堪えながら
明日、私に特別な力がありますように。とか
あの日に戻って全てをやり直して変えられたらな。とか
そんなことを考える。
不可能なのに。できやしないのに。
小説みたいに奇跡が起こればどんなにいいんだろうか。
ないと分かっていてもそう願わずにはいられない。
無理だからせめてせめて、小説を読んだり、書いたりすることに逃げる。
気が楽になるから。
汚いものから背を向けれるから。
小説。
それが私の生きる武器だ。
みんなは生きるための武器は何を持ってる?
それを必死に生きて行くしかないよね。
それぞれ場所も何もかも違うけど、頑張って行くしかないよね。
明日を生きるために。
涙の理由
涙なんて理由がなくても出る。
わざわざそこに意味をつける必要は無いよ
理由なんてない、ただ流れていくだけだ。
人は何でも理由を求めたがる。原因があり結果がある、そんな分かりやすい方程式をやたらと欲しがる。でも流れていく涙に、そんな分かりやすい源泉なんてないだろう。少し想像すれば分かるはずなのに、皆カメラを向けてフラッシュを炊くだけだ。私は目を伏せるしかない。重力に抗うことはできない。こんなに重たい水滴を、支え続けることなんて。できっこない。
涙の理由
雨が降っている
しとしとと降るそれは、道路を濡らして
街明かりを反射させている
まるで街を映す鏡のように、
人々の心を映すようにその雨は全てを示していた
貴方はそこに立っていた
雨粒に溶け込むようにシン、と傘もささずに立っていた
「なんであの日泣いてたの?」
「泣いてないよ、立ってただけ」
いつ聞いても貴方はこの答えしか返してくれない
決まり文句のその言葉は泣いていた、と確信するには容易くて
1人抱えるその意味をいつかは知りたいと
今日も私は貴方の隣を歩く
次の雨には話してくれると1粒程の願いを込めて
愛されてると思った。
相合い傘をした後に、肩を濡らしてるところを見て。おまえから、オレと同じシャンプーの香りがして。朝、目覚めると、隣におまえがいて。
この幸せを守るためなら、オレは、なんだってする。
そう決意して、両目の雫を拭った。
僕は手を伸ばして君の涙を拭おうとする
そしてすぐ、君に触れられないことを思い出して諦める
せめて涙の理由だけでも僕に教えてくほしい
誰かに話すことで心が軽くなる、
そう聞いたことがあるんだ
君の涙を拭うことも
相槌を打つことも
一緒に悲しむことも
背中を押してあげることも
全部ぼくにはできないけれど
せめて理由くらいは教えてほしい
君のとても綺麗な、でも儚く悲しい涙の理由を
涙の理由
目から涙がこぼれる原因はいろいろある。
つらい時。悲しい時。寂しい時。
痛い時。やり切れない時。
うれしい時。楽しい時。あくびをした時。
笑ってるのに心が元気が無い時。
分からなくて何だかいっぱいいっぱいの時。
沢山、涙を流す理由はある。
人間っぽいなと思う。
【涙の理由】
名前の書いたプリンを兄に食べられた。
今は、涙の理由さえ語れないよね。
言葉にならない哀しみも苦しみも、ただ涙で流して…
涙の理由を語れる日を、私は待っている
ずっとそばで見守っている
涙の理由
訳もなく流れる涙に、理由を求めてはいけない。
泣けば解決すると思っているんだろう? などと聞かれても、勝手にあふれてくるだけなのである。
私はいつも「気にしないでください」と水滴の流れるままに話を続ける。
大抵は驚くか抵抗がありそうに口調が弱々しくなるが、本当に気にしないでほしい。
私が涙を今流したいと念じた訳ではない。
女優になれるほど涙液のコントロールができるのなら、今頃は大女優だろう。
ただの一般人に涙腺の扱いに長けていることを求めるのはやめてほしい。
理由などない。ただの身体反応なのだから。