『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
涙の理由
さみしくて不安で
涙が溢れるの…
ずっとひとりぼっち…
つらくて
自分はいらないんじゃ
ないかって考えちゃう
胸が苦しいの…
生きることはつらい
1人は辛い
でも…
人がいても疲れちゃう
矛盾してるの
だけど
大切なあなたと話してると
うれしい
離れたくないの
そばにいて…
涙が出ちゃうから
『涙の理由』
なんでお前が泣くんだよ。
かっこつかねーじゃん。
俺はただ、チームを思って……
俺のために、泣いてくれるのか?
あぁくそ。
お前が泣いたら、逝きたくなくなる───────
『涙の理由』
あなたは私の涙の理由をしらないだろうね。
気づいてないもんね、私がなんで苦しんでるかなんて。
母は兄しか愛さないけど、父が私を愛してくれるから、それだけで良かったのに。
母は今病気で父は私なんかに構いやしない。
そうだよね、私なんかより母の方がすきだよね。
兄は病気の母にいつも褒められて構われてて。
私は頼る人がいなくて一人ぼっち。
私今年受験なんだ。
模試も頑張ったよ。
志望校A判定とれたの。
ねぇ、気づいて。
何回か話したよね、理解もしてくれたよね。
それから何か変わった?
私、甘えたいんだ、。
泣いてる私をなんでそんな目で見るの。
私がわるかったのかな
「涙の理由」
先週から気になっていることがある。
金曜日にいつもより早い時間にゴミ出しに行ったら、収集所の前で近所の老婦人に会った。
以前、町内会の役員をやったときに何度かいっしょになったことがあるが、その後ほとんど顔を合わせたことがない。
話をするのは5年ぶり、いや10年近くになるか。
「お久しぶりですね」
「はい、お元気でしたか」
当たり障りのない挨拶を交わした後、老婦人は
「お子さんはもう中学生?」
と尋ねてきた。
「いや、もう高3です。受験生なんですよ。勉強しなくて困ってます」
私は軽い感じで答えたのだけれど、彼女はひどく驚いた顔をして
「まあ、もう高校生!」
と言ってから
「なんて早いんでしょう、あっという間ですね」
とつぶやいて、ちょっと涙ぐんだ。マスクをしているから表情はわからないが、目の下のほうにうっすら涙がたまっていく。
なんで涙?
私は動揺しながら
「ほんとですよね。子供が育つのは早いですね」
と答えて、意味もなく笑った。老婦人も目はうるませているもののいっしょに少し笑っている。
「じゃ、失礼します」
私はどうしていいのかわからなくなり、会釈すると仕事に行く道を急ぐふりをしてその場を離れた。
よその家の子供の成長が、彼女の家族の誰かを思い起させたんだろうか?
それとも、ただ単に時の流れの速さに感動した?
「どうかなさいましたか?」 そう声をかけずに、そそくさを立ち去ってしまった自分は冷たい人間なのかもしれない。
思い出すたびに、涙の理由が気になって、胸がちくちくしている。
”涙の理由”
「えっと、どうした?」
「先輩、女の子に涙の理由
なんて聞かないでくださいよ。」
それが先輩と私の初めての会話だった。
私は1つ年上の同じ水泳部の先輩に恋をしている。完全に片思いだ。毎日部活で見れるのが楽しみだった。
先輩の泳いでる姿や笑顔が好きだった。好きだけどただ見ることしか出来なかった。そんな自分が嫌だった。せっかく同じ部活なのに何も出来ないまま先輩は引退してしまった。部活の引退式の帰り泣いてしまった。もう関わることないんだなと思うと淋しくなってきた。先輩が卒業する前にせめて想いだけは伝えたかった。だから手紙を出そうと思った。私は何度も何度も書き直して自分の想いを書いた。付き合ってくださいとは書かなかった。好きだという想いが伝わればそれでよかった。卒業式の朝私は先輩の下駄箱に手紙を入れた。そして卒業式が始まった。私は手紙のことや今までの先輩のことを思い出して泣きそうになったがクラスメイトにバレたくなかったので我慢した。卒業式が終わり私は帰る支度をしていた。靴を履き替え、帰る前にプールに寄った。先輩との一方的な思い出の場所。私が学校の中で一番好きな場所。でも次の部活から先輩はいない。そう思うと我慢していたのに泣いてしまった。もう帰ろうと思っていたその時名前を呼ばれた。
私が大好きなあの声で名前を呼ばれた。
「木ノ下さん」
私はびっくりした。心臓がドキドキいってうるさい。涙が止まらない。恥ずかしい。なんで先輩が私の名前を呼ぶんだ。そんなことを思っていると、
「えっと、どうした?」
どうした、はこっちの台詞だ。
「先輩、女の子に涙の理由
なんて聞かないでくださいよ。」
私は少し笑いながら言った。
ねぇ、なんで泣いてるの、
教えてよ、
「君のせいだよッ」
『涙の理由』
テーマ:涙の理由
雀の涙、なんて言い得て妙だ。
一人、寂しく、静かに泣いている。
たとえ私がどんなことを感じてそれに頬を濡らしても、世界は何も変わらない。今日も電車は通常通り運転しているし、テレビだって、たくさんの色や効果音を使ってキラキラした世界を表現している。
SNSだっていつも通り、顔もわからないどこかの誰かが言い争ったり、カッコつけたりしている。
それがどんなに虚しく、つまらないことなのかを悟ってしまった。
私がどんなに頑張って表現したとしても、エモいやすごいの一言で片付けられてしまう。
いま涙を流していることも、誰かの娯楽や悦楽、快楽として消費されてしまう。
私は幸せや喜びが可視化され、それをいとも簡単に認識できてしまう世界に産み落とされた。
人の人生なんて人それぞれ多種多様なんて現実的にはありえないのだ。
プロパガンダに踊らされている私達に意思はあるのだろうか。
自分の気持ちに素直に向き合わないと、
涙は出ないよ。
涙の理由はくだらなくて些細なことだと、
落ち込むこともあるかもしれない。
けど、自分の気持ちに真っ直ぐに向き合うことは、
とても尊いと思う。
#涙の理由
地球の反対側の涙と繋がろうとするのが
涙が下に流れる理由
あの時の涙の理由を私は知らない
祖母のお葬式
棺が閉じられる時
皆から少し離れたところで静かに涙を流してた
心配で傍に来た私を見もせず
ただ蓋が閉じられるのを見つめてた
私はなぜか大丈夫?という言葉を飲み込んだ
大人になった今なら分かる
私はきっとその涙の理由が
悲しみだけじゃないと
心のどこかで気付いてたからだって
あいちゃん なぜ泣いているの?
なるちゃん私の愛する人が死んだの。
なるちゃん大好きだったのに。
あいちゃん 私はここにいるでしょ
なるちゃん 居ないよ姿が違うもん何で泣いてるの?
あいちゃん 私の愛する人が泣いてるから
捨てられない
忘れられないと
嘆いているあなたは
弱いわけじゃない
退屈なさみしさに
胸を痛めているあなたは
弱いわけじゃない
自分を許せずにいることに
傷ついているあなたは
弱いわけじゃない
好きな人にやさしくできずに
哀しんでいるあなたは
弱いわけじゃない
見失った大切なものは
あなたの心から
まだ遠く離れてはいないから
未完成なあなたを愛している
やさしい涙を知っている
きらりと光って星になる
誰かを照らす星になる
#涙の理由
「いよいよ結婚かー」
伸びをしながら、彼女は夕暮れを歩く
「結婚式の前日に男と2人で歩いていいのかよ?」
「大丈夫大丈夫、彼その辺寛大だし。それに私を寝盗る度胸なんてないでしょ?」
僕は何も言わない。
「ねぇ、幼馴染の結婚前夜ってどんな気分?」
こっちの気も知らないで、無邪気にそう尋ねてくる。
「別に普通だよ」
何も変わらない。普通の1日。そのはずだ。
「ふーん」
彼女はつまんなそうに前を向く。少し先を歩く背中。なぜか話しかけるのを躊躇ってしまう。
「そっちこそどうなんだよ? 緊張とかするものなんじゃないの?」
「……してるよ」
歩みを止め、真顔で振り返った。真っ直ぐこっちを見つめる目に、一瞬ドキッとする。
「また向こうの親に会うのも正直嫌だし、挨拶とか段取りとか覚えること多いし、ドレスちゃんと着れるかどうかもわかんないし……」
堰を切ったように愚痴が漏れ出す。きっと、誰にも言えなかったんだろう。自分にだけ明かしてくれたことを喜ぶべきなのか、いまいちわからない。
「だからさ、君といる時くらいは、いつもの自分でいたかったんだ」
気付けば家の前に着いていた。何度も行ったことのある彼女の家が、なんだかよそよそしく見える。
「じゃあ、また明日。私の晴れ舞台、ちゃんと見ててね」
なんて返事したかは覚えていない。上の空で家に戻り、自室に上がった。たった独り。
暗い部屋が涙で滲んでいく。何で泣いてるのか、自分でもわからない。わかりたくなかった。
『涙の理由』
涙の理由を聞くなんて
そんな野望なことしないで
赤ちゃんにまで聞く気なの?
涙を流してる本人すらわからない涙があるです
ひとりの時は泣いてもいいよ
涙の理由
人知れず涙を流すあなたの、
涙の理由を知る権利が欲しい。
「ほんとに行かないの?」
「行かない!」
家族で出かけると言う時に、私はヒステリックになりそう言って、部屋に閉じこもった。
そう言えば誰かが引き止めてくれると思ったのに、本当に家族は私を置いて出ていってしまった。
母は再婚した父と仲良くして欲しいと思っているはずだけど、私は無理だった。
ずっと私が守ると思ってきた母を取られたと思っていたからだろう、子どもの頃から反発ばかりして困らせていた。
みんなが行ってしまってから、悲しくて悔しくて、大量の涙が溢れ出た。
素直になればこの涙は流さなくても良かったのかは分からないけれど、今も父が嫌いだということは秘密にしておく。
※※※※※※※※
【お題】涙の理由
※※※※※※※※※
「君は強いね」
と、よくお前は言う。
俺はいつも、まあな、ってテキトーに誤魔化すけど、本当はそうじゃないと分かってるんだ。
俺は、男だから、そんなにしょっちゅう泣けるように身体ができてないんだよ。
「君みたいに強くなりたい」
と、よくお前は言う。
俺はいつも、誤魔化して軽く笑うけど、本当は違うと分かってるんだ。
俺は。
俺は、お前みたいに必死に生きてないから、だから泣く理由が無いだけなんだ。
ただ、それだけなんだ。
勘違い、するなよ。
2022/10/11:涙の理由
泣いてばかりいる、日記の中の私よ。
辛かったね。がんばってるね。
泣いていいよ。たくさん泣いていいよ。
泣くような選択をしたこと、責めないでね。
あんまり辛かったら、逃げても怒ってもいい。
今の私もね、正直よく泣くけれど。
回数は減ってるよ。減ってるけど。
日記の中の私よ。
あなたを思って、今は涙を流しているよ。
まるで ありふれた
ドラマの ワンシーンのように
真夜中に 線を繋ぐ君
突然だね いつも君という人は
既読スルーしてもいいけど
そんな事した暁には
君に 何言われるか
下手したら
新着通知の 海に溺れる…
かもしれない(焦)
だから
今日も今日とて
僕は君の『涙の理由』を聞く
どうしたんだい、
何を泣きながら 線を繋ぐんだ…ってね。
まるで ありふれた
映画の ワンシーンのように
待ちぼうけを くらわされる、僕
気まぐれだね いつも君と言う人は
このまま 何もせず帰ってもいいけど
そんな事したら
あの かまってちゃんは
何 言い出すか
わかったもんじゃないな
だから
今日も今日とて
僕は 君をただひたすら待つ
『お待たせ!』
その一言を 聞くためだけに
結局 僕は君が好きなんだな
僕を 振り回すのだけは 辞めて欲しいが
自分の事は 後回しにしがちな君の
唯一無二の 息抜きなのだろう
だから
今日も 自分とて
僕は 君の『涙の理由』をきく
どうしたんだい、
何を泣きながら 線を繋ぐんだ…ってね
だから 今日だけは聞いてやる
涙の理由を
何を泣いていたんだい?
そうして夜が あけていく
#涙の理由
涙の理由
周りの出来事に辛くなり、涙がとめどなく溢れる
どうしてこんなに傷つきやすいのだろうと嘆いて
さらに苦しくなる
でも貴方のくれた「感受性が豊かなことは素敵なことなんだよ」
その言葉が温かかった。
人が泣くのは、悲しさや感動した時だけじゃなく
誰かの優しさに触れた時もそうなのだとわかった。