『海の底』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
う 浮かない顔をして、目の前の景色を眺める。
み 水で少し手を濡らしながら、僕へ目線を向けた。
の 「のんびり、ゆっくり、生きようね。」
そ 「そうだね。」
こ こんな時間が続くだけで十分生きている証だ。
お題:海の底 2024/01/20
海に底なんてあるのだろうか
見たことないもないのに信じられるだろうか
底がある、ということは容れ物ということだろうか
闇に潜むは恐ろしいものばかりか
たぶん、そんなことはない
周りが闇色に見えているだけ
自分の目が慣れるまで自分も目を瞑ればいい
そしたら自分も闇色に染まる
自分は恐ろしいか
いや違う
自分だけが知っていればいい
恐ろしくないと
海の底を歩き続ける私は美しい
《海の底》
9日目【海の底】
「恐怖」への捉われは、深い海の底に私を沈めていった。
果てしなく深い深い。光は…見えない。
どうにか浮上しようと、「恐怖」を振り切ってみるけど、すくに沈んでしまう。
何度も試みては沈み…
ついに私は、もがくのを止めて、じっと海の底に身を委ねてみた。
すると、光は見えないけど、苦しまずに生きている者達がいることに気づいた。
彼らはそれなりに、何かと向き合いながら、精一杯生きていた。
私も「恐怖」と向き合いながら、この暗い海の底で生きていこうと決意した。
彼らのように、そのうち苦しまずに生きられるようになるのを期待しながら。
【海の底】
伊能忠敬はすごい。
私は1日に最大1万5000歩を歩いたことがあり、友に自慢していた。
伊能忠敬は1日に推定約5万6000歩歩いたという。
私が本気を出したら歩けるだろうか。本気を出すまでもない。私の本気は1万5000歩なのだ。
伊能忠敬に勝とうなど百年早いのである。
海の地図はあるのだろうかと気になった。
海図とでも言うのだろうか。
調べてみるとあった。
なんと、またも伊能忠敬である。
なんということだ。ここまでくると気味が悪い。
だが私は彼をすごいと思っている。ここもすごいと言っておこう。
正確には彼の死後弟子たちが沿岸部を完成させ、その先は海上保安庁となっている。
だとしてもである。
彼が生きていたら、海の底にまで興味を持ったであろうことは想像に固くない。
生涯歩き続けた彼は、きっと海の底までも歩いて行くのではなかろうか。
水圧などにも屈しない。
海の底は真っ暗であるが、彼が測量すれば暗闇も光輝きそうだ。
彼はそういう存在なのだ。
伊能忠敬はすごい。
私が千年かかっても彼に勝つことはできない。
#7『海の底』
どうしようもないこの拗れた感情は
この無駄に眩しい海の底にでも沈めましょうか
私ごと貴方ごと沈めたいのだけれど。
海の底って見たことないから分からないけど
うにとかころがってるのかな
【海の底】kogi
300字小説
海の都の少年
子供の頃、浜辺で遊んでいると、いつの間にか、まぎれ込んでいる男の子がいた。黒髪の麗顔の少年は、皆が誘っても浜辺からは離れようとせず
「お祖母様がお待ちだから」
と、いつの間にかどこかに帰っていった。
そんなことを思い出しながら、久しぶりの帰省で海に行く。のんびりと泳いでいると身体が沖へ、あっという間に流される。離岸流だ! と焦ったとき
「大丈夫だ」
あの少年が現れた。私の身体を抱えて泳ぎ、岸まで送ってくれる。
「ありがとう。何かお礼をさせて」
「構わぬが、其方、史跡を回るのが趣味だと言うたな。ならば、母上の墓に参られたとき、私は海の底の都で幸せに暮らしていると告げてくれ」
そう頼み、少年の姿は波間に消えた。
お題「海の底」
「海の底」
パート①
海の底とは人間の感情そのものではなかろうか
詠歌
パート②
どんどん どんどん落ちていく
流され下に落ちていく
体は動くこともなく
ゆらゆら ゆらゆら落ちていく
詠歌
海の底にいる深海魚、あるいは蟹。
水面は遥か天の上。
彼らは、水面の上の世界のことをどう思っているのだろうか。
別世界?
捕食者が住む地獄?
彼らの世界は海の底。
海藻もプランクトンも、海底には山も海溝もある。頭の上を魚が動き回り、食べられないように警戒しながら餌を探し、交尾して子を残し、死ぬ。
それらが世界の全てで、水面の上は別世界。
私達も「空の底」に住む生き物。
頭の上の空は鳥の世界、その上の宇宙は死の世界と思っている。
大多数の人間は、「空の底」で多くの生を過ごし、宇宙に出ることはない。
もしかすると、鳥は別のことを思っているかもしれない。
もし宇宙に知性体がいるなら、大気の底をうろついている私達は、海の底の蟹と同じように見られているのかもしれない。
「見ろよ、大気の底にへばりついている生き物が、あんなに増えてるぜ。」
泳げない身としては、海など恐怖のシンボルだ。海の底なんてもってのほか。
光も届かず、水で押し潰された場所に、しかし生きているものがいる。脂で柔らかい身体。自ら生み出す光。進化する器官に退化する器官。
異世界のようなその場所に、遥か上空から思いを馳せる。思いは水圧じゃ潰れないから。
海の底にまた沈むまで。
俺の夜は自己嫌悪で忙しい。
まるで海の底に沈むような感覚になる。
色々な事が重なり過ぎてて、何もかもが面倒くさくなってくる。
最近何にもしたくなくなって、バイトを無断欠席したら普通にクビになった。
「日頃の態度が悪かったからだ。」
俺なりに頑張ってたんだけどなぁ…って思ってしまう。
確かに、友達とか親からも
「お前って何かさぁ…社会不適合者…?」
「何か愛想が無いよねぇ…」
凄い言われようだな。
何もかもがうざったしくなって、ついに物にあたって、壁に穴を開けたら精神科を勧められた。
「そうだねぇ…自閉症の所があるかもですね。」
教えてもらったけど、当たり過ぎてて面白かった。
まぁこれでも人生楽しんでるから、もう良いかなって思い始めてた。
(作者の実話を元に作らさせていただきました。)
海の底
深い深い海の底、一人の人魚が暮らしてた。
海の底には、たくさんのものが沈んでる。
船、宝箱、銅像、サンゴの化石、魚の骨・・・
彼女はその中から、一日一つ、好きなものを探す。
いつものように、宝箱の中を探していると、
上から何か、落ちてきた。
それは拳一つくらいの、宝石。
わずかな光に照らされて、海より深い青をうつしだす。
彼女はその宝石の名を知らないけど、綺麗だと思った。
今日の彼女のお気に入り。
その宝石の名は、アクアマリン。
深い深い海底からひとつの光が見えた私は
子供たちと抜け出し彼から逃げることが出来た
家族は自分の幸せのための道具としか思っていない
そんな彼と居ても私も子供たちも不幸だ
現状まだ子供たちの精神状態、不登校は変わらないが
これから私も子供たちも前進の為
1歩を進もうとしている
海の底
海の底といえば海底2万マイル。
読んだ時凄いワクワクしたな。
行って体験してみたいって思った。
今日のお題は「海の底」か
海なし県に住んでいるし、ダイビングとかの趣味もないから、海の底はテレビでしか見たことがない未知の世界
テレビで海といえば「鉄腕DASH」のイメージが強いかなw
関係ないけど、岸くんはもう「DASH」には出ないんだろうね
「DASH」を見て彼のファンになったんだけどな…
(話それすぎ)
『海の底』
オーホッホッホ!
私に歯向かう輩はみーんな
海の底に沈めてやりますわ!
さあ、お覚悟はよろしくて?
かつてはそんな殊勝な発言をしていたこの私が、
まさか海の底に沈められるなんて
思ってもみませんでしたわ。
「悪役令嬢」から「海の藻屑」に
クラスチェンジとは…。
なんたる不覚!なんたる屈辱!
そうして海の底を彷徨っていますと、
珊瑚で作られた不気味な館を見つけました。
私は警戒しつつも、恐る恐る中へ入ってみると、
そこには見知った顔の輩がおりました。
「これはこれはお嬢様、随分と変わり果てた
お姿になられましたね」
私のこの無様な姿を見て笑うその者は「魔術師」
怪しい魔術や魔法アイテムを生み出しては、
世に流通させる超危険人物ですわ!
「先日買っていただいた
『魔法の鏡』はいかがでしたか?」
私に怪しい商品を売りつけてきたあの
胡散臭い商人の正体はこいつでしたか!
私が苦情を申し立てれば、魔術師はやれやれと
いったご様子で肩をすくめました。
まったく一挙一動が腹立たしいですわね。
「哀れなお嬢様に免じて今回は魔法アイテム
『コンティニューボタン』を差し上げましょう。
お代は結構ですよ。これからもどうぞご贔屓に」
そういって魔術師は紫色の目を細めて
妖しげに微笑みました。
こうして私は奇跡的に暗く冷たい海の底から
陸地へと無事、生還する事ができました。
地上へ戻るとセバスチャンがふわふわの
タオルと温かい紅茶が入った魔法瓶を
抱えながら出迎えてくれましたわ。
主人の帰りを健気に待つとはなんて
よくできた執事でしょう。
私はセバスチャンからいただいた
紅茶を飲みながら、
今回の失態について振り返っていました。
あの魔術師に借りを作ってしまったのは
痛手ですが、またこうして悪役令嬢に
戻れたのなら結果オーライですわ!
さあ、屋敷に戻りますわよ、セバスチャン
二度と
あなたに逢えない
悲しみは
もう
海の底に沈めましょう
あなたを想い
流した涙が
波の歌声も
魚たちの呟きも届かない
深い深い海の底で
いつの日にか
小さな真珠となって
優しい眠りにつけるよう
祈りをこめて
願いをこめて
この悲しみを
沈めましょう
# 海の底
暗く冷たい海の底に沈んでいく貴方を、
繰り返し繰り返し、何度も夢に見る。
それは幻ではなく、確かな現実。
私の目の前で貴方は海に飛び込む。
私は貴方のその潔さが好きだった。
けれどその潔さが貴方を失わせた。
大海の渦潮を見るたびに貴方を思い出す。
貴方はどんな思いで私を振り払ったのか。
なぜ、私を一緒に連れて行ってくれなかったの。
なぜ、私とともに生きる道を選んでくれなかったの。
昔の私はただ泣きくれるだけだったけれど、
今の私は海に沈む貴方を追いかけて行ける。
いつか貴方が散った海に私は飛び込んでいく。
―――…だから、
貴方はそこで私を受け止める腕を広げていて。
【海の底】
海の底より深く埋めた恋心
春の訪れに暖かな風が吹き
葉を揺らしては雪融けては
君への愛の深さを知る季節
深く静めた愛 深く鎮めた愛
深く深く愛した君だから…
春風が奏で吹き抜けてく…
……
先ほどYouTubeで
SEIKO(旧 服部セイコー)の1986年時の
テレビコマーシャルを見ました…(涙)
小春日和な暖かな掌
伯父に手を握られ歩いた東北の海岸線
微かな記憶辿りながら心旅に出掛けてみました
能登に春一番が吹く頃にいいことたくさんあると👍️✨🍀