『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
父親と行った海水浴
皆と自転車で向かった暑さ
彼と初めてのキスも
真っ赤な夕陽が沈むまでの
あの海にある
【海へ】
私はクレーム大好きマン。
「今日も迷惑の限りを尽くすか」
私は邪悪な笑みをこらえつつ今日海辺にオープンしたカフェに入っていった。
店員が来ると私はすかさず言った。
「いつものヤツをくれ」
〜2時間後
「こちらがご注文の品です」
届けられた料理を見て私は絶句した。
どう見ても手抜きだったからだ。
店員は言った。
「右からみかんの皮、冷えた塩、ぬるい水です。ナイフとフォークでお召し上がり下さい」
私はすかさずクレームをいれた。
「なんで水がぬるいんですか?氷ぐらい入れて下さいよ」
すると店員は反論した。
「この店の飲み物は全てぬるい状態で出てきます。メニュー表にも書いていますよ」
私は即座にメニュー表を確認した。
すると確かにメニュー表の最後にミジンコレベルの大きさでそんな記載があった。
なんてことだ。これはこっちの落ち度だ。
「すみません。なんでもないです」
私が素直に謝ると、しかしそれを聞いた店員は調子に乗りはじめた。
「はー(ため息)。謝るぐらいなら最初からゴチャゴチャ言うのやめてもらえます?こっちはオープン初日で忙しいのにあなたみたいなみすぼらしいブサイクに時間を割いてる暇は無いんですよ。底辺は底辺らしくゴミでも漁って飢えをしのいだらどうですか?」
ピッキーン。
さすがの私も限界が来た。
なんだこの店は。馬鹿にしやがって。
そもそも冷えた塩ってなんだよ。冷やすなら飲み物を冷やせよ。
「ざけんなぁアアアアアアー」
私は手をテーブルに叩きつけた。
が、その反動でテーブルのフォークが胸に突き刺さり私は泡を吹いて倒れた。
異変に気づいた店員が2時間後に救急車を呼んだが、間に合わず私は息絶えた。
「海へ」
海は死だと思った。父が乗っていた漁船は転覆し、海水浴に出掛けた兄が溺死し、祖母が自殺したのは海の見える部屋だった。
「美南海はそんなことしないでね」
祖母が死んだのは私がまだ四歳の時のことだ。母は口癖のように私に何度もそう言い聞かせた。続け様に父と兄が亡くなってから、母は狂ったように私の体を揺さぶる。
「どうしてカーテンを開けているの? 死にたいの? どうしてそんなことを言うの? お母さんを置いていくのね。あなたなんて私の娘じゃないわ」
捲し立てるように言った母は床を叩くようにして部屋を出ていくが、しばらくすると涙で顔を濡らして戻ってくる。
「行かないで美南海。私を置いていかないで。あなたまでいなくなったら、私はとうとうあなたを産んだことを後悔してしまう。あなたにつけた名前まで嫌になってしまって、どうやって死んだ美南海の墓に顔を向ければいいの? 死なないでよ……」
背中に回された母の腕は酷く細い。窪んだ頬が視界を掠め、私の肩に顔を埋める。
窓の外、海がこちらを、私の背中を見つめている。だから私は、母が見つめているであろうカーテンを閉じた。その先を見ていても、誰もいないから。
海へ
夜の海
波の音だけが
静かに聞こえる…
好きな人は離れて
しまったけど…
あなたの望んだもの
喜んでくれたもの
思い出す…
渡せなかったプレゼント
…
ずっと…
海へ
海へ引き寄せられるようにいった。
ちょうど、夕日が、水平線に沈もうと、最後の光を放っていた。
キレイだなぁ、キレイだね。
わぁ、もう少しで、沈んじゃう、沈まないでー。
あー、消えちゃうーー消えちゃった。
神秘的な瞬間なのだけど、何だか寂しい。
うーん、今から、夜の海に、たーくさん星が輝くよ。
美しい夕日、真っ暗やみに輝く星、神秘的な朝日
エネルギッシュな真昼の太陽。
地球は、いろんな輝きがいっぱい。希望あふれてる。
人間が、壊さない限りは。
#海へ
スコットランドを旅している古い友人から、絵葉書が届いた。
どこの島から出したのだろうか、岩肌と波が印象的な海の写真に
“僕のセルキーに出逢った”
とだけ書かれている。
人の世にも人にも興味はない、と言い続けていた男であるから、おそらくもう帰っては来まい。
彼の幸せを願い、私は一人スコッチウイスキーで乾杯した。
【海へ】
行きたい
出来ればよく晴れた日に
眺めてるだけで
心をスカッとさせてくれるような
透き通った海
海へ
海がよく見えるところに観光しにいった。
どこまでも青い海。
寄せては返す白い波。
ああ、綺麗だ。
どこまでも続くような水平線。
その上に乗っているかのような船。
……ふと、歌いたくなった。
周囲に人はいない。
私だけだった。
「♪うみはひろいなおおきいな〜」
暑いはずなのに心地よかった。
心が、
目の前にあるどこまでも広くて青い空と海のように
晴れ晴れしていた。
テーマ「海へ」
甘い香り、フルーツのたくさん乗った、ぜいたくなかき氷を見つめながら私は微笑む。
海の見えるおしゃれなカフェ。夏になるとかき氷が評判なお店だ。
夏のフルーツをふんだんに乗せたかき氷は、ただの削った氷と違いふわっふわなのだ。
海へ
海に行った記憶がない。
プールは好きだからよく行ってたな。
『海へ』
母なる海とは言いますが、残念怨念もう勘弁、ぼくには母親の記憶がありません。
もし母が浮気をしていなければ、父と離婚しなければ、仮定の話をしたならば。
ぼくはきっと母に見守られながら、浮き輪に乗って揺られるのでしょう。
揺られた後は三人でパラソルの下、おにぎりなんか頬張るのでしょう。
頬張った後は、なんでしょう。
あなたの顔も、ぼくは知らない。
あなたはそう、ぼくを捨てた──
つもりは勿論ないのでしょう。
母といま海に行くとしたら、ぼくは思わずあなたを。
母なる海とか、なんとか、言いますから。
海へおかえりなさい。おかあさん (笑)
夏の週末
防波堤に登って
水平線に沈む
夕陽をじ〜っと観てた
足元の
テトラボットに打ち寄せる
波の音を聴きながら、
じ〜っと
ほんとは
ドキドキしてる…
だって…
また、来よ…と、
思った!
『海へ』
まー
【海へ】
僕は海というものを知らない。山奥の箱庭育ちだから。興味はあるけれども冒険する気概がない。好奇心で死んでしまう猫になれない愛玩犬といった所。可愛そうだとは言わないで。安定はそれだけ幸福な事なのだから
海へ
私はもう時期死ぬ。
理由は病気だ。
私は暑いのが嫌いだ。
だから火葬されるのは嫌だ。
骨は海に流して欲しい。
生きる希望を失った私の心も…
「海へ」
小さい時、どんなに深い海の映像を見ても怖くなくて、実際に海に行ってシュノーケリングなんかして、楽しんで、
でも思春期を迎えて沢山環境が変わって暫くしたら、海がとても怖くなった、足をすくわれて飲み込まれそうで、怖い
それでも海は綺麗だから遠目から見たくて海へ見に行く
私はヒトから「人魚」と呼ばれる存在。
かつて私を救ってくれたヒトのような姿と心を持った「彼」が再び通りかかってくれないかとずっと待っているのだけれど…
まぁ、そんな都合の良いことなんてないわよねぇ……
それでも希望も捨てきれず、今日も夜闇に上手く紛れつつ海岸近くの岩陰から陸の様子を窺っている。
昼間、彼に似た声を聞いた気がしたからか、今夜は特に期待に胸が高鳴ってしまって…
今夜こそ、彼はここに来るような気がした。
けれど、そこに現れたのは金髪碧眼の背の高い男の子だった。
白金の細い縁を持つ眼鏡のせいか、それとも彼の表情が寂しげだからか、彼はひどく儚げに見えて、一瞬、長年恋焦がれたあの人のことを忘れかけてしまった。
それほど強く目を引く美しさが彼にはあった。
そんな美しい彼は紙切れの入った瓶をひどく大切そうに、そっと海に流した。
あらあら、なぁにそれ?
故人の遺骨を流すみたいに悲しそうな顔しちゃって…
そんなの見ちゃったら、気になっちゃうじゃない。
波に紛れてこっそりとその瓶を回収してみれば、彼が書いたであろう文字の書かれた小さな手紙が入っていた。
あまりに短い文章だったから、ちょっとしたメモかと思ったけれど…
でも内容を読んでこれは恋文だと分かった。分かってしまった。
手紙にはこう書かれていた。
「僕の唯一無二の相棒へ、貴方を心から愛しています。喩えこの恋が叶わぬものだとしても、貴方の温もりを僕は生涯忘れません。どうか、僕らの旅が終わってしまっても再び貴方の隣にたどり着けますように…」
なんて、悲しい恋なのだろう。
読んでいて私まで胸が苦しくなって、少しでも気を抜けば今にも泣いてしまいそう。
誰よりも近いところにいるのに、恋心は交わることができないだなんて。
今すぐに彼の目の前に姿を見せて海に引き込んでしまいたい。
これほど悲しい恋なんて私の歌声で忘れて、私の傍で楽しく過ごしてもらいたい。
けれど、それがどれほど無粋なことかも分かっている。
ヒトの感情はそんな簡単にどうにかできるものじゃない。
喩え私の歌声で全てを忘れさせたとしても、ふとした瞬間に思い出してしまうこともある。
そうなったら、彼は今とは比べ物にならないほど深い悲しみに心を引き裂かれてしまうのでしょう…
私には、彼を慰める資格がない。
私は生涯初の失恋を味わったような気分になって気配を消したままその場を離れようとした。
その時、彼の微かな、波音に消え入りそうなほどの小さな呟きが聞こえた。
「よしのりさん…」
その名前に私の鼓動は突如跳ね上がる。
その名前、は…
それは、私の恩人で想い人の…
思わず振り向いた。
そこには悲恋を海へと流した彼と、その背後数十メートルに立ち、困ったような曖昧な笑顔を浮かべる、女性…
彼女、いや、「彼」は…私の……
待ち焦がれた存在を目にして、信じられないという気持ち以上に、眼鏡の彼の想い人が誰であるかが分かった衝撃が私の動きを完全に止めた。
「身体、冷えちまうぞー?」
「うっっっわぁ!!?よよよよよよしのりさん!?何でっ!?」
「いやぁ、起きたらお前が居なかったからさー」
「う…心配かけてしまって、すみません…」
「だーいじょーぶ。けど、冬の海は身体に堪えるから戻ろうな〜」
「…はい……」
そんな会話をしながら、緋色の髪の彼は眼鏡の彼の両頬を素手で包み、彼らは見つめ合い、微笑みあっていた。
…なによ。
眼鏡の彼の哀しい片想いかと思ったのに。
そんな自然に触れ合って見つめ合えちゃうなんて、それってもう…
2人が仲良く手を繋いで陸の奥へと帰って行ったのを見送ってから私は細く鋭利な三日月を映して煌めく海へ独り呟いた。
「私、一晩に二度も失恋しちゃったわ…」
海へ
夏の海は苦手。
だから、冬の海に行きたい。
「海に行こう!」
そう言ってきたのは、僕の幼馴染の海華。
海が大好きで、よく僕に声をかけてくれる。
毎日毎日僕の家に来ては、
「海に行こう!」
と言って僕を外に連れ出す。
でも、いつからだっけ……
僕が海に行かなくなったのは……
君はもう、僕を海へ連れて行ってはくれないんだね。
今度は僕が誰かを海に連れ出す番だ。
「海に行こう!」
と、友達に言ってみた。
航海は始まった
我々は海へ出たのだ
狭い世界から我々は解き放たれた
我々は何も知らなかった
知らないことすら知らなかった
だが知らないということをようやく知った
だから知らないことを知るために
広い海へと出た
この航海はどこまでも続く
終わることはない
知らないことを知り尽くすことはできないからだ
しかし知ろうとし
知り続けることが大切なのだろう
我々は航海をやめることはない
我々は広い海で
知ることを追い続けるだろう
海でトラップをやって魚を捕まえる
トラップの材料が、ペットボトル、
はさみ、
穴をいれられるもの、
えさいと大きめえさ、
はさみがなっかたらカッター、海浅いところ、
魚を獲れるところ小さい魚が入るトラップです。
ハマグリトラップ材料自分で考えた
ペットボトル、塩、穴を開けられるもの、海にいく、
これがじんぶんてかんがえたとらっぷ。