涙の理由、そんなの分かりはしない。だって、何度思い浮かべても私の脳裏に刻まれているのは、いつだって笑っている君で、決まってそこには私がいる。けれど、目の前の君は全て嘘だったなんて減らず口を叩きやがる。うるさい、その口を閉ざして今すぐ私の目の前からも、私の脳裏からも姿を消してしまえ。そうしなければ、私は涙に理由を与えられない。目の前の存在は、最後に私へ涙をプレゼントした。お終い
10/10/2023, 10:37:55 AM