『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【海へ】
真っ青な海に太陽の光が反射して、眩しいくらいにキラキラと輝いている。こんな景色、初めて見た。生まれ育った町は曇天ばかりで、海とは全ての命を飲み干す深淵でしかなかったのに。
「ね、すごく綺麗でしょ! ここの景色大好きなんだよね」
呆然とした僕の横、朗らかに笑った君が靴を脱ぎ捨て、白砂の上を裸足で駆け出した。旅人を名乗った可憐な女の子。しばらく僕の故郷に滞在していた彼女の語る世界は未知の驚きに満ちていて、僕もそんな世界を見てみたいという願いが日に日に大きくなっていって。結局ほとんど勢いだけで、彼女の出立についてきてしまった。
そんな僕を嬉しそうに迎えた彼女が、じゃあせっかくなら私の一番お気に入りの景色を最初に見に行こうと誘ってくれたのが、この透き通るように青い大海原。ああ、ああ、こんなにも美しい景色がこの世界にあったなんて!
波打ち際へと日焼けした足を浸し、彼女は軽やかに水を蹴り上げている。神の怒りの如き大波になすすべもなく人間が攫われることは、この場所ではないんだ。その感動に胸が震えた。
「君も早くおいでよ!」
彼女が大きく手を振る。控えめに手を振り返して、僕は鮮やかに光り輝く海へと向けて足を踏み出した。
海へ
何もかも嫌になった
自分を悪いと思いたくない
でも多分悪くて
でも何が悪いかわからない
精一杯生きているはずなのに
理解されなくて
頑張り方を間違っているとしても
他にどう頑張ればいいのかわからない
でも自分だけは
頑張っていると認めたい
のに
認めきれない
味方になりきれない
自分を責めればいい
そして鼓舞すればいい
と思ってやろうとすれば
責めている時点で
辛くて聞いていられない
弱い
自分は弱い
何もかも捨てたい
そして
ただ 自分 だけで
責められない
認めてもくれない
ただそこにあるだけの
海へ
大津波
何もかもを奪い去る
復讐したい
けど、海へはいけない
『涙でいっぱい』
海はなけなしの海は 涙でいっぱい 惑星サイズのビーカーが今にも溢れそうだ 想いなのか排出物か それ以外の不可思議なものか なんともセンチメンタルな海水浴場だ
#海へ
海へ行こう。そう言い出したのは僕か君、どっちだったかな。
暑い夏の日のこと。
あの日に海に行かなければ、僕は体が動かなくなることはなかった。
君と、永遠の別れになることなどなかった。
だから僕は、海が、夏が嫌いだ。
君との別れの原因になった時期だから。
海へ行くのは絶対に嫌だ。
サメに食べられてしまうかもしれないし、クラゲに刺されるかもしれないし。
私にとっては嫌な事ばかりだ。
私は海へ行くよりどこかホテルに泊まりに行った方が絶対に良い。
ホテルの方が楽しめるから、海よりも。
海でも楽しい事はあるかもしれないが、泳げない私は1人海を泳がずにはまばで座って
待っているだけ、またそこもせっかく来たのに残念だし、つまらない。
海を泳ぐ練習をしようとしても溺れてしまうのが怖くて、海に入る事すら出来ない。
泳ぐ練習を出来る時間は学校のプールの時間のみ。
深いように見えて浅いので、心配無く入る事が出来ます。
でも、泳ぐ事は出来ないので残念です。
でも、「私も泳げるようになりたいー!!」とは正直思いません、理由は、
先程も言ったように海に行くと、私にとっては嫌な事ばかりだから、です。本当に本当に最悪な事になる予感しかしないので、海に誘われた時はいつも断る。
ですがまだ誘われたことはないのです。
あーあ、ホテルに泊まりたいなぁ……、楽しいし最高だし思い出作れるし、最高。
私にとっては、海なんかよりはずっーーーーと楽しい。
ラーメン無料サービスとかしてる店あるけど、その店はマジで最高。
あんなに美味しいラーメンを無料で食べれるだなんて、最高だったなぁ………。
又泊まりに行きたい。今年の8月中には。
少なくとも夏の内に行きたい、私の沢山思い出が残る夏。
私は夏以外ほぼ興味が無い。
冬や春、秋にはほぼ興味が無い、理由は私にとって思い出があまり残らない季節だから
真っ白な砂浜に、ハートを描く。
またあの人に素っ気ない態度をとってしまった。
スキなのに。
ダイスキなのに。
素直になりたいのに、
もっと甘えたいのに、
ヤな態度とっちゃう。
ほんと、そんな自分がキライ。
ダイキライ。
キレイに描いたハートは、
真っ青な海の波に、
揉み消されてしまった。
〜裏返し〜
〜海へ〜
海へ
海へ向かって走った。
叫んで泣きたいのに声が出ない。なんでだ、なんでなんだ。
19時、携帯が突然なった。母が交通事故に遭い先程亡くなったという電話だった。
母は一人暮らしの僕に米や食材、日用品の入った荷物を宅急便で送るため、それを店に持っていく途中で事故に遭ったそうだ。
信号無視をして母に突っ込んできた男は、酔って歩くこともできなかったそうだ。
道路に散乱した荷物の中に手紙が入っていた。
幹太、元気か?
ちゃんとごはん食べてるか?
母さんが時々、行って作ってあげられりゃーいいけど、遠いし神奈川の湘南なんて行ったこともねぇ
海の近くは気持ちいいだろなぁ
母さん、海なんて子供の頃行ったきり、行ったことねぇ
幹太、辛いことがあっても頑張りやー 頑張ったらきっと夢は叶うからな
母さん、応援してるから
じゃあな、たまには電話しろ
母より
母さん、これから帰るからな。
落ち着いたら母さん一緒に海に来ような。どんなに小さくなっても俺がこの海を見せてやるからな。
待ってろや、、、。
月が海に沈む景色を覚えてる。
綺麗だった。
まだ見た事のない景色だったから。
神秘的だなって感じたと思う。
その時は私のことでいっぱいいっぱいで
嫌な気持ちが溢れそうだったから
より月が海へ沈む景色は綺麗で
心を落ち着かせてくれた。
それと同時に私は私のままでいいことを知った。
いつかまたあの景色を今度は1人じゃなくて
大切な人と見に行こう
─────『海へ』
海か山かと言われれば
山派かな
水はすきなんだけどね
でも海はたまに行きたいくらいでいい
水に潜りたいから
あ、久しぶりに海へいこうか
あの子も連れて
ちゃんと見せないとね
海へ行った
懐かしい
嬉しい
楽しい
色んな感情が溢れてくる
海はどんな時でも
受け止めてくれる
父のような
母のような
愛を
感じる
目を閉じると
波の音が聞こえる
繰り返し 繰り返し
波の音が
海からのメッセージ
私は元気になって
また明日から
頑張れる
〘海へ〙
堤防と干したパン耳白い犬おばあちゃんちの夏の思い出
夏休みが終盤にさしかかった。
「一度でいいから、海に行きたい」
私が独り言でそう言うと、近くにいた彼氏が驚いていた。
「海行った事無いの!?それじゃあ、今から行こう!」
そう言って、自転車を漕ぎ出す。
まだ見たことも無い海へ目指して。
#海へ
#5
「…綺麗だね。」
夜景の見えるレストランとか、ほんとばか。
ありきたりすぎるでしょ
「よ、喜んでもらって嬉しいよ、笑」
はあ 照笑とか漫画みたいね。
「早く料理来て欲しいね。」
「そうだね。コースにしたからかな。あ、もしかしてコース、嫌だった?」
私がせっかちみたいなふうにするのやめてくれる?
「ううん大丈夫。」
「そっか、なら良かった」
『……』
はあ、無言はきつすぎ。有り得ない。
「ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね。
お料理来たら先食べちゃってていいよ」
「わかった、いってらっしゃい」
御手洗___
「はあ、本当ありきたり。私はそんなありきたりな手にのる安い女じゃないんだけど。」
「第一、今日プロポーズなのまるわかり。
女の勘なめられても困るっつーの」
「ただいま。ごめんね遅かった?」
「大丈夫だよ それより料理来たよ 食べよ」
「うん、いただきます」
柔らかいお肉が口の中に溶ける
こんなの、「美味しい」そういうしかないでしょう?
「んー!美味しい!こんなに美味しいお肉、初めて食べたわ。」
女特有の演技をここで発揮。
「笑なら良かった 野菜も食べな」
「ありがとう。なんだか新鮮そうな野菜でドキドキしちゃうなー笑」
んなわけあるか。こんなんでドキドキしてたらさっきの肉なんてナイフで間違えて自分刺しちゃうくらいには美味かったわ。
「ん、美味しい!○○君も食べてよ
ほら、あーん」
「えぇちょっと、笑恥ずかしいよ。
んんっ…ん!美味しいね」
「でしょ?笑」
「あーんは恥ずかしかったけど野菜は凄い美味しかったよ。」
「なんでよー笑」
正直、幸せだ。
あーんも初々しいカップルがやることというのは重々承知だがそれでも幸せだった。
会計後___
「今日はありがとう。こんな素敵な場所に連れてきてくれるだなんて考えもしなかった、!笑」
「……ううん、楽しんでくれたなら良かった。」
「…さっきのレストランから見た景色も綺麗だったけど、今こうして海を目の前にするとなんだか不思議な感じだね笑」
「そうだね、、。」
しばらく無言で海を見つめた。
(めっちゃ緊張してるじゃんコ イ ツ !もうまったく、ちゃんと予習してたわけ??はあ、こんな野原座って星空と海見るとか私何してんだろ…
いつもだったらこの時間はアニメ見てポテチ食ってコーラ飲んでるよなぁ…はあ、、)
「…あの。」
「ん?どうしたの?(キタキタキター!!!くる!くるぞ!!)」
「…その、俺さ、6年前に星羅(せいら)と出逢えて本当に良かったと思ってて」
「それは私もだよ!笑」
「俺は、6年間星羅の彼氏をやってきたけど 星羅と俺はカップル以上の関係になっても、これ以上ないくらい幸せにやっていけると思う。」
(いやセリフ臭すぎー!!!何キザにキメちゃってんの?早く愛の告白までいけよ!!)
「う、うん…そうだね。」
「だから……俺と…」
「結婚してください。」
「もちろん。」
私の答えは、海の魅力と彼の努力には逆らえなかったんだ。
親父は漁師だと思っていた。
初めて親父の船に乗せてもらって、俺は嬉しくて、はしゃいで、船酔いして、それでも俺は笑っていた。
親父達が他の船から、大漁の網を横取りするのを見るまでは…。
「海賊じゃねぇか!」
親父は不思議そうな顔をした、そうだ、親父は天然でお人好しだった。海賊のやることを、本気で漁業だと思い込んでいた。
「何だ??この女!?」
網を確認していた海賊達がざわつき出した。
拡げられた魚の中に、
銀の髪、大きな獣耳、獅子の様な長い尾が生え、紅い目をした少女がいた。
海から引き揚げられたのだから、人魚だとは思ったが、肝心の魚要素がどこにもない。
少女は海賊達の顔を、一人一人じぃと見つめた後、腕の力だけで前に進み、一人一人の匂いを、クカクカフスフス嗅ぎ回り出した。
下半身は使えない、というより、立ち上がったことがない様な、奇妙な動かし方だった。
やっぱり人魚の一種なのでは…?
その疑惑通り、少女の容姿は美しい。
全員を確認した少女は、用済みとばかりに、海へ帰ろうとする……が、濡れた布を纏った美少女を、男海賊が放っておく訳がなかった。
屈強な男が少女の腕を掴んだ、
すると少女は無表情のまま口を大きく開き、叫ぶ、のかと思ったが声が出ていない、微かに息の音がするだけだった。
まるで誰かを呼ぶ様に。
俺と親父は、こんな事は良くないよな…と目で会話をした、瞬間、
少女を掴んでいた屈強な男の手が、手だけが、ぼとり、と、散らばった魚の中に落ちた。
腕の方も血が出ていない?かまいたち…か?
そこにいる誰も状況が理解出来なかった。が、今度は俺と親父と少女を除く全員が、見えない何かに凪払われ、次々と海に落とされた。
少女の方に視線を戻すと、
白桃色の髪に紫の目をした青年が、少女を抱えて立っていた。
こんな海のド真ん中、船も無く、どっから来たのだろう。
腕の中の少女は、飼い主にやっと会えた犬の様に、青年の匂いを嗅ぎまくり、顔を舐め回し、体をクネクネさせて喜びを表現していた。
そんな少女を見て、青年はホっとした表情を浮かべながら、こちらを気にも泊めず、一番大きな魚を空いてる方の手で持ち、海の向こうへ、というか空に、跳んで、行った。
親父、仕事探そうぜ。
白い砂浜が有りました
迚も綺麗な砂浜でした
人が沢山おりました
青い海が有りました
エメラルド色の海でした
若者が沢山が遊んでおりました
淡い夕焼け有りました
其の場が橙色に染まっていました
其れに目を奪われる者が沢山おりました
夜の月が輝いておりました
海に反射して月が二つに見えました
光よりも輝いて見える月で有りました
# 102
雑談
1000いきました!有難う御座います!
此れを詩風に書いた理由は、僕、中原中也さんが文ストも文アルもそして、現実の方も大好きでして、だから詩風にしてみました!!理由になっていませんでしたね。
取り敢えず!中原中也好きな人....おいで!!
「海のない県民あるある?」
海がない地域に住む人間にとって
海への憧れはとても強いんだ
小さな頃から 海を見た瞬間
『うひょー!!』って叫んでたな
大学生になり、自動車免許をとったら
みんなで茨城の海へ行くことになった
早く海が見たい 自分達で運転してワクワク
やっとの思いで 辿り着いた海
全員でやっぱりあの反応
『うひょー!!』
車を降りて海辺まで行くと 立て看板が目についた
…ぞっとした
『霞ヶ浦』
…全員膝から崩れ落ちたとさ
もうそれは おんなじタイミングで膝をついたね
※海へ
海だ海だ海だー! 海へ行くぞー!
そんな(子供達の)提案の元、家族で海へと飛び出した。
青い空、青い海、白い雲、白い砂浜。
冷たい海水が広がるこの空間は、暑い夏を乗り越える為に用意された絶好の舞台だ(いや海水熱くなってるだろというツッコミはいらない)。
ちゃんと浮き輪にバナナボート、ビーチボールやパラソルなんかも。ありとあらゆる必要な物を用意した。日焼け止めだってばっちりだ。
とうとう車は海へと到着した。
さあ、楽しもう! このきらめく世界を満喫するのだ! 行け、子供達よ!
お父さん? お父さんはいいんだよ。
……だって、泳げないからね!
『海へ』
『海へ』
隣同士で座った砂浜は想像以上に暑かった。
まだ数分も座っていないのに耐えられなくなった僕は、隣に座る彼に日陰に行こうと提案しようとした。
横を見た先には彼の目が僕を捉えていた。
僕を見つめるその瞳は驚くほどに澄んだ真っ黒な闇で、あっという間に心を吸い込んでいく。キラキラとした瞳なんて可愛いもんじゃなくて、テラテラと艶めかしく深い黒が動いて僕をとらえる。逃げようと思えば逃げられる。ただ彼が逃がそうとしてくれないだけ。言葉が押し込められる。
頭の中で鳴り響くのは蝉の声か、波の音か……。
ヨルとこはく
穴が空いていた ちょっとした隙間
満たされていたかった 答が見つからない
ひどく苦しかった 一瞬満たされた後
一層罪悪感が募って仕方なかった
ヨルはひとりぼっち
いつも人を傷つけて
その倍傷ついた身体引きずって
全てを蔑みながら
四角いコンクリートの部屋
過去に埋もれていた
こはくは2人ぼっち
青い猫が友達
話す代わりに微笑んで
全てに背を向けている
二度と傷つきたくなかったから
閉じた輪の中で 仮面の下
ちぎれそうな心 繋ぎ止めて
爆発しそうな思い 服の下 押し込んで
いつも悲しかった とても苦しかった
背を向け合い泣いていた
真夜中 音の洪水に巻き込まれ
ふたりはめぐりあった
それが何か わからないまま
そしてある日 二人は夢を見た
海へ行く夢
次の日二人は 汚れた川を下って 海に出た
アスファルトの大地は終わって
打ち寄せる波 素足浸して
溶け合う空と海 目を凝らした
生まれたての子供のように
セカイの広さに 驚いた
ヨルとこはく まっすぐに見つめ
脱ぎ捨てた思いを
ビンに詰めて流した
生まれたての太陽から
輝く火をもらって
二人は裸足のまま歩き続けた
ヨルとこはく 二人はもう逃げ出さない
全ての扉開け放って 繋いだ手と手離さずに
*ヨル、こはく=人名