『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ふと…思い出したのは
あの海の色
君と見た
あのコバルトブルーの海の色
今…気付いたんだ
あの海の色が
君の涙の色と同じだったことを…
あの海へ行こう
君と見た…あの海へ
あの海へもう一度行きたい。
世界の広さを教えてくれたあの海へ。
僕に生きる喜びを教えてくれた海へ。
あの日僕は死のうとしていたんだ。
この世の辛さから逃げようとしていたんだ。
だから、あの日入水しようとしていた。
日の入りしてから死のうとした。
でも、あの夕陽を見て、僕は感動した。
いつの間にか涙していた。
それほどまでに美しかった。
まだ世界を捨てたものじゃないと。
そう思えた夕焼けの海。
僕がもう一度人生をやり直したあの日の海へ。
僕は元気に生きていると伝えたい。
■テーマ:海へ
さぁ、一緒に海へ溺れてしまおうか
君の手を引いて、鏡のように輝き、黄金色に淡く照らされる海の中へ
#海へ
海へ運んだ言葉
海猫のように叫んでも吸い込まれて消えてしまう
「海へ」
♯海へ♯
君と一緒に暮らしてたとある日。君は、突然「そうだ!海へ行こう!」と私に告げ、突然私の手を引っ張って、私を車へと連れ出した。そして、猛暑の夏の日。私は、君と海へ行った。何処までも透き通る綺麗な海と、何処までも広がる綺麗な青空、そして、まるで子供のようにはしゃぐ君の隣。その君の隣に私は、いる。そして、二人ではしゃいで、沢山笑った。凄く楽しい思い出になった…そんなロマンチックな妄想をしてしまうよ…ホントに愛してやまないよ…
旅に出るなら船旅かな?勿論豪華客船。世界一周みたいなのしてみたいな。エーゲ海クルーズとか、そういうのも、黒海とか地中海とか廻るのも良いね。ミステリー好きとしてはなんやかしの事件は起きてほしいものだけど現実的に言って、殺人事件は嫌だな。
全員犯人全員被害者全員目撃者。
『泡』
海からポコっと産まれたよ
白くて可愛い小さな泡が
一つ産まれて、二つ産まれて
たくさん、たくさん産まれたよ
大きな泡を慕うように
小さな泡たちが周りを囲んで
ザブンザブンと揺れる波間に
静かに漂う小さな膨らみ
海の青さをちょっぴり白く染めている
可愛い可愛い泡たちは
静かにポンっと弾けて
また海へ還ってゆくんだ
貞子ヘ、いろいろと我儘を言ってゴメンナサイ、よっちんは、物凄く幸せでした、アリガトウ、サヨウナラ!
海へ
波の音が心を穏やかにしてくれた
遠くに見える船の灯りが
心にも灯りを灯してくれた
砂浜にお城を作って笑顔になった
流木で相合傘を書いてときめいた
海よ
いつも心をあたためてくれて
ありがとう
海へと叫んだ本音。それは貴方への気持ちのように溺れていった。
海へ。この暑さで外出なんて正気の沙汰ではない。それが暑気払いのためであってもだ。エアコンつけて家にこもるのが一番だ。
でもそれは俺に体力がないからだろうな。若ければ海に行く気力体力があるんだろうね。羨ましいものだ。
もう俺には近場のプールに行く気力すらないわ。つーか日中は外に出ただけで倒れそうなくらい暑い。毎日くらくらしてる。
それに人がいる場所って極力避けたいんだよな。人がいると気を使うというか気が休まらないというか。根っからの陰キャラだから一人で慣れない場所に行くのが無理。
一人でファミレスとかカラオケとか。ああいうの無理だな。やる意味もないし。外食とかそんな金ないっすわ。
そういや昨日桃食べたいって書いたらいよいよ桃欲が抑えられなくなってついに買ってしまった。でも案外安いのがあったわ。一個200だったかな。
今日まではどうも目に入ってなかったけど安い桃も売っていたみたいだ。今までは一個500円くらいの桃ばかり見ていた。
多分せっかく買うならいいものを買おうと思って安い桃は目に入らなかったんだな。でもなんでか今日は安い桃が目に入ったからこれなら買えると思って買った。
今日の昼にデザートとして食べるとしよう。思えば桃なんて食べるの子供の頃以来かもしれない。桃は好きなのになんでこんなに食べなかったのか不思議だ。まぁ理由はどうあれ久しぶりの桃が楽しみだ。
海へ
部屋に独り
誰からの誘いもない
私は誰かが手を差し伸べてくれると
期待する日々を
無意識に過ごしている
孤独なのか幸せなのか
いずれにせよ
この旅が終われば
みんな海へ帰る
海へ
やっとの思いで海へとたどり着いたとき、私にはもう何の気力も残されてはいなかった。
山を越え、河川を渡り、それでも海へとひたすらに向かったのはひとえに心の中のもやもやを振り払いたかったからだ。
それは少し晴れたものの、それ以上に大きな疲れが体にずっしりとのし掛かり後悔すらした。
何キロ歩いてきたのだろうかと自嘲しながら浜に横たわる丸太に腰かける。
貝殻を拾い集める余力もなく、石を投げ入れる気概もなく、ただ夕日が沈んでいくのを見つめる。
「探し物は見つかりましたか?」
ふと、声を掛けられた気がしてキョロキョロと見回すが誰という気配もない。
気のせいだ。疲れのせいだ。
そう自分に言い聞かせながら、私は気づいた。
「何もかもを気のせいにするために来たのか」
そして、自分の勿体ない精神の蓋をこじ開ける。
ここまで旅をして、それすら気のせいにするのは勿体ない。ありもしない財布の中身にせめてもの思い出を詰め込むために、私は貝殻を拾い始めた。
そうしていると、夕日が沈むのがやけに早く感じる。
早くしなければ、何か大切なものが見えなくなってしまう気がする。
「それこそ、気のせいなのにね」
海へ
海へ行くことはあまりないけど…。
海で泳いだことは一生忘れないからね。
子供のころ、よく海に行っては浮き輪を使って泳いだなぁ。
懐かしいや。大人になった今は海に行くことはなくなったけど海の景色は見たいなと思ってるんだ。
海ってきれいだもん。まぁ、汚い海もあるけど…、沖縄の海はきれいだから行ってみたいな。海へ、ではまたね。
終わり
僕は今日も海へ向かう。
「よう、今日も来たのか」
いつも釣りをしているおじさんがいる。釣り糸をキラキラ光る海の中へと垂らし、じーっとしながら僕を目だけで追った。僕はおじさんの後ろに置いてある、クーラーボックスの中を覗いた。
「悪いな、今日は不調だ」
クーラーボックスの中は空っぽだった。
仕方なく、おじさんの隣に座り、釣り糸の先を目で追う。おじさんは釣り竿を持っていない手で、僕の頭を撫でた。
「何も釣れずに帰ったら、嫁に小言言われちまう。何か釣りてぇよな」
おじさんはずーっと、海と向き合っている。
時々釣り竿を寄せて餌を付け替えては、また海へと糸を垂らす。僕はいつも近くで座っているだけだけど、おじさんの話す声や僕を撫でてくれる手が優しいから居心地が良かった。
「釣れねぇなぁー…これでも食べるか?」
おじさんは鞄からかつお節を出して、地面に置いた。
鼻にいい匂いが届く。これはとても美味しい。
「…これが今年最後の釣りだったんだよ、何にも釣れなかったなぁ」
おじさんは弱々しい声でつぶやいた。
「おい、野良猫。俺は明日から入院するんだ!検査入院だが、長引く可能性もあってな。釣りもしばらく来れねぇよ。もう魚をねだりに来てもやれねぇから…自分で餌を探せよ」
入院がよく分からなかったけど、あまり良くないことなのはおじさんの表情から分かった。
「にゃお…」
「またな、野良猫」
その日は結局、何も釣れずに、おじさんはてんこ盛りのかつお節を残して帰っていった。
翌日も、その翌日も、僕は海へと向かう。
何回海へと足を運んでもおじさんは来なかった。
碧と海
光輝く
碧と海の世界は
二人創り楽園…
交わる
鮮やかな色合い
神秘的な楽園…
一滴の闇が堕ち
淀んでしまった…
広がり始めた闇が
全て闇に塗り替えられ
何時しか居場所は
端に追いやられて逝く
鮮やかな楽園は
もう… 失う…
最後に綺麗な
記憶と祈りを
心の破片も
置き去りにし
此の居場所から
離れてしまった…
なぜか凧が好きで、父とよく河川敷に上げに行っていた。
私の凧はビニール製の三角形で、黒い縁取りの眼が描かれた、当時大流行したものだった。
父はそれに本格的な回転式の糸巻きを取り付けていた。
私はその大きな糸巻きを持って、凧が風に乗るまで毎回大はしゃぎで河川敷を走り回った。
そのくせ糸が勢いよくほどけ、凧がグングン上がり始めるとすぐに
「怖い!もうやめる!」と音を立てて激しく回転し続ける糸巻きを父に押しつけていた。
晴れた冬の河川敷、父と並んで凧を見上げている。
さっきまで両腕に抱えていた凧は、今ではかすかな点になり、父の指先から延びる一本の糸で空に繋がっている。
青空がグイグイひっぱって来る。
強風で糸が大きくたわむ。
踏ん張っていないと糸巻きごと持っていかれそうだ。
上空で、轟音と共に8の字を描きながら風に乗っている凧の姿が頭に浮かぶ。
こちらを見つめる血走った目。
二人ともこっちへ来い。
…お父さん怖い!
ねえ、ここって河川敷じゃなくてさ、ホントは海の中なんじゃない?
だとしたらあの凧、空じゃなくて海面に浮かんで行ったんだよ、きっと。
ここはさ、ほんとは陸じゃなくて海の底なの。この糸がぜーんぶ無くなるより、もっともっと深い海の底なの。
ホントの本物の世界はさ、海の上にあるんだよ!お父さん、ねえ聞いてる?
父はいつもの鼻歌を歌いながら
「そんじゃ帰るかあ、竜宮城になあ。」
と言った。
海へ
朝焼け。
橙に染めて光る青よ。
砂浜の静寂。
波の音。二人の鼓動。
世界にはこれだけ。
「またね。」
ーーー。
光の旋律が、波の音に混じって溶けていく。
その歌は母なる海へと帰っていく。
やがて、何も見えなくなった。
ただ、海が揺蕩う。
私は水平線から背を向け、歩き出した。
鈴木健彦詩人五〇〇〇万円也
アパートアトリエ
水商売の下積み時代。名前が健彦。中国の詩人の名前。お水の花道ドラマ。24時間。詩人の活動。
『海へ』
私はこの夏、海へ行った。海は気持ちがいい。海は全てを洗い流してくれるようなところだと私は思っている。私は今、高校3年生で受験生だ。受験生が勉強ほったらかして海へ行っていいのか?という疑問を抱く人もいるかもしれない。私はそれについて思うことがある。"なぜ受験生は遊びへ行ってはいけないのだ"と。受験生も人間だ。たまには勉強ほったらかして休むことも必要だ。1日ほったらかしただけで会社や学校が不合格となる訳では無い。1日ほったらかしただけで不合格になったらこの世はニートだけになってしまうのではないだろうか。だから、別にいいと思う。私のいとこの妹で今年の四月に高校1年生になる子がいるがその子はずっと部屋に引きこもって勉強をしている。とても偉いと思うが私はそれはあまりすすめない。なぜなら日に当たらないからだ。たとえカーテンを開けていてもそれは意味の無いことだと思う。だから休みの日くらいはどこかに家族とお出かけをした方がいいと私は思う。そう思っている私はこの前いとこの妹の家族全員と海へ行った。妹はとても楽しそうだった。その顔を見た時なぜかホッとした。ホッとしたということはどこかで不安を抱いていたのかもしれない。それに楽しそうにしていたのは妹だけでは無い。妹の父母全員楽しそうだった。私はその姿を見れてよかった。この楽しさを次活かしてほしいと思った。だが、現実はそんなに甘くはない。次の週に妹との家に行き聞いてみた。「あれ以来どこかに出掛けたりしてる?」と。妹はこう答えた。「行っていない。勉強をしないと受からないから」と。私はそれを聞いて呆れた。そして私は妹に言った。「それは誰かにそう言われたの?そう言われたからずっと部屋に引きこもって勉強してるの?言わせてもらうけど○○が今していることは本当の引きこもりと同じだよ?日に当たらずにずっと部屋に引きこもって何かをしている。だからたまにはどこかに出掛けないと。勉強のしすぎて落ちる人も中にはいるんだよ?努力が仇となる人だって中にはいるんだ。それは嫌でしょ?だから次の週でもいいから旅行とかに行きな。ね?」と。そして妹からは「確かに今までの努力が水の泡になるのは嫌だ。じゃぁ、お姉ちゃん。この前行った海にもう1回行きたい。」と言った。"もう1回行きたい"そんな言葉を妹の口から聞いたのは初めてだ。今まで妹のお母さんの口からしか聞いていなかったから。そして次の週に妹の家族ともう一度海へ行った。